(旧)【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2020阪神カップG2 全馬指数

今週は阪神カップと有馬記念を予想する。

有馬記念の予想はこちらから。

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それでは阪神カップを予想していく。

阪神芝1400mで行われるG2だ。

 

指数一覧

  • 出走馬16頭の指数を算出した。
  • 近4走最大指数1位はインディチャンプで80とG1級。今回のメンバーでは能力的に向けており確勝級だ。
  • 指数2位はサウンドキアラで79だが、近2走は低値でピークを過ぎた感はある。
  • 優勝想定ラインは79に設定する。G2としてはややハイレベル。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 インディチャンプ    80

2位 サウンドキアラ     79

3位 ダノンファンタジー   77

4位 ステルヴィオ      76

4位 フィアーノロマーノ   75

6位 ビリーバー       75  回避(淀短距離S or カーバンクルSへ)

6位 ダイメイフジ      75  回避(ギャラクシーSへ)

6位 クリノガウディー    75

9位 キングハート      74

9位 ジャンダルム      74

11位 レインボーフラッグ    73

11位 マルターズディオサ    73

11位 クラヴィスオレア     73

11位 ミッキーブリランテ    73

15位 タマモメイトウ      71

15位 イベリス         71

17位 ブラックムーン      70

18位 ヤマカツマーメイド    68

 

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インディチャンプ80

近4走指数ベストは2走前の安田記念と前走のマイルCSで80。

近8走指数は81→76→81→海外→77→78→80→80。

8走前の安田記念では81の高指数でG1勝利。

7走前の毎日王冠では、前哨戦仕上げで指数を落とし76。

6走前のマイルCSでは、仕上がり十分で81の高指数でG1勝利だ。

5走前の香港マイルは指数を出していないが、7着なのでおそらく低値だろう。ただし、初海外ということで度外視とする。

4走前の中山記念では、前哨戦仕上げで指数は77の低値だ。

3走前のマイラーズカップでは指数78と平凡。ただし、最後は流していたし、直線ではムチを入れることなく、余裕の抜け出しで圧勝。ムチなしで最後は併せ馬にならなかったことを考えると、78が出れば十分だ。

2走前の安田記念では仕上がり十分で指数80と高値。

前走のマイルCSでも同様に仕上がり十分で指数は80と高値だ。

過去8走を振り返ると、G2を仕上がり途上で出てきた時は、指数76〜78と平凡であるが、4度の国内G1ではきっちり仕上げていずれも指数80以上と安定して好走している。

さて今回だが、今年の秋は1度しか使っておらず、まだ余力はあるということで、阪神Cで賞金6700万円を取りに来たのだろう。追い切りを見ても仕上がりは良好だし、十分能力は発揮できる状態にある。

あとは1400mという距離がどうかだが、昨年の安田記念で1分30秒9と破格の時計を出しており、距離短縮でスピードが問われる分には問題ない

指数80を想定して本命とする。当然人気はするだろうが、G1で活躍している馬が仕上がり十分で出てきたらG2では負けようがない。

 

サウンドキアラ79

近4走指数ベストは4走前の阪神牝馬ステークスと3走前ヴィクトリアマイルで79。

近6走指数は77→78→79→79→73→73。

2020年に本格化し重賞3連勝からのヴィクトリアマイル2着と大躍進。

6走前の京都金杯で自己ベスト更新の77だったが、斤量は53kgだった。

5走前の京都牝馬ステークスでは、2kg増の55kgを背負いながらも、再度自己ベスト更新の78で重賞連勝。斤量にも対応し完全に本格化したと言える。

4走前の阪神牝馬ステークスでは再び自己ベスト更新の79で重賞3連覇。

3走前のヴィクトリアマイルでも指数維持の79でアーモンドアイの2着と好走した。

このように、2020年春に能力を伸ばし指数79程度でピークを迎えた。

そして、5ヶ月開けた秋初戦、2走前のスワンSでは指数73と低値だった。ただ、仕上がりも90%程度だったし、伸びない内側を終始通っていたためであり度外視可能である。むしろ指数73と大きく崩れなかったことを評価したい。

前走のマイルCSでは、仕上がりは十分だったが道中掛かり気味で折り合いがつかず、直線では伸びを欠き指数73と低値。

このように近2走は敗因が明確である。今回は状態面では前走並みに仕上がっているし、距離短縮で折り合いがつきやすくなるのもプラスだろう。

ただ、6走前〜3走前にかけて高値安定だった馬が、近2走は低値続きなのが現実である。敗因が明確な2戦の影で、今年の春のピークをどの程度維持できているかもブラックボックスだし、距離短縮とは言え前走のように折り合いがつかないリスクもある

