(旧)【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

京都記念 G2 予想(能力・追い切り分析)

さて、京都記念の予想をしていこう。

京都2200m外回りで行われる別定G2だ。

 

最終更新:土曜日0時

 

馬場

京都2回開催は全てBコースで開催される。

現在までに開催された4日間を見た印象としては、「京都1回開催に比べて時計は出るものの、以前としてタフな状態は続いている。」

「逃げ先行」or「差し追い込み」で言うと、明らかに差し追い込み有利。

したがって、どの位置からでも勝負になると判断する。

また、天気予想では日曜日に雨となっている。月曜時点では水曜から日曜まで雨が続く予報だったので、見るたびに予報が変わっている。正直馬場状態はギリギリになるまで判断できないが、本記事では稍重から重馬場のそこそこスタミナが問われる馬場になると予想して記事を書く。買い目には、当日の馬場を反映させる。

 

展開

ステイフーリッシュ、カレンブーケドール、ドレッドノータス、ノーブルマーズが前に行くだろうが、明確な逃げ馬がいないため、明らかにドスローになる。

ドスローになれば、ロンスパ戦か瞬発力勝負かになるが、今回に関しては、馬場も重くなりそうなので、瞬発力勝負になったとしてもスタミナも問われるだろう。

単純に地力のある馬を指数通り買っていけばいい。

 

出走馬の近4走最大指数

近4走最大指数は以下。G1馬もいるということで、G2としてはハイレベルなメンバーになった(ただし上位2頭)。後述する追い切り評価も合わせて記す(ABC3段階評価)。

 

1位 カレンブーケドール  81  B

2位 クロノジェネシス     80  B

3位 ドレッドノータス     77  B

4位 アルメリアブルーム  75  A

4位 ステイフーリッシュ 75  B

6位 ガンコ                       73  C

6位 クラージュゲリエ     73  A

8位 ノーブルマーズ          72  A

9位 アメリカズカップ      70  B

9位 プリンスオブペスカ  70  B

 

それでは、各馬の能力分析を書いていく。

 

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カレンブーケドール81

能力分析

指数ベストは前走のジャパンカップで81。2走前の秋華賞が76 。

前走のジャパンカップはインベタで恵まれたし、斤量減もあったが、指数は順調に伸ばしてきた。今回はジャパンカップから斤量据え置きなので、普通に仕上げれば指数81は出るだろう。また、ジャパンカップでは、重馬場をこなしているため、今回道悪になっても問題ないと判断できる。後は、休み明け初戦でどこまで仕上げてくるか分からないので、追い切りで判断するが、指数面からは本命。

追い切り分析

南Wでの1週前追い切りでは、全体時計がジャパンカップと同タイムだった。ただ、今回はゴール前に強く追っての時計だが、ジャパンカップは馬也での時計である。

また、最終追い切りは馬也だが、ジャパンカップほどの時計は出なかった。ベスト時と比べると、まだ8割の出来。ここを叩いてどうかといった感じ。ただ、8割でもメンバーレベル的にそこそこ好走できると思うが。追い切り評価B。

 

クロノジェネシス80

能力分析

指数ベストは2走前の秋華賞で80。前走のエリザベス女王杯は76で若干落としている。落とした要因としては、秋華賞の方が仕上がりがよかったためである。

休み明け秋華賞で好走した点からもあまり使い詰めて使えないのかもしれない。

今回はというと、秋華賞の時の仕上げで来れれば、指数80オーバーだろう。あとは、休み明け初戦でどこまで仕上げてくるか分からないので追い切りで判断する。

続いて、カレンブーケドールを本命、クロノジェネシスを対抗にする理由を述べる。

①まず、クロノジェネシスは2歳G1で活躍するなど、早熟傾向が見られる。成長性の点では、カレンブーケドールの方が上と判断する。

②ベスト指数がカレンブーケドールが1ポイント上。

③カレンブーケドールは重馬場で好走経験がある。

以上の3点からカレンブーケドール>クロノジェネシスと判断する。もちろん、これは追い切りを見る前の評価であるので、追い切りを見て変動する可能性はある。

追い切り分析

CWで1週前6F80.7終い12.1の好時計。最終も終い重点で切れ味を発揮した。休み明けで好走した秋華賞では強く追ってメイチ仕上げだったが、今回は馬也追い切りのみ。続けて使いにくい性質もあって、最初から仕上げてきたということは無さそう。ただ併せ馬

