(旧)【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2021エリザベス女王杯G1 全馬指数

今週はエリザベス女王杯を予想する。

阪神2200mで行われる牝馬限定G1だ。

 

指数一覧

  • 出走馬17頭の指数を算出した。近4走指数1位はレイパパレで86。
  • 優勝想定ラインは79と設定する。G1としてはやや低いレベル。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 レイパパレ     86

2位 ウインマリリン   79

2位 ウインキートス   79

4位 ランブリングアレー 78

5位 テルツェット    77

5位 デゼル       77

7位 クラヴェル     76

7位 アカイトリノムスメ 76

7位 ロザムール     76

10位 シャムロックヒル   75

11位 ムジカ        72

12位 アカイイト      71

12位 ステラリア      71

12位 コトブキテティス   71

15位 イズジョーノキセキ  70

15位 ソフトフルート    70

17位 リュヌルージュ    65

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レイパパレ86

近4走指数ベストは3走前の大阪杯で86。

近4走指数は77→86→79→75。

4走前のチャレンジCでは指数77とベスト更新。ここで無敗の重賞勝利となったが、斤量53kgとスローペースで先行し展開的には非常に恵まれていたことを考えると、まだそこまで評価は高くなかった。

3走前の大阪杯では指数86とベストを大幅更新。斤量2kg増の55kgに対応して破格の指数を叩き出し無敗の大阪杯馬となった。59.8-61.8の前傾ラップを逃げきっており、マイペースを刻んだとは言え強い内容だった。とは言え、大阪杯は全馬の末脚が削がれる極悪馬場×マイペースの単騎逃げということでどこまで再現性があるかは疑問が残る。

2走前の宝塚記念では指数79と落とした。やはり大阪杯は特殊馬場×マイペースの恩恵で高指数となったということだ。

前走のオールカマーでは指数75と指数を落とした。

このように、特殊馬場の大阪杯を除けば指数は最大で79まで。今回は良馬場濃厚であり大阪杯の再現は無い。近2走でそこを見せているし状態も平凡であり、近走並の指数78程度までを想定し3番手評価とする。折り合い不安がある上に、人気的にも妙味はないので、積極的に買いたくはない。

 

ウインマリリン79

近4走指数ベストは2走前の日経賞で79。

近4走指数は73→79→73→79。

4走前のAJCCでは指数73と落としたが、不良馬場は合わないので度外視で良い。

3走前の日経賞では追い切り抜群で上積みがあり指数79とベストを更新した。斤量53kgにも恵まれていた。

2走前の天皇賞・春は斤量56kgに対応できず指数73と落とした。距離も長く度外視で良い。

前走のオールカマーでは休み明けで状態は良好。内有利馬場にも恵まれ指数79とベストタイえ好走。斤量55kgを考慮したら実質ベスト指数と言って良い。

さて今回だが、前走の反動があり状態は悪い。人気していて妙味もないし、内で恵まれた前走の再現も難しい。斤量も56kgと増えるし、指数を75程度に落とすと想定して消しとする。

 

ウインキートス79

近4走指数ベストは3走前の目黒記念で79。

近4走指数は60→79→66→76。

4走前の日経賞ではカレンブーケドールの斜行でラチにぶつかり失速し指数60の低値に終わった。度外視で良い。

3走前の目黒記念では指数79とベスト大幅更新。不利を受けた日経賞で能力が測れなかったが順調に成長分があったようだ。ただし、極端なスローペースを2番手追走で展開に恵まれた面が大きい。さらに、斤量52kgにも恵まれており、まだまだ地力ではない。

2走前の札幌記念では斤量3kg増の55kgを背負い指数66と落とした。ただ、完調手前でもあり度外視で良い。

前走のオールカマーでは斤量55kgの据え置きで指数76と伸ばした。斤量を考えたら実質ベストと言って良く順当に成長しているようだ。

さて今回だが、状態は前走に引き続き良好であり、前走並の指数76程度を想定し抑え評価とする。

 

ランブリングアレー78

近4走指数ベストは4走前の愛知杯で78。

近4走指数は78→75→76→73。

4走前の愛知杯では指数78とベスト更新。ここで完全に本格化した。

3走前の中山牝馬Sでは極悪の不良馬場の中、指数75と十分に能力を示した。愛知杯からは落ちているが、不良馬場を考えたら十分に評価できる。

2走前のヴィクトリアマイルでは良馬場で指数76と能力を示した。

前走のオールカマーは休み明けで完調手前であり指数73と落とした。さらに伸びない外を通ったこともあり度外視で良い。

さて今回だが、前走を叩いて状態は抜群に良い。ベスト時から斤量2kg増を埋めて好走可能と判断する。指数78程度で走ると想定して本命とする。

 

テルツェット77

近4走指数ベストは前走のクイーンSで77。

近4走指数は71→76→70→77。

4走前の節分Sで指数71と当時のベスト更新。

3走前のダービー卿CTでは上積みありで指数を76まで伸ばし重賞勝利となった。ただし53kgの軽斤量だった。

2走前のヴィクトリアマイルでは伸びを欠き指数70の低値。持ち時計が足りず高速馬場に対応できなかったし、間隔が詰まって完調手前だったため度外視で良い。

前走のクイーンSは状態良好で時計のかかる馬場も良く指数77とベストを更新した。

さて今回だが、追い切りを見る限りまだ仕上がっていない。指数75以下に落とすと想定し消しとする。

 

