(旧)【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2022オーシャンステークスG3 全馬指数

今週はオーシャンSを予想する。

中山1200mで行われる別定G3だ。

 

指数一覧・前提条件

  • 出走馬15頭の指数を算出した。近4走指数1位はジャンダルムで78。
  • 優勝想定ラインは76と設定する。G3としては平均レベル。
  • Aコース3日目/10日。連続開催3日目/10日。
  • 近4走逃げ経験あり4/15頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)7/15頭。
  • 先週の中山を見る限り高速馬場ではないよう。今回、想定1分7秒後半から1分8秒程度の平均的な馬場か。内or外、先行or差しの観点では内先行有利。
  • 1200mかつ内先行有利馬場と前で決まりそうな要素はあるが、逃げ先行馬多数でありハイペースとなって前が潰れる可能性もある。とは言え、後方から差しを決めるのは如何にハイペースでも難しいだろうし、中団より前よりの内で運べるのが望ましいか。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 ジャンダルム     78

2位 ビアンフェ      76

3位 ナランフレグ     75

4位 キルロード      74

4位 ファストフォース   74

4位 マリアズハート    74

7位 スマートクラージュ  73

7位 マイネルジェロディ  73

7位 サヴォワールエメ   73

7位 デトロイトテソーロ  73

7位 ビオグラフィー    73

12位 ダディーズビビッド   72

13位 ボンボヤージ      71

13位 ダイメイフジ      71

15位 ロードベイリーフ    70

 

f:id:keibashisuu:20220303193300p:plain

ジャンダルム78

近4走指数ベストは3走前のセントウルSで78。

近5走指数は72→78→73→66。

2021年は距離短縮で指数を上げた馬である。

4走前の北九州記念では指数72と低値。休み明けかつ斤量57.5kgを背負い、さらに後方から差し遅れてレースに参加できておらず度外視で良い。

3走前のセントウルSは出遅れて後方からとなり差し遅れたがそれでも指数78とベスト更新で力を示した。斤量は56kg。

2走前のスプリンターズSは指数73とやや落とした。内有利の馬場で終始外を回した影響が大きいか。斤量は57kg。

前走のシルクロードSは指数66と落としたが、休み明けで完調手前。このレースも北九州記念も前走から3ヶ月以上のレース間隔が空いているが、3ヶ月以上の間隔では(0,0,0,5)と結果が出ていない。斤量57.5kgも厳しかった。さらに先行馬が崩れる展開に対して、出遅れてからリカバリーして2番手につけては流れ的にも厳しかった。完全に度外視で良い。

さて今回だが、前走を叩いて良化しているし斤量56kgなら能力上位。セントウルS並とはいかなくても、指数76程度を想定し対抗評価とする。

 

ビアンフェ76

近4走指数ベストは3走前の函館SSで75。

近4走指数は74→76→75→70。

4走前のオーシャンSでは指数74とベストタイ。先行有利の展開利があっての好走。

3走前の函館SSでは成長分もあり指数76と自己ベスト更新。このレースも先行有利の展開利があった。斤量は56kg。

2走前のスプリンターズSでは指数75と好走。斤量57kgを考えたら実質ベストと言っていい。このレースも先行有利で恩恵は受けている。

前走のシルクロードSは指数70と落とした。ただし休み明けの完調手前であり斤量も57.5kg。さらに差し決着のレースを先行したこともあり度外視で良い。むしろ良く指数70までの下落で抑えた方か。

さて今回だが、前走を叩いて状態は良好。斤量も56kgとなるし指数77程度に伸ばすと想定し本命とする。

 

ナランフレグ75

近4走指数ベストは前走のシルクロードSで75。

近4走指数は71→74→73→75。

生涯ベストは15走前のシルクロードSで指数77。ただし斤量54kgと差し優勢の展開に恵まれたレースであり参考外。

4走前のセントウルSは指数71と平凡だが完調手前だった。中1週も影響したか。

3走前のオパールSでは指数74、2走前のタンザナイトSでは指数73と好走した。

前走のシルクロードSは指数75と好走。差しが決まるレースになったのは良かったが、それでも脚を余しており、能力を示した。ただし中京1200mは(1,2,1,1)と得意条件だったのも大きい。(着外は中1週のセントウルSのみ。)

さて今回だが、追い込み一辺倒の馬であり、展開に関係なく強引に追い込んでこれる能力は持っているが、それでも馬場・展開の恩恵はあった方がいい。また、今回の中山競馬場は芝コースで(0,0,0,3)と結果が出ていない。状態は前走に引き続き良さそうだが、コース適性と差しが決まる馬場でないことも考慮して評価を落とす。指数73程度を想定し消しとする。

 

