(旧)【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2021目黒記念G2 全馬指数

今週は目黒記念を予想する。

東京2500mで行われるハンデG2だ。

 

指数一覧

  • 出走馬16頭の指数を算出した。
  • 近4走最大指数1位はグロンディオーズで80。
  • 優勝想定ラインは77に設定する。クリア馬はグロンディオーズ、ミスマンマミーアの2頭。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 グロンディオーズ   80

2位 ミスマンマミーア   77

3位 サンアップルトン   75

4位 ムイトオブリガード  74

4位 アイスバブル     74

4位 ナムラドノヴァン   74

7位 ヒートオンビート   73

7位 ゴールドギア     73

9位 ウインキートス    72

9位 ディアマンミノル   72

11位 ダンスディライト    71

11位 アドマイヤポラリス   71

13位 サトノルークス    70

14位 トラストケンシン   69

15位 アドマイヤアルバ    66

指数無し トップウイナー  近走ダート

 

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グロンディオーズ80

近4走指数ベストは前走のダイヤモンドSで80。

近4走指数は70→71→71→80。

4走前の日本海Sで70、3走前の六社Sで71とベストを更新した。

2走前の中日新聞杯では指数据え置きの71だった。

ここまでは指数安定傾向だったが、前走のダイヤモンドSで指数80と大幅上昇し重賞勝利。

前走の好走は斤量54kgもあるが、東京を(4,0,0,1)と得意にしていることもある。1敗は1年半ぶりで仕上がっていないレースなのでノーカウントで良く、実質東京競馬場では底を見せていない。

さて今回、斤量は56kgとなるが馬体重530kgを超える大型馬だし、過去レースでも斤量の影響はほとんど受けていないため2kg増でも問題はない。

あとは状態面だが、追い切りではまだ馬体が緩く休み明けで仕上がり途上感はある。当日、馬体重増加で出てきたら危険視したい。ただ仕上がり途上とは言え、能力最上位かつ得意の東京コースということもあり事前予想では対抗評価とする。指数は77程度を想定する。

 

ミスマンマミーア77

近4走指数ベストは3走前の日経新春杯で77。

近4走指数は60→77→59→74。

4走前の新潟牝馬Sは指数60と低値。

3走前の日経新春杯では、最後方から大外一気が決まり、指数ベストを大幅更新の77。斤量52kgで展開がはまったこともあり高指数となった。

2走前のダイヤモンドSでは距離3400mが長く指数59と落とした。

前走の大阪ハンブルクCでは後方待機から差しが決まる展開も味方し指数74と好走した。

このように後方での展開待ちで、差しが決まれば好走できるが安定感はない。

さて今回だが、状態は前走並み。後方で脚を溜めて展開待ちがはまった場合で、前走並みの74程度と想定し抑え評価とする。

 

サンアップルトン75

近4走指数ベストは4走前のアルゼンチン共和国杯で75。

近4走指数は75→63→66→71。

4走前のアルゼンチン共和国杯は指数75とベストを更新した。

3走前のAJCCでは休み明けで馬体増で出走し指数63と落とした。度外視で良い。

2走前の中山記念は指数66と低値。中距離のタフなレースを好むこの馬にとって1800m高速馬場は合わなかったし、後方から差し遅れた結果であり度外視で良い。

前走のメトロポリタンSは指数71とやや復調。

さて今回だが、前走を叩いた上積みはあり、斤量も前走から1kg減の斤量55kgとなる。また東京2500mは過去にベスト指数を出した舞台でもあり指数は前走より上げてくるだろう。指数ベストの75程度まで伸ばすと想定し抑え評価とする。

 

ムイトオブリガード74

近4走指数ベストは4走前の阪神大賞典で74。

近4走指数は74→ダート→70→71。

生涯ベストは11走前のアルゼンチン共和国杯で77だが2年半前のレースである。

近走では4走前の阪神大賞典で指数74と好走しているがこれも1年前。

3走前はダートを使い、2走前の日経賞では指数70、前走の新潟大賞典では指数71と平凡。

さて今回だが、指数は下降傾向だし、現状の能力で重賞は難しいだろう。指数は前走並みの71程度を想定して消しとする。

 

アイスバブル74

近4走指数ベストは4走前の京都大賞典で74。

近4走指数は74→64→67→67。

4走前の京都大賞典では指数74と高値。

3走前のアルゼンチン共和国杯では指数64、2走前のダイヤモンドSでは67、前走のメトロポリタンSでは指数67と低値続き。

ここまでを振り返ると、近3走の凡走から能力は下降線に入っている可能性が高い。また、過去の好走レースを見るとペースがある程度流れた持続ラップの中距離戦でスタミナが問われたレースである。今回はメンバーを見る限りスローの瞬発力勝負濃厚であり、条件は合わない。指数70以下を想定して消しとする。

 

ナムラドノヴァン74

近4走最大指数は4走前の万葉Sで74。

近4走指数は74→70→72→63。

4走前の万葉Sは指数74と好走したが、斤量は51kgの軽斤量だった。

3走前のダイヤモンドSは斤量2kg増の53kgで指数70と落とした。

2走前の阪神大賞典では斤量3kg増の56kgで指数72。斤量を考慮したら実質ベストパフォーマンスといって良い。

前走の天皇賞・春は斤量58kgで指数63と落とした。

さて今回だが、斤量は54kgであり阪神大賞典を基準に考えると指数74程度までは想定可能で抑え評価とする。追い切りは軽めで上積みはないため、現状の能力で中距離でどこまでやれるかの試金石となる。

 

ヒートオンビート73

近4走最大指数は前走の大阪ーハンブルクCで73。

近4走指数は67→69→71→73。

デビューから大崩れすることなく順当に指数を伸ばし続け、近4走でみてもきっちり2ポイントずつ上昇している。

3走前の美濃SでOP入りを決め、前走の大阪ーハンブルクCでは指数73と好走。

さて今回だが、斤量は据え置きで順当に成長分もありそうで指数75程度まで伸ばすと想定し抑え評価とする。綺麗な馬柱と4歳馬ということからか能力のわりに過剰人気感は否めない。

 

ゴールドギア73

近4走指数ベストは前走のメトロポリタンSで73。

近4走指数は70→56→67→73。

4走前のアルゼンチン共和国杯では斤量53kgだったが、物理的に届かない位置からのレースとなり、後方から取り零してしまい70と伸び悩んだ。

3走前のステイヤーズSでは指数56と落としたが後方待機で展開が合わず、3600mも長いので度外視で良い。

2走前の白富士Sでは指数67と低値だが、後方から差し遅れており度外視で良い。

この3走は全て差し遅れて能力を出し切れておらず、指数は低値続きだった。

前走のメトロポリタンSでは同じく後方からのレースとなったが、捲り気味の早仕掛けが功を奏し指数73と好走した。

さて今回だが、おそらく前走のような捲り気味の乗り方が予想されるが、相手強化でどこまでと言ったところだろう。前走から1kg減であり、指数74程度を想定し抑え評価とする。

 

ウインキートス72

近4走指数ベストは2走前の湾岸Sで72。

近4走指数は69→69→72→60。

4走前のグレイトフルS、3走前の迎春Sでは指数69と安定傾向。

2走前の湾岸Sで指数72とベストを更新しOP入りを決めた。

前走の日経賞ではカレンブーケドールの斜行でラチにぶつかり失速し指数60の低値に終わった。度外視で良い。

2走前まで上昇傾向だったが、前走は不利を受けたため能力を測れず、現状の能力はブラックボックスである。順当に伸ばしていたと仮定して、今回は最大74程度までを想定して抑え評価とする。

 

ディアマンミノル72

近4走指数ベストは前走のメトロポリタンSで72。

近4走指数は68→53→71→72。

4走前のオリオンSでは指数68と当時のベストを更新。

3走前の美濃Sでは指数53と落としたが、完調手前であり度外視で良い。

2走前の御堂筋Sでは指数71とベスト更新で3勝クラス勝利を決めOP入り。

前走のメトロポリタンSでも後方から差して指数72とベスト更新だ。

度外視の一戦以外は順調に成長しているし、今回は追い切りの動きも抜群に良い。斤量も前走から2kg減って54kgとなるし、上昇余地は非常に大きい。おそらく状態良化だけで指数75程度は可能であり、斤量も考慮して指数77程度まで伸ばすと想定して本命とする。エンジンのかかりが遅い馬であるので、差し遅れリスクは常にあるが、状態面、能力面から狙う価値はある。

 

ダンスディライト71

近4走指数ベストは2走前の京都記念で71。

近4走指数は70→70→71→65。

4走前〜2走前は指数70〜71で安定傾向。

前走の阪神大賞典では状態良好で本格化の兆しが感じられたが、タフな3000mでは能力を発揮できず指数65と落とした。長距離のスタミナ比べは得意条件では無いので度外視で良い。

さて今回だが、前走に引き続き追い切り良好。前走で能力を測れなかったこともあり現状の能力はブラックボックスであるが、この追い切り良好の2戦で本格化している可能性が大いにある。指数74程度まで伸ばすと想定し抑え評価とする。

 

アドマイヤポラリス71

近4走指数ベストは2走前の2勝クラスで71。

近4走指数は64→66→71→70。

2走前の2勝クラスを指数71で快勝。これは3勝クラス相当の指数だ。

前走の3勝クラス、サンシャインSでも指数70で勝利しOP入りを決めた。

連勝で勢いはあるが実際のところ指数は伸びていない。今回も近2走並みの71程度を想定して消しとする。

 

サトノルークス70

近4走指数ベストは3走前の京都記念で70。

近4走指数は60→70→62→67。

生涯ベストは7走前の菊花賞で74。

その後骨折を挟み、菊花賞以降のベストは3走前の京都記念で70。これが現状の能力で、重賞では足りないだろう。今回も指数70程度を想定し消しとする。

 

トラストケンシン69

近4走指数ベストは前走の美浦Sで69。

近4走指数は58→55→64→69。

近4走は指数70以下の低値続き。いずれも斤量は57kgだった。

さて今回だが、斤量52kgと5kg減なので斤量の恩恵を受けて大幅に指数を伸ばす可能性はあるが、斤量だけで買う根拠にはならないか。最大で指数73程度までを想定して消しとする。

 

アドマイヤアルバ66

近4走指数ベストは3走前の万葉Sで66。

近4走指数は56→66→63→64。

近4走は指数70以下の低値続き。指数ベストの3走前の万葉Sでは斤量は53kgだった。

さて今回だが、斤量は53kgで万葉Sから据え置き。斤量による上昇余地はなく、現状の能力で重賞は厳しい。指数66以下を想定して消しとする。

 

トップウイナー 指数無し

近4走はダートを使っており指数はない。

過去に芝レースを使ったこともあるが、未勝利を突破しておらず、芝で好走する根拠がない。指数70以下を想定して消しとする。

 

まとめ

◎ディアマンミノル 想定指数77

○グロンディオーズ 想定指数77

☆サンアップルトン 想定指数75

☆ヒートオンビート 想定指数75

△ダンスディライト 想定指数74

△ミスマンマミーア 想定指数74

△ナムラドノヴァン 想定指数74

△ゴールドギア   想定指数74

△ウインキートス  想定指数74

 

一通り分析してみたが、ハンデ戦らしく混戦となり非常に難解なレースという印象を持った。実際、事前予想では馬券を絞り込めず16頭中9頭に印を打っている。

ハンデ戦で混戦で、何が来るかは展開次第ということもあるので、馬券を広げてどんな展開でも当たるようにするのではなく、展開決め打ちで期待値の高い馬券に絞っていくのが良いだろう。実際、3番手評価以下はほとんど買わないだろうし、なんなら◎ディアマンミノル単複1点でも良いと思っている。あとは、馬体重次第でグロンディオーズか。

3番手評価はほとんど能力差はないと思っているので、買うとしたらオッズで選ぶことになるが、この中で金曜日時点で最も人気が薄いのは11番人気のダンスディライトである。近2走追い切り良好ながら、前走苦手条件での凡走で人気を落としており配当妙味はありそうだ。あとは当日の馬場と馬体重を見て結論を出す。

2021ヴィクトリアマイルG1 全馬指数

今週はヴィクトリアマイルを予想する。

東京1600mで行われる牝馬限定G1だ。

 

指数一覧

  • 出走馬18頭の指数を算出した。
  • 近4走最大指数1位はグランアレグリアで85。
  • 優勝想定ラインは83に設定する。クリア馬はグランアレグリアのみ。流石に今回のメンバーでは能力が2枚抜けている.