近4走最大指数は2位の79だが、上記理由から若干評価を下げて指数77程度までと想定し、3番手評価とする。

 

ダノンファンタジー77

近4走指数ベストは2走前のヴィクトリアマイルで77。

近9走指数は70→70→70→71→75→64→77→77→67だ。

9走前の阪神ジュベナイルフィリーズでは、2歳にしては高指数の70でG1勝利。

その後、8走前のチューリップ賞で70、7走前の桜花賞で70、6走前のオークスで71と3歳春に成長は見られなかった。

休み明けとなった5走前のローズステークスで指数ベスト更新の75だ。

そして、1番人気になった4走前の秋華賞は指数64と惨敗した。距離も長く稍重馬場になったタフな馬場も合わなかったのだろうから度外視で良い。

3走前の阪神牝馬ステークスでは馬体が緩く、完全に叩き台の前哨戦仕上げだったが、それでも指数74と頑張った。

2走前のヴィクトリアマイルでは好仕上がりで挑み、指数77とベストを更新。

前走の府中牝馬Sでは指数67と低値だが、距離も長く重馬場も苦にしての結果なので度外視で良い。

これまでの指数の流れを見ると、2走前に指数ベストを更新しており、度外視可能なレースを除けばまだ成長途上とも言える。

さて今回だが、追い切り抜群で仕上がりは十分である。また、ヴィクトリアマイルのスピードレースで指数ベストを更新したように、距離短縮はむしろ歓迎である。指数ベスト更新の78以上を想定し対抗評価とする。

 

ステルヴィオ76

近4走指数ベストは4走前の安田記念で77だ。

近5走指数は77→73→71→76→76だ。

生涯ベストは2018年のマイルCSで80。3歳で80の高指数で古馬G1を制覇するあたり、かなり早熟傾向のようだ。

5走前の安田記念は出遅れて直線最後方からになり77と指数を落とした。脚を使い切る展開になっていれば指数80ぐらいは出せただろう。この時までは、ピークの状態を維持できていたようにも思う。

安田記念以降は目の疾患で9ヶ月の長期休養となった。

その休養明けの4走前の阪急杯は、詰まりに詰まって73と指数を落とした。おそらく、詰まらなければ78程度だっただろう。ただ、休み明けから仕上がるタイプの馬なので、78が当時の実力で、若干ピークからは衰えている。

3走前の高松宮記念は指数71の低値。初の1200mかつ力通り決まらない中京1200mだし、度外視で良い。

2走前の京王杯スプリングカップは、展開的に楽な競馬だったが、指数は76と平凡。

前走のスワンSも指数は76と平凡だ。

指数の流れを見る限り、ピークからは緩やかな減少傾向を描いている。今回も近2走並みの76程度か、さらに衰えている可能性もある。指数は最大で76程度を想定し評価とする。

 

フィアーノロマーノ76

近4走指数ベストは前走の京阪杯で76。

近5走指数は75→除外→74→62→76。

9走前のダービー卿CTで76と生涯ベストを出している。

5走前の阪急杯も指数75と好走した。

4走前のマイラーズCは除外となり、3走前の函館スプリントステークスでは指数74と好走した。

2走前のキーンランドCは指数62の低値。差し優勢レースを先行し、最後は脚がなくなったためであり度外視で良い。

前走の京阪杯では指数ベストタイの76で重賞勝利だ。

さてここまでを振り返ると、度外視可能な2走前を除けば、指数74〜76と安定傾向である。状態は前走並みであるが、前走の指数では今回のメンバーでは足りない。指数は最大で76程度を想定して抑え評価とする。

 

クリノガウディー75

近4走指数ベストは前走のスプリンターズSで75。

近8走指数は74→74→72→78→65→41→73→75だ。

8走前のマイルCSで74、7走前の東京新聞杯で74で、6走前の阪急杯で72と、この3走は成長分なしで72〜74で安定傾向だった。

そして、5走前の高松宮記念では1200mに距離を縮めたが、いきなり自己ベストを大きく更新し78。短距離に適性があり距離短縮がプラスに作用したのだろう。ただ、中京1200mという実力通り決まるとは言い難いコースであり、この一戦で信用はできない。