キルロード74

近4走指数ベストは2走前の福島TVOPで74。

近4走指数は70→73→74→68。

4走前のみちのくSで指数70とベスト更新。斤量は57kg。

3走前のパラダイスSでは斤量54kgの恩恵も受けて指数73とベスト更新。

2走前の福島TVOPでは斤量57kgに戻った。斤量増に対応して指数74とベストを更新した。

前走の信越Sでは指数68と落とした。ただし先行馬が総崩れの展開を先行しており度外視で良い。

ここまでを振り返ると、みちのくSとパラダイスSでは指数が高いのはパラダイスSだが、斤量57kgを背負ったみちのくSの方が価値が高い。みちのくSと福島TVOPはいずれも福島1200mで福島巧者感はあるが、中山1200mでも好走経験はあるので問題はないか。状態面では特に変わり身はなく、2走前並の指数74程度を想定し抑え評価とする。レースでは前に付けるだろうが、先週の馬場を見る限り先行有利馬場であり恩恵はありそう。とは言え同型多数でスムーズに取れるかが鍵。

 

ファストフォース74

近4走指数ベストは4走前の北九州記念と2走前の京阪杯で74。

近5走指数は76→74→68→74→73。

5走前のCBC賞では斤量52kgと先行有利レースに恵まれた。さらに1分6秒0のレコードレースに適性もあったのだろう。指数76とベストを更新した。

4走前の北九州記念では斤量3kg増の55kgを背負ったが、成長分で対応し指数74と好走した。

3走前のスプリンターズSでは斤量57kgに対応できず指数68と落とした。

2走前の京阪杯では上積みもあり指数74と好走した。斤量は56kgを考えたら実質ベストと言って良い。また先行馬には厳しい流れを逃げ粘っており指数以上に評価できる。

前走の阪神Cでは指数73とやや落とした。斤量57kgを背負い先行馬が崩れる展開でも大崩れしておらずこちらも指数以上に評価できる。また高速馬場だったとは言え、1200mでレコード馬場で走るような馬なので、1400mが良かったとは思えない。

さて今回だが、斤量56kgとなるし1200mへの距離短縮も歓迎。開幕2周目の先行有利馬場の恩恵も受けて近走以上に指数を伸ばすことは可能だ。状態も良さそうで指数76程度を想定し3番手評価とする。

 

マリアズハート74

近4走指数ベストは3走前のルミエールADで74。

近4走指数は69→74→68→72。

4走前の福島TVOPは指数69と低値。最後方から物理的に届かないレースとなり差し遅れた。

3走前のルミエールADは指数74とベスト更新。新潟1000mで8枠の利も活かした。

2走前のラピスラズリSでは後方から追い込むも脚を余して指数68の低値。

前走のカーバンクルSでは指数72と好走した。珍しく中団より前に位置を取れて、後方から差されはしたが前を取り零すことはなかった。

ここまでを振り返ると、差し遅れた2走を除けば、近走は指数72〜74程度と安定傾向。過去に2度の春雷Sでもいずれも指数73で、このあたりが現状の能力か。状態はそこそこ良さそうで、今回は最大で指数74程度を想定し抑え評価とする。

 

スマートクラージュ73

近4走指数ベストは前走の淀短距離Sで73。

近4走指数は69→68→71→73。

4走前の新潟日報賞で指数69、3走前の道頓堀Sで指数68と安定傾向。

2走前の戎橋Sでは斤量57kgを背負いながら指数71とベスト更新。

前走の淀短距離Sでは斤量56kgとなり、内枠からロスなく回した好騎乗もあり指数73とベスト更新。上昇分は斤量と好騎乗分か。

どのレースでも基本的にスタートしてある程度に位置は取れるし、安定して能力を発揮できるタイプの馬か。

若干気になる点として、11戦中3着以内は8度あるが、いずれも関西または中京競馬場。馬券外に飛んだ3走の内、1走は阪神競馬場での4着、2走は東京競馬場での7着、8着。関東輸送で結果が出ていないのが気になる。中山は初めてだし、単に東京競馬場が苦手な可能性や、他に敗因がある可能性もあるが、一応懸念点としてあげた。

さて今回だが、2連勝中で人気するだろうし、指数はそこまで高くない以上狙う利は小さいか。状態は良さそうだが、前走は上手く乗った結果でもあるし、フラットな展開なら前走並の指数73程度を想定し消しとする。

 

マイネルジェロディ73

近4走指数ベストは前走の北九州短距離Sで73。

近4走指数は68→71→72→73。

4走前の別府特別は指数68で2勝クラスを勝利。

3走前の南総Sでは指数71とベスト更新で3勝クラス勝利。オープン入りを決めた。

2走前のカーバンクルSでは指数72、前走の北九州短距離Sでは指数73と微増だがいずれもベスト更新。

近走を振り返ると、能力的には安定傾向でOP特別レベルか。気になるのは、近2走で徐々に折り合いがつかなくなってきていることか。今回は特に変わり身もないし指数73程度を想定し消しとする。

 

サヴォワールエメ73

近4走指数ベストは3走前のオパールSで73。

近4走指数は70→73→67→63。

4走前のテレQ杯では斤量53kgの恩恵を受け、指数70とベスト更新。

3走前のオパールSでもさらに斤量2kg減の51kgを背負い、指数73とベストを更新。

2走前の京阪杯では指数67と落とした。斤量54kgを背負い、さらに先行馬が崩れる展開もあり度外視で良い。

前走のシルクロードSでも先行馬が崩れる展開を先行し指数63と落とした。この2走は展開が合わなかったとは言え、負けすぎで能力的には重賞レベルには足りない。

ここまでを振り返ると、好走時は軽斤量であり、今回54kgでは好走は難しいか。

状態面でも変わり身はなく、最大で指数73程度を想定し消しとする。

 

