(旧)【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2022京都金杯G3 全馬指数

今週は京都金杯を予想する。

中京1600mで行われるハンデG3だ。

 

指数一覧・前提条件

  • 出走馬16頭の指数を算出した。近4走指数1位はザダルとダイアトニックで78。
  • 優勝想定ラインは76と設定する。ハンデG3としては平均レベル。
  • Aコース1日目/8日。連続開催1日目/12日。
  • 近4走逃げ経験あり8/16頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)8/16頭。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 ザダル       78

1位 ダイアトニック   78

3位 ダイワキャグニー  76

3位 カイザーミノル   76

3位 トーラスジェミニ  76

3位 ディアンドル    76

7位 エアロロノア    75

7位 ヴェロックス    75

7位 ルークズネスト   75

10位 ステルヴィオ     74

10位 シュリ        74

12位 サトノフェイバー   73

13位 メイケイダイハード  71

14位 ヴィジュネル     70

14位 クリノプレミアム   70

16位 バスラットレオン   65

 

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ザダル78

近4走指数ベストは3走前のエプソムCで78。

近5走指数は78→77→78→67→71。

5走前の関越ステークスでも指数78とベスト更新。

4走前の毎日王冠でも指数77と好走。

3走前のエプソムCでは8ヵ月の休み明けだったが、得意の高速馬場で指数78のベストタイと好走。

2走前の新潟記念は、道中前目で馬場の悪いインコースを走ったとはいえ、直線では全く伸びなかった。状態は良好だったが、斤量57.5kgの影響もあったし、そもそも荒れた馬場は苦手なタイプである。指数67と低値だが度外視とする。

前走の富士Sでは指数71と力負け。間隔が詰まったのが良くなかったか。

ここまでを振り返ると、良績は東京競馬場に集中しており指数上位3レースが全て東京競馬場である。

さて今回だが、斤量は57.5kgとなるが、開幕週で馬場が綺麗なのはプラスだし状態も良さそうで、指数74程度までを想定し抑え評価とする。ただし、レース間隔が空くのは良いが2021年の夏がピークですでに下降線に入っている可能性もある。

 

ダイアトニック78

指数ベストは4走前の函館SSで78。

近5走指数は78→78→54→67→67。

5走前の高松宮記念と4走前の函館SSで指数78とベストタイ。

3走前のキーンランドCは内枠全滅のレースであり、指数54と落としたが度外視で良い。

2走前のスプリンターズSでは指数67。馬群に包まれ前が壁になっており度外視で良い。さらにレース後に骨折が判明し長期休養となった。

前走のキーンランドCは約11ヶ月ぶりのレースで指数67と低値。休み明けだが乗り込み量は豊富だったのだがレースでは力負けだった。

さて今回だが、好走は1年半以上前であり、現状その能力が維持できている可能性は低い。指数70以下を想定し消しとする。

 

ダイワキャグニー76

近4走指数ベストは2走前の毎日王冠で76。

近4走指数は75→70→76→ダート。

4走前のマイラーズCでは指数75と好走。斤量56kgだった。

3走前の安田記念は斤量58kgを背負い指数70と落とした。

2走前の毎日王冠では自己ベストタイの指数76で好走。斤量は56kgだった。

前走はダートを使った。

ここまでを振り返ると、この馬は斤量敏感傾向でベスト時は軽斤量である。今回、斤量57.5kgであり2走前並みの指数はでないか。指数70程度を想定し消しとする。

 

カイザーミノル76

近4走指数ベストは前走の毎日王冠で76。

近4走指数は75→73→76→69。

4走前の京王杯SCでは指数75と好走。

3走前の朱鷺Sでは指数73。相手弱化で勝っており指数は出なかった。

2走前の毎日王冠では指数76とベスト更新。

前走の天皇賞・秋では指数69と落としたが、斤量58kgも厳しく、距離2000mも長かったため度外視で良い。

さて今回だが、斤量56kg、距離マイルに戻るため2走前並みの能力は発揮できるだろう。2走前並みの指数76程度を想定し本命とする。

 