にはしっかり先着できてるし、元々休み明けでも走れる馬とのこともあってカレンブーケドールよりは出来は上。9割の出来と見る。追い切り評価B。

能力分析ではカレンブーケドール>クロノジェネシスだったが、追い切り評価はクロノジェネシス>カレンブーケドール。総合的に見てどちらを上に取るかは非常に悩ましい。

 

ドレッドノータス77

能力分析

指数ベストは2走前の京都大賞典で77。京都大賞典を除く近4走では最大で72だったので、京都大賞典だけ激走したことになる。

ただ、京都成績が(4,1,1,1)の京都巧者であることや、過去にもアンドロメダS(京都)で好走していることからも、京都大賞典での高指数は納得だ。今回も京都なので同様のパフォーマンスを発揮できる可能性がある。

しかし、それで仮にベスト指数77を出しても、上位2頭には及ばない。3番手評価候補とする。

追い切り分析

外厩しがらき経由で、1本目から時計を出してきた。最終追い切りは馬也ながら、一杯に追ったタイセイトレイルには並ばれてから交わさせず。もちろん、タイセイトレイルには2.1秒先行していたので単純な比較はできないが、終いの手応えが十分である事は示せた。ただ、お腹周りがかなり太く見えたのは気になる。パドックで状態を注視したい。てか、G1以外も調教後馬体重表示してくれないかなJRA。追い切り評価B。

 

アルメリアブルーム75

能力分析

指数ベストは前走の愛知杯で75。愛知杯では雨が降って重馬場になったように、タフな馬場を得意とする馬だ。重ければ重いほど良い。今回もタフになることが濃厚で、この馬にとって合う舞台となることは間違いなし。1kg増もあるが、前走同様のパフォーマンスを発揮できるとして抑える。

追い切り分析

前走から中4週で3本追い切ってきた。そのうち中間では負荷もかけれている。最終では栗東坂路を馬也で、加速ラップ(全体時計も52.8と出ている中で)。愛知杯より状態は確実に上向きで、使って良くなっている印象。追い切り評価A。

 

ステイフーリッシュ75

能力分析

指数ベストは前走のAJCC。前走は完調手前ながら、能力上位の馬が不利を受けたことと、ルメール騎手の神騎乗もあり2着まで来れたが、指数は75と平凡。

今回は、タフな馬場も合うだろうし、前走を叩いて状態が上向いていれば前走以上のパフォーマンスを発揮するだろう。ただ、休み明けから走る馬であることと、過去に使い詰めて成績を落としたこともあるように叩き2戦目で状態が上向く可能性は低いと思う。指数面からは抑えの1頭だ。

追い切り評価

1週前追い切りが栗東坂路51.6秒と秀逸。最終追い切りも、全く手答えが無かった前走に比べたら格段に良い。ただ、使って良くなる馬かと言えばそうでもないので。追い切り要因で指数を上げて来れるかは不明。追い切り評価B。

 

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ガンコ73

能力分析

指数ベストは4走前のアルゼンチン共和国杯(2018)で73。ただ、近3走は60以下の低値。タフな馬場は得意なのだが、流石に指数面からは買い要素なし。

追い切り分析

栗東坂路で一杯追い切り。全体時計を出した分、最後に大きく失速してしまった。全盛期はこれより早い全体時計でほぼ失速せずという追い切りをこなせていた。近走の成績からもベスト時には及ばないのは当然ではあるのだが、その近走と比較しても良化してるようには見えない。急仕上げ感もある。追い切り評価C。

 

クラージュゲリエ73

能力分析

指数ベストは2走前の皐月賞で73。前走のダービーから約9か月ぶりのレースとなるため、今のレベル感は全くの不明。ただ、明け4歳で成長していないということもないだろうし、低めに見積もって指数2ポイント増で、75としても3番手評価候補には選択できる。あとは、追い切りで上積みがどれほどあるのか、休み明けで走れる出来にあるのかを判断したい。また、重馬場適性に関しては参考レース数が少なすぎて不明である。

