(旧)【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2021有馬記念G1 全馬指数

今週は有馬記念を予想する。

中山2500mで行われるG1だ。

 

指数一覧

  • 出走馬16頭の指数を算出した。近4走指数1位はクロノジェネシスで86。
  • 優勝想定ラインは83と設定する。G1としてはやや高いレベル。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 クロノジェネシス   86

2位 エフフォーリア    84

3位 ディープボンド    82

3位 タイトルホルダー   82

5位 パンサラッサ     80

6位 ウインキートス    79

7位 ステラヴェローチェ  77

7位 シャドウディーヴァ  77

7位 アカイイト      77

7位 アリストテレス    77

11位 キセキ         76

11位 ペルシアンナイト    76

13位 アサマノイタズラ    73

14位 ユーキャンスマイル   71

14位 モズベッロ       71

16位 メロディーレーン    70

 

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クロノジェネシス86

近4走指数ベストは2走前の宝塚記念で86。

近6走指数は90→85→83→海外→86→海外。

得意条件は時計のかかる馬場であるが、高速馬場でもG1級のパフォーマンスを出してきた。

6走前の宝塚記念では指数は90と破格。得意条件のスタミナ比べだったことが要因だ。

5走前の天皇賞・秋では、指数85と好走した。展開が向いたのもあるが、高速馬場の瞬発力勝負という苦手条件で指数85(超G1級)を出せるあたり能力は圧倒的。しかも、古馬になっての初輸送を気にして完調ではなかったし、そんな中での85は圧巻。

4走前の有馬記念は指数83とやや落とした。勝利はしたもののサラキアには手応えで負けており、得意条件の時計のかかる馬場であることを考えたら物足りなかった。レース間隔を空けた方が良いタイプなので、天皇賞・秋で激走した反動が出たのもあるが、ピークはやはり昨年の宝塚記念だったように思う。

3走前のドバイシーマクラシックは海外なので指数は無い。ただラブズオンリーユーにクビ差しかつけていないことを考えると、指数としては80弱ぐらいでは無いか。これまでのパフォーマンスと比較すると物足りないが、初の海外輸送や芝が堅かったことを考えたら、そこまで懸念するところではない。

2走前の宝塚記念は状態完調で指数86と破格の指数でグランプリ3連覇を決めた。

前走の凱旋門賞は海外なので指数はないが、58kgを背負い欧州の極めて重たい馬場で積極的に競馬しての7着は好走と言っていいだろう。

さて今回だが、追い切りの反応などを見る限り状態はベストとは言えないが、最終戦に向け出来る限りのことはやったという仕上がり。昨年の有馬記念でやや指数を落としたところを見ても、この時期の牝馬で仕上がりが難しいところもあるだろう。とは言え、能力は今回のメンバーで最強であるし、指数84程度を想定し本命とする。

 

エフフォーリア84

近4走指数ベストは前走の天皇賞・秋で84。

近4走指数は69→78→78→84。

4走前の共同通信杯で指数69と順当に指数を伸ばした。

3走前の皐月賞では指数78とベストを大幅更新しまずはクラシック1冠。

2走前のダービーは勝ち馬シャフリヤールが別格で2着となったが、指数78は安定してハイレベルである。

前走の天皇賞・秋では斤量減の恩恵もあり指数84とベストを大幅更新した。今後、斤量を埋めて同様のパフォーマンスを出せるかは試金石ではあるのだが、現状、古馬中距離の現役最強馬と言っていいのではないか。

さて今回だが、前走に匹敵するレベルで仕上がっており状態良好。前走並みの指数84程度を想定し対抗評価とする。

 

ディープボンド82

近4走指数ベストは4走前の阪神大賞典で82。

近4走指数は82→81→海外→海外。

4走前の阪神大賞典では状態良好で指数82とベスト大幅更新。時計のかかる重馬場を力で押し切っており、タフな馬場のスタミナ比べが得意条件と言える。

3走前の天皇賞・春でもタフな長距離スタミナ比べで指数81と好走した。

近2走は海外競馬なので指数はなし。

さて今回だが、タフなレースにはなるが、今春2戦ほど極めてスタミナが問われる展開にはならないか。春ほどの指数は難しく、指数78程度を想定し消しとする。

 

