(旧)【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2022東京新聞杯G3 全馬指数

今週は東京新聞杯を予想する。

東京1600mで行われる別定G3だ。

 

指数一覧・前提条件

  • 出走馬16頭の指数を算出した。近4走指数1位はホウオウアマゾンで77。
  • 優勝想定ラインは76と設定する。G3としては平均レベル。
  • Dコース4日目/8日。開催4日目/8日。
  • 近4走逃げ経験あり4/18頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)8/18頭。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 ホウオウアマゾン    77

2位 カテドラル       76

2位 トーラスジェミニ    76

2位 ディアンドル      76

5位 ファインルージュ    75

6位 ケイデンスコール    74

6位 マルターズディオサ   74

6位 カラテ         74

6位 ヴェロックス      74

6位 シュリ         74 →出走取消

6位 ドナアトラエンテ    74

12位 カレンシュトラウス    71

12位 アオイクレアトール    71

14位 ワールドバローズ     70

14位 エイシンチラー      70

14位 イルーシヴパンサー    70

 

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ホウオウアマゾン77

近4走指数ベストは2走前のマイルCSと前走の阪神Cで77。

近5走指数は69→65→75→77→77。

5走前のアーリントンCで指数69とベスト更新。

4走前のNHKマイルは指数65と落とした。ただし当日の東京競馬場は極めて差し有利であり、先行して残れるレースではなかったため度外視で良い。

3走前のスワンSでは斤量54kgの恩恵もあり指数75とベスト更新。

2走前のマイルCSでは上積みありで斤量2kg増の56kgに対応し指数77とベスト更新。外伸び馬場で伸びない内を通ったことを考慮したら指数以上に価値ある好走だった。

前走の阪神Cでも斤量56kg据え置きで指数77とベストタイで好走。

さて今回だが、追い切り抜群で引き続き状態は良好。斤量は1kg増の57kgを背負うがそれでも指数76程度を想定し本命とする。東京競馬場NHKマイルで凡走しているが、内外の馬場差が敗因なので東京が苦手とは思わない。唯一懸念点とすればNHKマイルでは馬体重-10kgと過去最大の減少幅。今回も輸送で馬体が減ってしまわないかには注視する。

 

カテドラル76

近4走指数ベストは3走前の中京記念と2走前の京成杯AHで76。

近4走指数は69→76→76→75。

12走前のマイルCSで76。3歳秋でピークを迎えたようでその後指数は更新できていないが、近走でも衰えてもいない。

4走前の安田記念は斤量58kgに対応できず指数69と低値。

3走前の中京記念も2走前の京成杯AHは後方からの差し競馬で指数76と好走した。斤量は56kg。

前走のマイルCSでは指数75と引き続き好走。斤量は57kg。

近4走は全て出遅れているが、ほぼ確実に末脚を発揮しており安定感は高い。

さて今回だが、追い切り平凡で特に変わり身はなし。斤量58kgはきつく、最大で指数73程度を想定し抑え評価とする。

 

トーラスジェミニ76

近4走指数ベストは4走前の七夕賞で76。

近5走指数は76→76→64→70→65。

5走前の安田記念ではスロー気味のレースを2番手追走で能力を発揮でき指数76とベスト更新。

4走前の七夕賞も先行有利レースを2番手追走でそのまま押し切り指数76と好走した。

3走前の札幌記念は完調手前で指数64と落とした。度外視で良い。

2走前の毎日王冠でも引き続き完調手前であり指数70と平凡。

前走の京都金杯でも完調手前で指数65と低値。

近3走はピーク時と比べて見劣りするが、単に仕上がってないというか既にピークを過ぎた可能性もある。

さて今回だが、近走から特に変わり身はなく良い時と比べると見劣りする。最大で指数70程度を想定し消しとする。

 

ディアンドル76

近4走指数ベストは4走前のヴィクトリアマイルで76。

近4走指数は76→68→62→59。

4走前のヴィクトリアマイルで指数76とベストを更新。

3走前の中京記念では指数68と落とした。レースを見る限り敗因は良くわからなかったが、団野騎手のコメントによると前半の気負いが強く力んでいたとのこと。折り合いを考えたらVMのような高速マイルぐらいがベストか。またレース後に鼻出血もあったとのことだし、度外視で良いか。

2走前の福島記念は指数62と落としたが、距離2000mは長いしハイペースの消耗戦も厳しく度外視で良い。

前走の京都金杯は指数59と低値。出遅れて折り合いを欠いておりレースになっていなかったため度外視で良い。

さて今回だが、近3走は度外視で良いため能力を維持していれば4走前並の好走は可能。とは言え、追い切り平凡で良い時には劣る。斤量56kgも厳しく、最大で指数73程度までを想定し抑え評価とする。

 

ファインルージュ75

近4走指数ベストは2走前の紫苑Sと前走の秋華賞で75。

近4走指数は74→65→75→75。

4走前の桜花賞では指数74とベスト更新。

3走前のオークスでは指数65と低値。直線は進路を探すのに手間取ったが進路を確保できてからも伸びを欠いた。敗因は明確ではないが距離がこたえたか。

2走前の紫苑Sでは指数75とベスト更新。

前走の秋華賞でも指数75と引き続き好走。

さて今回だが、3ヶ月の休み明けで完調手前。調教師も「休み明けで脚元の問題もあるので無事に走ってくれれば」と言っているように、本気度は低い。最大で指数74程度を想定し抑え評価とする。持ち指数もそこまで高くないし完調手前でありながら、人気は背負いそうで妙味は薄い。

 

ケイデンスコール74

近4走指数ベストは2走前のマイルCSで74。

近4走指数は71→69→74→71。

生涯ベストは6走前の中山記念と5走前のマイラーズCで77。いずれも高速馬場で斤量は56kg。

4走前の安田記念は斤量58kgに対応できず指数を71と落とした。

4ヶ月の休みを挟んで3走前の毎日王冠では斤量57kgで指数69と低値。

2走前のマイルCSは指数74とそこそこ好走した。

前走の阪神Cは指数71と平凡。

ここまで2021年前半のピークは指数77付近連発だったが、休みを挟んで2021年秋は最大指数74と低値続き。状態面で見劣りしていることもあったが、どちらかと言えばピークを過ぎたと考えるのが妥当か。

さて今回だが、状態面では特に変わり身はない。斤量59kgは厳しく、最大で指数70程度を想定し消しとする。

 

マルターズディオサ74

近4走指数ベストは2走前の府中牝馬Sで74。

近5走指数は76→72→71→74→69。

5走前の高松宮記念では指数76とベスト更新。

4走前のヴィクトリアMでは指数72と落とした。

3走前の京成杯AHでは指数71と平凡。ただ全く仕上がっていない割には最後まで伸びており叩き台としては十分な指数と言える。

2走前の府中牝馬Sは叩き2戦目で状態抜群だったが、指数は思ったほど伸びず74と平凡。ベストは1200mということを考えても距離がやや長かったか。斤量は54kg。

前走のターコイズSでは斤量2kg増の56kgを背負い指数69と落とした。

さて今回だが、前走から据え置きの斤量56kgを背負うし、現状の能力で重賞での好走は難しいか。状態も変わり身はなく、最大で指数72程度を想定し消しとする。

 

カラテ74

近4走指数ベストは3走前の関屋記念と2走前の京成杯AHと前走のニューイヤーSで74。

近4走指数は67→74→74→74。

生涯ベストは5走前の東京新聞杯で指数75。斤量は56kg。

4走前の安田記念では休み明けで完調手前かつ斤量2kg増の58kgに斤量負けし指数67と大きく落とした。度外視で良い。

3走前の関屋記念では斤量56kgに戻り指数74と好走した。

2走前の京成杯AHでは斤量57kgで指数74と好走。

前走のニューイイヤーSでは斤量58kgで指数74と好走し、着実に斤量増加に対応して力を増してきている。内容も前残りを強引な末脚で差し切っており指数以上に評価できる。斤量も考えたら実質ベストと言っていい。

さて今回だが、追い切り抜群で引き続き状態は良好。斤量は前走から1kg減の57kgであり斤量分の上昇も可能。最大で指数76程度を想定し対抗とする。

 

ヴェロックス74

近4走指数ベストは3走前の毎日王冠で74。

近4走指数は63→74→69→71。

生涯ベストは2019年の皐月賞で指数78。結果的にここがピークでその後は指数ベストを更新できていない。

得意条件は高速馬場の瞬発力勝負。皐月賞はタフな競馬だったが、古馬になって適性が必要になってきてからは好走のほとんどが瞬発力勝負だ。

4走前の小倉記念では上がりのかかるレースかつ差し優勢レースを先行したこともあり指数63と落とした。度外視で良い。

3走前の毎日王冠では高速馬場の瞬発力勝負という得意条件で指数74と好走した。

2走前のキャピタルSは高速馬場だったが指数69と落とした。後方から脚を余したこともあるがそれにしても低値。

前走の京都金杯でも脚を余してこそいるが指数71と平凡。

さて今回だが、状態面で特に変わり身はない。近2走平凡で能力的にも下降傾向に入っているし、東京競馬場の軽い馬場は合うがそれでも指数72程度を想定し消しとする。

 

シュリ74

近4走指数ベストは3走前の谷川岳Sで74。

近5走指数は72→74→62→69。

4走前の京都金杯では指数72と平凡。

3走前の谷川岳Sは指数74とベスト更新。47.8-46.1の前傾ラップを逃げており、展開的には恵まれた。

2走前のエプソムCは指数62と落とした。出遅れて後方から捲り気味に船団に取り付いたこともあり直線では余力なし。度外視で良い。

前走の京都金杯は約7ヶ月ぶりのレースで完調手前。指数69と低値だが度外視で良い。

さて今回だが、前走を叩いて上積みは十分で、あとは現状の能力でどこまでやれるか。状態面は好走時と遜色ないので最大で3走前並みの指数74程度を想定し抑え評価とする。

→出走取り消し

 

ドナアトラエンテ74

近4走指数ベストは3走前の福島牝馬Sで74。

近4走指数は74→66→73→62。

4走前の福島牝馬Sで指数74とベストを更新した。

3走前のクイーンSは指数66と低値。先行馬には厳しい流れであり度外視で良い。

2走前の府中牝馬Sでは指数73と好走した。

前走のターコイズSは指数62と低値。出遅れて後方から捲り気味に終始外外を回り直線では余力がなかった。度外視で良い。

さて今回だが、状態面で変わり身はなく最大で2走前並みの指数73程度を想定し抑え評価とする。

 

カレンシュトラウス71

近4走指数ベストは3走前の丹波特別と2走前の桑名Sで71。

近4走指数は62→71→71→66。

3走前の丹波特別は約半年ぶりの休み明けで成長分があり指数71とベスト更新。

2走前の桑名Sでも指数71と引き続き好走。

重賞初挑戦となった前走の京成杯AHでは指数66と落とした。鼻出血とのことで度外視で良いか。

さて今回だが、状態面では特に変わり身はない。最大で指数72程度を想定し消しとする。ただし、前走を除けば上昇途上であり、2走前から8ヶ月空くのでその間の成長分がブラックボックスである。2走前まではオール馬券内と相手なりに走ってきた馬でもあり、相手強化で通用しても不思議ではなく、人気がなければ抑えても良い。

 

アオイクレアトール71

近4走指数ベストは前走のキャピタルSで71。

近4走指数は65→52→70→71。

4走前の2勝クラスを指数65で勝利。

3走前の佐渡Sは指数52と低値。差し優勢レースを先行し最後まで脚が残っていなかった。

2走前の紅葉Sは指数70とベスト更新。OP入りを決めた。

前走のキャピタルSでは指数71と再びベストを更新した。

さて今回だが、近走上昇傾向でまだ上昇余地はあるが、まだ重賞で戦えるだけの能力はないか。最大で指数72程度を想定し消しとする。

 

ワールドバローズ70

近4走指数ベストは前走の長篠Sで70。

近4走指数は64→65→68→70。

近4走は安定して上昇傾向であり、前走の長篠Sでは指数70で勝利しOP入りを決めた。

さて今回だが、近走上昇傾向でまだ上昇余地はある。ただ成長分あったとしても前走から斤量1kg増加も考慮して、指数70程度を想定し消しとする。まだ重賞では足りない。

 

エイシンチラー70

近4走指数ベストは前走の若潮Sで70。

近4走指数は64→65→62→70。

4走前の織姫賞は指数64、3走前の三面川特別は指数65と安定傾向。斤量は52kg。

2走前の紫苑Sは斤量2kg増の54kgを背負い指数62と落とした。

前走の若潮Sは斤量52kgに戻り指数70とベスト更新。

さて今回だが、前走から斤量2kg増の54kgを背負う。特に上積みもなく、指数70以下を想定し消しとする。

 

イルーシヴパンサー70

近4走指数ベストは前走のノベンバーSで70。

近4走指数は62→61→65→70。

2走前の鷹巣山特別は4ヶ月の休み明けで成長分があり、指数65とベスト更新した。

前走のノベンバーSでも指数70とベスト更新。OP入りを決めた。

さて今回だが、近2走は上昇傾向だし、今回状態面も良さそうで成長が見込める。前走から斤量1kg増を考慮しても、指数73程度に伸ばすと想定し抑え評価とする。

 

まとめ

◎ホウオウアマゾン  想定指数76

○カラテ       想定指数76

△ファインルージュ  想定指数74

△カテドラル     想定指数73

△ディアンドル    想定指数73

△ドナアトラエンテ  想定指数73

△イルーシヴパンサー 想定指数73

 

能力最上位で状態抜群のホウオウアマゾンを本命とする。近4走と比べたら相手弱化だし連を外すのは考えにくい。関東輸送で馬体を減らすことだけは懸念事項なので当日の馬体重には注意する。NHKマイルの着順と近走阪神内回りでの好走から東京競馬場は合っていないとの声もあるが、NHKマイルは敗因明確だし東京競馬場が苦手とは思わないのでその点で人気が落ちてくれる分には歓迎。

対抗はカラテ。前走休み明けを斤量58kg背負って指数74と強いパフォーマンス。引き続き状態良好で好走必至か。ホウオウアマゾンとカラテは能力的には優劣付け難くほぼ同列の評価。2頭の馬連1点で良いか。

3番手以降に6頭抑えたがいずれも能力的には3着までか。想定1番人気のファインルージュは完調手前で人気もするし妙味はない。オッズを吸って飛んでくれても良いか。

あとは当日の馬体重、馬場、オッズ等を見て結論を出す。

2022シルクロードステークスG3 全馬指数

今週はシルクロードSを予想する。

中京1200mで行われるハンデG3だ。

 

指数一覧・前提条件

  • 出走馬18頭の指数を算出した。近4走指数1位はジャンダルムで78。
  • 優勝想定ラインは76と設定する。ハンデG3としてはやや低いレベル。
  • Bコース6日目/8日。開催10日目/12日。
  • 近4走逃げ経験あり4/18頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)8/18頭。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 ジャンダルム      78

2位 カレンモエ       76

2位 ビアンフェ       76

2位 メイケイエール     76

5位 シャインガーネット   75

6位 ナランフレグ      74

6位 エーポス        74

6位 マイスタイル      74

9位 サヴォワールエメ    73

9位 レインボーフラッグ   73

9位 レジェーロ       73

9位 レッドアンシェル    73

9位 マイネルアルケミー   73

14位 ルッジェーロ       72

14位 タイセイアベニール    72

14位 ホープフルサイン     72

17位 ショウナンバビアナ    70

指数なし ミッキーワイルド 近走ダート

 

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ジャンダルム78

近4走指数ベストは2走前のセントウルSで78。

近5走指数は76→75→72→78→73。

2021年は距離短縮で指数を上げた馬である。

5走前の阪急杯で指数76と跳ね上げベストを更新した。

4走前の春雷Sでも指数75と好走した。斤量は57kg。

3走前の北九州記念では指数72と落とした。斤量57.5kgを背負い、さらに後方から差し遅れてレースに参加できておらず度外視で良い。

2走前のセントウルSは出遅れて後方からとなり差し遅れたがそれでも指数78とベスト更新で力を示した。斤量は56kg。

前走のスプリンターズSは指数73とやや落とした。

さて今回だが、斤量57.5kgを考慮し能力的には指数74〜75程度か。また、約4ヶ月の休み明けとなるが、過去に3ヶ月以上間隔があいた時は(0,0,0,4)と結果が出ていない。追い切りを見てもまだ完調手前であり、指数73程度を想定し消しとする。