 

JRA芝近4走最大指数

1位 グランアレグリア   85

2位 レシステンシア    80

3位 マジックキャッスル  78

3位 ランブリングアレー  78

3位 ダノンファンタジー  78

6位 デゼル        77

7位 サウンドキアラ    76

7位 イベリス       76

7位 マルターズディオサ  76

7位 シゲルピンクダイヤ  76

7位 テルツェット     76

12位 プールヴィル      75

12位 スマイルカナ      75

14位 ディアンドル      74

14位 リアアメリア      74

16位 クリスティ       73

17位 アフランシール     71

18位 レッドベルディエス   70

 

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グランアレグリア85

近4走指数ベストは4走前の安田記念で85。

近4走指数は81→85→84→83→77。

4走前の安田記念は状態を過去最高に整えてきた。強敵アーモンドアイを地力で降して指数85とベスト更新。

3走前のスプリンターズSも引き続き好状態。レースはハイペースで展開的に向いたとは言え、指数は84と高値。

2走前のマイルCSも順当に指数83と高値だ。過去最高の出来だった安田記念と比べると状態で劣っていたのでその分若干落としたということになる。
前走の大阪杯では指数77と落としたが、重馬場2000mを苦にしたためであり度外視で良い。むしろあの条件で77を出せたことを評価したい。

さて今回だが、状態面を見ると絶好調だった安田記念には見劣りする。大阪杯の反動もあってマイルCS程度の仕上がりか。東京1600mは安田記念で適性を示しており、現状の仕上がりであれば指数83程度は想定可能で本命とする。

今回のメンバーなら能力的には負けようが無いが、執筆時点で単勝1.2倍と期待値は低い。能力的には本命だが、馬券選択が難しく、オッズを見て買い目から消す可能性もある。ただ事前予想としては本命としておく。

 

レシステンシア80

近4走指数ベストは2走前の阪急杯と前走の高松宮記念で80。

近5走指数は73→74→80→80。

4走前のNHKマイルは指数73、3走前のマイルCSでは指数74。

ここまでは平凡な指数だったが、2走前の阪急杯で指数80と完全に本格化した。

前走の高松宮記念でも指数80と据え置きでG1、2着と能力を示した。

さて今回だが、近2走並みの好仕上がりで能力は発揮できるだろう。ただ、距離1600mの瞬発力勝負となると瞬発力で劣りそうな不安もある。前走のパフォーマンスを見るとパワーが必要な馬場の方が向いていそうだし、今回軽い馬場で大外から折り合いをつけてレースを進めるのも簡単では無い。能力は十分だが、指数は近走からやや下げて78程度を想定して抑え評価とする。

 

マジックキャッスル78

近4走指数ベストは2走前の愛知杯で78。

近4走指数は71→71→74→78→77。

4走前の紫苑Sは秋初戦を完調手前で指数71。

3走前の秋華賞できっちり仕上げて指数74とベストを更新した。

2走前の愛知杯でも成長分ありで指数78とベストを更新した。

前走の阪神牝馬Sでは直線やや詰まり気味ながら上手く間を縫って指数77と好走した。

さて今回だが、追い切り抜群で前走から上積み十分。今の外伸び東京で最内から競馬するのは難しいが、前走のように馬群を縫えればチャンスはある。成長分を考慮して指数79程度を想定して3番手評価とする。

 

ランブリングアレー78

近4走指数ベストは2走前の愛知杯で78。

近4走指数は73→70→78→75。

4走前のカシオペアSでは指数73とベスト更新。

3走前のターコイズSでは斤量55kgと終始外を回したことで指数70と落とした。

2走前の愛知杯では指数78とベスト更新。ここへ来て完全に本格化したと言える。

前走の中山牝馬Sでは極悪の不良馬場の中、指数75と十分に能力を示した。愛知杯からは落ちているが、不良馬場を考えたら十分に評価できる。

さて今回だが、近2走の2000m、1800mの時計のかかるレースでの好走から、時計がかかった方が良さそうなイメージがあるが、実際のところ本格化以降で高速馬場を使っていないだけであり、今回いきなり高速馬場に対応できる可能性はある。人気も13番人気と低いが、状態良好で能力も十分であり好走を期待したい。指数はベスト時の78程度を想定して4番手評価とする。能力的には4番手評価だが、全然人気がないので配当妙味込みで馬券としては重めになる可能性はある。

 

ダノンファンタジー78

近4走指数ベストは3走前の阪神Cで78。

近4走指数は77→67→78→72→72。

4走前の府中牝馬Sでは指数67と低値だが、距離も長く重馬場も苦にしての結果なので度外視で良い。

3走前の阪神Cでは状態抜群で指数78とベストを更新。

2走前の阪急杯では先行有利レースを後方から差し遅れて指数72と低値。急仕上げで仕上がりも足りず度外視で良い。

前走の高松宮記念は指数72と低値だが、重馬場1200mを苦にしたためであり度外視で良い。

さて今回だが、仕上がり抜群で3走前の78程度は想定し5番手評価とする。敗因明確な近2戦の凡走で人気を落としており配当妙味あり。

 

デゼル77

近4走指数ベストは前走の阪神牝馬Sで77。

近4走指数は69→69→71→77。

2走前にかけて指数は緩やかに上昇傾向。2走前の初音SでOP入りを決めた。

前走の阪神牝馬Sでは追い切り抜群で、指数77と大幅上昇となった。

さて今回だが、追い切りの動きは前走に匹敵するほど抜群に良い。完全に本格化中で前走以上に指数を跳ね上げる可能性が高い。指数79程度まで伸ばすと想定し対抗評価とする。

 

サウンドキアラ76

近4走指数ベストは前走の高松宮記念で76。

近4走指数は73→73→74→76。

2020年に本格化し重賞3連勝からのヴィクトリアマイル2着と大躍進。

5走前のヴィクトリアマイルの指数は79でここがピーク。

そして、5ヶ月開けた秋初戦、4走前のスワンSでは指数73と低値だった。ただ、仕上がりも90%程度だったし、伸びない内側を終始通っていたためであり度外視可能である。

3走前のマイルCSでは、仕上がりは十分だったが道中掛かり気味で折り合いがつかず、直線では伸びを欠き指数73と低値。この2走は敗因が明確であり、能力はまだ高いレベルでキープできていた。

ただ2走前の阪神Cでは指数74、前走の阪神牝馬Sでは指数76と平凡。ここは仕上がり折り合いともに問題はなくシンプルな力負けだった。能力としてはベスト時からは下降線に入っているだろう。さて今回だが、最大でも前走並みの指数76程度を想定し消しとする。

 

イベリス76

近4走指数ベストは2走前の京都牝馬Sで76。

近4走指数は71→70→73→76→73。

4走前のリゲルSで70と平凡。

3走前の阪神Cでは指数73とこの馬なりに好走した。

2走前の京都牝馬Sでは先行有利の展開に恵まれたこともあり、指数76とベストを更新。

前走の阪神牝馬Sではフラットな展開で指数73。

指数を振り返ると、展開が向いた2走前の76が高値だが、フラットな展開なら73程度までだろう。G1では流石に能力不足であり、今回も指数73程度を想定して消しとする。

 

マルターズディオサ76

近4走指数ベストは前走の高松宮記念で76。

近4走指数は68→73→66→75→76。

4走前の紫苑Sで重賞勝利となったが、世代戦でレベルも低かったため指数は73と低値。古馬ならオープン特別クラスである。さらにドスローの前残りレースで展開的に向いたレースでもある。

3走前の秋華賞は逃げて脚が無くなり指数66と落とした。

2走前の阪神Cでは成長分ありで指数75とベストを更新した。

前走の高松宮記念でも指数76とベスト更新。

このように近走は成長途上でまだ上昇可能である。ただ近2走は指数安定で、G1で戦うには1枚足りない。伸ばしても最大で77程度までと想定し消しとする。

 

シゲルピンクダイヤ76

近4走指数ベストは3走前の中日新聞杯で76。

近4走指数は64→76→65→72。

生涯ベストは6走前のVMで77。高速マイルでの指数ということで適性は高速馬場。

4走前の府中牝馬Sでは時計のかかる重馬場の1800mで能力を発揮できず指数64の低値。

3走前の中日新聞杯では高速馬場で指数76と好走した。

2走前の愛知杯ではそこそこ時計のかかる2000mで前付けして息が続かず、指数は65の低値。

前走の福島牝馬Sは平均時計の距離1800mで指数72と平凡。

さて今回だが、高速マイルで条件は合うが仮に指数ベストでもG1では能力的に足りない。ベスト時の77程度までを想定して消しとする。

 

テルツェット76

近4走指数ベストは前走のダービー卿CTで76。

近4走指数は64→66→71→76。

近走上昇傾向で2走前の節分Sで指数71とベスト更新。

前走のダービー卿CTでは上積みありで指数を76まで伸ばし重賞勝利となった。

さて今回だが、追い切りを見る限り前走と出来は同じぐらい。指数を伸ばすのは難しそうで、最大で前走並みの76程度を想定し消しとする。

 

プールヴィル75

近4走指数ベストは前走の阪神牝馬Sで75。

近4走指数は73→71→74→75。

7走前の京都牝馬Sで75が当時のベスト指数。

近4走は指数71〜75で安定傾向で、前走の阪神牝馬Sでは指数75とベストタイ指数だった。

さて今回だが、最大で前走並みの75程度を想定し、G1では能力不足なため消しとする。

 

スマイルカナ76

近4走指数ベストは2走前のターコイズSで76。

近4走指数は66→72→75→60。

生涯ベストは5走前の京成杯AHで指数76。

4走前の富士Sでは、折り合いのつかなかったシーズンズギフトに競り掛けられペースアップし、前が残らない展開となった。指数は66と落としたが度外視で良い。

3走前のオーロCでは折り合いがつかず、指数は72と平凡。

2走前のターコイズSでは指数75と好走した。

前走のダービー卿CTでは、休み明けでややハイペースで息が続かず指数60と落とした。

さて今回だが、前走を叩いて仕上がり良好で能力は発揮できるだろう。ベスト時の76程度まで想定可能だが、G1では能力的に足りないため消しとする。

 

ディアンドル74

近4走指数ベストは前走の福島牝馬Sで74

近4走指数は67→64→73→74。

生涯ベストは10走前の北九州記念で指数は74。

4走前〜3走前は指数70以下で低値続きだったが、2走前の小倉大賞典で指数73と立て直しに成功。ただし斤量53kgと恵まれており、先行有利の展開にも恵まれていた。

前走の福島牝馬Sでも指数74とベストタイ指数で好走し、近2走は非常に安定している。

さて今回だが、最大でも前走並みの74程度を想定し、G1では能力的に足りないので消しとする。

 

リアアメリア74

近4走指数ベストは3走前のエリザベス女王杯で74。

近4走指数は58→74→67→70。

4走前の秋華賞では馬場悪化で指数58と落とした。綺麗な良馬場向きの馬であり度外視で良い。

3走前のエリザベス女王杯では良馬場での瞬発力勝負となり指数74とベストタイだ。

2走前の中山牝馬Sでは不良馬場で指数67と落としたが、度外視で良い。

前走の阪神牝馬Sでは指数70と平凡。阪神開催終盤で馬場が荒れており、得意条件とは言えない馬場だった。

さて今回だが、現状の東京の馬場なら十分に能力は出せるだろう。指数はベスト時の74程度を想定するが、G1では能力不足なため消しとする。

 

クリスティ73

近4走指数ベストは前走の六甲Sで73。

近4走指数は65→70→65→73。

近走上昇傾向で3走前のトルマリンSでは指数ベスト更新の70でオープン入りを決めた。

2走前のターコイズSでは、先行馬が揃っておりマイペースで逃げられず指数65と落とした。

前走の六甲Sでは逃げて指数73とベストを更新。

さて今回だが、まだ上昇余地はあるが、先行馬が揃っていて前走より展開が厳しくなるし、能力的にも劣る。最大で前走並みの73程度を想定し消しとする。

 

アフランシール71

近4走指数ベストは前走の福島牝馬Sで71。

近4走指数は67→70→64→71。

生涯ベストは5走前の新潟日報勝で72。ただ斤量53kgと恵まれていた。

走4走前の京成杯AHで67、3走前のオーロCで70と伸び悩んだ。

2走前の京都牝馬Sでも指数64と低値。

前走の福島牝馬Sで指数71とこの馬なりに好走したが、この能力では3勝クラスまででG1では足りない。今回も最大で71程度を想定して消しとする。

 

レッドベルディエス70

近4走指数ベストは2走前の逆瀬川Sと前走の飛鳥Sで70。

近4走指数は68→66→70→70。

近2走は指数70で安定傾向。これは3勝クラスレベルでありG1では能力的に足りない。今回も指数70程度を想定して消しとする。

 

まとめ

◎グランアレグリア 想定指数83

○デゼル 想定指数79

▲マジックキャッスル 想定指数79

⭐︎ランブリングアレー 想定指数78

△ダノンファンタジー 想定指数78

△レシステンシア 想定指数78

 

流石にG1で想定指数77以下の馬では足りず、指数上位6頭に印を打った。グランアレグリアは想定指数83と今回のメンバーでも2枚抜けているが、圧倒的1番人気で妙味ない。人気を考えてもデゼル、マジックキャッスル、ランブリングアレー、ダノンファンタジーあたりで組み立てた方が、馬券としては面白そうで、これらの複勝、ワイド(グランアレグリアが普通に好走しても当たる馬券)などから買うのが良いと思った。というか、グランアレグリアから流しても流した相手のオッズに依存した配当しか得られないので、だったらその馬の複勝ワイドで良いのではという考えだ。あとは当日の馬場状態などを見て結論を出す。