デトロイトテソーロ73

近4走指数ベストは前走の北九州短距離Sで73。

近4走指数は58→69→70→73。

4走前の朱雀Sは指数58と低値。差し決着のレースを離して逃げて直線で余力がなかった。

3走前の北陸Sは指数69とベストタイ。

2走前のみちのくSは指数70とベスト更新。3勝クラス勝利でOP入りを決めた。大逃げで後続を寄せ付けなかった。斤量は55kg。

前走の北九州短距離Sでは指数73とベスト更新。前にいた2頭で決まったレースであり、展開も向いたか。

さて今回だが、状態面で変わり身はなく前走並の指数73程度を想定し消しとする。

基本的に離して逃げるタイプではあるが、今回初重賞で相手強化かつ同型多数でスムーズに位置を取れるかが鍵か。

 

ビオグラフィー73

近4走指数ベストは前走の北九州短距離Sで73。

近4走指数は64→52→68→73。

生涯ベストは5走前の京王杯SCで74。大逃げで先行有利の展開も味方につけた。

4走前のCBC賞は指数64と落とした。敗因は明確ではないが、一つは1分6秒の高速スピードレースに対応できなかったか。

3走前の信越Sは差し決着を外を回して先行気味に運んだこともあり指数62と落とした。度外視でいい。

2走前の淀短距離Sは指数68と低値。休み明けで過去最高馬体重でありおそらくは完調手前だったか。

前走の北九州短距離Sは馬体を絞り、先行馬決着のレースというのも味方し、指数73と好走した。

さて今回だが、状態面で変わり身はなく前走並の指数73程度を想定し消しとする。同型多数でスムーズに位置を取れるかが鍵か。

 

ダディーズビビッド72

近4走指数ベストは2走前の淀短距離Sで72。

近4走指数は71→67→72→68。

7走前の橘Sで指数72と高値がある。斤量は56kg。

4走前の信越Sは指数71と好走も斤量53kgを考えたら物足りない。

3走前のオーロCは先行馬が崩れる展開を先行し指数67と落とした。

2走前の淀短距離Sでは指数72とベストタイ。斤量は55kgで、斤量を考えたら橘Sの方がパフォーマンスは上か。

前走の北九州短距離Sは先行馬決着のレースを後方から差し遅れて指数68と落とした。

さて今回だが、状態面で変わり身はなく前走並の指数72程度を想定し消しとする。

 

ボンボヤージ71

近4走指数ベストは4走前の北九州記念で71。

近4走指数は71→70→68→68。

4走前の北九州記念は指数71とベストを更新も斤量52kgと恵まれていた。

3走前のセントウルSは指数70、2走前のラピスラズリSは指数68、前走の北九州短距離Sは指数68と安定傾向。いずれも斤量は54kg。

さて今回だが、状態面で変わり身はなく、最大で指数71程度を想定し消しとする。

 

ダイメイフジ71

近4走指数ベストは3走前の阪神Cで71。

近4走指数は68→71→66→65。

生涯ベストは2019年のオーシャンSと2021年の高松宮記念で指数74。

4走前のラピスラズリSでは指数68と低値。

3走前の阪神Cで指数71と直近高値だが現状の能力はこの程度か。

2走前のカーバンクルSでは指数65、前走の北九州短距離Sでは指数65と力負け。

さて今回だが、状態面で変わり身はなく最大で指数70程度を想定し消しとする。

 

ロードベイリーフ70

近4走指数ベストは3走前のみちのくSと2走前のサンライズSで70。

近4走指数は67→70→70→63。

4走前の道頓堀Sでは指数67と平凡。

3走前のみちのくSで指数70とベスト更新し、2走前のサンライズSでも指数70と維持。

前走の北九州短距離Sはやや出遅れてリカバリーするように馬場の悪い内を追走したこともあり直線では余力なし。指数63と落とした。

さて今回だが、状態面で変わり身はなく、最大で指数70程度を想定し消しとする。

 

まとめ

◎ビアンフェ    想定指数77

○ジャンダルム   想定指数76

▲ファストフォース 想定指数76

△キルロード    想定指数74

△マリアズハート  想定指数74

 

ビアンフェ、ジャンダルム、ファストフォースら実績馬を上位評価とした。いずれの馬も狙う理由は全く同じであり。まずは過去に高指数で好走した実績があること。そして、前走はいずれも向かない展開のレースで度外視可能であること。全馬ともに叩いた上積みが十分にあること。ほぼ優劣はつけがたいが、人気も考慮してビアンフェを本命とした。

最終的には当日の馬場、オッズ、馬体重を見て結論を出す。最終予想(印と買い目1500円分)は、Twitter@K16005で公開する。