デゼル77

近4走指数ベストは3走前の阪神牝馬Sで77。

近4走指数は71→77→74→63。

4走前にかけて指数は緩やかに上昇傾向。4走前の初音SでOP入りを決めた。

3走前の阪神牝馬Sでは追い切り抜群で、指数77と大幅上昇となった。

2走前のヴィクトリアMでも引き続き状態は良好で、指数74と引き続き好走した。

前走の府中牝馬Sは完調手前で指数63と落とした。度外視で良い。

さて今回だが、十分に仕上がってはいるが、ベスト時から斤量は2kg増の56kgを背負うため、最大で指数75程度までを想定して消しとする。

 

ラヴェル76

近4走指数ベストは3走前のマーメイドSと前走の新潟記念で76。

近4走指数は68→76→75→76。

4走前のシドニーTは指数68と3勝クラス掲示板レベル。

3走前のマーメイドSでは斤量51kgで指数76と跳ね上げベスト更新。

2走前の中京記念でも斤量52kgで指数75と好走した。

前走の新潟記念も斤量52kgで指数76と好走。

このように近走は指数安定傾向だが全て軽斤量である。

さて今回だが、斤量は56kgと前走から4kg増である。斤量増で指数を70以下に落とすと想定して消しとする。

 

アカイトリノムスメ76

近4走指数ベストは前走の秋華賞で76。

近4走指数は68→73→74→76。

4走前のクイーンCでは指数68と当時のベスト更新。

3走前の桜花賞では指数73と伸ばし4着と好走。

2走前のオークスでは伸びない内を通るも指数74とベストを更新し2着と好走した。

前走の秋華賞ではさらに成長分ありで指数76と伸ばしG1制覇となった。

さて今回だが、前走を叩いてさらに上積みはある。斤量も前走から1kg減となるし、指数を78程度に伸ばすと想定し対抗評価とする。

 

ロザムール76

近4走指数ベストは2走前の七夕賞で76。

近4走指数は70→75→63→76→69。

4走前の中山牝馬Sは逃げて指数75とベスト更新。ただし不良馬場かつ斤量52kgのためで再現性は薄い。

3走前の福島牝馬Sではディアンドルとの逃げ争いで逃げれず指数63と落とした。

2走前の七夕賞ではマイペースで逃げて指数76とベスト更新。時計のかかる馬場も味方した。

前走のオールカマーは馬場が軽かったことと斤量増で指数69と落とした。

さて今回だが、斤量は前走からさらに2kg増、ベスト時からは3kg増の56kgを背負う。状態は平凡で斤量分だけ指数を落とし、指数73程度までを想定し消しとする。

 

シャムロックヒル75

近4走指数ベストは2走前のマーメイドSで75。

近4走指数は65→54→75→67。

2走前のマーメイドSで指数75とベスト更新も、斤量50kg、単騎の楽逃げと好走条件が揃っており、再現性は薄い。他の3戦は指数70以下でありこれが現状の能力である。

今回、斤量56kgではベスト時の再現性はなく、指数70以下と想定し消しとする。

 

ムジカ72

近4走指数ベストは4走前の福島牝馬Sで72。

近4走指数は72→65→69→70。

生涯ベストは9走前のローズSで指数73。

その後指数を更新することはなく近走は指数70前後で安定傾向。

今回も特に上積みはなく現状の能力でG1は厳しいだろう。指数70程度を想定して消しとする。

 

アカイイト71

近4走指数ベストは2走前の垂水Sと前走の府中牝馬Sで71。

近4走指数は68→69→71→71。

2走前の垂水Sで指数ベストを更新しOP入りを決めた。

前走の府中牝馬Sでも指数71であり、近走は非常に安定傾向。

今回も特に上積みはなく、最大で近走並の指数71程度を想定し消しとする。

 

ステラリア71

近4走指数ベストは前走の秋華賞で71。

近4走指数は66→66→61→71。

前走の秋華賞で指数71とベスト更新も、まだ3勝クラスレベル。

今回特に上積みはなく、最大で前走並の指数71程度を想定し消しとする。

 

コトブキテティス71

近4走指数ベストは前走の六社Sで71。

近4走指数は66→60→62→71。

前走の六社Sで指数71とベスト更新も、まだ3勝クラスレベル。

今回特に上積みはなく、最大で前走並の指数71程度を想定し消しとする。

 

イズジョーノキセキ70

近4走指数ベストは3走前の京橋Sで70。

近4走指数は68→70→67→69。

近4走は指数67〜70で非常に安定傾向。

今回特に上積みはなく、最大で前走並の指数71程度を想定し消しとする。

 

ソフトフルート70

近4走指数ベストは3走前のシドニーTと前走の新潟牝馬Sで70。

近4走指数は65→70→67→70。

近4走は指数65〜70で安定傾向。

今回特に上積みはなく、最大で前走並の指数71程度を想定し消しとする。

 

リュヌルージュ65

近4走指数ベストは前走のオールカマーで65。

近4走指数は63→62→62→65。

生涯ベストは10走前の中山牝馬Sで指数75。タフな馬場が合っていたことと、50kgの軽斤量が好走要因である。

ただ近4走は指数65以下の低値続き。現状の能力でG1は厳しいだろう。指数65程度を想定し消しとする。

 

まとめ

◎ランブリングアレー 想定指数78

○アカイトリノムスメ 想定指数78

▲レイパパレ 想定指数78

△ウインキートス 想定指数76

 

アカイトリノムスメ、レイパパレは能力上位だが人気していて妙味はない。そんな中、前走を叩いて状態抜群のランブリングアレーにもこの2頭に匹敵するだけの力はあると判断し、人気も加味して本命とした。状態分で斤量増に対応できるかが鍵となる。ウインマリリンは状態面が気になるので人気するなら切ってしまおうとの判断だ。

あとは、当日の馬場、馬体重、オッズなどを見て結論を出す。