2021京王杯スプリングカップG2 全馬指数

今週は京王杯スプリングカップを予想する。

東京1400mで行われる別定G2だ。

 

指数一覧

  • 出走馬17頭の指数を算出した。
  • 近4走最大指数1位はトゥラヴェスーラで78。
  • 優勝想定ラインは78に設定する。クリア馬はトゥラヴェスーラとミッキーブリランテの77。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 トゥラヴェスーラ   78

2位 ミッキーブリランテ  77

3位 ラウダシオン     76

4位 カイザーミノル    75

4位 セイウンコウセイ   75

4位 エングレーバー    75

7位 エーポス       74

8位 グルーヴィット    72

8位 タイセイビジョン   72

8位 シーズンズギフト   72

11位 ビッククインバイオ    71

11位 シャインガーネット    71

13位 ビオグラフィー     70

14位 ショウナンライズ    66

指数無し エアアルマス 近走ダート

指数無し イッツクール 近走ダート

指数無し カタナ    近走ダート

 

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トゥラヴェスーラ78

近4走指数ベストは前走の高松宮記念で78。

近4走指数は73→74→69→78。

4走前〜3走前は指数73〜74と安定傾向。3走前の淀短距離Sでは指数74と当時のベストを更新した。

2走前のシルクロードSは手応え悪く指数69と落としたが、前走の高松宮記念では指数78とベストを大幅更新。G1で4着と大健闘だった。

ここまでの指数を見る限り高値は前走の78のみ。今回はこの指数がフロックかどうかの試金石だが、10人気ならば狙う価値はある。また距離に関して、前走は時計のかかる1200mで好走しているため、今回のような高速馬場の1400mなら対応も可能だろう。指数1位かつ、能力の割に人気薄で配当妙味もあることを考慮して本命とする。

 

ミッキーブリランテ77

近4走指数ベストは2走前の阪急杯で77。

近4走指数は56→74→77→74。

4走前は能力を発揮できず56の低値だったが、3走前のニューイヤーSでベスト更新の指数74と好走した。

2走前の阪急杯でも指数77と再度ベスト更新。

前走の高松宮記念では初の1200mで指数74とそこそこ健闘した。

さて今回だが、阪急杯と同距離、同斤量であり指数77まで想定可能。3番手評価とする。

 

ラウダシオン76

近4走指数ベストは4走前の富士Sと2走前のシルクロードSで76。

近4走指数は76→70→76→71。

3歳の秋初戦、4走前の富士Sでは指数76とベスト更新。差し優勢レースで先行したラウダシオンには合わない展開だったが、そんな中での指数76は評価に値する。

3走前のマイルCSでは指数70と落とした。

2走前のシルクロードSでは指数76とそこそこ好走した。

前走の高松宮記念では指数71と落とした。

さて今回だが、現状の能力の76程度から特に上積みは無い。1番人気だし指数上位2頭にも能力で劣るため、あえて買う必要はない。指数76程度を想定して消しとする。

 

カイザーミノル75

近4走指数ベストは前走のマイラーズCで75。

近4走指数は64→72→73→75。

4走前のキタサンブラックMは距離1600mで指数64と凡走。

3走前の斑鳩Sでは指数72とベストを大幅更新。

2走前のオーシャンSでも指数73と再度ベストを更新した。

前走のマイラーズCでも指数75とベストを更新。展開的に恵まれた面も大きかった。

さてここへ来てベストを連続で更新中だが、今回はあまり上積みが無い。前走も恵まれた結果だし、前走以上は難しいか。最大で75程度を想定し消しとする。

 

セイウンコウセイ75

近4走指数ベスト前走の高松宮記念で75。

近4走は67→62→73→75。

この馬の生涯ベストは4年前の高松宮記念で80。

4走前の安田記念は67だが距離が長かったので度外視で良い。

3走前のセントウルSはオーバーペースの逃げで自滅し指数は62の低値。

2走前のシルクロードSでは指数73、前走の高松宮記念でも指数75と現状の能力を示した。

さてここまでを振り返ると4歳の高松宮記念で80と好走したところがピークでその後2年ほどはピークを維持できていたが、現状は年齢を重ねて下降傾向となっている。

今回も現状の能力で好走するのは難しいだろう。指数は最大で前走並みの75程度を想定し消しとする。

 

エングレーバー75

近4走指数ベスト前走の心斎橋Sで75。

近4走指数は55→66→64→75。

4走前〜2走前までは距離1800〜2000mの中距離を使い指数は平凡だった。

前走の心斎橋Sでは距離1400mへの距離短縮が功を奏したか、指数75とベストを大幅更新。

さて今回だが、前走圧勝のためまだ能力の底を見せておらず、上昇余地あり。斤量も前走より1kg減るし、指数は最大で77程度まで伸ばすと想定し対抗評価とする。

 

エーポス74

近4走指数ベストは前走の阪神牝馬Sで74。

近4走指数は57→68→64→74。

3走前のフィリーズレビューの68は3歳春ということを考えたら十分高値。

2走前の桜花賞は指数64と落としたが、そこから約1年ぶりの出走となった前走の阪神牝馬Sで指数74とベストを大幅更新。休養を挟んで上積み十分だった。

さて今回だが、状態は前走並みで上積み無し。指数は前走並みの74程度を想定して消しとする。

 

グルーヴィット72

近4走指数ベストは4走前の関屋記念と2走前の北九州短距離Sで72。

近4走指数は72→ダート→72→71。

近4走中で芝を使った3戦は指数71〜72と超安定傾向。能力的には3勝クラス〜OP特別レベルといったところで、G2では能力不足。指数72程度を想定して消しとする。

 

タイセイビジョン72

近4走指数ベストは4走前のNHKマイル、3走前の富士S、前走の京都金杯で72。

近4走指数は72→72→70→72だ。

近走は指数70〜72で超安定傾向。能力的には3勝クラス〜OP特別レベルといったところで、G2では能力不足。即切りとしたいところだったが、追い切りの動きが抜群に良く、上積みは十分にある。ただ、それでもいきなり通用するかは不明だし、指数の裏付けがない人気馬を買っても妙味は無い。最大で75程度まで伸ばすと想定するが、それでも消しとする。

 

シーズンズギフト72

近4走指数ベストは4走前の紫苑Sと2走前のターコイズSで72。

近4走指数は72→47→72→59。

4走前の紫苑Sで72とベスト更新。

3走前の富士Sでは折り合いがつかず自滅し指数47と落とした。

2走前のターコイズSでは出遅れ最後方からの競馬となったが、末脚炸裂で指数は72とベストタイ。展開を考えたら指数以上に強いレースだった。

前走の中山牝馬Sでは指数59と大敗したが、不良馬場のため度外視で良い。

さて今回だが、ターコイズSのレースを見る限り指数以上に能力はあるし、上手く展開が合えば指数75程度まで伸ばすのは可能だろう。ただ、折り合い不安や出遅れ不安は解消されていないし、ベスト更新でもまだG2では能力不足。最大で75程度までを想定し消しとする。

 

ビッククインバイオ71

近4走指数ベストは3走前のターコイズSで71。

近4走指数は70→71→70→68。

4走前の3勝クラス奥多摩Sで指数70とベストを更新しOP入りを決めた。

3走前のターコイズSでは指数71とベストを1ポイント更新。

2走前のニューイヤーSでは指数70。

前走の京都牝馬Sでは若干落とし68だが、この4戦は非常に安定傾向。

指数68〜71は3勝クラスレベルであり、G2では能力不足なため消しとする。

 

シャインガーネット71

近4走指数ベストは2走前の京都牝馬Sで71。

近4走指数は70→68→71→ダート。

生涯ベストは5走前のファルコンSで74。3歳春という時期を考えても非常に高い指数だ。ただしファルコンSでピークを迎えており、その後指数は更新できていない。

近4走は指数68〜71と3勝クラスレベルで安定傾向で、G2では能力不足。消しとする。

 

ビオグラフィー70

近4走指数ベストは前走の淀屋橋Sで70。

近4走指数は60→56→66→70。

前走の淀屋橋Sで指数70とベストを更新しOP入りを決めた。連勝でのOP入りでありまだ上昇余地はあるが、いきなりG2で通用する根拠が無い。指数を伸ばすとしても最大で73程度までと想定し消しとする。

 

ショウナンライズ66

近4走指数ベストは前走のダービー卿CTで76。

近4走指数は64→63→59→66。

近4走は指数59〜66と低値安定傾向。これは2勝クラスレベルの指数であり、現状の能力で重賞では足りない。今回も66以下を想定して消しとする。

 

指数無し エアアルマス 近走ダート

近走ダートのため指数無し。ダートでは能力上位だが、いきなり芝の高速1400mでスピードに対応できる根拠が無い。試金石となるが、そこそこ人気していて妙味も無いし消しとする。

 

指数無し イッツクール 近走ダート

近走ダートのため指数無し。過去に芝で頭打ちになってダートに転向したわけであり、今になって芝で通用する根拠は無し。能力不足で消しとする。

 

指数無し カタナ    近走ダート

近走ダートのため指数無し。過去に芝3戦使って未勝利を突破できなかった。ダートでOP入りしたが、今になって芝で通用する根拠は無し。能力不足で消しとする。

 

まとめ

◎トゥラヴェスーラ 想定指数78

○エングレーバー 想定指数77

▲ミッキーブリランテ 想定指数77

 

指数1位のトゥラヴェスーラから組み立てる。前走フロックの可能性もあるが人気を考慮したら狙う利はある。人気薄で複勝もそこそこつくため、あえて不安要素の大きい人気馬を絡める必要無し。トゥラヴェスーラの複勝を本線にして、○▲との馬連ワイドも買いたい。

2021新潟大賞典G3 全馬指数

今週は新潟大賞典を予想する。

新潟2000mで行われるハンデG3だ。

 

指数一覧

  • 出走馬14頭の指数を算出した。
  • 近4走最大指数1位はボッケリーニとバイオスパークで76
  • 優勝想定ラインは76に設定する。クリア馬は指数1位の2頭。
  • 指数上位5頭が1ポイント差と上位は混戦。ハンデを考慮して指数72ぐらいまではチャンスありか。
  • 先週までの時計は良馬場なら平均的だが、先週の極悪馬場での開催の影響や1回新潟との連続開催ということもあり、平均以上には時計のかかる馬場になっているだろう。馬場は外差し有利傾向で変わらずと判断。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 ボッケリーニ     76

1位 バイオスパーク    76

3位 サンレイポケット   75

3位 ポタジェ       75

3位 サトノソルタス    75

6位 ムイトオブリガード  74

7位 ヒュミドール     73

8位 ダノンマジェスティ  72

8位 マイスタイル     72

10位 ニシノデイジー     70

10位 トーセンスーリヤ    70

12位 サトノエルドール    69

13位 ハッピーアワー     64

14位 バスカヴィル      54

 

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ボッケリーニ76

近4走指数ベストは2走前の中日新聞杯で76。

近4走指数は71→72→76→75。

4走前までは安定傾向かつ緩やかに成長傾向。

3走前のカシオペアSで指数72とベストを更新した際に、既に本格化の片鱗を見せていた。指数は4走前から僅か1ポイント増だが、伸びないインコースを通ったことを考えると指数以上に評価できる。

2走前の中日新聞杯では斤量55kgで指数76とベスト更新と完全に本格化した。ラブリーデイの兄弟ということで晩生傾向であり、ラブリーデイも5歳1月の中山金杯から本格化し、同年の宝塚記念、天皇賞を制しているし、ボッケリーニも今が5歳ということでほぼ同時期だ。

前走の小倉大賞典では斤量2kg増の57kgを背負ったが、指数75で2着と健闘。斤量を考えたら実質的なベストと言っていいだろう。

さて今回だが、斤量は前走から据え置きで状態は良さそうなため成長分で指数76程度まで伸ばすと想定し対抗とする。

 

バイオスパーク76

近4走指数ベストは3走前の福島記念で76。

近4走指数は73→76→66→67。

4走前の京都大賞典で指数73と平凡。

3走前の福島記念で勝利し指数76と跳ね上げた。斤量55kgでこそあったが、ここでピークを迎えたと言える。

2走前の中山金杯では斤量57kgを背負ったこともあり、指数66と落とした。

前走の小倉大賞典でも斤量57kgで指数67と低値である。

さて今回だが、近2走と同じ57kgを背負うし、近2走のパフォーマンスから既にピークを過ぎている可能性が高い。指数72以下を想定し消しとする。

 

サンレイポケット75

近4走指数ベストは4走前のアルゼンチン共和国杯で75。

近4走指数は75→73→73→74。

生涯ベストは5走前の毎日王冠で77。当時は状態抜群かつ綺麗な良馬場という得意条件だった。

4走前のアルゼンチン共和国杯では全く伸びない最内を通ってしまったが、それでも指数75と好走した。外に出せていたら指数77程度まではあっただろう。

3走前の日経新春杯と2走前の白富士Sでは指数73と低値だ。この2走はベスト時の状態ではなく指数を落としている。

前走の金鯱賞は状態は良化したが、荒れ馬場が合わず指数は74と低値だ。

さて今回だが、まずは荒れた今の新潟の馬場はやはり合わない。特に先週の極悪馬場での開催の影響も残るし、ベストパフォーマンスを発揮できるような馬場状態でのレースにはならない。とは言え地力はあるし状態も良さそうで、前走から1kg減も考慮すると、今回のメンバーならそこそこ戦えるのではないか。指数75程度を想定し3番手評価とする。