トーラスジェミニ76

近4走指数ベストは4走前の安田記念と3走前の七夕賞で76。

近4走指数は76→76→64→70。

4走前の安田記念ではスロー気味のレースを2番手追走で能力を発揮でき指数76とベスト更新。

3走前の七夕賞も先行有利レースを2番手追走でそのまま押し切り指数76と好走した。

2走前の札幌記念は完調手前で指数64と落とした。度外視で良い。

前走の毎日王冠でも引き続き完調手前であり指数70と平凡。

近2走はピーク時と比べて見劣りするが、単に仕上がってないというか既にピークを過ぎた可能性もある。現時点では前走並みの指数70程度を想定し消しとする。追い切りから復調気配があれば印を打つ可能性はある。

 

ディアンドル76

近4走指数ベストは2走前のヴィクトリアマイルで76。

近5走指数は73→74→76→68→62。

5走前の小倉大賞典では指数73と好走。ただし斤量53kgと恵まれており、先行有利の展開にも恵まれていた。

4走前の福島牝馬Sでは斤量55kgで指数74と好走した。

3走前のヴィクトリアマイルでも斤量55kgで指数76とベストを更新。

2走前の中京記念では状態は良かったし平均ペースではあったが、時計のかかるレースで最後まで息が続かず指数68と落とした。ヴィクトリアマイルの好走を見ても高速馬場で1600mぐらいがベストである。さらに鼻出血していたこともあるし度外視で良い。

前走の福島記念は指数62と落としたが、距離2000mは長く度外視で良い。

さて今回だが、適性距離のマイルに戻るし状態も良さそうで好走可能。指数75程度を想定し対抗評価とする。Cデムーロ騎手の鞍上強化も魅力。

 

エアロロノア75

近4走指数ベストは4走前のマイラーズCで75。

近5走指数は73→75→70→71→74。

5走前までは条件戦3連勝でOP入りを決め、4走前のマイラーズCで勢いそのままに指数75とベスト更新。5走前の武庫川Sは上がり33.1、4走前のマイラーズCは上がり33.8とどちらも瞬発力勝負。

3走前のポートアイランドSでは半年ぶりのレースで指数70と平凡。

2走前のカシオペアSでも指数71と平凡。

前走のリゲルSで指数74と好走した。上がりは32.6とこちらも瞬発力勝負。

さて今回だが、前走と同斤量であり前走並みの指数74程度を想定し抑え評価とする。人気するなら妙味はない。また、逃げ先行馬多数でレースは流れることが想像され、瞬発力が活きる展開にはなりにくい。

 

ヴェロックス75

近4走指数ベストは4走前のエプソムCで75。

近4走指数は75→63→74→69。

生涯ベストは2019年の皐月賞で指数78。結果的にここがピークでその後は指数ベストを更新できていない。

得意条件は高速馬場の瞬発力勝負。

直近高値は4走前のエプソムCの75。内をロスなく回った好騎乗と上がりの速いレースが向いたことが好走要因だ。時計が出れば現状は指数75程度のパフォーマンスということになる。

3走前の小倉記念では上がりのかかるレースかつ差し優勢レースを先行したこともあり指数63と落とした。

2走前の毎日王冠では高速馬場の瞬発力勝負という得意条件で指数74と好走した。

前走のキャピタルSは高速馬場だったが指数69と落とした。前傾ラップで前半から流れたこともあるがそれにしても低値。

さて今回だが、前走負け過ぎでいよいよ下降傾向に入った可能性もある。また斤量も近2走から1kg増の57kgを背負うこともあり、指数を伸ばすのは難しいか。最大で指数72程度を想定し消しとする。開幕週の綺麗な馬場は歓迎だが能力的に足りないか。

 