 

カレンモエ76

近4走指数ベストは3走前のオーシャンSで76。

近4走指数は74→76→75→75。

4走前の京阪杯では指数74とベスト更新。

3走前のオーシャンSでも指数76とベスト更新。ただし先行馬で決まったレースで恵まれてはいる。

2走前の函館SSでは指数75と好走。

前走のセントウルSでも指数75と好走。

近4走指数は74〜76と安定傾向。

さて今回だが、近4走から1kg増の55kgを背負う。追い切り平凡で特に上積みはなく、斤量増を考慮して指数74程度を想定し抑え評価とする。

 

ビアンフェ76

近4走指数ベストは2走前の函館SSで75。

近5走指数は74→61→74→76→75。

5走前のセントウルSでは斤量54kgの軽斤量で指数74とベストを更新した。

4走前のスプリンターズSでは指数61と落としたが超ハイペースのためであり度外視で良い。

3走前のオーシャンSでは指数74とベストタイ。成長分と先行有利の展開利で斤量2kg増に対応した。

2走前の函館SSでは指数76と再び自己ベスト更新。斤量は56kg。

前走のスプリンターズSでは指数75と好走。斤量57kgを考えたら実質ベストと言っていい。

さて今回だが、斤量57.5kgのトップハンデを背負うが前走とは0.5kg差だし550kgを超える大型馬であまり影響はない。追い切りを見ると、高松宮記念への叩き台であり完調ではないか。指数74程度を想定し抑え評価とする。

 

メイケイエール76

近4走指数ベストは前走のスプリンターズSで76。

近4走指数は69→46→73→76。

4走前のチューリップ賞で69と好走。折り合いつかずに暴走気味も力で勝利した。

3走前の桜花賞は指数46と落としたが、出遅れに加え、折り合いを欠いて捲るように先頭に立つ暴走もあり直線では余力なし。度外視で良い。

2走前のキーンランドCでは距離短縮でも折り合いはつかなかったが、軽斤量の恩恵もあり指数73とベスト更新。

前走のスプリンターズSでも折り合いを欠いたが、それでも指数76とベスト更新した。折り合いを欠いてこのパフォーマンスなら相当強い。

さて今回だが、基本的には折り合いを欠くとの想定で良い。上積みはあまり見えず、前走から斤量2kg増の55kgも考慮して指数73程度を想定し消しとする。能力は上位だが確実に人気するにも関わらず、折り合い難でレースにならない可能性もあるし妙味はない。

 

シャインガーネット75

近4走指数ベストは3走前の京王杯SCで75。

近4走指数は68→71→ダート→75→74→71。

デビュー4戦目のファルコンSで指数74。3歳春という時期を考えたら非常に高い指数だが、その後は成長分がなかった。

3走前の京王杯SCでは指数75とベスト更新。折り合いを欠いたし直線もほぼ最後方の届かない位置から上がり最速で末脚を発揮し指数以上に強い内容だった。

2走前のセントウルSでも指数74と好走。

前走のオーロCでは指数71と落とした。出遅れてほぼ最後方からとなったのもあるが、基本的には力負け。

さて今回だが、3歳春から成長分はないが、追い切りの動き自体は良く、現状の能力は発揮できるだろう。京王杯並みの指数75程度を想定し本命とする。折り合いを欠きやすい馬なので1200mの距離短縮は良い。能力的に抜けてはいないが、オッズもそこそこ付きそうで(netkeriba想定7人気24.5倍)妙味はありそうか。

 

ナランフレグ74

近4走指数ベストは2走前のオパールSで74。

近4走指数は68→71→74→73。

生涯ベストは14走前のシルクロードSで指数77。ただし斤量54kgと差し優勢の展開に恵まれたレースであり参考外。

4走前の朱鷺Sは指数68と低値も距離は1400mと適性より長い。

3走前のセントウルSは指数71と平凡だが完調手前だった。

2走前のオパールSでは指数74、前走のタンザナイトSでは指数73と好走した。

さて今回だが、状態は近走並みで安定。近2走から斤量1kg増も考慮し指数73程度までを想定し消しとする。追い込み一辺倒の馬であり馬場・展開次第では能力差を補って好走することもあるので、当日の馬場次第では評価が上がる余地ありだが、フラット想定では能力的に足りないと判断して消しとしておく。

 

エーポス74

近4走指数ベストは3走前の阪神牝馬Sで74。

近5走指数は68→64→74→72→73。

5走前のフィリーズレビューの68は3歳春ということを考えたら十分高値。

4走前の桜花賞は指数64と落としたが、極端な道悪馬場であり度外視で良い。

そこから約1年ぶりの出走となった3走前の阪神牝馬Sでは指数74とベストを大幅更新。休養を挟んで上積み十分だった。

2走前の京王杯SCでは指数72、前走のラピスラズリSでは指数73と近走は安定傾向。

さて今回だが、前走を叩いて上積み十分。指数ベストの阪神牝馬Sよりも状態良好。指数75程度に伸ばすと想定し対抗評価とする。シャインガーネットと同じくオッズ的には妙味ありか。

 

マイスタイル74

近4走指数ベストは4走前の関屋記念で74。

近4走指数は74→61→72→69。

生涯ベストは11走前のスワンSで78。10走前のマイルCSでも指数76と好走しており、この時(5歳秋)が能力のピークだった。

ただその後は指数74以下の低値続き。

4走前の関屋記念は単騎逃げで指数74と現状の能力を発揮できたが、それでもピーク時からは下降線。

3走前の京成杯AHでは同型が多く楽逃げできずに指数61と落とした。

2走前のスワンSでは指数72、前走のタンザナイトSでは指数69と平凡。

さて今回だが、特に変わり身はないし現状の能力で重賞は厳しいか。近走並みの指数72程度を想定し消しとする。

 

サヴォワールエメ73

近4走指数ベストは2走前のオパールSで73。

近4走指数は68→70→73→67。

4走前の佐世保Sは指数68とベスト更新。斤量は55kg。

3走前のテレQ杯では斤量2kg減の53kgを背負い、指数70とベスト更新。

2走前のオパールSでも斤量2kg減の51kgを背負い、指数73とベストを更新。

前走の京阪杯では斤量54kgを背負い、さらに先行馬総崩れの展開もあり指数67と落としたが度外視で良い。

さて今回だが、斤量は53kgとベスト時からは2kg増。変わり身は特になく現状の能力で重賞は厳しいか。指数71程度を想定し消しとする。

 

レインボーフラッグ73

近4走指数ベストは3走前のマイルCSで73。

近4走指数は64→73→65→67。

生涯ベストは2020年のパラダイスSで指数74だが、近走は下降線に入っており指数70以下の低値続き。

4走前のポートアイランドSは指数64と力負け。

3走前のマイルCSは指数73と好走し直近では高値。ただし、G1のハイレベルな流れに引き上げられた指数とも言えるし、レースが終わってから突っ込んできただけであり能力とは言えない。

2走前のリゲルSは指数65と力負け。

前走の淀短距離Sは指数67と低値も、直線前が開かず度外視で良い。

さて今回だが、斤量53kgと恵まれはしたがそれでも現状の能力では厳しいか。指数70程度を想定し消しとする。

 

レジェーロ73

近4走指数ベストは2走前のタンザナイトSで73。

近4走指数は62→60→73→62。

4走前の春雷Sは指数62、3走前の韋駄天Sは指数60と低値。

2走前のタンザナイトSでは指数73とベストタイ。6走前のカーバンクルSでも指数73が斤量51kgだったし、タンザナイトSが実質ベストと言って良い。

前走の淀短距離Sは逃げて先行馬が崩れる展開で残せず指数62と大敗した。

さて今回だが、特に変わり身はなく最大で2走前の指数73程度を想定し消しとする。また、2走前以外は力負けの凡走であり、2走前の再現は見込みにくい。

 

レッドアンシェル73

近4走指数ベストは4走前のスプリンターズSで74。

近4走指数は59→73→66→67。

生涯ベストは7走前の北九州記念で76。

4走前の高松宮記念は指数59と大敗。

3走前は半年の休み明けで斤量58kgを背負った割には指数73と好走した。

2走前のセントウルSは指数66、前走の京阪杯は指数67と力負け。

さて今回だが、凡走した近2走と比べると状態は良好。最大で3走前並みの指数73程度を想定し抑え評価とする。能力的には足りなそうだが人気も加味して抑えた。

 

マイネルアルケミー73

近4走指数ベストは3走前のキーンランドCで73。

近4走指数は64→73→58→64。

生涯ベストは6走前の函館SSで指数74。最内をロスなく回す好騎乗だった。

4走前のUHB賞は指数64と低値。

3走前のキーンランドCは指数73と好走。

2走前のタンザナイトSは指数58、前走のカーバンクルSは指数64といずれも折り合いを欠いて低値に終わった。

さて今回だが、近2走で折り合い難を見せており好走時の再現は難しいし、能力的にも足りない。斤量54kgを考慮しても最大で指数72程度を想定し消しとする。

 

ルッジェーロ72

近4走指数ベストは4走前の朱鷺Sで72。

近4走指数は72→69→69→70。

生涯ベストは5走前のTVh賞含め計3レースで指数73。

4走前の朱鷺Sでは指数72と好走。

3走前の信越Sと2走前のラピスラズリSは指数69。前走のカーバンクルSは指数70と、近4走は指数70〜72と安定傾向。

さて今回だが、中1週で大きな上積みはないし、近走の指数で重賞では能力的に足りない。最大で指数72程度を想定し消しとする。

 

タイセイアベニール72

近4走指数ベストは2走前のラピスラズリSで72。

近4走指数は67→67→72→70。

生涯ベストは14走前のセントウルSで指数76と好走。

4走前のオパールSは指数67と低値。出遅れて大外を捲り気味に上がっていき直線では余力なし。

3走前のオーロCでは道中不利を受け、直線もスムーズに前が開かなかったこともあり指数67と低値。

この2走は能力を出し切れてはいない。

2走前のラピスラズリSは指数72と好走。

前走の淀短距離Sは最後方から差し遅れはしたが指数71と好走。ベスト時には及ばず、現状の能力はこの程度か。

さて今回だが、特に変わり身はなく、近走並みの指数72程度を想定し消しとする。

 

ホープフルサイン72

近4走指数ベストは3走前のオーロCで72。

近4走指数は70→72→67→67。

4走前の信越Sは指数70と好走。斤量は54kg。

3走前のオーロCでは指数72とベスト更新。斤量は54kg

2走前のリゲルSと前走の淀短距離Sは斤量56kgを背負い指数67と力負け。

さて今回だが、斤量54kgに戻るがそれでも能力的に足りないか。最大で3走前並みの指数72程度を想定し消しとする。

 

ショウナンバビアナ70

近4走指数ベストは4走前のセプテンバーSで70。

近4走指数は70→64→65→65。

4走前のセプテンバーSは指数70とベスト更新。内をロスなく回し直線も馬群を捌いた好騎乗だった。斤量は53kg。

3走前のオパールS、2走前のオーロC、前走のカーバンクルSはいずれも斤量51kgと恵まれたが、指数64〜65と力負け。

さて今回だが、斤量は51kgで据え置き。特に変わり身はなく、近走並みの指数70以下を想定し消しとする。

 

ミッキーワイルド指数なし

近走ダートのため指数はなし。

芝適性は不明であり、いきなりG3で通用する根拠がない。指数70以下を想定し消しとする。

 

まとめ

◎シャインガーネット 想定指数75

○エーポス      想定指数75

△カレンモエ     想定指数74

△ビアンフェ     想定指数74

△レッドアンシェル  想定指数73

 

状態良好で斤量にも恵まれたシャインガーネットを本命とする。

2走前のセントウルSではジャンダルムと0.3秒差でそこから斤量は1.5kg縮まる。カレンモエとは0.1秒差でそこから1kg縮まる。短距離の能力上位馬と比べても差はそこまで大きくなく、斤量差まで考えたら逆転の目はある。オッズを考慮しても妙味ありだ。前走力負けが唯一引っかかるが、状態良化分で対応して欲しいところ。

対抗は状態良好で上積み十分のエーポス。こちらもオッズ的には妙味ありだ。

カレンモエ、ビアンフェら能力上位馬は斤量も背負うし、状態もまだ上がありそうだし、オッズ的にも妙味はないため抑え評価までとする。同様に、ジャンダルム、メイケイエールも人気していて狙う利はなく消しとした。

最後に人気薄からレッドアンシェルを抑えた。近2走より明らかに状態が良く、3走前の北九州記念並みの指数が見込める。現状の能力的には1枚足りないが、1枠を引いたこともあるし、Bコース替わり初週で、もし内有利馬場になれば好走もある。人気はしないだろうし、馬場次第で抑える価値はある。

後は、当日の馬場、オッズ、馬体重等を見て結論を出す。

2022アメリカジョッキークラブカップG2 全馬指数

今週はアメリカジョッキークラブカップAJCC)を予想する。

中山2200mで行われる別定G2だ。

 

指数一覧・前提条件

  • 出走馬14頭の指数を算出した。近4走指数1位はポタジェで78。
  • 優勝想定ラインは78と設定する。G2としては平均レベル。
  • Cコース8日目/8日。連続開催17日目/17日。
  • 近4走逃げ経験あり2/14頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)2/14頭。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 ポタジェ      78

2位 キングオブコージ  77

2位 マイネルファンロン 77

4位 クレッシェンドラヴ 75

5位 オーソクレース   74

6位 ボッケリーニ    73

6位 ラストドラフト   73

6位 エヒト       73

6位 アサマノイタズラ  73

10位 ソッサスブレイ    72

11位 アンティシペイト   71

11位 スマイル       71

13位 ダンビュライト    70

指数無し キャッスルトップ 近走ダート

 

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ポタジェ78

近4走指数ベストは2走前の毎日王冠で78。

近4走指数は75→75→78→75。

4走前の金鯱賞では相手強化で連勝は止まったが、指数75はベスト更新。

3走前の新潟大賞典でも指数75と引き続き好走した。

2走前の毎日王冠でも相手強化の中、3着と好走し指数78とベストを更新。瞬発力戦でトップスピード不足に泣いたが、まだ能力の底を見せていない。斤量は56kg。

前走の天皇賞・秋では指数75と落としたが、斤量58kgを考慮したら十分高指数だ。

さて今回だが、斤量は前走から2kg減の56kgとなる。相手弱化もあるし馬券は外さない。2走前並みの指数78を想定し本命とする。能力的には抜けているが、良くも悪くも相手なりというタイプなので、頭固定馬券は買いにくいところ。

 

キングオブコージ77

指数ベストは3走前の京都大賞典で77。

近4走指数は76→77→69→73。

4走前の目黒記念は、斤量54kgと後方待機からインを捌いた好騎乗もあり指数76で重賞勝利。

3走前の京都大賞典では相手強化で連勝は止まったが、斤量3kg増の57kgに対応し指数77とベストを更新し能力を示した。

2走前のオールカマー骨折による長期休み明け。指数69と低値だが、完調手前のため度外視で良い。

前走の中日新聞杯は指数73と力負け。叩き2戦目で状態は上向いていたし、先行有利バイアスも受けての低指数であり言い訳は効かない。既に1年以上前のベストパフォーマンスからは下降線に入っていると考えるのが自然だ。

さて今回だが、現状の能力である前走並みの指数73程度を想定し消しとする。

 

マイネルファンロン77

近4走指数ベストは4走前の新潟記念で77。

近4走指数は77→67→67→64。

4走前の新潟記念では指数77とベストを更新した。ただし状態絶好調かつ外差し優勢レースで馬場が味方したこともあり再現性はない。

3走前の毎日王冠、2走前の福島記念は状態落ちで指数67と落とした。

前走の中日新聞杯も状態が上向かず指数64と力負け。

さて今回だが、近走を見る限り既にピークは過ぎているし、4走前の再現性は薄い。近走並みの指数70以下を想定し消しとする。

 