 

ポタジェ75

近4走指数ベストは前走の金鯱賞で75。

近4走指数は68→73→73→75。

5走前〜2走前までは1勝クラス〜OP特別まで4連勝中で指数も上昇傾向。

前走の金鯱賞では相手強化で連勝は止まったが、指数75はベスト更新。斤量増と馬場悪化でのレースと考えたら価値ある3着だ。

さて今回だが、追い切りからも状態は良さそうで指数77程度まで伸ばすと想定し本命とする。

 

サトノソルタス75

近4走指数ベストは4走前の金鯱賞で75。

近4走指数は75→64→69→70。

4走前の金鯱賞では指数75とベストを更新。ただし、超スローペースを先行して、かなりの展開利を受けており再現性は薄い。

3走前の大阪杯では相手強化かつ大外ぶん回しでは当然足りず指数69の低値。

2走前の中日新聞杯では休み明けで完調でこそなかったが力負けで指数69と低値。

前走の日経新春杯でも指数70と力負けだ。

ここまでを振り返ると、極端に展開が向いた金鯱賞でしか高指数が無いので、能力の裏付けとしては乏しく、フラットな展開では重賞で通用する能力があるとは思えない。今回は指数72程度までを想定して消しとする。

 

ムイトオブリガード74

近4走指数ベストは3走前の阪神大賞典で74。

近4走指数は70→74→ダート→70。

生涯ベストは10走前のアルゼンチン共和国杯で77だが2年半前のレースである。

近走では3走前の阪神大賞典で指数74と好走しているがこれも1年前。

2走前はダートを使い、前走の日経賞では指数70と平凡。

さて今回だが、指数は下降傾向だし、現状の能力で重賞は難しいだろう。指数は前走並みの70程度を想定して消しとする。

 

ヒュミドール73

近4走指数ベストは前走の日経賞で73。

近4走指数は72→71→69→73。

近4走は指数69〜73と安定傾向であり能力的にはほぼ底を見せたか。

一応前走の日経賞で指数ベストを更新しており、斤量も前走から1kg減るので指数75程度までの上昇は可能。4番手評価とする。

 

ダノンマジェスティ72

近4走指数ベストは3走前の岸和田Sで72。

近4走指数は65→72→71→71。

3走前の岸和田Sで指数72とベストを更新したが、その後の2戦で指数はほぼ変わらず安定傾向。指数71〜72は3勝クラスでは高めの指数だが、重賞となると1枚足りない。今回は斤量2kg減で斤量分の上昇は可能だが、それでも指数74程度までと想定し消しとする。

 

マイスタイル72

近4走指数ベストは前走のダービー卿CTで72。

近4走指数は66→66→45→72。

生涯ベストは6走前のスワンSで78。5走前のマイルCSでも指数76と好走しており、この時(5歳秋)が能力のピークだった。

ただその後の4戦は指数72以下の低値続き。現状の能力で重賞で戦うのは難しいだろう。最大で前走並みの指数72程度を想定して消しとする。

 

ニシノデイジー70

近4走指数ベストは4走前の金鯱賞で70。

近4走指数は70→52→58→64。

生涯ベストは8走前のダービーで72だ。

2歳時から活躍していることもあり、かなりの早熟のようでダービー以降は成長していない

近4走で見ても、最大は4走前の金鯱賞の70である。今回も上積みは無いし最大で70程度を想定し消しとする。

 

トーセンスーリヤ70

近4走指数ベストは3走前の新潟大賞典で77。

近4走指数は62→69→70→48。

生涯ベストは5走前の新潟大賞典で77。当時は状態抜群で斤量54kg、さらに横山和生騎手の好騎乗もあっての高指数だ。

4走前の宝塚記念では指数62と落としたが、斤量58kgかつ適正外のタフな馬場だったので度外視で良い。

3走前の札幌記念では斤量56kgで指数69、2走前の札幌記念は斤量56kgで指数70と平凡。

前走の福島民報杯は指数48と低値だが、不良馬場を苦にしたためであり度外視で良い。

さてここまでの指数を見ると、現状の能力は70程度。今回、斤量56kgで昨年の新潟大賞典の再現性はなく最大で70程度を想定し消しとする。

 

サトノエルドール69

近4走指数ベストは前走の美浦Sで69。

近4走指数は55→64→58→69。

デビューから13戦連続で3着以内と安定した成績だったが、5走前〜2走前まで9,14,8,11着と大きく崩れている。

そこから一度休養を挟んで立て直しに成功し、前走の美浦Sで指数69で3勝クラスを勝利しOP入りを決めた。

さて今回だが、斤量は54kgとベスト時からは3kg減であり、斤量分の上昇は可能。斤量でどの程度伸ばすかは不明だが、いきなり重賞で好走となると確率は低い。今回は伸ばしても最大で74程度までと想定して消しとする。

 

ハッピーアワー64

近4走指数ベストは2走前の洛陽Sで64。

近4走指数は62→ダート→64→54。

近走は指数64以下の低値続き。現状の能力で重賞では通用しない。今回も指数65以下を想定して消しとする。

 

バスカヴィル54

近4走指数ベストは前走の大阪ハンブルクCで54。

近4走指数はダート→ダート→ダート→54。

前走は初芝で指数54の低値に終わった。芝2戦目となるが特に買い要素は無い。今回も指数60以下を想定して消しとする。

 

まとめ

◎ポタジェ 想定指数77

○ボッケリーニ 想定指数76

▲サンレイポケット 想定指数75

△ヒュミドール 想定指数75

 

混戦想定であまり絞り込めず。また、印も現時点ではほぼ人気順となった。

あとは、当日の馬場状態等を見て馬券を決めたい。

2021天皇賞・春G1 全馬指数

今週は天皇賞・春を予想する。

阪神3200mで行われるG1だ。

 

指数一覧

  • 出走馬17頭の指数を算出した。
  • 近4走最大指数1位はディープボンドで82。
  • 優勝想定ラインは82に設定する。クリア馬はディープボンドのみ。
  • 指数上位5頭は80オーバーでG1級。指数79のウインマリリンぐらいまでが今回のレースで勝負圏内だろう。指数77のオセアグレイト以下はG1では1枚以上足りない。
  • 近日の大雨の影響と、変則日程による阪神連続12週開催で馬場はかなり重たくかつ痛んでおり、距離3200mでかなりのスタミナが要されるレースになるだろう。タフな馬場でのスタミナ比べでの好走実績を重視する。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 ディープボンド     82

2位 カレンブーケドール   81

2位 ワールドプレミア    81

4位 オーソリティ      80

4位 アリストテレス     80

6位 ウインマリリン     79

7位 オセアグレイト     77

8位 マカヒキ        76

9位 ディアスティマ     75

9位 ユーキャンスマイル   75

11位 ナムラドノヴァン     74

12位 ジャコマル        73

13位 ゴースト         70

14位 ディバインフォース    69

15位 シロニイ         66

15位 メロディレーン      66

17位 メイショウテンゲン    64

 

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ディープボンド82

近4走指数ベストは前走の阪神大賞典で82。

近4走指数は70→73→64→82。

4走前の神戸新聞杯は指数70と平凡。

3走前の菊花賞では追い切りからも明らかな上昇分があり指数73とベスト更新。レースを振り返っても、先行早仕掛けで3000mを持たせており指数以上に価値が高い。

2走前の京都金杯では指数64の低値に終わったが、後方から詰まって全く追えておらず度外視で良い。

前走の阪神大賞典が実質的な試金石となるレースだったが、上積み十分で指数82とベスト大幅更新。レースも時計のかかる重馬場を力で押し切っており、タフな馬場での実績としても申し分ない。

さて今回だが、まず時計がかかるレースになることは大歓迎である。状態は前走並みであり、指数も82を想定し本命とする。斤量58kgは初めてだが、大型馬だし斤量57kgの菊花賞でも十分好走していたため、問題はないと判断する。

 

カレンブーケドール81

近4走指数ベストは3走前のジャパンCで81。

近4走指数は77→81→77→78。

4走前のオールカマーが昨年秋の始動戦となった。仕上げは8割程度で指数は77と平凡。

3走前のJCでは叩いた上積みもあり、指数81とベストタイである。昨年のJC(53kg)と指数は変わらないが、斤量は55kgになって同指数なので成長分はあり。

2走前の有馬記念では最後は苦しくなって指数77と落とした。前走の日経賞では完調手前で指数78と平凡だった。

さて今回だが仕上がりは前走並み。距離は3200mはやや長いだろう。まだ適性の問われていない3歳時は重馬場のJCでも好走できたが、現時点では中距離がベストである。今回、タフな3200mで距離が問われてかつ、前走並みの仕上がりでは指数を伸ばすのは難しいだろう。斤量も2kg増えるし指数77程度を想定して消しとする。

 

ワールドプレミア81

近4走指数ベストは4走前の有馬記念で81。

近4走指数は81→75→77→79。

4走前の有馬記念では武豊騎手の好騎乗もあり指数81とベストを更新した。ただし、斤量55kgと軽斤量だった。

その後は天皇賞・春へ進む予定だったが、体調不良を理由に回避し、JCが2020年始動戦になった。そのJCだが、休み明けで仕上がり不十分で指数は75だった。ここを叩いて有馬記念が目標であったので度外視で良い。

2走前の有馬記念では良化分ありで指数77とそこそこ能力を発揮できた。

前走の日経賞では状態は更に良化しており指数79と力を発揮した。斤量57kgでの指数と考えると実質ベストといって良い。

さて今回だが、前走の好状態はキープ出来ている。時計のかかる距離3200mは長いが、タフな有馬記念などの好走を見る限り、脚を溜めれれば大きくマイナスになることはないだろう。近走並みの指数78程度を想定して対抗評価とする。

 

オーソリティ80

近4走指数ベストは前走のダイヤモンドSで80。

近4走指数は68→78→63→80。

4走前の青葉賞では68と低値。G2勝利だがレベルの低いレースであり評価に値しない。

その後、骨折明けとなった3走前のアルゼンチン共和国杯では指数78とベスト大幅更新。夏を休んで成長分があったということだ。ただ、3番手追走で展開的にも恵まれたし、斤量も54kgだった。

2走前の有馬記念では前につけて展開的にも厳しく、スタミナも問われて指数63と落とした。アルゼンチン共和国杯のような綺麗な馬場の方が良いので度外視で良い。

前走のダイヤモンドSでは指数80とベスト更新だ。

さて今回だが、馬場悪化でスタミナが問われるのはマイナス。前走は距離3400mで好走しているが、スローペースでそこまで厳しい展開になったわけではないし、レース上がり35.1からもそれほどスタミナが問われていないことが分かる。今回問われるのは有馬記念のようなスタミナ比べであるので、有馬記念で指数を落としている点で評価を落とす。状態も休み明けで完調手前であり指数77程度までを想定し消しとする。

 

アリストテレス80

近4走最大指数は3走前の菊花賞で80。

近4走指数は67→80→77→60。

4走前の3勝クラスは指数67と低値。相手が弱かったので指数は出ていない。

3走前の菊花賞は最強馬コントレイルと併せ馬になったことで、最大限のパフォーマンスを発揮して指数80と跳ね上げた。指数的には菊花賞で跳ねあげているが、ここで急成長したわけでは無い。菊花賞以前からこの程度の力は持っていたが、相手に恵まれず低値が続いていたということだ。

2走前のAJCCでは指数77。菊花賞からは若干下げているが、条件最悪の不良馬場かつ相手弱化の中、勝ちきっているので問題はない。

前走の阪神大賞典では重馬場3000mで最後まで脚が続かず指数60と大幅に落とした。

さて今回だが、前走のレースを見る限り長距離でスタミナが問われるのは明らかにマイナス。AJCCの77程度までなら不良馬場でも良かったが、3000m以上となると馬場悪化には対応できないようだ。今回状態は前走以上に良好だが、スタミナが問われる3200mが厳しく、最大で指数77程度と想定し消しとする。

 

ウインマリリン79

近4走指数ベストは前走の日経賞で79。

近4走指数は50→76→73→79。

4走前の秋華賞では指数50と惨敗した。ただし基本的に叩き良化型であるし、内側全滅の馬場でレースにならなかっただけなので、度外視で良い。

3走前のエリザベス女王杯ではオークスからの成長分もあり指数76とベストを更新した。また、最内の経済コースを通った好騎乗であった。

2走前のAJCCでは指数73と落としたが、不良馬場は合わないので度外視で良い。

前走の日経賞では追い切り抜群で上積みがあり指数79とベストを更新した。

さて今回だが、引き続き状態は絶好調であるが、過去の実績を見る限り馬場が悪化するのは明らかにマイナス。前走からの3kg増には成長分で対応できるが、馬場悪化で指数77程度に落とすと想定し消しとする。

 