ルークズネスト75

近4走指数ベストは2走前のスワンSで75。

近4走指数は72→63→73→75→50。

5走前のファルコンSで指数72と好走。3歳春という時期を考えたら十分高値。斤量は56kg。

4走前のNHKマイルは指数63と大敗した。

そこから5ヶ月空けた3走前のポートアイランドSでは指数73とベスト更新。斤量は55kg。

2走前のスワンSでは叩いた上積みもあり、斤量54kgにも恵まれ指数75とベスト更新だ。

前走の阪神Cは斤量2kg増の56kgを背負い指数50と大敗した。斤量と大外枠から終始外外を回して直線では余力がなく、それもあってルメール騎手が直線ほとんど追わなかったこと低指数の要因か。

ここまでを振り返ると、ファルコンS以降は斤量を減らしながら指数を伸ばしてきたに過ぎず、能力的には3歳春から成長分はない。

さて今回だが、斤量は55kgであり3走前のポートアイランドS並みの指数73程度を想定し消しとする。大敗からの連闘も良いとは思えない。ただし阪神カップのように内枠でロス無く回せば、開幕週の内有利馬場の恩恵を受けての好走もあるので、枠順次第では抑えまではあり。

 

ステルヴィオ74

近4走指数ベストは4走前のスワンSで76。

近5走指数は76→67→ダート→72→74。

生涯ベストは2018年のマイルCSで80。3歳で80の高指数で古馬G1を制覇するあたり、かなり早熟傾向。ここでピークを迎え、それ以降は緩やかな下降傾向となっている。

5走前のスワンSも指数は76と平凡だ。ピークからは緩やかな減少傾向を描いている。

4走前の阪神Cでは指数67と大きく落とした。出遅れて前半押っ付けたことで直線の余力がなかったか。

3走前はダートを使った。

2走前の京成杯AHでは指数72と平凡。ただし約7ヶ月ぶりのレースで全く仕上がっていなかったし、ハンデ戦で斤量58kgを背負ったにしては上々と言えるか。

前走のスワンSでは叩いた上積みもあり指数74と好走した。斤量は57kgだった。ピークからは下降線でありこの程度が現状の能力と言えるか。

さて今回だが、前走から1kg増の58kgを背負う。また1400mでも末脚が一瞬なのでマイルへの距離延長はプラスとは思えない。最大で指数72程度を想定し消しとする。

 

シュリ74

近4走指数ベストは2走前の谷川岳Sで74。

近5走指数は72→73→72→74→62。

5走前の納屋橋Sで指数72とベストを更新しオープン入りを決めた。指数72は3勝クラスにしては高めの指数だ。

そして4走前のリゲルSで指数73、3走前の京都金杯では指数72、2走前の谷川岳Sで指数74と非常に安定傾向。谷川岳Sでは指数ベストを更新しているが、47.8-46.1の前傾ラップを逃げており、展開的にはやや恵まれた。

前走のエプソムCは指数62と落とした。出遅れて後方から捲り気味に船団に取り付いたがこともあり直線では余力なし。度外視で良い。

さて今回だが、前走を度外視でいいが今回完調手前であり、最大で指数72程度を想定し消しとする。

 

サトノフェイバー73

指数ベストは3走前のリゲルSと前走の洛陽Sで72。

近4走指数は69→73→73→50。

4走前のキャピタルSは46.2-46.8の前傾ラップを逃げて指数69と力負け。

3走前のリゲルSは47.7-45.4の後傾ラップを逃げて展開利もあり指数73と好走。

2走前の洛陽Sは50.3-44.9の超後傾ラップを逃げた展開利もあり指数73と好走。

前走の大阪城Sは指数50と落とした。番手で控えて折り合いつかず、引っ張り倒しでレースにならなかったためであり度外視で良い。

さて今回だが、ベスト時から1kg増の57kgを背負うし、近走展開に恵まれて指数73では能力的に足りない。前に行きたい馬が多くスローを逃げれることはないだろうし、フラットな展開で指数70以下を想定し消しとする。

 

メイケイダイハード71

近4走指数ベストは2走前の中京記念で71。

近4走指数は64→70→71→65。

生涯ベストは2020年の中京記念で76。ただし斤量53kgと外差し優勢レースに恵まれており再現性は薄い。

近走では3走前の米子Sで指数70、2走前の中京記念で指数71と好走。これら2走は後方から差し遅れているので能力的にはもう少し上だが、なかなか脚を余さず使い切るのは難しいだろう。今回も指数70程度を想定して消しとする。