クレッシェンドラヴ75

近4走指数ベストは3走前の有馬記念で75。

近6走指数は77→74→60→75→55→62。

生涯ベストは6走前の七夕賞で指数77。状態が抜群だったのと内田騎手の完璧な騎乗、そして荒れ馬場を得意とするこの馬にとって舞台も合っての好走だ。

5走前のオールカマーはタフな馬場で得意条件ではあったが、指数は74と平凡。

4走前のJCでは得意のスタミナ比べにならず、指数60の低値。

3走前の有馬記念ではスタミナ比べで指数75とこの馬なりに好走した。

2走前の大阪杯は重馬場で得意条件だったが指数55と力負け。

前走の七夕賞も時計のかかる得意条件を指数62と力負け。

近2走得意条件で大敗しているところを見ると、現状ではピーク時の能力は維持できていない。

今回も休み明けの8歳馬で上積みは見込めないし、近2走並みの指数70以下を想定し消しとする。

 

オーソクレース74

近4走指数ベストは前走の菊花賞で74。

近4走指数は60→69→70→74。

4走前のアイビーSでは指数60で勝利。

3走前のホープフルSでは指数69と伸ばした。

その後骨折もあり9ヶ月の休養を挟んだ2走前のセントライト記念では指数70とベスト更新。

前走の菊花賞でも指数74とベストを更新し2着と好走した。

さて今回だが、前走から斤量2kg減となり斤量分の増加は可能。まだ成長余地もあり指数78程度に伸ばすと想定し対抗評価とする。能力的にはポタジェと同等程度の評価だが、おそらく1番人気で妙味は薄いため対抗までとした。

 

ボッケリーニ73

近4走指数ベストは2走前のアンドロメダSと前走の中日新聞杯で73。

近4走指数は72→72→73→73。

生涯ベストは6走前の中日新聞杯で指数76。斤量は55kgと恵まれていた。

5走前の小倉大賞典では斤量2kg増の57kgを背負ったが、指数75で2着と健闘。斤量を考えたら実質的なベストと言っていい。

4走前の新潟大賞典では指数72と落としたが、極めて上がりがかかる荒れ馬場で能力を発揮できなかった。上がりが早いレースで好パフォーマンスを出せる馬なので度外視で良い。

3走前の中京記念は指数72、2走前のアンドロメダSでは指数73、前走の中日新聞杯では指数73と平凡。この3走を見る限り小倉大賞典が能力のピークと考えて良い。

さて今回だが、約1年前のピーク時の再現性はない。前走から1.5kg減なので斤量分の上昇のみ考慮して、指数75程度を想定し抑え評価とする。

 

ラストドラフト73

近4走指数ベストは2走前の天皇賞・秋で73。

近5走指数は76→70→66→73→70。

5走前のAJCCでは指数76とベストタイ。

4走前の日経賞は指数70と落としたが、完調手前かつ前で決まったレースを後方から差し遅れており度外視で良い。

3走前の毎日王冠は指数66と低値。基本的に叩き良化型だし休み明けは度外視で良い。

2走前の天皇賞・秋では叩き2戦目で状態も良化し指数73と好走した。

前走の中日新聞杯は指数70と落としたが、前で決まったレースで後方から差し遅れており度外視で良い。

さて今回だが、天皇賞・秋から斤量2kg減ることもあり斤量分の上昇は可能。ただ状態は天皇賞の方が良かったし、斤量分の上昇を考慮しても指数75程度までを想定し抑え評価とする。

 

エヒト73

近4走指数ベストは前走のサンタクロースSで73。

近4走指数は67→62→60→73。

4走前の日本海Sは指数67と平凡。

3走前のムーンライトHCは指数62と低値も前が壁であり度外視で良い。

2走前の尼崎Sは指数60と力負け。

前走のサンタクロースSは指数73とベスト更新。インコースをロスなく捌いた好騎乗だった。

さて今回だが、前走は相当上手く乗った結果で再現性は薄いため、斤量1kg減を考慮しても前走並みの指数73程度を想定し消しとする。

 

アサマノイタズラ73

近4走指数ベストは2走前のセントライト記念で73。

近4走指数は50→73→68→50。

3走前のセントライト記念で指数73とベスト更新。ただし外差し優勢レースで展開に恵まれており再現性は薄い。また重賞勝利ではあるが指数自体は古馬オープン特別級の低値。

2走前の菊花賞は指数68と落としたが折り合いがついておらず度外視で良い。

前走の有馬記念は指数50と低値。スプリングSセントライト記念はそこまで上がりのかかるレースではなかったが、有馬記念では極めて時計のかかるスタミナ比べになっており適性が合わなかった。

さて今回だが、近2走は折り合いや適性面で度外視で良いが、3走前並みのパフォーマンスでは足りないか。3走前並みの指数73程度を想定し消しとする。

 

ソッサスブレイ72

近4走指数ベストは2走前の関越Sで72。

近4走指数は72→68→66→71。

4走前の関越Sでは指数72と好走。

3走前の関屋記念は指数68と低値だが、後方から差し遅れており度外視で良い。

2走前のオールカマーも指数66と低値だが、後方から差し遅れており度外視で良い。

前走のディセンバーSは前につけることが出来、インベタでロスなく回した好騎乗もあり指数71と好走した。

さて今回だが、最大でベスト時の指数72程度を想定し消しとする。重賞では能力的に足りない。

 

アンティシペイト71

近4走指数ベストは前走のアルゼンチン共和国杯で71。

近4走指数は68→69→70→71。

近4走指数は68〜71と安定傾向。

前走のアルゼンチン共和国杯はやや折り合いを欠き気味だったが、斤量55kgにも恵まれ指数71とベスト更新だ。

さて今回だが、特に変わり身もなく、前走並みの指数71程度を想定し消しとする。重賞では能力的に足りない。

 

スマイル71

近4走指数ベストは前走の迎春Sで71。

近4走指数は69→70→66→71。

2走前の阿武隈Sは稍重馬場で指数66と落としたが、他の3戦は指数69〜71と非常に安定傾向。

前走の迎春Sでは指数71とベスト更新でOP入りを決めた。

さて今回だが、前走から特に変わり身はなく、前走並みの指数71程度を想定し消しとする。

 

ダンビュライト70

近4走指数ベストは3走前の京都大賞典で70。

近5走指数は75→63→70→ダート→ダート。

生涯ベストは2018年のAJCC(2018)で78。

5走前の京都記念は指数75と年齢の割に頑張っている。

ただし、4走前の日経賞は指数63、3走前の京都大賞典は指数70といずれも力負け。

近2走はダートを使ったが結果は平凡。

さて今回だが、年齢的にも上積みはなく、5走前並みの指数75は難しいか。指数72程度までを想定し消しとする。

 

キャッスルトップ 指数なし

デビューから全てダートを使っており、今回が初芝

芝適性は不明であり、いきなりG2で通用する根拠がない。指数70以下を想定し消しとする。

 

まとめ

◎ポタジェ    想定指数78

○オーソクレース 想定指数78

△ボッケリーニ  想定指数75

△ラストドラフト 想定指数75

 

能力最上位のポタジェを本命とする。近走非常に安定傾向であり馬券外に飛ぶのは考えにくい。続いてキャリアが浅く上昇傾向であるオーソクレースを対抗とする。斤量減の恩恵もあり指数を伸ばせると判断した。馬券的には面白くないレースになるが、おそらくこの2頭の上位人気で決まることだろう。馬連1点でも良いかもしれない。

3連系とするなら能力上位馬のボッケリーニ、ラストドラフトらを3番手評価として絡めたいところ。

当日の馬場、オッズ、馬体重等を見て結論を出す。

2022日経新春杯G2 全馬指数

今週は日経新春杯を予想する。

中京2200mで行われるハンデG2だ。

 

指数一覧・前提条件

  • 出走馬16頭の指数を算出した。近4走指数1位はステラヴェローチェで81。
  • 優勝想定ラインは77と設定する。G2としてはやや低いレベル。
  • Aコース6日目/8日。連続開催6日目/12日。
  • 近4走逃げ経験あり3/16頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)2/16頭。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 ステラヴェローチェ   81

2位 モズナガレボシ     78

3位 クラヴェル       76

3位 ショウナンバルディ   76

3位 ヤシャマル       76

6位 マイネルウィルトス   75

6位 アフリカンゴールド   75

8位 プレシャスブルー    74

8位 ロードマイウェイ    74

8位 フライライクバード   74

11位 ヨーホーレイク       73

11位 エフェクトオン       73

13位 トラストケンシン      72

14位 ダノンマジェスティ     71

14位 マイネルフラップ      71

指数無し トップウイナー 近走ダート

 

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ステラヴェローチェ81

近4走指数ベストは前走の有馬記念で81。

近4走指数は76→77→74→81。

4走前のダービーで指数76とベスト更新。

3走前の神戸新聞杯では完調手前ながら解く条件の不良馬場となり指数77とベスト更新。

2走前の菊花賞では指数74と平凡も、タイトルホルダーが逃げ切ったレースを後方から捲り気味に早め進出しており指数以上に強い競馬だった。

前走の有馬記念は斤量55kgにも恵まれ指数81とベスト更新。

さて今回だが、有馬記念から特に変わり身はない。斤量は2kg増の57kgではダービー、神戸新聞杯並みのパフォーマンスとなるか。指数77程度を想定し対抗評価とする。有馬記念の好走で圧倒的人気となるだろうが、間隔が狭く上積みもない上にトップハンデも背負っており妙味は全くない。菊花賞有馬記念からの疲労もあるか気になるところ。

 

モズナガレボシ78

近4走指数ベストは3走前の小倉記念で78。

近4走指数は66→78→63→70。

3走前の小倉記念では指数78とベストを大幅更新した。ただし、斤量53kgと差し優勢レースで展開が味方したためであり再現性は薄い。

2走前の福島記念は前で決まったレースを後方から差し遅れており度外視でいいが、前走のチャレンジCでは指数70と力負け。フラットな展開ならここが現状の能力か。

さて今回だが、斤量は前走から1kg減だがそれでは足りないか。最大で指数72程度を想定し消しとする。

 

ラヴェル76

近4走指数ベストは4走前のマーメイドSと2走前の新潟記念で76。

近4走指数は76→75→76→75。

4走前のマーメイドSでは斤量51kgで指数76と跳ね上げベスト更新。

3走前の中京記念でも斤量52kgで指数75と好走した。

2走前の新潟記念も斤量52kgで指数76と好走。

このように近走は指数安定傾向だが全て軽斤量である。

前走のエリザベス女王杯では斤量56kgとなったが、状態良好かつ差し優勢レースで展開が向いたこと、内をロスなく捌いた好騎乗もあり指数75と好走した。

さて今回だが、状態は引き続き良さそう。また、斤量は54kgと前走から2kg減である。前走ほど展開利がなくても斤量分で指数77程度に伸ばすと想定し本命とする。

 

ショウナンバルディ76

近4走指数ベストは前走の中日新聞杯で76。

近4走指数は67→67→69→76。

4走前の小倉記念は指数67と落としたが、差し優勢レースを先行したためであり度外視で良い。

3走前の新潟記念も指数67と落としたが、こちらも差し優勢レースを逃げたためであり度外視で良い。

2走前のケフェウスSは指数69低値だが、これまでで最短の中2週も影響したか。また控えて折り合いもついておらず度外視で良い。

前走の中日新聞杯ではスローペースで楽逃げを決め、先行有利レースを押し切った。指数76とベスト更新だが、展開利が大きく再現性は薄い。

さて今回だが、前走から斤量2kg増の57kgもあるし、フラットな展開で斤量57kgを背負えば指数72程度までを想定し消しとする。

 

シャマル76

近4走指数ベストは3走前の新潟記念で76。

近4走指数は71→76→66→70。

3走前の新潟記念では状態抜群で斤量54kgの恩恵も受け指数76とベストを大幅更新。

2走前のオクトーバーSでは指数66と落とした。先行有利レースを後方から運んだので仕方ないのはあるが、それにしても伸びは平凡だった。

前走の中日新聞杯では指数70と平凡。先行有利レースを後方から差し遅れており度外視で良い。

さて今回だが、状態抜群の新潟記念ほどの出来にはない。斤量54kgは良いが、それでも現状の状態では指数73程度までを想定し消しとする。

 

マイネルウィルトス75

近4走指数ベストは2走前のアルゼンチン共和国杯で75。

近5走指数は85→72→74→75→71。

5走前の福島民報杯では指数85とベストを大幅更新。ただし斤量54kgだったし、極端に時計のかかる不良馬場で道悪巧者を発揮したための好走である。良馬場での再現性は薄い。

4走前の函館記念では指数72と平凡。良馬場ではベスト更新だ。

3走前の札幌記念でも指数74と良馬場ではベスト更新だ。

2走前のアルゼンチン共和国杯でも指数75と良馬場ではベスト更新。

前走のチャレンジCでは指数71と落とした。やや捲り気味にロンスパを仕掛け最後は脚が余っていなかったように見れる。

さて今回だが、近走に引き続き態は良好。おそらく良馬場になるだろうし近走並の指数74程度を想定し消しとする。今回のメンバーでは能力的に足りないか。

 

アフリカンゴールド75

近4走指数ベストは前走の中日新聞杯で75。

近4走指数は67→67→65→75。

生涯ベストは12走前のアルゼンチン共和国杯で75。

その後は低値続きで4走前〜2走前は指数65〜67と低値安定傾向。既にピーク時から能力は落ちている。

前走の中日新聞杯では指数75とベストタイ指数だが、前付けし先行有利の展開に恵まれたレース。位置取りだけで決まったレースであり再現性は薄い。

さて今回だが、現状の能力では重賞は通用しないだろう。前走を参考外として指数70以下を想定し消しとする。

 

プレシャスブルー74

近4走指数ベストは3走前のオクトーバーSで74。

近4走指数は73→74→72→68。

生涯ベストは10走前の新潟大賞典で指数75。

4走前〜2走前は指数72〜74と非常に安定傾向。常に最後方からの差し競馬である。

前走の中日新聞杯は指数68と落としたが、前で決まったレースを差し遅れており度外視で良い。

さて今回だが、前走を度外視して近走並みの指数74程度までを想定し消しとする。

 

ロードマイウェイ74

近4走指数ベストは3走前の京都大賞典で74。

近4走指数は68→74→66→62。

生涯ベストは2019年のチャレンジCで指数75。

4走前の関越Sは指数68と低値だが、斤量59kgを背負っており度外視で良い。

3走前の京都大賞典では指数74と好走。

2走前のアルゼンチン共和国杯は指数66、前走のJCは指数62と近2走は力負け。

さて今回だが、近2走大敗は力負けだし、そもそも3走前の京都大賞典の指数74でも足りない。指数70程度を想定し消しとする。

 

フライライクバード74

近4走指数ベストは前走のアルゼンチン共和国杯で74。

近5走指数は73→55→68→73→74。

5走前の長良川特別では指数73で勝利。2勝クラスにして破格の指数で既にOP特別レベルだった。

4走前の松籟Sは指数55と落としたが距離3200mが長かったためで度外視で良い。

3走前の高山Sは指数68と平凡。休み明けと斤量57kgも影響したか。

2走前のムーンライトHCでは指数73と好走。

前走のアルゼンチン共和国杯では斤量55kgもあり指数74とベストを更新した。

さて今回だが、前走と同斤量。前走並みの指数74程度を想定し消しとする。

 