タイトルホルダー82

近4走指数ベストは前走の菊花賞で82。

近4走指数は73→72→60→82。

2走前までの指数は平凡も、前走の菊花賞で能力を上昇させ指数82とベストを大幅更新。とは言え、単騎の楽逃げで展開に恵まれてはいるので、今回が試金石となるだろう。

さて今回だが、状態は良さそうで古馬相手にも十分通用するだろう。状態も良さそうであり、前走並みの指数82程度を想定し3番手評価とする。

 

パンサラッサ80

近4走指数ベストは前走の福島記念で80。

近4走指数は68→除外→74→80。

4走前の中山記念は高速馬場の1800mで指数を落とした。

2走前のオクトーバーSはそこそこ時計のかかる2000mで指数74と好走。

前走の福島記念もタフな馬場のスタミナ比べで指数80とベストを更新した。ただし単騎の楽逃げであり今回が試金石となる。

これまでの戦績を見ると高速馬場より時計がかかる馬場、そして距離2000mぐらいがベストか。

さて今回だが、状態は近走と変わらないが、距離延長や前走から斤量増なども考慮し、指数78程度までを想定し消しとする。

 

ウインキートス79

近4走指数ベストは4走前の目黒記念で79。

近4走指数は79→66→76→70。

4走前の目黒記念では指数79とベスト大幅更新。ただし、極端なスローペースを2番手追走で展開に恵まれた面が大きい。さらに、斤量52kgにも恵まれており、まだまだ地力ではない。

3走前の札幌記念では斤量3kg増の55kgを背負い指数66と落とした。ただ、完調手前でもあり度外視で良い。

2走前のオールカマーでは斤量55kgの据え置きで指数76と伸ばした。斤量を考えたら実質ベストと言って良く順当に成長しているようだ。

前走のエリザベス女王杯では指数70と平凡。

さて今回だが、状態は近走と変わらず、最大で2走前並の指数76程度を想定し消しとする。

 

ステラヴェローチェ77

近4走指数ベストは2走前の神戸新聞杯で77。

近4走指数は73→76→77→74。

3歳クラシック皆勤で3着付近で安定して好走。指数も73〜77と安定傾向だ。

さて今回だが、近走に引き続き状態は良好であり、最大で2走前並みの指数77程度を想定するが、流石に今回のメンバーだと能力的に足りないので消しとする。

 

シャドウディーヴァ77

近4走指数ベストは2走前の府中牝馬Sで77。

近4走指数は74→71→77→76。

2走前の府中牝馬Sで本格化し指数77とベストを更新した。

前走のジャパンCでも指数76と引き続き好走した。

さて今回だが、状態は安定しており能力は発揮できるだろうが1枚足りないか。2走前並みの指数77程度までを想定し消しとする。

 

アカイイト77

近4走指数ベストは前走のエリザベス女王杯で77。

近4走指数は69→71→71→77。

前走のエリザベス女王杯で指数77と好走しG1勝利を決めた。ただし女王不在のG1でありレベルは低かったと言わざるを得ない。

さて今回だが、前走から特に上積みはなく、最大で前走並の指数71程度を想定し消しとする。

 

アリストテレス77

近4走最大指数は4走前の天皇賞・春と2走前の京都大賞典で77。

近4走指数は77→69→77→74。

生涯ベストは7走前の菊花賞で指数80。世代最強馬コントレイルと併せ馬になったことで、最大限のパフォーマンスを発揮して指数80と跳ね上げた。

4走前の天皇賞・春では指数77と好走した。

3走前の宝塚記念は指数69と大きく落とした。

2走前の京都大賞典では仕上がり十分で指数77と好走した。

前走のジャパンCでは指数74と平凡。

近走を見る限り、菊花賞時点のパフォーマンスを期待するのは難しく、現状の能力は指数77程度か。今回のメンバーでは能力的に足りないため消しとする。

 