オセアグレイト77

近4走指数ベストは3走前のステイヤーズSで77。

近4走指数は67→77→74→73。

4走前のアルゼンチン共和国杯では、力負けで指数67の低値。

3走前のステイヤーズSで指数77と跳ね上げたが、ドスローで展開に恵まれたためであり再現性は薄い。

2走前の有馬記念は指数74と、フラットな展開であることを考慮したら、能力的にはピークと考えて良い。

前走の日経賞では指数73とこの馬なりに好走している。

さて今回だが、現状の能力である近走並みの73程度を想定し消しとする。

 

マカヒキ76

近4走指数ベストは3走前のジャパンカップで76。

近4走指数は72→76→68→73。

生涯ベストはダービーで80。

4走前の天皇賞秋では先行有利馬場で後方からの競馬で、物理的に届かず72の低値。

3走前のジャパンカップでは末脚勝負に決め打った武豊騎手の好判断で、能力を出し切って76だ。

2走前の大阪杯では後方から差し遅れたこともあるが、能力的にも足りず指数68と力負け。

さて今回だが、現状の能力は3走前の76が最大で、G1では能力的に足りない。今回も最大で76程度と想定し消しとする。

 

ディアスティマ75

近4走指数ベストは2走前のグッドラックHCと前走の松籟Sで75。

近4走指数は63→64→75→75。

近走上昇傾向の上がり馬で、3走前の2勝クラスグッドラックHCを75という破格の指数で勝利。前走の3勝クラス松籟Sでも指数75維持で圧勝している。指数75はG3レベルであり、条件戦のレベルは遥かに超えている。

ただし、今回いきなりG1となると能力的には2枚ほど落ちるのが現状だ。成長分で斤量増には対応できても馬券圏内までは難しい。タフな3200mを逃げ切るのも難しいし、展開としても近走のような楽な展開にはならない。指数は最大で75程度までと想定し消しとする。

 

ユーキャンスマイル75

近4走指数ベストは4走前のアルゼンチン共和国杯で75。

近4走指数は75→63→69→73。

生涯ベストは8走前の天皇賞・秋で指数81。能力としてのピークは4歳秋〜5歳春頃で適性は高速馬場の中距離だ。

4走前のアルゼンチン共和国杯は指数75と落とした。直線で伸びない最内を通らされたことが敗因であり、度外視で良い。

3走前のJCでは見せ場無しで指数は63と落とした。完調手前での出走であり度外視で良い。

2走前の有馬記念も指数69と低値。ただしスタミナが問われる展開を苦にしたためであり度外視で良い。

前走の阪神大賞典は指数73と低値。時計のかかる重馬場の3000mであり度外視で良い。

さて今回だが、時計のかかる3200mの馬場はマイナスだし、能力としてもピークは過ぎている。指数は最大で前走並みの73程度を想定し消しとする。

 

ナムラドノヴァン74

近4走最大指数は3走前の万葉Sで74。

近4走指数は63→74→70→72。

3走前の万葉Sは指数74と好走したが、斤量は51kgの軽斤量だった。

2走前のダイヤモンドSは斤量2kg増の53kgで指数70と落とした。

前走の阪神大賞典では斤量3kg増の56kgで指数72と斤量を考慮したら実質ベストパフォーマンスといって良い。

さて今回だが、前走から2kg増もあるし、そもそも能力的にも足りない。指数は前走並みの72程度を想定し消しとする。

 

ジャコマル73

近4走指数ベストは前走の日経賞で73。

近4走指数は72→70→66→73。

4走前ののグレイトフルSでは指数72とベストを更新しオープン入りを決めた。

3走前のAJCCでは指数70、2走前のダイヤモンドSは66と落とした。

前走の日経賞では指数73とベスト更新。

さて今回だが、最大で前走並みの73程度を想定し消しとする。

 

ゴースト70

近4走指数ベストは3走前の西宮Sで70。 

近4走指数は65→70→68→中止。

指数ベストの3走前で3勝クラスレベルだし、斤量も当時から4kg増の58kgを背負う。指数は70以下の低値と想定して消しとする。

 

ディバインフォース69

近4走指数ベストは2走前の淡路特別で69。 

近4走指数は54→63→69→68。

指数ベストの2走前で2勝クラスレベルで能力的に足りない。今回も指数70以下を想定し消しとする。

 

シロニイ66

近4走指数ベストは2走前の松籟Sと前走の阪神大賞典で66。

近4走指数は64→63→66→66。

近2走の66で2勝クラスレベル。現状の能力では足りず、指数70以下を想定し消しとする。

 

メロディレーン66

近4走指数ベストは3走前の海の中道特別で66。

近4走指数は59→66→63→60。

3走前の66で2勝クラスレベル。現状の能力では足りず、指数70以下を想定し消しとする。

 

メイショウテンゲン64

近4走指数ベストは前走の阪神大賞典で64。

近4走指数は41→39→32→64。

生涯ベストは8走前のダイヤモンドSで指数77。

ダイヤモンドSはハイペースでレース上がりが38秒もかかるレースだったので前が潰れてくれたし、東京で直線も長かったために、能力を発揮できたと判断している。ただ、それにしてもギリギリ差せたという感じで、普通のペースなら明らかに差し遅れていただろう。この馬の距離適性は4000m以上の超長距離で、アルバートやカフジプリンスのようなタイプの超超スタミナ馬だ。全馬がバテるような異常な馬場や展開でこそ力を発揮する馬である

4走前のアルゼンチン共和国杯も指数41と低値。軽い馬場が合わなかったし、休み明けで息が続かなかったためであり度外視で良い。

3走前のステイヤーズSでは直線で失速し指数39と大敗した。

2走前のダイヤモンドSでも指数32の低値で力負け。

前走の阪神大賞典では指数64の低値で力負け。

さて今回だが、近走指数から既にピークは過ぎており、指数70以下を想定し消しとする。

 

まとめ

◎ディープボンド 想定指数82

○ワールドプレミア 想定指数78

 

距離3200mで馬場も悪いとなると対応できる馬がほとんどいない。今回のメンバーでは適性があるのはディープボンドぐらいだろう。ワールドプレミアは脚を溜めれればなんとか走れそうではあるが、他の指数上位馬にとってはマイナスである。今回はディープボンド、ワールドプレミアの2頭から買いたい。

仮に3番手評価群とするならば、アリストテレス、カレンブーケドール、オーソリティ、ウインマリリンらから選ぶことになるだろう。

2021マイラーズカップG2 全馬指数

今週はマイラーズCを予想する。

阪神1600mで行われる別定G2だ。

 

指数一覧

  • 出走馬16頭の指数を算出した。
  • 近4走最大指数1位はエアスピネルで78(直近の芝4レース)。
  • 優勝想定ラインは76に設定する。クリア馬はエアスピネル、ケイデンスコール、ダイワキャグニー、ギベオンの4頭。
  • 能力的にはエアスピネルが1枚上だが、久しぶりの芝でどうなるか。指数2位以下は上位混戦。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 エアスピネル     78

2位 ケイデンスコール   76

2位 ダイワキャグニー   76

2位 ギベオン       76

5位 ボンセルヴィーソ   75

6位 ベステンダンク    74

7位 パンサラッサ     73

7位 ラセット       73

7位 ワールドウインズ   73

7位 カイザーミノル    73

11位 ザイツィンガー     72

12位 ルフトシュトローム   71

12位 アルジャンナ      71

14位 ブラックムーン     70

14位 エアロロノア      70

14位 フォックスクリーク   70

 

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エアスピネル78

近4走は全てダートだが、能力的に無視できる存在ではないので、9〜6走前の芝レースを参照する。この4戦でのベストは9走前のマイラーズCで78。

近9走指数は78→76→77→62→ダ→ダ→ダ→ダ→ダ。

生涯ベストは10走前のマイルCSで80。過去は古馬G1級の指数だった。

9走前のマイラーズCでは指数78と好走。

8走前の富士Sで76、7走前のマイラーズCで77と安定傾向。

6走前の函館記念では指数62と惨敗したが、長期休養明け、タフな2000mは適性外、斤量58kgなど不利な要素が複数あり、ここでの敗戦は度外視で良い。

5走前からは全てダートを使っており芝での現状の能力は不明だが、前走のフェブラリーS2着などから、能力としては衰えていないと推測する。

ダート転向前の指数である77前後で走れると想定し本命とする。あとは久しぶりの芝に対応できるかだけ。

 

ケイデンスコール76

近4走指数ベストは前走の中山記念で76。

近4走指数は69→71→75→76。

4走前の信越Sは後方5番手から上がり2位の脚で差し届かず指数69の低値。

3走前のオーロCでは後方7番手から上がり5位の脚で差し届かず指数71の低値。

この2戦はいずれも後方から差し遅れてレースに参加できていない。

2走前の京都金杯では6番手追走と前に位置取ることができ、展開的にも完璧に恵まれて、指数75と好走した。

前走の中山記念も5番手追走で指数76と好走した。

このように近2走は前に位置取れるようになった結果、安定して指数75〜76で走れている。

さて今回だが、前走並みの指数76程度を想定して対抗評価とする。

 

ダイワキャグニー76

近4走指数ベストは4走前の毎日王冠で76。

近4走指数は75→76→72→62→63。

4走前の毎日王冠では指数76とベスト更新。6歳にして本格化したようだ。

3走前の天皇賞・秋では斤量58kgに対応できずに指数72と落とした。

2走前の日経新春杯も斤量57.5kgを背負い指数62と落とした。

前走の東京新聞杯も斤量58kgを背負い指数63の低値。

ここまでを振り返ると、この馬は斤量敏感傾向でベスト時は軽斤量である。

今回は斤量56kgに戻るのは良いが、斤量を考慮しても前走は負け過ぎで、能力的に下降線に入っている可能性が高い。現状の能力で重賞では通用しなくなっていると判断し、指数70以下を想定して消しとする。

 

ギベオン76

近4走指数ベストは前走の金鯱賞で76。

近4走指数は54→68→69→76。

生涯ベストは2018年の中日新聞杯で指数は77。

4走前のエプソムカップは不良馬場を苦にし指数54と低値。度外視で良い。

3走前の中日新聞杯では指数68と力負け。

2走前の白富士Sは斤量59kgを背負い指数は69の低値。

ここまでは70以下の低値続きだったが、前走の金鯱賞で指数76と好走。グローリーヴェイズ、デアリングタクトを破る大金星だ。ただ、単騎の楽逃げで展開に恵まれており再現性は薄い。

さて今回だが、斤量は1kg増えるし、今回は逃げ馬も揃っており楽には逃げられない。前走の再現は難しく指数70以下に落とすと想定して消しとする。

 

ボンセルヴィーソ75

近4走指数ベストは2走前の東風Sで75。

近4走指数は73→72→75→74。

4走前のスワンSでは73、2走前のオーロCでは72。いずれも力通り決まったレースだった。

2走前の東風Sは先行有利レースで展開に恵まれ指数75と好走した。

前走のダービー卿CTでは、イン突きでロスの無い好騎乗が決まり指数74と好走した。

以上を振り返ると、展開が向いた場合は指数75前後の高値だが、展開フラットなら指数72〜73程度。さて今回だが、先行馬が多く展開に恵まれる可能性は低い。指数73程度を想定して消しとする。

 

ベステンダンク74

近4走指数ベストは4走前のスワンSと3走前のマイルCSで74。

近4走指数は74→74→62→65だ。

4走前のスワンSと3走前のマイルCSは指数74と安定。

2走前の小倉大賞典は力負けで指数62と大敗した。

前走のダービー卿CTも指数65と大敗した。

近2走を見る限り、能力は下降線に入っており既に重賞で戦える力は無い可能性が高い。指数70以下を想定して消しとする。

 

パンサラッサ73

近4走指数ベストは2走前の関門橋Sで73。

近4走指数は70→ダート→73→68。

5走前のオクトーバーSで指数73とベストを更新した。

近4走も68〜73と安定傾向で、2走前の関門橋Sでは指数73とベストタイ。

さて今回だが、最大でベスト時並みの73程度で走れたとしても重賞では足りないので消しとする。

 

ラセット73

近4走指数ベストは前走の六甲Sで73。

近4走指数は72→68→64→73。

生涯ベストは6走前の中京記念で75。55kgの系斤量と外差し馬場が味方したことでベスト更新となった。

4走前のポートアイランドSでは後方から差しが決まる展開になって能力を発揮できたが、斤量57kgということもあって指数72まで。

3走前のリゲルSでは最後方から追い込んで直線はインコースに持ち出すも、馬場の荒れた内側では伸びることができず指数68の低値。度外視で良い。

2走前の京都金杯は先行有利レースを後方から差し遅れて指数64の低値。度外視で良い。

前走の六甲Sは、斤量57kgながら後方から差しを決めて指数73と好走した。

さて今回だが、先行馬は揃っておりペースが速くなるだろうから、差しが決まる展開になる可能性は十分にある。斤量も56kgと前走から1kg減だし、指数74程度まで伸ばすと想定する。ただ指数74では重賞では足りないので消しとする。

 