ヨーホーレイク73

近4走指数ベストは2走前の菊花賞で73。

近4走指数は68→68→73→72。

4走前のホープフルSでは指数68と2歳にしては高値。

3走前のきさらぎ賞では指数68と据え置き。

2走前の皐月賞では指数73とベスト更新。

前走のダービーでは指数72とやや落としたが、直線で進路が見つからなかったこともありやや不完全燃焼。

さて今回だが、7ヶ月超の休み明けで9割程度の仕上がり。また、母クロウキャニオンは早熟血統であり3歳春からの成長力には疑問が残る。ただ、成長分がなく完調手前であっても斤量2kg減の55kgであれば、斤量分の上昇でも馬券内に入る可能性はあるか。指数75程度に伸ばすと想定し抑え評価とする。ただ現状の能力が不明で、ここが試金石でありながら、おそらく上位人気になるだろうし狙う利は少ない。

 

エフェクトオン72

近4走指数ベストは2走前の新潟記念で72。

近4走指数は67→70→72→71。

3走前の阿武隈Sを斤量54kgで勝利しOP入りを決めた。インコースをロスなく捌いた好騎乗だった。

2走前の新潟記念では斤量53kgで指数72とベストを更新。

前走の福島記念では斤量53kgで指数71。

さて今回だが、斤量は53kgで前走から据え置き。近走並みの指数72程度を想定し消しとする。

 

トラストケンシン72

近4走指数ベストは4走前の七夕賞と前走の中日新聞杯で72。

近4走指数は72→65→70→72。

4走前の七夕賞ではインコースをロスなく回して好騎乗で指数72とベストタイ。斤量は52kgだった。

3走前のレインボーSは斤量57kgで指数65と力負け。

2走前の甲斐路Sは斤量55kgで指数70と好走。

前走の中日新聞杯は斤量53kgにも恵まれ指数72とベストタイ。

さて今回だが、斤量は据え置きの53kg。特に上積みはなく前走並みの指数72程度までを想定し消しとする。

 

ダノンマジェスティ71

近4走指数ベストは3走前の但馬Sと2走前の新潟大賞典で71。

近4走指数は70→71→71→66。

生涯ベストは5走前の岸和田Sで指数72。

そこから4戦続けて使い指数70〜72と非常に安定傾向。

そこから半年休んで前走のアンドロメダSではやや折り合いを欠いたこともあり指数66と落とした。

さて今回だが、特に上積みはなく、現状の能力である指数71程度を想定し消しとする。

 

マイネルフラップ71

近4走指数ベストは4走前の大阪城Sで71。

近4走指数は71→66→59→67。

4走前の大阪城Sでは斤量54kgで指数71とベスト更新。

他の3戦は指数70以下の低値だ。

さて今回だが、ベスト時から1kg減の53kgとなるが、それを考慮しての能力的には足りないか。指数71程度を想定し消しとする。

 

トップウイナー指数なし

近走ダートのため指数はなし。

5走前の目黒記念が直近の芝レースとなるが指数は59の低値。

その後ダートでは重賞2着の好走実績もあるが、今回は実績のない芝コースで好走する根拠がない。指数70以下を想定し消しとする。

 

まとめ

◎クラヴェル     想定指数77

○ステラヴェローチェ 想定指数77

△ヨーホーレイク   想定指数75

 

能力を考えたらステラヴェローチェだが不良馬場の神戸新聞杯から菊花賞有馬記念と連戦続きであるし、斤量57kgを背負うこと、1番人気になることを考えても妙味はなく、対抗までとした。本命はクラヴェル。近4走安定して指数75以上であり、前走は展開が向いたとは言え、斤量56kgで指数75と好走している。今回そこから2kg減であり、斤量分の上昇は可能。人気を考えたらこちらを本命にしたい。

ヨーホーレイクは春からの成長分がブラックボックスだが、斤量分の上昇でも足りる可能性があるので抑え評価としておく。ただし早熟、休み明けで完調手前、そこそこ人気することを考えたら妙味は薄いだろう。

今回はクラヴェルから入ろうと考えているが、前走のエリザベス女王杯で僅差だったソフトフルートが愛知杯に出走する。ソフトフルートも本命予定だが、愛知杯を見て相手関係の物差しとしたいところ。ソフトフルートがあっさり負けるなら前走は差し優勢のバイアスがかなり強かったと判断して本命を変えてもいい。

あとは当日の馬場、馬体重、オッズなどを見て馬券を決める。

2022愛知杯G3 全馬指数

今週は愛知杯を予想する。

中京2000mで行われる牝馬限定のハンデG3だ。

 

指数一覧・前提条件

  • 出走馬16頭の指数を算出した。近4走指数1位はマジックキャッスルとデゼルで77。
  • 優勝想定ラインは76と設定する。ハンデG3としては平均レベル。
  • Aコース5日目/8日。連続開催5日目/12日。
  • 近4走逃げ経験あり3/16頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)5/16頭。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 マジックキャッスル   77

1位 デゼル         77

3位 シゲルピンクダイヤ   76

4位 ソフトフルート     75

5位 アンドヴァラナウト   74

6位 アナザーリリック    73

7位 カセドラルベル     72

7位 マリアエレーナ     72

9位 ホウオウエミーズ    71

9位 スライリー       71

9位 アイコンテーラー    71

12位 ルビーカサブランカ    70

12位 ラルナブリラーレ     70

12位 ラヴユーライヴ      70

15位 クールキャット      68

16位 ウインアグライア     65

 

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マジックキャッスル77

近4走指数ベストは4走前の阪神牝馬Sで77。

近4走指数は78→77→76→75→64。

生涯ベストは5走前の愛知杯で指数78。斤量54kg。

4走前の阪神牝馬Sでも斤量54kgで指数77と引き続き好走した。

3走前のヴィクトリアマイルでも斤量55kgで指数76と好走した。

2走前のクイーンSは指数75とやや落としたが、斤量56kgを考慮したら十分。

この4戦は雨でも高速馬場の瞬発力勝負でも上がりのかかるスタミナ比べでも好走しており馬場不問タイプと言って良い。

ここまでは非常に安定傾向だったが、前走の府中牝馬Sは指数64と落とした。ただし完調手前であり度外視で良い。とは言え負けすぎ感はある。

さて今回だが、状態は前走以上で現状の能力を出せるだけの仕上がりにはあるが、まだ絶好調とは言えないか。トップハンデの斤量56kgも背負うし、最大で指数74程度を想定し抑え評価とする。地力は最上位だが斤量と状態を考えたら妙味はないか。

 

デゼル77

近4走指数ベストは4走前の阪神牝馬Sで77。

近4走指数は77→74→63→73。

4走前の阪神牝馬Sでは状態抜群で指数77とベスト更新。斤量は54kg。

3走前のヴィクトリアMでも引き続き状態は良好で、指数74と引き続き好走した。斤量55kgの分でやや落としたか。

2走前の府中牝馬Sは完調手前で指数63と落とした。度外視で良い。

前走のエリザベス女王杯では状態は良化したが斤量56kgということもあり指数73と平凡。

さて今回だが、状態は平凡。斤量55.5kgもあり指数は伸びないか。最大で指数73程度を想定し抑え評価とする。地力は上位だが状態も絶好調時には劣るし斤量も背負うしで妙味はない。

 

シゲルピンクダイヤ76

近4走指数ベストは4走前のヴィクトリアマイルで76。

近4走指数は76→67→70→74。

生涯ベストは10走前のVMで77。高速マイルでの指数ということで適性は高速馬場。

4走前のVMでは高速馬場で指数76と好走した。

3走前のクイーンSでは時計のかかる1800mで指数67と落とした。

2走前の府中牝馬Sは平均時計の1800mだったが指数70と平凡。ここまで

前走の中日新聞杯は時計は平均的な2000mで舞台はベストとは言えないが、先行有利レースで展開が向いたこともあり指数74と高値。

さて今回だが、状態は良好であり前走と同舞台で斤量54kgも据え置き。ただし前走は展開が向いた結果でもあるので、フラットな展開では指数73程度までを想定し抑え評価とする。

 

ソフトフルート75

近4走指数ベストは前走のエリザベス女王杯で75。

近4走指数は70→67→70→75。

8走前の秋華賞で指数73、7走前のエリザベス女王杯で指数74と好走していたが、その後は2走前まで5走続けて指数70以下と低値。

前走のエリザベス女王杯では斤量56kgを背負ったが、いきなり指数75と高値。差し優勢レースで展開が向いたのはあるが、それを考慮しても好走と言って良い。

さて今回だが、状態は良好だし前走から3kg減の53kgと極めて恵まれた。展開がフラットでも十分好走は可能であり、指数77程度を想定し本命とする。中京は(3,0,0,0)と舞台も整った。岩田望来騎手の重賞初勝利なるか。

 

アンドヴァラナウト74

近4走指数ベストは2走前のローズSと前走の秋華賞で74。

近4走指数は60→63→74→74。

まだキャリア7戦と浅く指数は上昇傾向。

2走前のローズSでは指数74とベストを更新。斤量は54kg。

前走の秋華賞でも指数74と引き続き好走。斤量55kgを考慮したら実質ベスト更新と言っていい。

さて今回だが、完調だった秋華賞に比べたら仕上がりが足りないか。斤量55kgも背負わされた印象だし指数73程度を想定し抑え評価とする。おそらく1番人気になるだろうし妙味はない。

 

アナザーリリック73

近4走指数ベストは2走前の佐渡Sで73。

近4走指数は67→67→73→70。

4走前のアネモネSと3走前のNHKマイルは指数67と平凡。

2走前の佐渡Sでは斤量52kgの恩恵を受け指数73とベスト更新。

前走の秋華賞では斤量55kgもあり指数70と落とした。

さて今回だが、斤量53kgと恵まれた。成長分もあるし2走前並みの指数73程度を想定し抑え評価とする。

 

カセドラルベル72

近4走指数ベストは3走前の都大路Sで72。

近4走指数はダート→72→64→66。

8走前の京都大賞典で指数72と自己ベスト。

その後ベストの更新はなく、3走前の都大路Sで指数72とベストタイ。

2走前のマーメイドSは指数64、前走の新潟牝馬Sでは指数66と力負け。

さて今回だが、斤量52kgと近走から2kg減。550kgを超える大型馬だし、斤量減でパフォーマンスを伸ばすとは考えにくいが、最大で指数73程度を想定し抑え評価とする。近2走で指数を下げていることから下降傾向とも考えられるし、好走確率はかなり低いだろうが一応抑える。

 

マリアエレーナ72

近4走指数ベストは2走前のケフェウスSと前走の新潟牝馬Sで72。

近4走指数は60→65→72→72。

成長途上の明け4歳馬であり2走前のケフェウスSで指数72とベスト更新。ただし斤量は48kgと恵まれていた。

前走の新潟牝馬Sでは指数72と維持。斤量は3kg増の51kg。

さて今回だが、成長分による上昇余地ありで、斤量2kg増の53kgに対応して指数を伸ばすことも可能か。最大で指数73程度まで伸ばすと想定し抑え評価とする。

 

ホウオウエミーズ71

近4走指数ベストは3走前のマーメイドSで71。

近4走指数は68→71→70→69。

3走前のマーメイドSは完調手前ながら斤量50kgの恩恵も受け指数71とベスト更新。

2走前のレインボーSでは斤量55kgに対応し指数70と力を示した。

前走の常総Sでも斤量54kgで指数69とほぼ変化なし。

さて今回だが、斤量51kgと恵まれた。マーメイドSでは完調手前ながら斤量の恩恵だけで指数ベストを更新したように、斤量分での上昇は可能。どの程度伸ばすかは不明だが、指数73程度までを想定し抑え評価とする。

 

スライリー71

近4走指数ベストは2走前の秋華賞で71。

近4走指数は65→59→71→65。

4走前のオークスは指数65と低値。

3走前の紫苑Sも指数59と大敗したが、2走前の秋華賞で指数71とベスト大幅更新。

前走のキャピタルSは指数65と落とした。

指数はムラ傾向であり近走を見ても好走凡走の要因が掴めない。

今回、ベスト時から斤量3kg減の52kgとなるので斤量分の上昇は可能である。ムラ傾向だし斤量減でどれだけ伸ばすか正確に測れはしないが、指数73程度を想定し抑え評価とする。

 

アイコンテーラー71

近4走指数ベストは前走の魚沼Sで71。

近4走指数は60→67→67→71。

3走前のローズSで指数67とベスト更新。

2走前の村上特別では指数67と据え置きで2勝クラス突破。

前走の魚沼Sでは指数71とベスト更新で3勝クラスを突破しOP入りを決めた。

さて今回だが、斤量2kg減の51kgとなるため斤量分の上昇は可能。指数73程度まで伸ばすと想定し抑え評価とする。

 

ルビーカサブランカ70

近4走指数ベストは前走のオリオンSで70。

近4走指数は68→67→69→70。

近4走は指数67〜70と安定傾向。3勝クラスで足踏みが続いていたが、前走のオリオンSでは差し優勢レースで展開が向いたこともあり指数70とベストを更新しOP入りを決めた。

さて今回だが、上積みはないが前走から斤量3kg減であり斤量分の上昇は可能。指数73程度を想定し抑え評価とする。

 

ラルナブリラーレ70

近4走指数ベストは前走のユートピアSで70。

近4走指数は67→64→68→70。

3走前の佐渡Sは差し優勢レースを先行し指数を落としたが、それ以外の3戦は指数67〜70と安定傾向。3勝クラスで足踏みが続いていたが、前走のユートピアSを勝利しOP入りを決めた。

さて今回だが、前走から斤量3kg減であり斤量分の上昇は可能。指数73程度を想定し抑え評価とする。

 

ラヴユーライヴ70

近4走指数ベストは前走の立雲峡Sで70。

近4走指数は65→66→63→70。

4走前〜2走前は斤量55kgで指数63〜66と2勝クラスレベルで安定。前走の立雲峡Sは斤量53kgとなり指数70とベストを更新。オープン入りを決めた。

さて今回だが、前走から斤量1kg減では上昇も限定的だろう。他の3勝クラス突破したばかりの馬と比べると背負わされた印象。指数72程度までを想定し消しとする。

 

クールキャット68

近4走指数ベストは4走前のフローラSで68。

近4走指数は68→58→65→45。

4走前のフローラSで指数68とベスト更新。

3走前のオークスでは距離も長く、内側が総崩れの展開もあり指数58と落としたが度外視でいい。

2走前のローズSも指数65と低値ながら、完調手前であり度外視でいい。

前走の秋華賞では指数45と低値。時計のかかるスタミナ比べを苦にしており度外視でいい。

さて今回だが、近3走は敗因明確だし、今回は休みを挟んで状態も上向き。現時点での能力は出せるだろうが、近走の敗戦で現状の能力が測れておらずブラックボックス3歳4月での指数68を考慮すると、そこからの成長分で今回のメンバーなら馬券内は可能か。能力の裏付けはないが指数73程度を想定し一応抑え評価とする。

 

ウインアグライア65

近4走指数ベストは前走のディセンバーSで65。

近4走指数は62→56→43→65。

5走前の若駒Sで指数65と時期を考えたら高値。重馬場で時計のかかるレースだった。

その後は良馬場で指数ベストを更新できず、前走のディセンバーSで指数65とベストタイ。

さて今回だが、前走から斤量は2kg減の51kg。ただ前走の能力を見る限り良馬場では2kg減では足りないだろう。指数70以下を想定し消しとする。

 

まとめ

◎ソフトフルート   想定指数77

△マジックキャッスル 想定指数74

△デゼル       想定指数73

△シゲルピンクダイヤ 想定指数73

△アンドヴァナラウト 想定指数73

△アナザーリリック  想定指数73

△カセドラルベル   想定指数73

△マリアエレーナ   想定指数73

△ホウオウエミーズ  想定指数73

△スライリー     想定指数73

△アイコンテーラー  想定指数73

△ルビーカサブランカ 想定指数73

△ラルナブリラーレ  想定指数73

△クールキャット   想定指数73

 

ハンデも考慮したらソフトフルートが1枚抜けている。前走のように後方からとなれば展開次第で差し届かない可能性もあるが、状態も良いし狙うならこの馬か。56kgの重斤量で好走実績があるところからの斤量3kg減で斤量的にも非常に恵まれた。