追い切り分析

追い切り本数11本、強め追い切り5本と乗り込み量も負荷も十分。休み明けを気にする必要はないだろう。

気になる点として、併せ馬を使った追い切りを4本行なっていて、全体時計も終い1Fの時計も良いのだが、なぜか併せ馬で0.1秒とかクビ差とか微妙に遅れることが3回あった。若干詰めの甘さがある馬かもしれない。ただ、追い切り時計自体は、中間でCW80.1秒で自己ベスト。最終追い切りも81.4秒でベスト3時計(2位は一杯追い切りで、今回はほぼ馬也)。時計から見ても、休みを経てダービーの頃よりは確実に成長している。追い切り評価A。指数的には上位2頭に離されているが、上位2頭の仕上がりの甘さと、この馬の追い切りの良さを加味すると本命まであるかもしれない。

 

ノーブルマーズ72

能力分析

指数ベストは4走前の京都記念と前走の中山金杯で72。近走の他のレースでも70前後の指数で走れており、安定している。ただ、2019年日経新春杯では76の高指数をマークしているように、かなりタフな馬場になれば好走する可能性もある。勝ちに行くならば、後方待機で超消耗戦を待つと良いだろう。

結論として、基本的には足りないのだが、馬場がかなり重くなるようならば抑えたい。

あと、単純な不満としてなぜ高倉騎手を下ろすのだろうかと思う。追い切りでも乗せているし、過去にも何度もこのコンビで好走しているのに謎である。

追い切り分析

全て栗東坂路追い切り。全体時計を出しつつ、最後の2Fを25秒ちょいでまとめてくるのは、目黒記念、宝塚記念を連続好走した時と同様。近走の中では一番良い。中間でも栗東坂路ベスト2位時計で走れている。使って上向いている印象で、追い切り評価A。

 

アメリカズカップ70

能力分析

指数ベストは3走前の函館記念で70。ベストでも足りないが、近2走は63、67とかなりの低値。基本的には買う必要はなし。

ただし、過去にドロドロの不良馬場になったカシオペアステークス(OP)で圧勝しているように、不良馬場になれば話は別だ。上がりが39秒ほどかかるまでドロドロになれば、本命候補にまで躍り出る。

過去に、「この馬には水掻きが付いている」と表現した解説者もいるほどの不良馬場巧者なので、馬場を見ながら印を考えたい1頭だ。稍重までなら消し。重馬場なら抑え、ドロドロの不良馬場なら本命まであるといった見解だ。

追い切り分析

1週前追い切り終い失速。最終追い切りも特に目立たずで、単純な追い切りだけでいうと、2歳、明け3歳の時の方がよっぽど良かった。ただ、カシオペアステークスも平凡な追い切りだったのだが、不良馬場というだけで好走したから、もはや追い切りはあまり関係ない。この馬にとっては、追い切りが良いことよりも、雨がめちゃくちゃ降ることの方が、好走への寄与が強い。追い切り評価B。

 

プリンスオブペスカ70

能力分析

指数ベストは前走の日経新春杯で70。前走は自ら動いていく厳しいレースになったのはあるが、それでも前走から2kg増でこのメンバーでは厳しいだろう。タフな馬場こそ合うのだが、指数面からは消し。

追い切り分析

金曜日に最終追い切りという変則。ゆったり入って終いだけを確認していたようだ。その終いは悪くなかった。ただ、特段大きな上積みも感じられず、追い切り評価B。

 

総括

以上全10頭の能力分析を書いた。

本命候補がカレンブーケドール、クロノジェネシス、クラージュゲリエ。

 

時点でドレッドノータス

抑え評価にステイフーリッシュ、アルメリアブルームといった感じ。

 

ただし、雨が想像以上に降って不良馬場になるようなら、ノーブルマーズ、アメリカズカップなどを馬券に入れて、荒れるのを待つのが有効になる可能性もある。当日の馬場を見て判断したい。