ワールドウインズ73

近4走指数ベストは2走前の関門橋Sで73。

近4走指数は64→66→73→67。

2走前の関門橋Sで指数73と好走したが、時計のかかる小倉2000mだった。

今回は高速馬場の阪神1600mであり、全くレースの質が異なるため、指数ベストは無いだろう。指数70以下を想定する。

仮に小倉時のパフォーマンスが出せても指数73では足りないため消しで良い。

 

カイザーミノル73

近4走指数ベストは前走のオーシャンSで73。

近4走指数は62→64→72→73。

4走前の大原Sは距離1800mで指数62、3走前のキタサンブラックMは距離1600mで指数64と凡走。

2走前の斑鳩Sでは距離1400mへの短縮で指数72とベストを大幅更新。

前走のオーシャンSでも距離1200mの短縮で指数73と再度ベストを更新した。

これらの結果から、適性は明らかに短距離である。今回のマイルは長いし、指数70以下を想定して消しとする。

 

ザイツィンガー72

近4走指数ベストは2走前のシルクロードSと前走の阪急杯で72。

近4走指数は69→67→72→72。

近4走は指数67〜72で安定傾向。今回も最大で前走並の指数72を想定して消しとする。

 

ルフトシュトローム71

近4走指数ベストは4走前のニュージーランドTと3走前のNHKマイルで71。

近4走指数は62→71→71→62→63。

4走前のNZTでベスト更新の71。

3走前のNHKマイルでは指数据え置きだったが、斤量1kg増かつ先行有利馬場を後方から差し遅れての維持なので負けて強しの競馬である。

2走前の京成杯AHは指数62と大敗した。

前走のダービー卿CTも指数63と大敗した。

前走の追い切りから動きは良くなっていたし、叩き2戦目で能力を発揮できる可能性はあるが、それでも過去の指数の裏付けはない。伸ばすとしても最大で73程度までと想定し消しとする。

 

アルジャンナ71

近4走指数ベストは前走の洛陽Sで71。

近4走指数は65→68→57→71。

4走前から2走前は指数70以下の低値続きだったが、長期休養明けの前走の洛陽Sで指数71とベストを更新した。叩き2戦目で伸ばす可能性はあるが、指数の裏付けがないし最大で73程度までと想定し消しとする。

 

ブラックムーン70

近4走指数ベストは4走前の阪神Cと2走前の阪急杯で70。

近4走指数は70→64→70→69。

生涯ベストは2018年の京都金杯で77であるが、近走は年齢を重ねて能力が落ちている。

現状の能力で重賞は足りないだろう。近走並みの指数70程度を想定して消しとする。

 

エアロロノア70

近4走指数ベストは前走の武庫川Sで70。

近4走指数は58→60→68→70。

指数は上昇傾向だが、それでも前走の70は平均的な3勝クラスレベル。今回1番人気になりそうであるが、指数は大したことはない。

連勝で来ているのでまだ指数を伸ばす余地はあるが、それでも重賞で買う理由はない。指数を伸ばすとしても73程度までと想定し消しとする。

 

フォックスクリーク70

近4走指数ベストは前走の春興Sで70。

近4走指数は59→62→58→70。

前走は3勝クラスを指数70で勝利したが、それ以外は指数62以下の低値続き。

前走はかなり時計のかかる特殊馬場であり、今回の馬場とは相関ない。斤量も前走から2kg増えるし能力は発揮できないだろう。

指数70以下を想定して消しとする。

 

まとめ

◎エアスピネル    想定指数77

○ケイデンスコール  想定指数76

 

期待先行のエアロロノアを切って重賞実績のある2頭を買いたい。

2021福島牝馬ステークスG3 全馬指数

今週は福島牝馬Sを予想する。

新潟1800mで行われる牝馬限定の別定G3だ。

 

指数一覧

  • 出走馬16頭の指数を算出した。
  • 近4走最大指数1位はシゲルピンクダイヤで76。
  • 優勝想定ラインは74に設定する。クリア馬はシゲルピンクダイヤ、ロザムールの2頭。
  • 牝馬限定のローカルG3とは言え、今年の重賞最低クラスの低レベルで、展開次第でどの馬にもチャンスはある。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 シゲルピンクダイヤ  76

2位 ロザムール      75

3位 パラスアテナ     73

3位 ディアンドル     73

3位 アブレイズ      73

6位 アフランシール    72

6位 カリオストロ     72

6位 クラヴァシュドール  72

9位 ミスニューヨーク   71

9位 ドナアトラエンテ   71

11位 パッシングスルー    70

11位 リュヌルージュ     70

13位 アバルラータ      69

13位 ムジカ         69

15位 サンクテュエール    68

16位 フィリアプーラ     67

 

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シゲルピンクダイヤ76

近4走指数ベストは2走前の中日新聞杯で76。

近4走指数は73→64→76→65。

生涯ベストは5走前のVMで77。高速マイルでの指数ということで適性は高速馬場。

4走前の京成杯AHは完調手前だったことと前が残る展開を差しきれなかったこともあり指数73と平凡。

3走前の府中牝馬Sでは時計のかかる重馬場の1800mで能力を発揮できず指数64の低値。

2走前の中日新聞杯では高速馬場で指数76と好走した。

前走の愛知杯ではそこそこ時計のかかる2000mで前付けして息が続かず、指数は65の低値。

さて今回だが、今の新潟開催は時計は平凡である。先週は不良馬場での開催だったので影響が残っている可能性はあるが、良馬場ならそこそこ能力は出せるだろう。ベスト舞台ではないため、指数73程度を想定し対抗評価とする。

 

ロザムール75

近4走指数ベストは前走の中山牝馬Sで75。

近4走指数は60→69→70→75。

4走前のキタサンブラックメモリアルでは2番手追走で指数60と落とした。3走前、2走前は逃げて指数69〜70と安定傾向。

前走の中山牝馬Sも逃げて指数75とベスト更新。ただし不良馬場かつ斤量52kgのためであり再現性は薄い。

今回はディアンドルとの逃げ争いですんなりハナは取れないし、特殊馬場だった前走の再現は難しい。斤量も2kg増えるし指数70以下を想定して消しとする。

 

パラスアテナ73

近4走指数ベストは3走前の秋華賞で73。

近4走指数は70→73→68→68。

4走前の紫苑Sで指数70とベスト更新。

3走前の秋華賞でも指数73とベスト更新だ。

ただ、自己条件に戻った近2走は指数68と低値続き。

近2走のパフォーマンスを見る限り、重賞での好走は期待できず、指数70以下を想定して消しとする。

 

ディアンドル73

近4走指数ベストは前走の小倉大賞典で73

近4走指数は67→67→64→73。

過去最高は9走前の北九州記念で指数は74。

4走前〜2走前は指数70位かで低値安定傾向だ。

斤量53kgと恵まれた前走は先行有利の展開にも恵まれて指数73と好走。

さて今回だが、斤量は前走から2kg増だし、逃げ馬ロザムールもいて展開面でも前走よりマイナスである。指数70以下に落とすと想定して消しとする。

 

アブレイズ73

近4走指数ベストは2走前の愛知杯で73。

近4走指数は60→60→73→59。

3走前までは全て指数60以下の低値と2勝クラスレベルだったが、2走前の愛知杯で覚醒し指数73とベストを更新。

ただ、前走の中山牝馬Sでは指数69と再び落としている。

さて今回だが、2走前の突発での好走しかない状態で、好走条件が掴めない。急に走るかもしれないが、好走確率は低いと判断して消しとする。

 

アフランシール72

近4走指数ベストは4走前の新潟日報賞で72。

近4走指数は72→67→70→64。

4走前の3勝クラス新潟日報勝を53kgで勝ってオープン入りした。

ただ、3走前の京成杯AHで67、2走前のオーロCで70と伸び悩んでいる。

前走の京都牝馬Sでも指数64と落としている。

さて今回だが、ベスト時から斤量1kg増だし、近走のパフォーマンスから重賞で足りるとも思えない。指数70以下を想定し消しとする。

 

カリオストロ72

近4走指数ベストは3走前の信越Sで72。

近4走指数は65→72→64→64。

3走前の信越Sでは斤量51kgの軽斤量で指数72と好走した。このレース以外は指数70以下の低値である。

さて今回だが、ベスト時から3kg増の斤量54kgを背負うので、指数70以下を想定し消しとする。

 

クラヴァシュドール72

近4走指数ベストは2走前のニューイヤーSで72。

近4走指数は68→44→72→57。

2走前のニューイヤーSでは斤量53kgの軽斤量で指数72と好走した。このレース以外は指数70以下の低値である。

さて今回だが、ベスト時から1kg増の斤量54kgを背負うため、指数70程度を想定し消しとする。

 

ミスニューヨーク71

近4走指数ベストは3走前のエリザベス女王杯で71。

近4走指数は67→71→70→70。

近走の指数は70前後で安定傾向であり、特に上積みは無い。メンバーレベルの低いレースであり、上がり馬の勢いで人気するだろうが、指数は平凡。今回も70程度を想定し消しとする。

 

ドナアトラエンテ71

近4走指数ベストは4走前のレインボーSで71。

近4走指数は71→68→70→66。

近4走は指数70前後で安定傾向。3勝クラスレベルであり重賞で戦えるだけの能力はない。今回も指数70程度を想定して消しとする。

 

パッシングスルー70

近4走指数ベストは2走前の七夕賞で70。

近4走指数はダート→ダート→70→62。

2走前の七夕賞で指数70とベストを更新したが、前走のディセンバーSでは指数62と落とした。

さて今回だが、まず安定感はないし、極悪馬場で逃げた七夕賞の再現性もなく、指数70以下を想定して消しとする。

 

リュヌルージュ70

近4走指数ベストは4走前のエリザベス女王杯で70。

近4走指数は70→63→63→62。

生涯ベストは8走前の中山牝馬Sで指数75。タフな馬場が合っていたことと、50kgの軽斤量が好走要因である。

ただ、近4走は指数70以下の低値続き。また、今回は斤量54kgを背負うし、ベスト時の再現は難しい。指数70以下を想定して消しとする。

 

アバルラータ69

近4走指数ベストは3走前のリゲルSで69。

近4走指数は64→69→67→67。

近4走は指数69以下の低値続き。これは3勝クラスレベルであり、重賞では通用しない。今回も指数69以下を想定して消しとする。

 

ムジカ69

近4走指数ベストは3走前の元町Sと前走の但馬Sで69。

近4走指数は65→69→64→69。

近4走は指数69以下の低値続き。これは3勝クラスレベルであり、重賞では通用しない。今回も指数69以下を想定して消しとする。

 

サンクテュエール68

近4走指数ベストは4走前の桜花賞で68。

近4走指数は68→66→50→63。

4走前の桜花賞で指数68とベスト更新。

3走前のオークス、2走前の秋華賞と指数を伸ばせなかった。

前走のターコイズSでも指数63と大敗。

さて今回だが、桜花賞から成長分はないし、今回も指数68以下を想定して消しとする。

 

フィリアプーラ67

近4走指数ベストは3走前のマーメイドSで67。

近4走指数は66→67→53→50。

生涯ベストは6走前のターコイズSで74。

ターコイズSでは出脚が鈍く、差し遅れてはいるが異次元の末脚で4着まで突っ込んできている。勝ち時計1分32秒2と高速馬場であり、馬場は軽ければ軽いほうが良い。

ターコイズS以降の5戦であるが、一度も高速馬場で走れておらず、その5戦において稍重以上が4戦。ほとんど適性外の舞台でしか走れていない。

近5走で唯一良馬場だった4走前の福島牝馬Sも、そこそこ時計のかかる馬場だったし、物理的に届かない位置からの追い込みで能力を出し切れず、66の低値だ。

さて今回だが、近走は低値続きだが、敗因は明確であり度外視で良い。

今回、馬場が高速馬場となるなら期待値は十分にある。好走確率は低いが、当日の馬場を見て時計が早かったら大穴で狙っても面白い。メンバーレベルも低いためチャンスはあるし、馬場が早ければ期待値だけで本命とする。後方から差しが決まる展開待ちで良いだろう。時計がかかる馬場ならば消しとする。

 

まとめ

◎フィリアプーラ 想定指数74(高速馬場なら本命、時計がかかれば消し)

○シゲルピンクダイヤ 想定指数73

 

低レベルすぎて、展開次第ではどの馬にもチャンスがある。あまり買いたいレースではないし、当日の馬場次第では大荒れ期待で人気薄のフィリアプーラから入ろうかと思う。

2021阪神牝馬ステークスG2 全馬指数

今週は阪神牝馬Sを予想する。

阪神1600mで行われる牝馬限定の別定G2だ。

 

指数一覧

  • 出走馬12頭の指数を算出した。
  • 近4走最大指数1位はマジックキャッスルで78。
  • 優勝想定ラインは77に設定する。クリア馬はマジックキャッスル、メイショウグロッケの2頭。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 マジックキャッスル  78

2位 メイショウグロッケ  77

3位 イベリス       76

4位 プールヴィル     74

4位 リアアメリア     74

6位 ブランノワール    73

6位 ギルデッドミラー   73

6位 ドナウデルタ     73

6位 ロフティフレーズ   73

10位 デゼル         71

11位 エーポス        68

12位 メジェールスー     67

 