相手はほぼ能力差なしで難解。ラヴユーライヴ、ウインアグライア以外に抑えの印が回った。混戦で指数73程度が出せれば3着まではあるだろうし、3勝クラスを突破したばかりの馬でもハンデで指数73程度に伸ばすのは簡単で、ほぼ全馬に馬券内のチャンスがあると言っていい。したがって、ソフトフルート以外はほとんど選びようがなかったし、仮に選ぶなら人気薄からとなるだろう。

最終的には馬体重、オッズ、当日の馬場等を考慮して決めるが、基本的にはソフトフルート単複としたい。重賞勝利の無い岩田望来騎手だが、流石にそろそろ勝ってくれると思いたい。ここが最大のチャンス。

2022京都金杯G3 全馬指数

今週は京都金杯を予想する。

中京1600mで行われるハンデG3だ。

 

指数一覧・前提条件

  • 出走馬16頭の指数を算出した。近4走指数1位はザダルとダイアトニックで78。
  • 優勝想定ラインは76と設定する。ハンデG3としては平均レベル。
  • Aコース1日目/8日。連続開催1日目/12日。
  • 近4走逃げ経験あり8/16頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)8/16頭。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 ザダル       78

1位 ダイアトニック   78

3位 ダイワキャグニー  76

3位 カイザーミノル   76

3位 トーラスジェミニ  76

3位 ディアンドル    76

7位 エアロロノア    75

7位 ヴェロックス    75

7位 ルークズネスト   75

10位 ステルヴィオ     74

10位 シュリ        74

12位 サトノフェイバー   73

13位 メイケイダイハード  71

14位 ヴィジュネル     70

14位 クリノプレミアム   70

16位 バスラットレオン   65

 

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ザダル78

近4走指数ベストは3走前のエプソムCで78。

近5走指数は78→77→78→67→71。

5走前の関越ステークスでも指数78とベスト更新。

4走前の毎日王冠でも指数77と好走。

3走前のエプソムCでは8ヵ月の休み明けだったが、得意の高速馬場で指数78のベストタイと好走。

2走前の新潟記念は、道中前目で馬場の悪いインコースを走ったとはいえ、直線では全く伸びなかった。状態は良好だったが、斤量57.5kgの影響もあったし、そもそも荒れた馬場は苦手なタイプである。指数67と低値だが度外視とする。

前走の富士Sでは指数71と力負け。間隔が詰まったのが良くなかったか。

ここまでを振り返ると、良績は東京競馬場に集中しており指数上位3レースが全て東京競馬場である。

さて今回だが、斤量は57.5kgとなるが、開幕週で馬場が綺麗なのはプラスだし状態も良さそうで、指数74程度までを想定し抑え評価とする。ただし、レース間隔が空くのは良いが2021年の夏がピークですでに下降線に入っている可能性もある。

 

ダイアトニック78

指数ベストは4走前の函館SSで78。

近5走指数は78→78→54→67→67。

5走前の高松宮記念と4走前の函館SSで指数78とベストタイ。

3走前のキーンランドCは内枠全滅のレースであり、指数54と落としたが度外視で良い。

2走前のスプリンターズSでは指数67。馬群に包まれ前が壁になっており度外視で良い。さらにレース後に骨折が判明し長期休養となった。

前走のキーンランドCは約11ヶ月ぶりのレースで指数67と低値。休み明けだが乗り込み量は豊富だったのだがレースでは力負けだった。

さて今回だが、好走は1年半以上前であり、現状その能力が維持できている可能性は低い。指数70以下を想定し消しとする。

 

ダイワキャグニー76

近4走指数ベストは2走前の毎日王冠で76。

近4走指数は75→70→76→ダート。

4走前のマイラーズCでは指数75と好走。斤量56kgだった。

3走前の安田記念は斤量58kgを背負い指数70と落とした。

2走前の毎日王冠では自己ベストタイの指数76で好走。斤量は56kgだった。

前走はダートを使った。

ここまでを振り返ると、この馬は斤量敏感傾向でベスト時は軽斤量である。今回、斤量57.5kgであり2走前並みの指数はでないか。指数70程度を想定し消しとする。

 

カイザーミノル76

近4走指数ベストは前走の毎日王冠で76。

近4走指数は75→73→76→69。

4走前の京王杯SCでは指数75と好走。

3走前の朱鷺Sでは指数73。相手弱化で勝っており指数は出なかった。

2走前の毎日王冠では指数76とベスト更新。

前走の天皇賞・秋では指数69と落としたが、斤量58kgも厳しく、距離2000mも長かったため度外視で良い。

さて今回だが、斤量56kg、距離マイルに戻るため2走前並みの能力は発揮できるだろう。2走前並みの指数76程度を想定し本命とする。

 

トーラスジェミニ76

近4走指数ベストは4走前の安田記念と3走前の七夕賞で76。

近4走指数は76→76→64→70。

4走前の安田記念ではスロー気味のレースを2番手追走で能力を発揮でき指数76とベスト更新。

3走前の七夕賞も先行有利レースを2番手追走でそのまま押し切り指数76と好走した。

2走前の札幌記念は完調手前で指数64と落とした。度外視で良い。

前走の毎日王冠でも引き続き完調手前であり指数70と平凡。

近2走はピーク時と比べて見劣りするが、単に仕上がってないというか既にピークを過ぎた可能性もある。現時点では前走並みの指数70程度を想定し消しとする。追い切りから復調気配があれば印を打つ可能性はある。

 

ディアンドル76

近4走指数ベストは2走前のヴィクトリアマイルで76。

近5走指数は73→74→76→68→62。

5走前の小倉大賞典では指数73と好走。ただし斤量53kgと恵まれており、先行有利の展開にも恵まれていた。

4走前の福島牝馬Sでは斤量55kgで指数74と好走した。

3走前のヴィクトリアマイルでも斤量55kgで指数76とベストを更新。

2走前の中京記念では状態は良かったし平均ペースではあったが、時計のかかるレースで最後まで息が続かず指数68と落とした。ヴィクトリアマイルの好走を見ても高速馬場で1600mぐらいがベストである。さらに鼻出血していたこともあるし度外視で良い。

前走の福島記念は指数62と落としたが、距離2000mは長く度外視で良い。

さて今回だが、適性距離のマイルに戻るし状態も良さそうで好走可能。指数75程度を想定し対抗評価とする。Cデムーロ騎手の鞍上強化も魅力。

 

エアロロノア75

近4走指数ベストは4走前のマイラーズCで75。

近5走指数は73→75→70→71→74。

5走前までは条件戦3連勝でOP入りを決め、4走前のマイラーズCで勢いそのままに指数75とベスト更新。5走前の武庫川Sは上がり33.1、4走前のマイラーズCは上がり33.8とどちらも瞬発力勝負。

3走前のポートアイランドSでは半年ぶりのレースで指数70と平凡。

2走前のカシオペアSでも指数71と平凡。

前走のリゲルSで指数74と好走した。上がりは32.6とこちらも瞬発力勝負。

さて今回だが、前走と同斤量であり前走並みの指数74程度を想定し抑え評価とする。人気するなら妙味はない。また、逃げ先行馬多数でレースは流れることが想像され、瞬発力が活きる展開にはなりにくい。

 

ヴェロックス75

近4走指数ベストは4走前のエプソムCで75。

近4走指数は75→63→74→69。

生涯ベストは2019年の皐月賞で指数78。結果的にここがピークでその後は指数ベストを更新できていない。

得意条件は高速馬場の瞬発力勝負。

直近高値は4走前のエプソムCの75。内をロスなく回った好騎乗と上がりの速いレースが向いたことが好走要因だ。時計が出れば現状は指数75程度のパフォーマンスということになる。

3走前の小倉記念では上がりのかかるレースかつ差し優勢レースを先行したこともあり指数63と落とした。

2走前の毎日王冠では高速馬場の瞬発力勝負という得意条件で指数74と好走した。

前走のキャピタルSは高速馬場だったが指数69と落とした。前傾ラップで前半から流れたこともあるがそれにしても低値。

さて今回だが、前走負け過ぎでいよいよ下降傾向に入った可能性もある。また斤量も近2走から1kg増の57kgを背負うこともあり、指数を伸ばすのは難しいか。最大で指数72程度を想定し消しとする。開幕週の綺麗な馬場は歓迎だが能力的に足りないか。

 

ルークズネスト75

近4走指数ベストは2走前のスワンSで75。

近4走指数は72→63→73→75→50。

5走前のファルコンSで指数72と好走。3歳春という時期を考えたら十分高値。斤量は56kg。

4走前のNHKマイルは指数63と大敗した。

そこから5ヶ月空けた3走前のポートアイランドSでは指数73とベスト更新。斤量は55kg。

2走前のスワンSでは叩いた上積みもあり、斤量54kgにも恵まれ指数75とベスト更新だ。

前走の阪神Cは斤量2kg増の56kgを背負い指数50と大敗した。斤量と大外枠から終始外外を回して直線では余力がなく、それもあってルメール騎手が直線ほとんど追わなかったこと低指数の要因か。

ここまでを振り返ると、ファルコンS以降は斤量を減らしながら指数を伸ばしてきたに過ぎず、能力的には3歳春から成長分はない。

さて今回だが、斤量は55kgであり3走前のポートアイランドS並みの指数73程度を想定し消しとする。大敗からの連闘も良いとは思えない。ただし阪神カップのように内枠でロス無く回せば、開幕週の内有利馬場の恩恵を受けての好走もあるので、枠順次第では抑えまではあり。

 

ステルヴィオ74

近4走指数ベストは4走前のスワンSで76。

近5走指数は76→67→ダート→72→74。

生涯ベストは2018年のマイルCSで80。3歳で80の高指数で古馬G1を制覇するあたり、かなり早熟傾向。ここでピークを迎え、それ以降は緩やかな下降傾向となっている。

5走前のスワンSも指数は76と平凡だ。ピークからは緩やかな減少傾向を描いている。

4走前の阪神Cでは指数67と大きく落とした。出遅れて前半押っ付けたことで直線の余力がなかったか。

3走前はダートを使った。

2走前の京成杯AHでは指数72と平凡。ただし約7ヶ月ぶりのレースで全く仕上がっていなかったし、ハンデ戦で斤量58kgを背負ったにしては上々と言えるか。

前走のスワンSでは叩いた上積みもあり指数74と好走した。斤量は57kgだった。ピークからは下降線でありこの程度が現状の能力と言えるか。

さて今回だが、前走から1kg増の58kgを背負う。また1400mでも末脚が一瞬なのでマイルへの距離延長はプラスとは思えない。最大で指数72程度を想定し消しとする。

 

シュリ74

近4走指数ベストは2走前の谷川岳Sで74。

近5走指数は72→73→72→74→62。

5走前の納屋橋Sで指数72とベストを更新しオープン入りを決めた。指数72は3勝クラスにしては高めの指数だ。

そして4走前のリゲルSで指数73、3走前の京都金杯では指数72、2走前の谷川岳Sで指数74と非常に安定傾向。谷川岳Sでは指数ベストを更新しているが、47.8-46.1の前傾ラップを逃げており、展開的にはやや恵まれた。

前走のエプソムCは指数62と落とした。出遅れて後方から捲り気味に船団に取り付いたがこともあり直線では余力なし。度外視で良い。

さて今回だが、前走を度外視でいいが今回完調手前であり、最大で指数72程度を想定し消しとする。

 

サトノフェイバー73

指数ベストは3走前のリゲルSと前走の洛陽Sで72。

近4走指数は69→73→73→50。

4走前のキャピタルSは46.2-46.8の前傾ラップを逃げて指数69と力負け。

3走前のリゲルSは47.7-45.4の後傾ラップを逃げて展開利もあり指数73と好走。

2走前の洛陽Sは50.3-44.9の超後傾ラップを逃げた展開利もあり指数73と好走。

前走の大阪城Sは指数50と落とした。番手で控えて折り合いつかず、引っ張り倒しでレースにならなかったためであり度外視で良い。

さて今回だが、ベスト時から1kg増の57kgを背負うし、近走展開に恵まれて指数73では能力的に足りない。前に行きたい馬が多くスローを逃げれることはないだろうし、フラットな展開で指数70以下を想定し消しとする。

 

メイケイダイハード71

近4走指数ベストは2走前の中京記念で71。

近4走指数は64→70→71→65。

生涯ベストは2020年の中京記念で76。ただし斤量53kgと外差し優勢レースに恵まれており再現性は薄い。

近走では3走前の米子Sで指数70、2走前の中京記念で指数71と好走。これら2走は後方から差し遅れているので能力的にはもう少し上だが、なかなか脚を余さず使い切るのは難しいだろう。今回も指数70程度を想定して消しとする。

 

ヴィジュネル70

指数ベストは前走の奥多摩Sで70。

近4走指数は65→69→68→70。

4走前の豊栄特別で指数65と当時のベストを更新。

3走前の新潟日報賞でも指数69とベストを更新した。斤量は53kg。

2走前の白秋Sでは指数68と落としたが、斤量2kg増の55kgを考慮したら実質自己ベストと言って良い。

前走の奥多摩Sは斤量55kg据え置きで指数70とベスト更新。

このように斤量も考慮したら順調に指数を伸ばしている。

今回は斤量54kgとなるし、追い切りから成長分もありそうで、最大で指数74程度まで伸ばすと想定し抑え評価とする。

 

クリノプレミアム70

近4走指数ベストは4走前の松島特別と3走前の長岡Sで70。

近4走指数は70→70→65→64。

4走前の松島特別で指数70とベストを更新した。

3走前の長岡Sでも指数70と維持。47.2-46.7の後傾ラップを逃げており展開には恵まれていた。

2走前のキャピタルSでは指数65と落とした。46.2-46.8の前傾ラップを逃げており最後まで脚が続かなかった。また、休み明けで完調手前でもあり度外視でいい。

前走のターコイズSも指数64と低値。こちらも45.4-47.4のかなりの前傾ラップを逃げており最後まで脚が続かなかった。度外視でいい。

さて今回だが、斤量52kgは魅力的。展開利なしで好走するだけの力はないだろうが、斤量分である程度は補えるか。斤量減でパフォーマンスを上げれた場合、最大で指数74程度を想定し抑え評価とする。ただ、逃げ先行馬多数のため展開が合わない可能性は高い。開幕週の先行有利馬場がどの程度かは見極める必要あり。

 

バスラットレオン65

近4走指数ベストは2走前の富士Sで65。

近4走指数は49→63→65→ダート。

生涯ベストは6走前のニュージーランドTで逃げて指数75と好走。3歳4月にしては高値だ。

ただしその後は指数70以下の低値続き。

4走前のダービーは指数49と低値も、距離が長かったため度外視でいい。

3走前の京成杯AHは指数63と低値も、休み明けの完調手前かつ出遅れて後方からとなったこともあり度外視で良い。

2走前の富士Sはスタートが決まり4番手追走も道中やや折り合いを欠き、直線では伸びはなく指数65の低値。

前走はダートを使った。

ここまでを振り返ると好走したニュージーランドT以降は、距離や状態、折り合いなど敗因が明確であり度外視可能である。とはいえ、ニュージーランドTは単騎楽逃げで再現性は薄い。さらに当時の能力を維持できている保証もないし、現時点では折り合い難も解決しておらず狙う理由は薄い。今回は指数70以下を想定し消しとする。一度折り合って好走するまでは様子見でいい。

 

まとめ

◎カイザーミノル  想定指数76

○ディアンドル   想定指数75

▲ヴィシュネル   想定指数74

△ザダル      想定指数74

△エアロロノア   想定指数74

△クリノプレミアム 想定指数74

 

本命はカイザーミノル。前走の天皇賞・秋は距離が長いため度外視で良く、他のレースを見る限り今回のメンバーでは能力上位。相手はディアンドル。近2走は低値だが距離も長く度外視でも良い。能力自体は上位でCデムーロへの鞍上強化もありながら人気も手頃で狙いたいところ。3番手評価はヴィシュネル。成長分と斤量減で指数を伸ばすと想定する。人気的にも妙味はありそう。人気のエアロロノアは能力的には抜けていないし、今回のメンバーでは自身の好走レンジである瞬発力勝負になるかは怪しいところで、抑え評価までとする。クリノプレミアムは能力的には明らかに足りないが、斤量3kg減もあるし前が残る馬場なら人気を考慮しても狙う利はある。