キセキ76

近4走指数ベストは2走前の京都大賞典で76。

近4走指数は海外→72→76→72。

生涯ベストは2018年JCで指数84。

4走前のQE2Cで4着と好走した。海外レースなので指数はない。

3走前の宝塚記念は指数72と平凡。

2走前の京都大賞典は指数76と好走した。

前走のジャパンCは指数72と平凡。

さて2018年はベストで指数84とG1級だったが、このところは年齢を重ねて確実に指数を下げてきている。度外視可能なレースが多いとは言っても、平凡な指数続きだ。今回も追い切りの動きも平凡で特に変わり身はなく、2走前並みの指数76程度を想定して評価とする。

 

ペルシアンナイト76

近4走指数ベストは3走前の札幌記念と2走前の天皇賞・秋で76。

近4走指数は70→76→76→74。

生涯ベストは2018年のマイルCSで81。年齢を重ねて能力は落ちているようだが、まだ76程度とG2級の能力は持っている。

4走前の鳴尾記念は休み明けで指数は68と低値だった。

3走前の札幌記念は指数76、2走前の天皇賞・秋も指数76、前走のチャレンジCも指数74と安定して好走した。これが現状の能力だろう。

さて今回だが、現状の能力である指数76程度を想定し消しとする。最内枠のCデムーロ騎手ということだけでも買いたい気持ちはあるが、流石に能力が足りないか。

 

アサマノイタズラ73

近4走指数ベストは2走前のセントライト記念で73。

近4走指数は48→50→73→68。

2走前のセントライト記念で指数73と好走したが、指数自体は古馬ならオープン特別級の低値。

さて今回だが、前走より上積みもあるし斤量減の恩恵も受けて指数は伸ばすだろうが、それでも能力的に足りないか。最大で指数77程度までを想定し消しとする。

 

ユーキャンスマイル71

近4走指数ベストは2走前の天皇賞・秋で71。

近4走指数は67→69→71→70。

生涯ベストは12走前の天皇賞・秋で指数81。能力としてのピークは4歳秋〜5歳春頃で適性は高速馬場の中距離だ。

4走前の天皇賞・春は時計のかかる長距離を苦にし、指数67と低値。

3走前の札幌記念ではそこそこ時計の出る中距離で舞台は悪くなかったが、指数は69と低値。ベスト時からは明らかに能力が落ちてしまっている。

2走前の天皇賞・秋も指数71と平凡。

前走のジャパンCも指数70と平凡。

今回もこの馬なりに仕上がったが現状の能力でG1は厳しいか。指数70程度を想定し消しとする。

 

モズベッロ71

近4走指数ベストは4走前の宝塚記念で71。

近4走指数は71→55→65→67。

生涯ベストは5走前の大阪杯で指数79。得意条件の極悪馬場となり、他馬が脚を削がれる中で、末脚を伸ばした。

4走前の宝塚記念では状態は良かったが、良馬場で指数71まで。

3走前の京都大賞典はそもそも休み明けの完調手前で指数55と落とした。

2走前の天皇賞・秋でもまだ仕上がらず、指数65と低値。

前走のジャパンCも完調手前で指数67と低値。

さて今回だが、なかなか仕上がらない馬だが、今回もまだ完調手前。指数70以下を想定し消しとする。

 

メロディレーン70

近4走指数ベストは前走の古都Sで70。

近4走指数は55→49→65→70。

前走の古都Sを指数70で勝利しOP入りを決めた。

さて今回だが、現状の能力では足りず、指数70程度を想定し消しとする。

 

まとめ

◎クロノジェネシス 想定指数84

○エフフォーリア  想定指数84

▲タイトルホルダー 想定指数82

 

現役最強馬のクロノジェネシスを本命とする。状態はベストとは言えないが、地力は最上位であり能力で勝ってほしいところ。エフフォーリアも天皇賞・秋を圧巻のパフォーマンスで勝利しており能力上位。実質この2頭の一騎打ちという形か。馬券としては馬連で2倍つくかと言ったところだろうから、悩みどころ。3番手に菊花賞を圧巻のパフォーマンスで勝利したタイトルホルダーを入れる。菊花賞は単騎逃げであり同様のパフォーマンスが出せる保証はないが、能力上位で状態も良く、好走可能だろう。あとは、当日の馬場、馬体重、オッズなどを見て結論を出す。