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マジックキャッスル78

近4走指数ベストは前走の愛知杯で78。

近4走指数は71→71→74→78。

4走前のオークスでは指数71とベスト更新。

3走前の紫苑Sは秋初戦を完調手前で指数71とベストタイ。

2走前の秋華賞できっちり仕上げて指数74とベストを更新した。

前走の愛知杯でも成長分ありで指数78とベストを更新した。

さて今回だが、追い切りを見る限り前走から上積みはないが、今回のメンバーなら前走程度走れば十分。指数78程度を想定し本命とする。距離短縮もプラスにはならないが、今回のメンバーなら問題ないだろう。

 

メイショウグロッケ77

近4走指数ベストは3走前のセントウルSで77。

近4走は70→77→73→67。

4走前の関屋記念では距離1600mで指数70と平凡。

3走前のセントウルSで初めての1200m挑戦となったが、どうやら短距離に適性があったようで、指数を大幅に伸ばし指数77とベストを更新した。

2走前のスプリンターズSは指数73とこの馬なりに好走。

前走の六甲Sでは距離1600mで指数67と凡走。

さて今回だが、休み明け2戦目で前走を叩いた上積みはあるだろうが、1600mでの指数上昇は見込めない。最大でも4走前並みの70程度までと想定し消しとする。

 

イベリス76

近4走指数ベストは前走の京都牝馬Sで76。

近4走指数は71→70→73→76。

4走前のオーロCで71、3走前のリゲルSで70と平凡。

2走前の阪神Cでは指数73とこの馬なりに好走した。

前走の京都牝馬Sでは先行有利の展開に恵まれたこともあり、指数76とベストを更新。

さて今回だが、逃げ粘る脚質を考えたら前走から200m伸びるのは良いとは言えない。少頭数でスローに落とせればチャンスはあるが、それでも前走の再現は難しいだろう。指数は74程度を想定して抑え評価とする。

 

プールヴィル74

近4走指数ベストは前走のオーロCで74。

近4走指数は63→73→71→74。

生涯ベストは6走前の京都牝馬Sで75。

4走前の安土城Sは後方から差し遅れて指数63の低値だったが、他の3走は指数71〜74で安定傾向。

さて今回だが、前走並みの指数74程度を想定して抑え評価とする。

 

リアアメリア74

近4走指数ベストは4走前のローズSと3走前のエリザベス女王杯で74。

近4走指数は74→58→74→67だ。

4走前のローズSでは指数74とベストを更新した。

3走前の秋華賞では馬場悪化で指数58と落とした。綺麗な良馬場向きの馬であり度外視で良い。

2走前のエリザベス女王杯では良馬場での瞬発力勝負となり指数74とベストタイだ。

前走の中山牝馬Sでは不良馬場で指数67と落としたが、度外視で良い。

さて今回だが、阪神開催終盤で馬場が荒れてきているのは良くないが、良馬場で開催できそうなのはプラス。ベスト時の74程度を想定して抑え評価とする。

 

ブランノワール73

近4走指数ベストは前走の京都牝馬Sで73。

近4走指数は71→66→69→73。

6走前の阪神牝馬Sで指数72とこれが当時のベスト。

4走前〜2走前は指数71以下で低値続きだったが、前走の京都牝馬Sで追い切りが一変した。レースでも後方から差し遅れはしたが指数73とベストを更新した。

今回は追い切りを見る限り前走に引き続き好調を維持しているようだ。

前走は差し遅れているため距離延長は歓迎。状態の良さも相まって指数ベスト更新の74程度を想定し対抗評価とする。恐らく人気しないので狙い目である。

 

ギルデッドミラー73

近4走指数ベストは4走前の中京記念と前走の京都牝馬Sで73。

近4走指数は73→64→64→73。

4走前の中京記念では指数73とベストを更新したが、斤量51kgだった。

3走前の信越Sおよび2走前のリゲルSはいずれも指数64で内容も力負けだった。

前走の京都牝馬Sでは成長分ありで指数73とベストタイ。斤量54kgを考慮したら実質ベストパフォーマンスと言って良い。また、差し遅れておりもう少し前で競馬出来ていれば指数74程度まではあっただろう。

さて今回だが、特に上積みは無く、前走並みの指数74程度を想定し抑え評価とする。

 

ドナウデルタ73

近4走指数ベストは3走前のポートアイランドSで73。

近4走指数は69→73→68→63。

4走前の安土城Sでは先行有利レースを後方から取り零し、指数69と低値だった。展開不向きということで度外視で良い。

3走前のポートアイランドSでは指数73とベスト更新。内でロス無く脚を溜め、追い出しのタイミングも完璧だった。

2走前のターコイズSでは後方から伸びきれずに指数68と力負け。

前走の愛知杯では指数63と力負け。

さて好走した3走前は完璧な競馬だったが、他の3走は68〜69と低値安定傾向のようだ。

また、完璧な競馬で指数73では能力的にも足りないだろう。今回は最大で指数73程度を想定して消しとする。

 

ロフティフレーズ73

近4走指数ベストは3走前の市川Sで73。

近4走指数は68→73→69→71。

3走前の市川Sでは指数73と高値であるが、それ以外は指数71以下の低値。市川Sは少頭数で展開的にも恵まれた結果で再現性は薄い。また、展開に恵まれたレースで73では能力的にも足りない。今回も最大で指数73程度を想定し消しとする。

 

デゼル71

近4走指数ベストは前走の初音Sで71。

近4走指数は67→69→69→71。

4走前〜前走にかけて指数は上昇傾向の明け4歳馬。今回も追い切り抜群で指数上昇は確実で、あとはどこまで能力を上げるか。

今回のメンバーを見ると、マジックキャッスル以外は団子であり2番手評価群にはいれておきたい。指数74程度まで伸ばすことを想定して抑え評価とする。

 

エーポス68

近4走指数ベストは2走前フィリーズレビューで68。

近4走指数は52→57→68→64。

2走前のフィリーズレビューの68は3歳春ということを考えたら十分高値。

前走の桜花賞は指数64と落としたが、そこから約1年ぶりの出走である。

正直、前走1年前の4歳馬となると、現状の能力を測ることは全く出来ない。

ただ、特に追い切りの動きが抜群ということでもないし、指数の裏付けがなく買う根拠がないので今回は消しとして様子を見る。

 

メジェールスー67

近4走指数ベストは4走前のタンザナイトSで67。

近4走指数は67→60→66→66。

近4走は指数67以下と低値続き。3勝クラス掲示板レベルの能力であり、重賞では通用しない。指数67以下を想定して消しとする。

 

まとめ

◎マジックキャッスル 想定指数78

○ブランノワール 想定指数74

△イベリス、プールヴィル、リアアメリア、ギルデッドミラー、デゼル 想定指数74

 

能力的にはマジックキャッスルの1強であり単勝で良い。

2番手評価群が優劣付かず6頭を想定指数74とした。なかなか絞り込めず、全馬印を打ちたくもないので、この中で人気の薄そうかつ状態良好なブランノワールを現時点での対抗評価とした。あとは当日のオッズを見て馬券を決める。

2021大阪杯G1 全馬指数

今週は大阪杯を予想する。

阪神2000mで行われるG1だ。

 

指数一覧

  • 出走馬13頭の指数を算出した。
  • 近4走最大指数1位はグランアレグリアで85。
  • 優勝想定ラインは83に設定する。クリア馬はグランアレグリア、コントレイル、サリオス。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 グランアレグリア  85

2位 コントレイル    83

2位 サリオス      83

4位 ワグネリアン    79

5位 ペルシアンナイト  77

5位 レイパパレ     77

5位 クレッシェンドラヴ 77

8位 ブラヴァス     76

9位 カデナ       75

10位 アドマイヤビルゴ   74

11位 モズベッロ      73

11位 ハッピーグリン    73

13位 アーデントリー    72

 

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グランアレグリア85

近4走指数ベストは3走前の安田記念で85。

近4走指数は81→85→84→83。

4走前の高松宮記念はスローペースのレースで後方からとなり、脚を余して差し遅れてしまった。ただ、一番鋭い末脚で追い込んできており、上がり補正も入って81の高指数だ。

3走前の安田記念は状態も過去最高に整えてきた。強敵アーモンドアイを地力で降して指数85とベスト更新。

2走前のスプリンターズSも引き続き好状態。レースはハイペースで展開的に向いたとは言え、指数は84と高値。

前走のマイルCSも順当に指数83と高値だ。過去最高の出来だった安田記念と比べると状態で劣っていたのでその分若干落としたということになる。

近4走は最低でも81と高値安定傾向であり、能力だけで言えば今回のメンバー最上位。

状態面を見ると、絶好調だった安田記念と比較すると流石に見劣りする。マイルCSと同程度の仕上がりかやや劣る程度だろう。

あとは、距離2000mがどうかだが、安田記念の高速マイルでのパフォーマンスがベストだとすると、距離延長がプラスになるとは思えない。状態面、距離面から指数82程度まで落とすと想定し3番手評価とする。

 

コントレイル83

近4走指数ベストは前走のジャパンCで83。

近4走指数は78→76→80→83。

4走前のダービーでは指数78とベストタイ。

3走前の神戸新聞杯では指数76。前哨戦仕上げだったことと、最後は流したことで指数を落としただけであり、指数76で十分だ。

2走前の菊花賞では指数80とベスト更新。アリストテレスとともに後続を千切っており非常に強い内容だった。また、3000mはこの馬には長いため、向かない条件の中で80という高指数を出せた点を評価したい。

前走のジャパンCでは指数83とベスト更新。斤量は菊花賞から2kg減であるが、中5週でパフォーマンスを上げた点は評価に値する。

基本的に間隔を空けた方が良いタイプであり、前走から4ヶ月空けて状態は非常に良い。成長分と状態の良さで斤量2kg増に対応しつつ、前走並みの指数83程度を出せると想定し本命とする。

 

サリオス83

近4走指数ベストは2走前の毎日王冠で83。

近4走指数は77→73→83→79。

4走前の皐月賞は指数77とベストを更新。他の世代と比較してもレベルの高い皐月賞であり、3歳春という時期を考えても指数77は高く評価できる。

3走前のダービーでは指数73と落とした。敗因は皐月賞の反動が出たことと、距離が長かったことであり度外視で良い。

2走前の毎日王冠は斤量54kgでこそあったが、成長分もあって指数84とベスト更新。

前走のマイルCSでは前で決まったレースを後ろから取り零し指数は79と落としたため度外視で良い。ただし上がり最速で能力は示しており、騎乗ミスがなければ指数82程度と推定する。

さて今回だが、追い切りを見る限り高いレベルで安定しており、順当に能力は発揮できるだろう。前走並みの能力で指数82程度を想定し対抗とする。

 

ワグネリアン81

近4走指数ベストは4走前のジャパンCで81。

近4走指数は79→76→57→71。

生涯ベストは5層前の天皇賞秋で指数81。

4走前のジャパンカップでは79と落としたが、得意では無い重馬場だったこと、そして、雨上がりで内側から水が捌けるため内伸び馬場だったのだが、外を回してしまったこと。この2点が指数を落とした理由なので、度外視可能だ。むしろこの条件の中でも79を出せたことを評価したい。

3走前の大阪杯では、先行有利レースで後方からレースに参加できなかったことと、仕上がり微妙だったことで指数を76と落とした。度外視で良い。

2走前の宝塚記念では異常に時計のかかる特殊馬場だった。また、喉なりの影響もあったとのことだった。指数は57の低値だが度外視で良い。

前走の京都記念は指数71の低値。休み明け走らない馬なので度外視で良い。

さて今回だが、近4走はいずれも敗因明確のため、能力的には5走前の81程度までは想定可能。あとはピークが維持できているかと、喉の手術の影響が無いかだが、こればかりは走ってみないことには分からない。ただ、仮に5走前のパフォーマンスが出せても今回の上位3頭には及ばない。おそらくピークは過ぎているだろうが、仮に好走しても最大で81程度と想定し消しとする。

 

ペルシアンナイト77

近4走指数ベストは3走前のマイルCSと2走前の有馬記念で77。

近4走指数は73→77→77→68。

生涯ベストは2018年のマイルCSで81。年齢を重ねて能力は落ちているようだが、まだ77程度とG2級の能力は持っている。

4走前の富士Sは前哨戦仕上げで指数73の低値だ。

3走前のマイルCS、2走前の有馬記念では仕上がり良好で指数77と好走した。

前走の金鯱賞は休み明けだが乗り込み量は豊富だった。ただそれでも指数は68と低値だった。

さて今回だが、叩き2戦目で能力を伸ばすとしても、2走前並みの77程度を想定する。今回のメンバーで指数77では勝負にならないだろうし消しとする。

 

レイパパレ77

近4走指数ベストは前走のチャレンジCで77。

近4走指数は61→67→73→77。

デビューから5戦5勝で指数も安定して右肩上がりの素質馬だ。

指数の上げ幅も11ポイント、6ポイント、6ポイント、4ポイントと大きい。

指数ベストを更新した前走は、スローペースで先行し展開的には非常に恵まれていた。

今回だが、斤量は前走から2kg増える中で、5ポイント程度増やさないと上位3頭には及ばない。前走の恵まれっぷり、斤量2kg増、追い切り軽めで仕上がり途上であることなどを考慮すると、せいぜい指数は80程度までと想定し消しとする。