2022中山金杯G3 全馬指数

今週は中山金杯を予想する。

中山2000mで行われるハンデG3だ。

 

指数一覧・前提条件

  • 出走馬17頭の指数を算出した。近4走指数1位はトーセンスーリヤで78。
  • 優勝想定ラインは76と設定する。ハンデG3としては平均レベル。
  • Cコース1日目/8日。連続開催10日目/17日。
  • 近4走逃げ経験あり4/17頭。近4走中2度以上先行(1角3番手以内)5/17頭。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 トーセンスーリヤ   78

2位 タガノディアマンテ  77

3位 ヒートオンビート   76

3位 ロザムール      76

5位 シャムロックヒル   75

6位 アトミックフォース  74

7位 ジェットモーション  73

8位 レッドガラン     72

8位 スカーフェイス    72

8位 アドマイヤアルバ   72

8位 ウインイクシード   72

12位 コスモカレンドゥラ   71

12位 ブレステイキング    71

14位 オウケンムーン     70

15位 アールスター      69

16位 サトノクロニクル    68

17位 ヴィクティファルス   67

 

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トーセンスーリヤ78

近4走指数ベストは3走前の函館記念で78。

近4走指数は74→78→76→68。

4走前の新潟大賞典では状態良好であり指数74と好走した。斤量は56kg。

3走前の函館記念ではさらに良化し、先行馬に向いた展開にもかなり恵まれ指数78とベストを更新した。斤量は56kg。

2走前の新潟記念では外差し優勢レースで恵まれ、指数76と好走した。斤量57.5kgを考えたら実質ベストと言っていい。

前走の天皇賞・秋は指数68と落とした。フラットな展開で先行しても粘れるペースであったが、直線では余力なく力負け。斤量は58kgだった。

近2走を見ると斤量は57.5kg〜58kgでほとんど変わらないが、展開利があった2走前では好走。フラットな展開の前走では力負けである。今回は斤量57.5kgであり、まず3走前の函館記念の再現は難しい。展開が向けば新潟記念並みの76程度までは想定可能だが、フラットor厳しい展開では前走のように指数を落とす可能性もある。フラットな展開では指数74程度を想定し3番手評価とする。人気しているなら強くは押せないか。

 

タガノディアマンテ77

近4走指数ベストは2走前のステイヤーズSで77。

近4走指数は75→58→77→67。

4走前の万葉Sでは斤量53kgで指数75とベストを更新した。

3走前のダイヤモンドSでは指数58と大敗した。ただ、全馬バテバテになるような異常なスタミナ比べであり度外視でも良い。

そこから9ヶ月ぶりとなった2走前のステイヤーズSでは、指数77とベストを更新した。長期休養明けで成長分があったということになる。ただしドスローで先行できて展開的にはかなり恵まれていたため再現性は薄い。

前走のAJCCでは指数67と落としたが、ドボドボの不良馬場であり度外視で良い。

また、これまでの指数1位、2位が3000m超ということで、長距離戦に適性があることは間違いない。今回の中山2000mは距離が足りない。また1年ぶりのレースで現状どれだけ能力が維持できているかも怪しい。今回は指数70以下を想定して消しとする。

 

ヒートオンビート76

近4走最大指数は2走前の目黒記念で76。

近4走指数は73→76→71→74。

4走前の大阪ーハンブルクCでは指数73と好走。

3走前の目黒記念では指数76とベストを更新した。

2走前の京都大賞典は指数71と落としたが、休み明けの完調手前であり度外視で良い。

前走のチャレンジCでは叩き良化し指数74と好走した。

さて今回だが、斤量据え置きであり指数は最大で75程度を想定し対抗評価とする。相手関係から対抗となったが、人気していて妙味はなさそう。

 

ロザムール76

近4走指数ベストは3走前の七夕賞で76。

近5走指数は75→63→76→69→33。

5走前の中山牝馬Sは逃げて指数75とベスト更新。ただし得意条件の不良馬場かつ斤量52kgと恵まれた。

4走前の福島牝馬Sではディアンドルとの逃げ争いで逃げれず指数63と落とした。また高速馬場で能力を発揮できる条件ではなかった。

3走前の七夕賞ではマイペースで逃げて指数76とベスト更新。稍重で時計のかかる馬場と斤量53kgも味方した。

2走前のオールカマーは馬場が軽かったことと斤量増で指数69と落とした。

前走のエリザベス女王杯では斤量56kg、差し優勢レースで先行したこともあり指数33と大敗した。度外視で良い。

さて今回だが、斤量はベスト時と同じ53kg。まずは良馬場想定で指数72程度までを想定し抑え評価とする。ただし、当日の馬場状態を見て稍重以上であれば3走前の指数76程度までを想定し本命まである。

 

シャムロックヒル75

近4走指数ベストは3走前のマーメイドSで75。

近4走指数は54→75→67→55。

3走前のマーメイドSで指数75とベスト更新も、斤量50kg、単騎の楽逃げと好走条件が揃っており、再現性は薄い。他の3戦は指数70以下でありこれが現状の能力である。

今回、斤量52kgだが、それでも指数70程度までと想定し消しとする。

 

アトミックフォース74

近4走指数ベストは4走前のエプソムCで74。

近4走指数は74→69→56→63。

生涯ベストは11走前の新潟大賞典で75。

4走前のエプソムCでは指数74と好走した。差し優勢レースの中で唯一先行して粘っており強い内容だった。

ただ近3走は指数70以下の低値続きで内容も力負け。現時点でピーク時の能力はないと判断し、指数70以下を想定し消しとする。

 

ジェットモーション73

近4走指数ベストは3走前の函館記念で73。

近4走指数は69→73→65→60。

4走前の巴賞は直線で前が壁になり指数69と落とした。

3走前の函館記念は指数73と好走。斤量54kgでこそあったが差し遅れての結果なのでこの馬なりに高値。

2走前の札幌日経OPは指数65と落としたが、先行有利レースを差し遅れての結果なので度外視で良い。

前走のディセンバーSも指数60と低値。こちらは最後方ポツンでレースに参加できていない。

近2走はレースに参加できておらず能力は測れていない。衰えがなければ同斤量だった函館記念程度は想定可能だが、近2走を見る限り反応が鈍くなっており好走は難しそうか。今回は最大で指数70程度を想定し消しとする。

 

レッドガラン72

近4走指数ベストは2走前のカシオペアSで72。

近4走指数は64→70→72→70。

生涯ベストは6走前の京都金杯で指数74。

4走前の東風Sでは重馬場で時計のかかるレースを苦にし指数64と落とした。度外視で良い。

3走前のポートアイランドSでは指数70、2走前のカシオペアSでは指数72と安定傾向。

前走のリゲルSでは指数70。やや太め残りだったが指数はそこまで落としていない。

さて今回だが、これまで好走してきたのは上がりの出る馬場での瞬発力勝負であり、時計のかかる中山2000mへの距離延長はマイナスか。とは言え、叩いて状態良化と斤量1kg減の56kgはプラスで、それらを考慮して指数72程度を想定し抑え評価とする。当日は前走を叩いて絞れているかには着目。

 

スカーフェイス72

近4走指数ベストは前走のチャレンジCで72。

近4走指数は69→63→70→72。

2走前の岸和田Sを3勝クラスの平均的な指数70で勝利しOP入り。斤量は54kgだった。

前走のチャレンジCでは斤量2kg増の56kgを背負ったが、指数72とベスト更新。後方から差し遅れたことを考慮しても好走と言える。

さて今回だが、前走から2kg減の54kgとなり斤量分の上昇は可能。後方から差し遅れることが多いので展開次第ではあるが、前走のチャレンジCでヒートオンビートに0.2秒差でそこから斤量2kg貰うと考えたら能力的には好走可能。指数75程度を想定し本命とする。配当的な妙味も見込んでの本命である。

 

アドマイヤアルバ72

近4走指数ベストは3走前のオールカマーで72。

近4走指数は73→59→72→71→63。

生涯ベストは2019年の京都金杯で指数75。斤量は54kg。

5走前の目黒記念では指数73と好走したが、ドスローの展開と53kgの斤量に恵まれての指数で再現性は薄い。

4走前の宝塚記念は斤量58kgを背負い指数59の低値だ。

3走前のオールカマーでは斤量56kgで指数72。斤量を考えたら能力的には自己ベストか。とは言え内有利レースで経済コースをロス無く回った結果でもある。

2走前のアルゼンチン共和国杯では指数71と平凡。斤量53kgを考えたら物足りない。

前走のステイヤーズSでは指数63と低値。長距離のため度外視で良い。

さて今回だが、フラットな展開では斤量53kgでも足りないか。指数71程度を想定し消しとする。

 

ウインイクシード72

近4走指数ベストは3走前の関越Sで72。

近4走指数は46→72→68→71。

生涯ベストは2020年の中山金杯と2021年の中山記念で指数75。

4走前の福島民報杯では指数46と落としたが、極端に時計のかかる不良馬場のためであり度外視で良い。

3走前の関越Sでは指数72と好走した。

2走前のケフェウスSでは指数68と力負け。重馬場で時計のかかる距離2000mが長かった。

前走のカシオペアSでは指数71と平凡。

この馬は距離2000m前後なら安定して指数70〜72で走れる馬である。さて今回だが、完調手前ではあるが距離2000mは適距離であり、ある程度力は出せるだろう。最大で指数72程度を想定して抑え評価とする。先行有利な展開になれば昨年の中山記念並みの指数もある。

 

コスモカレンドゥラ71

近4走指数ベストは4走前の中山記念で71。

近4走指数は71→64→64→ダート。

4走前の中山記念では指数71と生涯ベストタイ。斤量は56kgだった。

3走前のオクトーバーSは指数64と落とした。ただし後方から外へ進出するのに時間がかかり200mも追えていないため度外視でいい。

2走前のアンドロメダSは斤量54kgだったが、指数64と力負けだった。

前走はダートを使った。

さて今回だが、ベスト時の指数71では足りない。斤量は当時から2kg減の54kgとなるが、直近で54kgだった2走前と7走前には指数を伸ばせておらず、斤量減で指数をあげる裏付けがない。ピークも過ぎているし、最大で指数70程度を想定し消しとする。

 

ブレステイキング71

近4走指数ベストは4走前の巴賞で71。

近4走指数は71→57→60→65。

生涯ベストは2019年のチャレンジCで指数74。そこをピークに下降線に入った。

4走前の巴賞は指数71と平凡。

3走前の白富士Sは指数57と落とした。道中捲り気味に進出し最後は脚が残っていなかった。

2走前の大阪城Sで指数60、前走のオールカマーは指数65とこの2走は力負けで明らかに下降線。

今回斤量54kgとなるが、それを考慮しても重賞では足りないか。指数70以下を想定し消しとする。

 

オウケンムーン70

近4走指数ベストは前走の丹頂Sで70。

近4走指数は64→66→70→69。

2走前の丹頂Sで指数70とベスト更新。前走のアルゼンチン共和国杯も指数69と近2走は安定。

今回はそこから同斤量であり上昇余地はない。近走並の指数70程度を想定して消しとする。

 

アールスター69

近4走指数ベストは前走のディセンバーSで69。

近4走指数は取消→60→62→69。

生涯ベストは2020年の小倉記念で75。ただし53kgの軽斤量だった。

4走前の小倉記念は競争取消。

3走前のオールカマーは3コーナーから手応えがなくなり指数60と低値。

2走前のアンドロメダSは直線で前が壁になったこともあったが、前が空いても余力はなかっただろう。指数62と力負けだ。

前走のディセンバーSでは最後まで伸びて指数69と現状の能力を示した。

さて今回だが、前走と同斤量であり前走並みの指数69程度までを想定し消しとする。

 

サトノクロニクル68

近4走指数ベストは3走前のメイSで68。

近4走指数は66→68→65→60。

生涯ベストは2018年の阪神大賞典で指数は77。ここでの好走からスタミナ適性があるのは明らかだ。

そして、13走前の小倉記念で73を出してから、1年6ヶ月の長期休養に入った。

そして、休養明け後の12走はいずれも70以下の指数しか出ておらず、明らかにピークを過ぎている。現状の能力では通用せず、指数70以下を想定し消しとする。

 

ヴィクティファルス67

近4走指数ベストは2走前のセントライト記念と前走の菊花賞で67。

近5走指数は67→63→60→67→67。

5走前のスプリングSで指数67と当時のベスト更新。

4走前の皐月賞では後方から差し遅れ指数63と落とした。

3走前のダービーでは指数60と大敗。

2走前のセントライト記念と前走の菊花賞では指数67と自己ベストタイ。

このように3歳春に出した自己ベストを秋になっても更新できていない。前走は距離3000mが長く力を出し切れていないとしても、セントライト記念からの成長分がなければ古馬戦では足りない。斤量も56kgとそこそこ背負っており、指数の裏付けがないのに人気しており狙う理由はない。最大で指数70程度を想定し消しとする。

 

まとめ

スカーフェイス  想定指数75

○ヒートオンビート 想定指数75

▲トーセンスーリヤ 想定指数74

△ロザムール    想定指数72

△レッドガラン   想定指数72

△ウインイクシード 想定指数72

 

スカーフェイスを本命とする。前走は差し遅れて指数ベスト更新でそこから斤量2kg減となり上昇余地は大きい。前走はヒートオンビートと0.2差でそこから2kg貰いだが、人気はヒートオンビート、トーセンスーリヤが集めることだろうし、配当的な妙味はある。続いて対抗ヒートオンビート、3番手評価トーセンスーリヤと能力通り順当に評価した。

2021年収支&パフォーマンスランキング

2021年も終わったので、今年の馬券成績とパフォーマンスランキング、そして各馬の振り返りを書いていきたいと思う。

 

2021年パフォーマンスランキング(指数83以上)

1位 レイパパレ(大阪杯)        86

1位 クロノジェネシス宝塚記念)    86

3位 グランアレグリア (ヴィクトリアM)  85

3位 コントレイル(ジャパンC)       85

5位 エフフォーリア(天皇賞・秋)     84

5位 エフフォーリア(有馬記念)      84

7位 ピクシーナイト(スプリンターズS) 83

7位 コントレイル(天皇賞・秋)      83

7位 ディープボンド(有馬記念)      83

 

今年のパフォーマンス上位を全て振り返る。

今年のトップパフォーマンスはレイパパレの大阪杯とクロノジェネシス宝塚記念。レイパパレの大阪杯は特殊馬場の恩恵が大きい上に高パフォーマンスは大阪杯のみ。なので、個人的年度代表馬はクロノジェネシスとしたい。これで昨年(宝塚記念90)に続き、2連覇となる。

クロノジェネシスは圧倒的なパフォーマンスで最多タイのグランプリ3連覇を達成。凱旋門賞にも挑戦し厳しい流れの中で力を示した。グランアレグリアは史上最多のマイルG1・5勝。その2頭はまさに最強牝馬と言える。海外競馬がメインだったのでここのランキングには乗らないがラヴズオンリーユーも大活躍だった。参考に昨年の指数83以上の馬も下記に示すが、指数83以上を出した12度中10度が牝馬であり、まさに牝馬全盛期。2年前の2019年のトップパフォーマンスもリスグラシュー有馬記念で90と、これで3年連続牝馬によるトップパフォーマンスとなった。

 

もちろん、アーモンドアイ、リスグラシュー、クロノジェネシス、グランアレグリアらは歴史的名馬だが、牡馬が古馬になって奮わないのはたまたまではない。おそらくは世代頂点のダービーを制するために、育成が早熟化していることが要因だろう。3歳春にピークを持ってくるような育成が故に、本来ピークを迎える古馬時期の成長力が損なわれるということだ。例えるなら甲子園で何百球と投げて大活躍するもプロでは活躍しないみたいな。これ以降もこのような理由で牝馬全盛の時代は続くと思う。