 

ヴィジュネル70

指数ベストは前走の奥多摩Sで70。

近4走指数は65→69→68→70。

4走前の豊栄特別で指数65と当時のベストを更新。

3走前の新潟日報賞でも指数69とベストを更新した。斤量は53kg。

2走前の白秋Sでは指数68と落としたが、斤量2kg増の55kgを考慮したら実質自己ベストと言って良い。

前走の奥多摩Sは斤量55kg据え置きで指数70とベスト更新。

このように斤量も考慮したら順調に指数を伸ばしている。

今回は斤量54kgとなるし、追い切りから成長分もありそうで、最大で指数74程度まで伸ばすと想定し抑え評価とする。

 

クリノプレミアム70

近4走指数ベストは4走前の松島特別と3走前の長岡Sで70。

近4走指数は70→70→65→64。

4走前の松島特別で指数70とベストを更新した。

3走前の長岡Sでも指数70と維持。47.2-46.7の後傾ラップを逃げており展開には恵まれていた。

2走前のキャピタルSでは指数65と落とした。46.2-46.8の前傾ラップを逃げており最後まで脚が続かなかった。また、休み明けで完調手前でもあり度外視でいい。

前走のターコイズSも指数64と低値。こちらも45.4-47.4のかなりの前傾ラップを逃げており最後まで脚が続かなかった。度外視でいい。

さて今回だが、斤量52kgは魅力的。展開利なしで好走するだけの力はないだろうが、斤量分である程度は補えるか。斤量減でパフォーマンスを上げれた場合、最大で指数74程度を想定し抑え評価とする。ただ、逃げ先行馬多数のため展開が合わない可能性は高い。開幕週の先行有利馬場がどの程度かは見極める必要あり。

 

バスラットレオン65

近4走指数ベストは2走前の富士Sで65。

近4走指数は49→63→65→ダート。

生涯ベストは6走前のニュージーランドTで逃げて指数75と好走。3歳4月にしては高値だ。

ただしその後は指数70以下の低値続き。

4走前のダービーは指数49と低値も、距離が長かったため度外視でいい。

3走前の京成杯AHは指数63と低値も、休み明けの完調手前かつ出遅れて後方からとなったこともあり度外視で良い。

2走前の富士Sはスタートが決まり4番手追走も道中やや折り合いを欠き、直線では伸びはなく指数65の低値。

前走はダートを使った。

ここまでを振り返ると好走したニュージーランドT以降は、距離や状態、折り合いなど敗因が明確であり度外視可能である。とはいえ、ニュージーランドTは単騎楽逃げで再現性は薄い。さらに当時の能力を維持できている保証もないし、現時点では折り合い難も解決しておらず狙う理由は薄い。今回は指数70以下を想定し消しとする。一度折り合って好走するまでは様子見でいい。

 

まとめ

◎カイザーミノル  想定指数76

○ディアンドル   想定指数75

▲ヴィシュネル   想定指数74

△ザダル      想定指数74

△エアロロノア   想定指数74

△クリノプレミアム 想定指数74

 

本命はカイザーミノル。前走の天皇賞・秋は距離が長いため度外視で良く、他のレースを見る限り今回のメンバーでは能力上位。相手はディアンドル。近2走は低値だが距離も長く度外視でも良い。能力自体は上位でCデムーロへの鞍上強化もありながら人気も手頃で狙いたいところ。3番手評価はヴィシュネル。成長分と斤量減で指数を伸ばすと想定する。人気的にも妙味はありそう。人気のエアロロノアは能力的には抜けていないし、今回のメンバーでは自身の好走レンジである瞬発力勝負になるかは怪しいところで、抑え評価までとする。クリノプレミアムは能力的には明らかに足りないが、斤量3kg減もあるし前が残る馬場なら人気を考慮しても狙う利はある。