 

クレッシェンドラヴ77

近4走指数ベストは4走前の七夕賞で77。

近4走指数は77→74→60→75。

4走前の七夕賞は、状態が抜群だったのと内田騎手の完璧な騎乗もあって指数77と好走した。また、荒れ馬場を得意とするこの馬にとって舞台もあっていた。

3走前のオールカマーはタフな馬場で得意条件ではあったが、指数は74と平凡。

2走前のJCでは得意のスタミナ比べにならず、指数60の低値。

前走の有馬記念ではスタミナ比べで指数75とこの馬なりに好走した。

さて今回だが、得意のスタミナ比べにはならないし能力も足りない。指数75程度を想定して消しとする。

 

ブラヴァス76

近4走指数ベストは3走前の新潟記念と2走前のチャレンジCで76。

近4走指数は75→76→76→58。

4走前の七夕賞は指数75とベスト更新。かなりタフな馬場だったが、それでも力を出せることを示した。

3走前の新潟記念では斤量1kg増の56kgで指数76とベストを更新した。

2走前のチャレンジCでは指数据え置きの76だった。ただ、スローペースを後方から差し遅れており、もっと前で競馬できていたら指数77〜78程度はあっただろう。

前走の金鯱賞では状態も良かったが指数は58と落とした。この敗因は不明確だ。

さて今回だが、仮に能力を発揮できても指数78程度では能力的に足りないため消しとする。

 

カデナ75

近4走指数ベストは4走前の毎日王冠で75。

近4走指数は75→70→66→70。

生涯指数1位は6走前大阪杯で79、2位は7走前の小倉大賞典で78。ちょうど1年前に馬としてのピークを迎えていた。

4走前の毎日王冠では指数75と平凡。

3走前の天皇賞・秋では指数70と落とした。

2走前の中山金杯でも指数66と落とした。

前走の小倉大賞典でも指数70と低値。

近3走を見るに、能力は指数70程度まで衰えており、流石に重賞では通用しない。今回も指数70以下を想定して消しとする。

 

アドマイヤビルゴ74

近4走指数ベストは2走前のアンドロメダSで74。

近4走指数は68→70→74→64。

2走前のアンドロメダSでは指数74で古馬OP勝利を挙げた。

前走の日経新春杯は斤量2kg増を成長分で補えず指数64と落とした。

さて今回だが、阪神コースは合うだろうがそれでも能力的には足りない。最大で指数76程度までを想定し消しとする。

 

モズベッロ73

近4走指数ベストは2走前のAJCCで73。

近6走指数は72→52→73→70。

生涯ベストは6走前の日経新春杯で78。ただし斤量は52kgだった。

4走前の宝塚記念は指数72と低値。

3走前の有馬記念では完調手前で指数52の低値。

2走前のAJCCでは有馬記念以上には仕上がるがまだ完調手前で指数は73と平凡。

前走の京都記念では仕上がりは良かったが指数は70と低値。

さて今回だが現状の能力では通用しない。今回も指数70程度を想定し消しとする。

 

ハッピーグリン73

近4走指数ベストは4走前のチャレンジCで73。

近4走指数は73→55→0→29。

4走前のチャレンジCで指数73と自己ベストを更新した。

ただしその後は指数55以下の低値続き。

現状の能力では通用しないだろう。指数70以下を想定して消しとする。

 

アーデントリー72

近4走指数ベストは前走の大阪城Sで72。

近4走指数は63→62→70→72。

前走の大阪城Sでベスト更新の72。

さて今回だが、斤量は3kg増で指数は落とすだろうし、現状の能力では通用しないため消しとする。

 

まとめ

◎コントレイル   想定指数83

○サリオス     想定指数82

▲グランアレグリア 想定指数82

 

サリオスとグランアレグリアは、オッズの高いサリオスを上に持ってきただけでおり、ほぼ同列の評価。

正直この3頭で決まるのではないか。3連複2.9倍だが、9割程度はこの3頭で決着するだろうし、期待値は十分だろう。(馬券としてはつまらないが。)

馬券として面白みをつけるなら、この3頭から入る以上は3連単1点にするしか選択肢がないが、能力は高いレベルで拮抗しており難易度は高い。

2021ダービー卿チャレンジトロフィーG3 全馬指数

今週はダービー卿チャレンジトロフィーを予想する。

中山1600mで行われるハンデG3だ。

 

指数一覧

  • 出走馬16頭の指数を算出した。
  • 近4走最大指数1位はスマイルカナとマイスタイルで76。
  • 優勝想定ラインは76に設定する。クリア馬は指数1位の2頭。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 スマイルカナ    76

1位 マイスタイル    76

3位 ボンセルヴィーソ  75

3位 カテドラル     75

3位 トーラスジェミニ  75

6位 メイショウチタン  74

6位 ベステンダンク   74

8位 ソーグリッタリング 73

8位 ウインカーネリアン 72

8位 アトミックフォース 72

11位 テルツェット      71

11位 ルフトシュトローム   71

13位 ブラックムーン     70

14位 レイエンダ       69

15位 エメラルファイト    67

16位 ショウナンライズ    64

 

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スマイルカナ76

近4走指数ベストは4走前の京成杯AHで76。

近4走指数は76→66→72→75。

4走前の京成杯AHでは指数76とベストを更新した。

3走前の富士Sでは、折り合いのつかなかったシーズンズギフトに競り掛けられペースアップし、前が残らない展開となった。指数は66と落としたが度外視で良い。

2走前のオーロCでは折り合いがつかず、指数は72と平凡。

前走のターコイズSでは指数75と好走した。

さて今回は休み明けだが状態は良さそう。斤量は1kg増えるがベスト時並みの指数76程度を想定し3番手評価とする。ただ、前に行きたい馬が多くハイペースで指数を落とす懸念はあるし、1番人気で妙味は無い。

 

マイスタイル76

近4走指数ベストは4走前のマイルCSで76。

近4走指数は76→66→66→45。

4走前のマイルCSで指数76と好走。

ただその後の3戦は指数70以下の低値続き。追い切りを見ても馬が終わった可能性が高い。今回も仕上がりは微妙であり、指数70以下を想定して消しとする。

 

ボンセルヴィーソ76

近4走指数ベストは4走前の京成杯AHで76。

近4走指数は66→76→73→72→75。

4走前の京成杯AHでは、先行有利レースで展開が向いたこともあって、指数ベスト更新の76と好走した。

3走前のスワンSでは73、2走前のオーロCでは72。いずれも力通り決まったレースだった。

前走の東風Sは先行有利レースで展開に恵まれ指数75と好走した。

以上を振り返ると、展開が向いた場合は指数75〜76の高値だが、展開フラットなら指数72〜73程度。さて今回だが、先行馬が多く展開に恵まれる可能性は低い。指数73程度を想定して消しとする。

 

カテドラル75

近4走指数ベストは前走の東京新聞杯で75。

近4走指数は73→74→64→75。

生涯ベストは7走前のマイルCSで76。3歳秋でピークを迎えたようでその後指数は1年以上更新できていない。

4走前の朱雀Sで73、3走前のスワンSで74とこの2走は安定傾向だ。

2走前のキャピタルSはルメール騎手への乗り替わりで脚質を差しから先行にシフトしたが、脚が溜まらず最後は失速してしまった。これまで通り後方で脚を溜めて末脚に賭ける競馬をするのがあっているようだ。

前走の東京新聞杯では後方からの差し競馬で指数75と好走した。

ここまでを振り返ると敗因が明確な2走前を除いて指数は73〜75程度で安定傾向。今回は先行馬多数で差しが決まるようになればチャンスはある。指数74程度を想定して抑え評価とする。

 

トーラスジェミニ75

近4走指数ベストは3走前のディセンバーSと前走の東風Sで75。

近4走指数は57→75→63→75。

4走前のジャパンCは距離が長く最後まで息が続かず、指数57と落とした。

3走前のディセンバーSではマイペースを刻みことができ、指数75とベストを更新した。

2走前の小倉大賞典はハイペースで息が続かず指数63と落とした。

前走の東風Sもハイペースだったが距離が1600mだったこともあり最後まで息が続いて指数は75と高値だ。

さて今回だが、先行馬が多く展開は向かなそうだが、マイル戦なら前走のように地力で押し切れる可能性が高い。状態も良さそうだし前走並みの指数75程度を想定して3番手評価とする。

 

メイショウチタン74

近4走指数ベストは前走の阪急杯で74。

近4走指数は68→70→70→74。

4走前〜2走前は指数68〜70で安定傾向。前走の阪急杯で指数74と跳ね上げた。

さて今回だが、成長分こそ無いが斤量が前走から2kg減で斤量分だけ指数を伸ばす可能性がある。マイル適性は不明だが人気を考慮したら妙味はある。指数75程度まで伸ばすと想定して対抗とする。

 

ベステンダンク74

近4走指数ベストは3走前のスワンSと2走前のマイルCSで74。

近4走指数は20→74→74→62だ。

4走前の中京記念ではバテ差しレースで息が続かず指数20と大敗しだが、3走前と2走前は指数74と安定。

前走の小倉大賞典は力負けで指数62と大敗した。

前走の敗因は不明だが、15番人気と人気を落としすぎである。追い切りを見る限り9歳馬だがまだ動きは悪くなく、最大で指数74程度を想定し抑え評価とする。

 

ソーグリッタリング73

近4走指数ベストは3走前のメイSと2走前のエプソムCで73。

近4走指数は69→73→73→63。

4走前の京都金杯は、物理的に届かない位置から脚を余してしまった。開幕週の先行有利馬場では仕方がないので、度外視で良い。

3走前のメイステークスは先行粘り込みで能力を出し切って73を出した。

2走前のエプソムカップは先行有利レースの恩恵も受けることができて73だ。

前走のキャピタルSは指数63と力負けだ。

さて今回だが、現状の能力73ではオープン特別レベルで重賞では足りない。今回も指数73程度を想定して消しとする。

 

ウインカーネリアン72

近4走指数ベストは前走の幕張Sで72。

近4走指数は66→69→68→72。

近走は成長途上であり前走の幕張Sでベスト更新。今回は前走から2kg減の斤量55kgであり成長分と斤量分で上昇が可能である。ただ重賞で通用するまで伸ばすのは難しいだろう。先行馬が多いこともマイナスで指数は73程度までと想定し消しとする。

 

アトミックフォース72

近4走指数ベストは4走前のエプソムCで72。

近4走指数は72→57→67→68。

生涯ベストは5走前の新潟大賞典で75。4走前のエプソムCも指数72とこの馬なりに頑張ったが、近3走は指数70以下の低値続き。今回も指数70以下を想定して消しとする。

 

テルツェット71

近4走指数ベストは前走の節分Sで71。

近4走指数は取消→64→66→71。

近走上昇傾向で前走の節分Sで指数71とベスト更新。成長分でさらに上昇は可能だが、今回の追い切り等を考慮して重賞で通用するまで伸ばすのは不可能と判断。最大で指数73程度と想定して消しとする。

 

ルフトシュトローム71

近4走指数ベストは3走前のニュージーランドTと2走前のNHKマイルで71。

近4走指数は62→71→71→62。

4走前の1勝クラスは62で2連勝。

3走前のNZTでベスト更新の71。

2走前のNHKマイルでは指数据え置きだったが、斤量1kg増かつ先行有利馬場を後方から差し遅れての維持なので負けて強しの競馬である。

前走の京成杯AHは指数62と大敗した。

さて今回だが、追い切りの動きは良いが、指数ベストが71と低く指数の裏付けがない。仮に状態良化で伸ばすとしても、最大で73程度までと想定し消しとする。

 

ブラックムーン70

近4走指数ベストは4走前のマイルCSと3走前の阪神Cと前走の阪急杯で70。

近4走指数は70→70→64→70。

生涯ベストは2018年の京都金杯で77であるが、近走は年齢を重ねて能力が落ちているようで、現状の能力で重賞は足りないだろう。指数70以下を想定して消しとする。

 

レイエンダ69

近4走指数ベストは3走前の富士Sで69。

近4走指数は62→69→ダート→66。

生涯ベストは9走前の富士Sで指数77。ただ近4走は指数70以下と低値続き。現状の状態では好走は難しいだろう。指数70以下を想定して消しとする。

 

エメラルファイト67

近4走指数ベストは前走の東風Sで67。

近4走指数はダート→ダート→62→67。

生涯ベストは3歳春のスプリングSで指数72。ただしそれ以降は成長がなく近走も最大で67と低値続き。今回も指数70以下を想定して消しとする。

 

ショウナンライズ66

近4走指数ベストは3走前のニューイヤーSで64。

近4走指数は62→64→63→59。

近4走は指数59〜64と低値安定傾向。これは2勝クラスレベルの指数であり、現状の能力で重賞では足りない。今回も65以下を想定して消しとする。

 

まとめ

◎スマイルカナ   想定指数76

○メイショウチタン 想定指数75

▲トーラスジェミニ 想定指数75

△カテドラル    想定指数74

△ベステンダンク  想定指数74