そんな中、コントレイルは天皇賞・秋で83、ジャパンCで85と圧巻のパフォーマンス。世代レベルが低いと言われてきたが、有終の美でディープインパクト産駒牡馬の最高傑作の名を手にしたと言っていい。むしろ世代レベルが低かったことで、ピークではなくてもクラシック3冠を達成し、その後の成長に繋がった可能性もある。いずれにせよ、JCでは最高のパフォーマンスを発揮し、ディープの後継不足が最後の最後に解消されたと思いたい。昨年引退したフィエールマンも相当強いと思うが、この2頭でディープ後継種牡馬として活躍してほしいものだ。

エフフォーリアは皐月賞天皇賞・秋有馬記念とG1・3勝、年度代表馬最有力だろう。パフォーマンスとしても指数84は圧巻だが、まだ斤量減の恩恵を受けている。ピークを3歳に持ってくる現在の育成では、斤量2kg貰いで指数84はそこまで不思議ではないのだ。天皇賞・秋もコントレイルとは0.1差、有馬記念もディープボンドとは0.1差であり、2kgの斤量差で勝ったに過ぎない。来年、成長分がなければ斤量増でパフォーマンスを落とし、平凡なG1馬になってしまう。平凡なG1馬となるか歴世的名馬となるかは来年が試金石だ。

続いてピクシーナイトがスプリンターズSで指数83。叩き良化型のパワフルスプリンターだ。こちらも斤量を埋めることができるかが試金石となる。

さて2022年だが、世代レベルの高かった今年の3歳勢が古馬になっても成長力を維持できるか、それとも早熟で終わるかがポイントになると思う。このまま成長できて歴史的名馬になる馬もいれば、3歳がピークで古馬は平凡で終わる馬もいることだろう。現時点では、スプリント界ではピクシーナイトが、中距離界ではエフフォーリアが、長距離はディープボンドが一歩リードと言ったところだが、果たしてどうなるか。そしてマイル界は本命不在の大混戦。現時点ではこのように思っているが、来年振り返った時にどのような勢力図になっているかを楽しみに2022年の競馬を見ていきたい。

 

参考:2020年指数ランキング(指数83以上)

1位 クロノジェネシス宝塚記念)      90

2位 アーモンドアイ(ヴィクトリアM)    88

3位 グランアレグリア安田記念)      85

3位 アーモンドアイ(天皇賞・秋)      85

3位 フィエールマン(天皇賞・秋)      85

3位 クロノジェネシス天皇賞・秋)     85 

7位 グランアレグリアスプリンターズS)    84

7位 サラキア(有馬記念)           84

9位 フィエールマン(天皇賞・春)       83

9位 グランアレグリアマイルCS)      83

9位 アーモンドアイ(ジャパンカップ)      83

9位 クロノジェネシス有馬記念)        83

 

2021年の馬券成績振り返り

ブログでは芝×古馬×重賞の全69レースを予想した。1レース1500円固定で総額103500円の購入となったが、結果は惨敗。

 

的中率 15.9%(11/69レース)

回収率 46.0%(47660/103500円)

 

昨年までは回収率100%を超え続けてきたが、5年連続プラス収支とはいかず、いよいよマイナスとなった。

2017年 112%

2018年 113%

2019年 159%

2020年 104%

2021年 46%

 

2019年までは即パットの購入履歴から。2020年以降は全てブログで予想を投稿しているのでその集計結果から。

 

おそらく、馬券の買い方が下手だったので、本命馬の複勝だけ買っていたとすると、

的中率 39.1%(27/69レース)

回収率 74.1%(5110/6900円)

となった。本命馬の人気は(21,8,5,35)で成績は(8,11,8,42)。

回収率74.1%は複勝控除率20%を考慮したら、ほぼほぼ平均的な成績か。このことから、「予想はいたって平凡で、特に買い方が悪い」というのが、2021年の振り返りか。

 

買い方としてはもう少し的中率を増やすように心がけたいところ。まともな馬がいなくて根拠なく適当に穴を狙う悪い癖もそこそこあったと思う。馬券の買い方としては1500円で最大払い戻しが10000円を狙うように買っていたが、そこそこ無理があったかもしれない。狙い金額を5000円程度に抑えるかレースによって変えるか、考えたいところ。

予想が平凡なのは自身でも心当たりがあって、予想自体がかなり雑になっていたのはある。出走馬を見てもっと丁寧に展開を予想すべきたったし、馬場状態や風向きも見ずに指数だけ見て買い目を決めることも多かった。各馬の好走凡走要員の分析ももっと精密にできるところも多かった。来年はペース、追い切り、馬場適正などもう少し丁寧に分析したい。

とは言え、ブログで記事の投稿を1年間続けるというのは、時間的にもかなり労力がいるもので、馬券が当たらない中でモチベーションを維持するのも難しい1年だった。途中で完全に投げ出すことだけはしたくなかったので、回収率を犠牲にしながらもなんとか続けてきたという1年だったように思う。

さて2022年だが、引き続き投稿は継続する。5年分ぐらい予想データ取れたらデータを集計して、このレースは相性いいなあ、良くないなあとか、あの時こんな馬券当てたんだなあとか振り返るのがちょっとした楽しみではあるので、投稿自体をやめることは多分ないでしょう。

ということで、金杯から始動し、今年と同じく芝、古馬、重賞の全69レースを予想する。ダートは主流ではないので予想しない。世代戦もやらない。同世代同士での戦いより全世代を含めた戦いを好むというか、世代戦はアマチュア高校野球)、古馬混合がプロ(プロ野球)みたいな認識であり、古馬戦で最強を示してくれればいいかなと思うので。

 

記録:競馬2021個別成績 本命馬と着順と払い戻し金額

1月 6レース 9000→0

中山金杯   ディープボンド   14着

京都金杯   メイケイダイハード 11着

愛知杯    レッドアステル   12着

日経新春杯  クラージュゲリエ  3着

AJCC               ステイフーリッシュ 4着

シルクロードS ライトオンキュー  2着

 

2月 7レース 10500→0

東京新聞杯  サトノアーサー   8着

京都記念   ラヴズオンリーユー 1着

ダイヤモンドS ミスマンマミーア  10着

京都牝馬S        リリーバレロ    11着

小倉大賞典  フェアリーポルカ  8着

中山記念   クラージュゲリエ  9着

阪急杯    ダノンファンタジー 5着

 

3月 6レース 9000→15480

オーシャンS   カレンモエ      2着

中山牝馬S       ランブリングアレー  1着 10590

金鯱賞    ペルシアンナイト   8着

阪神大賞典  アリストテレス    7着

日経賞               カレンブーケドール  2着 4890

高松宮記念  ライトオンキュー   17着


4月 5レース 7500→2750

ダービー卿CT  カテドラル   2着 2750

大阪杯    コントレイル  3着

阪神牝馬S        ブランノワール 8着

福島牝馬S        フィリアプーラ 4着

マイラーズC    エアスピネル  8着


5月 5レース 7500→8260

天皇賞春              ディープボンド   2着 4620

新潟大賞典   ポタジェ      2着

京王杯SC            トゥラヴェスーラ     2着 3640

ヴィクトリアM    ダノンファンタジー 7着

目黒記念    ディアマンミノル  14着


6月 6レース 9000→0

鳴尾記念    ペルシアンナイト 4着

安田記念    サリオス     8着

エプソムC            エアアルマス   16着

函館SS                 ジャスティン   16着

マーメイドS         アンドラステ   4着

宝塚記念    クロノジェネシス 1着

 

7月 5レース 7500→6920

CBC賞    ビオグラフィー   11着

七夕賞    ヴァンケドミンゴ  12着

中京記念   ディアンドル    8着

函館記念           トーセンスーリヤ  1着 4050

アイビスSD       オールアットワンス 1着 2870


8月 6レース 9000→5040

クイーンS           マジックキャッスル 2着 5040

関谷記念    ソングライン    3着

小倉記念    ファルコニア    6着

北九州記念   アウィルアウェイ  14着

札幌記念    ラヴズオンリーユー 2着

キーンランドC     ミッキーブリランテ 10着


9月 4レース 6000→0

新潟記念   ヤシャマル     4着

京成杯AH         スマートリアン   4着

セントウルS     レッドアンシェル  14着

オールカマー ランブリングアレー 7着

 

10月 7レース 10500→7210

スプリンターズS  ダノンスマッシュ  6着

毎日王冠               ダノンキングリー  2着 2400

京都大賞典   アリストテレス   2着

府中牝馬S            マルターズディオサ 3着

富士S                   ザダル       7着

スワンS                ダノンファンタジー 1着 4810

天皇賞秋    グランアレグリア  3着

 

11月 6レース 9000→0

アルゼンチン共和国杯 ディアマンミノル  5着

エリザベス女王杯   ランブリングアレー 9着

福島記念       ヴァンケドミンゴ  6着

マイルCS                        グランアレグリア  1着

ジャパンC                       コントレイル    1着

京阪杯         シヴァージ     6着

 

12月 6レース 9000→2000

ステイヤーズS  カウディーリョ  7着

チャレンジC      ペルシアンナイト 3着 2000

中日新聞杯   ディアマンミノル 16着

ターコイズS     サンクテュエール 13着

阪神C               ホウオウアマゾン 3着

有馬記念   クロノジェネシス 3着

2021阪神カップG2 全馬指数

今週は阪神カップを予想する。

阪神1400mで行われる別定G2だ。

 

指数一覧

  • 出走馬18頭の指数を算出した。近4走指数1位はシヴァージで80。
  • 優勝想定ラインは77と設定する。G2としては平均レベル。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 シヴァージ      80

2位 ダノンファンタジー  77

2位 ケイデンスコール   77

2位 ホウオウアマゾン   77

2位 ソングライン     77

2位 ラウダシオン     77

7位 サウンドキアラ    76

7位 タイセイビジョン   76

7位 ファストフォース   76

10位 セイウンコウセイ    75

10位 グレナディアガーズ   75

10位 ルークズネスト     75

13位 ラヴィングアンサー   74

13位 ダイメイフジ      74

15位 アストラエンブレム   73

15位 ベストアクター     73

17位 ベステンダンク     71

18位 デュープロセス     70

 

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シヴァージ80

近4走指数ベストは前走のスプリンターズSで80。

近4走指数は73→67→80→72。

4走前の安土城Sでは指数73と平凡。

3走前のパラダイスSでは指数67と落としたが前残りレースを差し遅れており度外視で良い。

2走前のスプリンターズSでは内枠の利を活かした好走で指数80とベストを更新した。

前走の京阪杯は指数72と平凡。

このように指数のムラが大きい馬であり、内枠をついて好走した2走前以外は低値続きだ。なかなかスプリンターズSの再現は難しいか。

さて今回だが、状態は前走並み。指数73程度までを想定し消しとする。

 

ダノンファンタジー77

近4走指数ベストは前走のスワンSで77。

近5走指数は78→72→72→75→77。

5走前の阪神Cでは状態抜群で指数78とベストを更新。

4走前の阪急杯では先行有利レースを後方から差し遅れて指数72と低値。急仕上げで仕上がりも足りず度外視で良い。

3走前の高松宮記念は指数72と低値だが、重馬場1200mを苦にしたためであり度外視で良い。

2走前のヴィクトリアマイルでは仕上がり良好で指数75と好走した。阪神Cと比べると物足りないが、折り合いがつかず、後方から差し遅れていたので、それで指数75なら十分。

前走のスワンSでは状態良好で指数77と好走した。

さて今回だが、前走に引き続き状態良好である。昨年好走した舞台でもあるし、指数77程度を想定し対抗評価とする。

 

ケイデンスコール77

近4走指数ベストは4走前のマイラーズCで77。

近4走指数は77→71→69→74。

4走前のマイラーズCも指数77とベスト更新。斤量は56kgだった。

3走前の安田記念は斤量58kgに対応できず指数を71と落とした。

2走前の毎日王冠では斤量57kgで指数69と低値。

前走のマイルCSは指数74とそこそこ好走した。

さて今回だが、指数77近くを連発していた2021年前半と比べると仕上がりが見劣りする。前走のマイルCSから変わり身はなく、最大で前走並の指数74程度を想定し消しとする。

 

ホウオウアマゾン77

近4走指数ベストは前走のマイルCSで77。

近4走指数は69→65→75→77。

4走前のアーリントンCで指数69とベスト更新。

3走前のNHKマイルは指数65と落とした。

2走前のスワンSでは斤量54kgの恩恵もあり指数75とベスト更新だ。

前走のマイルCSでは上積みありで斤量2kg増の56kgに対応し、指数77とベスト更新。

さて今回だが、状態は良好で上積みはある。指数78程度に伸ばすと想定し本命とする。

 

ソングライン77

近4走指数ベストは前走の富士Sで77。

近4走指数は55→75→74→77。

4走前の桜花賞は指数55と大きく落としたが、不利を受けたためであり度外視で良い。

3走前のNHKマイルでは指数75とベスト更新だ。

2走前の関屋記念は斤量51kgと恵まれたが、指数は74と伸ばせず。

前走の富士Sは指数77とベスト更新。斤量は52kgだった。

さて今回だが、状態は良好で上積みあり。斤量は前走から2kg増だが成長分で補えるだろう。前走並の指数77程度を想定して3番手評価とする。

 

ラウダシオン77

近4走指数ベストは4走前の京王杯SCで77。

近4走指数は77→52→69→70。

4走前の京王杯SCでは指数77と好走。指数ベストを更新した。

3走前の安田記念では指数52と大敗した。

2走前のセントウルSは完調手前で指数69と低値。

前走の富士Sでも指数70と低値。まだ完調手前であった。

さて今回だが、4走前ほどの出来にはないが、近走と比べては仕上がったと言える。最大で指数76程度を想定し抑え評価とする。

 

サウンドキアラ76

近4走指数ベストは4走前の高松宮記念と2走前のスワンSで76。

近4走指数は76→71→76→75。

2020年に本格化し重賞3連勝からのヴィクトリアマイル2着と大躍進。

生涯ベストは8走前のヴィクトリアマイルで指数79。

4走前の阪神牝馬Sでは指数76と好走した。

3走前のヴィクトリアMは指数71と落とした。

2走前のスワンSは状態良好で指数76、前走のマイルCSも指数75と好走した。

ピーク時の能力にはないが、それでも近走は指数76近くとG2,G3なら好走は可能。

さて今回だが、前走に引き続き状態は良好で現状の能力は発揮できる。指数76程度を想定し抑え評価とする。

 

タイセイビジョン76

近4走指数ベストは前走の京阪杯で76。

近4走指数は74→74→71→76。

4走前〜2走前は指数71〜74で安定傾向。4走前のCBC賞も3走前のセントウルSも後方から差し遅れており、能力はもう少し上か。

前走の京阪杯では後ろからエイティーンガールに差されたが、前は捉えきっており久しぶりに脚を余すことなく好走でき、指数76とベスト更新だ。

さて今回だが、状態良好で上積みあり。脚を余しがちな馬であり距離1400mへの延長は歓迎か。差しが決まる展開になるという条件付きではあるが、能力的には好走可能。指数76程度を想定し抑え評価とする。

 

ファストフォース76

近4走指数ベストは4走前のCBC賞で76。

近4走指数は76→74→68→74。

4走前のCBC賞では斤量52kgと先行有利レースに恵まれた。さらに1分6秒0のレコードレースに適性もあったのだろう。指数76とベストを更新した。

3走前の北九州記念では斤量3kg増の55kgを背負ったが、成長分で対応し指数74と好走した。

2走前のスプリンターズSでは斤量57kgに対応できず指数68と落とした。

前走の京阪杯では指数74と好走した。斤量は56kgだった。

さて今回だが、CBC賞のレコード決着を見るに距離が伸びてプラスとは思えない。斤量も前走から1kg増であり指数を伸ばすのは難しいか。最大で指数73程度を想定し消しとする。

 

セイウンコウセイ75

近4走指数ベストは4走前の高松宮記念と2走前のキーンランドCで75。

近4走は75→71→75→72。

この馬の生涯ベストは4年前の高松宮記念で80。

4走前の高松宮記念、2走前のキーンランドCでは指数75と現状の能力を示した。

ここまでを振り返ると、4歳の高松宮記念で80と好走したところがピークでその後2年ほどはピークを維持できていたが、現状は年齢を重ねて下降傾向となっている。

最大で近走並の指数75程度を想定し消しとする。

 

グレナディアガーズ75

近4走指数ベストは2走前の京成杯AHで75。

近4走指数は72→70→75→69。

4走前のファルコンSで72、3走前のNHKマイルで70と平凡。

2走前の京成杯AHでは休みを挟んで成長分あり。指数75とベストを更新した。

前走のマイルCSは指数69と落とした。

さて今回だが、特に上積みはなく2走前並の指数75程を想定し消しとする。

 

ルークズネスト75

近4走指数ベストは前走のスワンSで75。

近4走指数は72→63→73→75。

4走前のファルコンSで指数72と好走。3歳春という時期を考えたら十分高値。

3走前のNHKマイルは指数63と大敗したが、5ヶ月空けた2走前のポートアイランドSでは指数73とベスト更新。

前走のスワンSでは叩いた上積みもあり、斤量54kgにも恵まれ指数75とベスト更新だ。

さて今回だが、前走から特に上積みはなく、斤量は2kg増の56kgを背負う。指数73程度までを想定し消しとする。

 

ラヴィングアンサー74

近4走指数ベストは2走前のスプリンターズSで74。

近4走指数は71→71→74→68。

2走前のスプリンターズSで指数74と好走した。

前走の京阪杯では指数68と落とした。

近4走は指数71〜74と安定傾向。基本的に差し馬で、差しが決まれば好走は可能。

さて今回だが、特に上積みはなさそうで、最大で2走前並みの指数74程度を想定し消しとする。

 

ダイメイフジ74

近4走指数ベストは4走前の高松宮記念で74。

近4走指数は74→59→71→68。

4走前の高松宮記念で指数74と好走したが、その指数でも今回のメンバーでは足りない。近3走はさらに低値だし、現状の能力で好走は難しいか。指数70程度を想定し消しとする。

 

アストラエンブレム73

近4走指数ベストは2走前のキーンランドCで73。

近4走指数は71→68→73→65。

生涯ベストは2017年の新潟記念で指数76。

その後、4年で緩やかに下降傾向となり、近4走は指数68〜73と安定傾向。

現状の能力で重賞では足りないだろう。指数は最大で73程度を想定し消しとする。

 

ベストアクター73

近4走最大指数は2走前のセントウルSで73。

近4走指数は68→64→73→ダート。

生涯ベストは5走前の阪急杯で指数77。重賞初挑戦初勝利となり6歳にして本格化した。しかし、これからというところで脚部不安で1年の休養となった。

休養明け以降は最大でも2走前のセントウルSの指数73と、能力が落ちている。

現状の能力で好走は難しく指数73程度までを想定し消しとする。

 

ベステンダンク71

近4走指数ベストは4走前の米子Sで71。

近4走指数は71→64→63→70。

生涯ベストは2020年のマイラーズCで指数75。

近4走は指数71以下の低値続き。近走を見る限り、能力は下降線に入っており既に重賞で戦える力は無い。指数70程度を想定して消とする。

 

デュープロセス70

近4走指数ベストは2走前の信越Sで70。

近4走指数は68→68→70→64。

近走ベストの2走前の信越Sでも指数70と3勝クラスレベル。重賞では能力的に足りないか。今回も指数70程度を想定し消しとする。

 

まとめ

◎ホウオウアマゾン  想定指数78

○ダノンファンタジー 想定指数77

▲ソングライン    想定指数77

サウンドキアラ   想定指数76

△タイセイビジョン  想定指数76

△ラウダシオン    想定指数76

 

能力上位で状態良好な3頭を高評価とした。ホウオウアマゾンは近走上昇傾向で今回も上積みあり。ダノンファンタジーは前走に引き続き仕上がり良好で、阪神1400mは得意コース。ソングラインも上積み十分で能力も上位。基本的にこの3頭で勝負したい。あとは、当日の馬場状態、馬体重、オッズなどを見て結論を出す。

2021有馬記念G1 全馬指数

今週は有馬記念を予想する。

中山2500mで行われるG1だ。

 

指数一覧

  • 出走馬16頭の指数を算出した。近4走指数1位はクロノジェネシスで86。
  • 優勝想定ラインは83と設定する。G1としてはやや高いレベル。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 クロノジェネシス   86

2位 エフフォーリア    84

3位 ディープボンド    82

3位 タイトルホルダー   82

5位 パンサラッサ     80

6位 ウインキートス    79

7位 ステラヴェローチェ  77

7位 シャドウディーヴァ  77

7位 アカイイト      77

7位 アリストテレス    77

11位 キセキ         76

11位 ペルシアンナイト    76

13位 アサマノイタズラ    73

14位 ユーキャンスマイル   71

14位 モズベッロ       71

16位 メロディーレーン    70

 

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クロノジェネシス86

近4走指数ベストは2走前の宝塚記念で86。

近6走指数は90→85→83→海外→86→海外。

得意条件は時計のかかる馬場であるが、高速馬場でもG1級のパフォーマンスを出してきた。

6走前の宝塚記念では指数は90と破格。得意条件のスタミナ比べだったことが要因だ。

5走前の天皇賞・秋では、指数85と好走した。展開が向いたのもあるが、高速馬場の瞬発力勝負という苦手条件で指数85(超G1級)を出せるあたり能力は圧倒的。しかも、古馬になっての初輸送を気にして完調ではなかったし、そんな中での85は圧巻。

4走前の有馬記念は指数83とやや落とした。勝利はしたもののサラキアには手応えで負けており、得意条件の時計のかかる馬場であることを考えたら物足りなかった。レース間隔を空けた方が良いタイプなので、天皇賞・秋で激走した反動が出たのもあるが、ピークはやはり昨年の宝塚記念だったように思う。

3走前のドバイシーマクラシックは海外なので指数は無い。ただラブズオンリーユーにクビ差しかつけていないことを考えると、指数としては80弱ぐらいでは無いか。これまでのパフォーマンスと比較すると物足りないが、初の海外輸送や芝が堅かったことを考えたら、そこまで懸念するところではない。

2走前の宝塚記念は状態完調で指数86と破格の指数でグランプリ3連覇を決めた。

前走の凱旋門賞は海外なので指数はないが、58kgを背負い欧州の極めて重たい馬場で積極的に競馬しての7着は好走と言っていいだろう。

さて今回だが、追い切りの反応などを見る限り状態はベストとは言えないが、最終戦に向け出来る限りのことはやったという仕上がり。昨年の有馬記念でやや指数を落としたところを見ても、この時期の牝馬で仕上がりが難しいところもあるだろう。とは言え、能力は今回のメンバーで最強であるし、指数84程度を想定し本命とする。

 

エフフォーリア84

近4走指数ベストは前走の天皇賞・秋で84。

近4走指数は69→78→78→84。

4走前の共同通信杯で指数69と順当に指数を伸ばした。

3走前の皐月賞では指数78とベストを大幅更新しまずはクラシック1冠。

2走前のダービーは勝ち馬シャフリヤールが別格で2着となったが、指数78は安定してハイレベルである。

前走の天皇賞・秋では斤量減の恩恵もあり指数84とベストを大幅更新した。今後、斤量を埋めて同様のパフォーマンスを出せるかは試金石ではあるのだが、現状、古馬中距離の現役最強馬と言っていいのではないか。

さて今回だが、前走に匹敵するレベルで仕上がっており状態良好。前走並みの指数84程度を想定し対抗評価とする。

 

ディープボンド82

近4走指数ベストは4走前の阪神大賞典で82。

近4走指数は82→81→海外→海外。

4走前の阪神大賞典では状態良好で指数82とベスト大幅更新。時計のかかる重馬場を力で押し切っており、タフな馬場のスタミナ比べが得意条件と言える。

3走前の天皇賞・春でもタフな長距離スタミナ比べで指数81と好走した。

近2走は海外競馬なので指数はなし。

さて今回だが、タフなレースにはなるが、今春2戦ほど極めてスタミナが問われる展開にはならないか。春ほどの指数は難しく、指数78程度を想定し消しとする。

 

タイトルホルダー82

近4走指数ベストは前走の菊花賞で82。

近4走指数は73→72→60→82。

2走前までの指数は平凡も、前走の菊花賞で能力を上昇させ指数82とベストを大幅更新。とは言え、単騎の楽逃げで展開に恵まれてはいるので、今回が試金石となるだろう。

さて今回だが、状態は良さそうで古馬相手にも十分通用するだろう。状態も良さそうであり、前走並みの指数82程度を想定し3番手評価とする。

 

パンサラッサ80

近4走指数ベストは前走の福島記念で80。

近4走指数は68→除外→74→80。

4走前の中山記念は高速馬場の1800mで指数を落とした。

2走前のオクトーバーSはそこそこ時計のかかる2000mで指数74と好走。

前走の福島記念もタフな馬場のスタミナ比べで指数80とベストを更新した。ただし単騎の楽逃げであり今回が試金石となる。

これまでの戦績を見ると高速馬場より時計がかかる馬場、そして距離2000mぐらいがベストか。

さて今回だが、状態は近走と変わらないが、距離延長や前走から斤量増なども考慮し、指数78程度までを想定し消しとする。

 

ウインキートス79

近4走指数ベストは4走前の目黒記念で79。

近4走指数は79→66→76→70。

4走前の目黒記念では指数79とベスト大幅更新。ただし、極端なスローペースを2番手追走で展開に恵まれた面が大きい。さらに、斤量52kgにも恵まれており、まだまだ地力ではない。

3走前の札幌記念では斤量3kg増の55kgを背負い指数66と落とした。ただ、完調手前でもあり度外視で良い。

2走前のオールカマーでは斤量55kgの据え置きで指数76と伸ばした。斤量を考えたら実質ベストと言って良く順当に成長しているようだ。

前走のエリザベス女王杯では指数70と平凡。

さて今回だが、状態は近走と変わらず、最大で2走前並の指数76程度を想定し消しとする。

 

ステラヴェローチェ77

近4走指数ベストは2走前の神戸新聞杯で77。

近4走指数は73→76→77→74。

3歳クラシック皆勤で3着付近で安定して好走。指数も73〜77と安定傾向だ。

さて今回だが、近走に引き続き状態は良好であり、最大で2走前並みの指数77程度を想定するが、流石に今回のメンバーだと能力的に足りないので消しとする。

 

シャドウディーヴァ77

近4走指数ベストは2走前の府中牝馬Sで77。

近4走指数は74→71→77→76。

2走前の府中牝馬Sで本格化し指数77とベストを更新した。

前走のジャパンCでも指数76と引き続き好走した。

さて今回だが、状態は安定しており能力は発揮できるだろうが1枚足りないか。2走前並みの指数77程度までを想定し消しとする。

 

アカイイト77

近4走指数ベストは前走のエリザベス女王杯で77。

近4走指数は69→71→71→77。

前走のエリザベス女王杯で指数77と好走しG1勝利を決めた。ただし女王不在のG1でありレベルは低かったと言わざるを得ない。

さて今回だが、前走から特に上積みはなく、最大で前走並の指数71程度を想定し消しとする。

 

アリストテレス77

近4走最大指数は4走前の天皇賞・春と2走前の京都大賞典で77。

近4走指数は77→69→77→74。

生涯ベストは7走前の菊花賞で指数80。世代最強馬コントレイルと併せ馬になったことで、最大限のパフォーマンスを発揮して指数80と跳ね上げた。

4走前の天皇賞・春では指数77と好走した。

3走前の宝塚記念は指数69と大きく落とした。

2走前の京都大賞典では仕上がり十分で指数77と好走した。

前走のジャパンCでは指数74と平凡。

近走を見る限り、菊花賞時点のパフォーマンスを期待するのは難しく、現状の能力は指数77程度か。今回のメンバーでは能力的に足りないため消しとする。

 

キセキ76

近4走指数ベストは2走前の京都大賞典で76。

近4走指数は海外→72→76→72。

生涯ベストは2018年JCで指数84。

4走前のQE2Cで4着と好走した。海外レースなので指数はない。

3走前の宝塚記念は指数72と平凡。

2走前の京都大賞典は指数76と好走した。

前走のジャパンCは指数72と平凡。

さて2018年はベストで指数84とG1級だったが、このところは年齢を重ねて確実に指数を下げてきている。度外視可能なレースが多いとは言っても、平凡な指数続きだ。今回も追い切りの動きも平凡で特に変わり身はなく、2走前並みの指数76程度を想定して評価とする。

 

ペルシアンナイト76

近4走指数ベストは3走前の札幌記念と2走前の天皇賞・秋で76。

近4走指数は70→76→76→74。

生涯ベストは2018年のマイルCSで81。年齢を重ねて能力は落ちているようだが、まだ76程度とG2級の能力は持っている。

4走前の鳴尾記念は休み明けで指数は68と低値だった。

3走前の札幌記念は指数76、2走前の天皇賞・秋も指数76、前走のチャレンジCも指数74と安定して好走した。これが現状の能力だろう。

さて今回だが、現状の能力である指数76程度を想定し消しとする。最内枠のCデムーロ騎手ということだけでも買いたい気持ちはあるが、流石に能力が足りないか。

 

アサマノイタズラ73

近4走指数ベストは2走前のセントライト記念で73。

近4走指数は48→50→73→68。

2走前のセントライト記念で指数73と好走したが、指数自体は古馬ならオープン特別級の低値。

さて今回だが、前走より上積みもあるし斤量減の恩恵も受けて指数は伸ばすだろうが、それでも能力的に足りないか。最大で指数77程度までを想定し消しとする。

 

ユーキャンスマイル71

近4走指数ベストは2走前の天皇賞・秋で71。

近4走指数は67→69→71→70。

生涯ベストは12走前の天皇賞・秋で指数81。能力としてのピークは4歳秋〜5歳春頃で適性は高速馬場の中距離だ。

4走前の天皇賞・春は時計のかかる長距離を苦にし、指数67と低値。

3走前の札幌記念ではそこそこ時計の出る中距離で舞台は悪くなかったが、指数は69と低値。ベスト時からは明らかに能力が落ちてしまっている。

2走前の天皇賞・秋も指数71と平凡。

前走のジャパンCも指数70と平凡。

今回もこの馬なりに仕上がったが現状の能力でG1は厳しいか。指数70程度を想定し消しとする。

 

モズベッロ71

近4走指数ベストは4走前の宝塚記念で71。

近4走指数は71→55→65→67。

生涯ベストは5走前の大阪杯で指数79。得意条件の極悪馬場となり、他馬が脚を削がれる中で、末脚を伸ばした。

4走前の宝塚記念では状態は良かったが、良馬場で指数71まで。

3走前の京都大賞典はそもそも休み明けの完調手前で指数55と落とした。

2走前の天皇賞・秋でもまだ仕上がらず、指数65と低値。

前走のジャパンCも完調手前で指数67と低値。

さて今回だが、なかなか仕上がらない馬だが、今回もまだ完調手前。指数70以下を想定し消しとする。

 

メロディレーン70

近4走指数ベストは前走の古都Sで70。

近4走指数は55→49→65→70。

前走の古都Sを指数70で勝利しOP入りを決めた。

さて今回だが、現状の能力では足りず、指数70程度を想定し消しとする。

 

まとめ

◎クロノジェネシス 想定指数84

○エフフォーリア  想定指数84

▲タイトルホルダー 想定指数82

 

現役最強馬のクロノジェネシスを本命とする。状態はベストとは言えないが、地力は最上位であり能力で勝ってほしいところ。エフフォーリアも天皇賞・秋を圧巻のパフォーマンスで勝利しており能力上位。実質この2頭の一騎打ちという形か。馬券としては馬連で2倍つくかと言ったところだろうから、悩みどころ。3番手に菊花賞を圧巻のパフォーマンスで勝利したタイトルホルダーを入れる。菊花賞は単騎逃げであり同様のパフォーマンスが出せる保証はないが、能力上位で状態も良く、好走可能だろう。あとは、当日の馬場、馬体重、オッズなどを見て結論を出す。