4走前のCBC賞は休み明けで仕上がり途上だったことと、直線で挟まれたことで能力を発揮できず惨敗した。指数は65の低値だが度外視で良い。

3走前の関屋記念では1600mへの距離延長で脚を余すことができず41と落とした。

2走前のセントウルステークスでは出遅れて後方からとなり、差し遅れて73の低値だった。

前走は普通に走ってそこそこ展開も向いて指数75だ。

ここまでを振り返ると、5走前の高松宮記念で指数78と好走しているが、そのレース一度きりの高指数である。その後の3戦は度外視で良いとしても、前走は力を出し切って75である。前走の75が現状の能力を表していると考えて良いだろう。

さて今回だが、追い切り抜群で坂路で爆時計を連発している。状態は前走より上向きであり、指数は前走以上の76と想定し抑え評価とする。

 

キングハート74

近4走指数ベストは前走のスワンSで72。

近4走指数は68→68→72→74。

この馬の生涯ベストは2017年の函館SSと2018年のオーシャンSで76。

流石に年齢を重ねて能力は落ちてきているようだが、前走で74と7歳馬にしては良く粘っている。ただ、指数74でG2では能力的に足りないし、前走からの上積みも無い。指数は最大で74を想定し消しで良い。

 

ジャンダルム74

近4走指数ベストは2走前の京成杯AHと前走の信越Sで74。

近4走指数は68→66→74→74と好走と凡走を繰り返しておりムラが激しい。

4走前のダービー卿CTは、やや出遅れからリカバリーして先行。ハイペースで脚を使い果たし指数68の低値。

3走前は若干詰まっていたことと、休み明けで完調手前だったこともあり66の低値。

2走前の京成杯AHと信越Sでは能力を発揮できて指数は74。

過去の指数を見て明らかなように、スムーズに運べて指数は74までが限界のようだ。

今回も最大で74程度を想定するが、この指数でG2では足りないので消しで良い。

 

レインボーフラッグ73

近4走指数ベストは2走前のスワンSで73。

近5走指数は73→72→66→73→69。

5走前のパラダイスSと2走前のスワンSで73を出しているが、73はオープン特別レベル。今回のメンバーでは能力的に足りないだろう。最大で指数73を想定して消しで良い。

 

 

マルターズディオサ73

近4走指数ベストは2走前の紫苑Sで73。

近4走指数は65→68→73→66。

2走前の紫苑Sで重賞勝利となったが、世代戦でレベルも低かったため指数は73と低値。古馬ならオープン特別クラスである。さらにドスローの前残りレースで展開的に向いたレースであるので再現性は薄い。実際に他の3戦はいずれも70以下の低値だ。

さて今回だが、追い切りを見る限り上積みは感じられなかった。1400mへの適性は不明だが、仮に適性があっても能力的には足りないだろう。指数は最大で紫苑S並みの73と想定し消しで良い。

 

クラヴィスオレア73

近4走指数ベストは2走前の日高Sで73。

近4走指数は61→64→73→71。

2走前の日高Sでは3勝クラスにしては高めの指数73でオープン入りを決めた。

指数ベストの日高Sは札幌の洋芝だし、過去の戦歴を見ても時計のかかる馬場向きなのは明らか。今回の阪神1400mの高速馬場は適性外である。

また、仮にベスト時の73で走れても能力的には足りないだろう。指数73以下を想定して消しで良い。

 

ミッキーブリランテ73

近4走指数ベストは3走前の関屋記念で73。

近4走指数は70→73→69→59。

3走前の関屋記念ではベスト更新で73と好走した。

ただ近2走は指数70以下の低値に終わっている。

さて今回だが、ベスト時の指数で走っても能力的には足りない。指数73以下を想定して消しで良い。

 

タマモメイトウ71

近4走指数ベストは3走前のテレQ杯で71。

近4走指数は65→71→67→70。

指数ベストの71で3勝クラスレベルであり、G2では通用しない。

指数71以下を想定し消しで良い。

 

イベリス71

近4走指数ベストは4走前のUHB賞と2走前のオーロCで71。

近4走指数は71→54→71→70。

3走前のキーンランドCのみ大敗だが、それ以外は71前後で安定傾向。これは3勝クラスレベルでありG2では通用しない。

指数71以下を想定し消しで良い。

 

ブラックムーン70

近4走指数ベストは前走のマイルCSで70。

近4走指数は72→69→68→57→70。

近4走ではマイルCSがベストで70。

過去最高は2018年の京都金杯で77であるが、流石に年齢を重ねて能力が落ちているようだ。

現状の能力で重賞は足りないだろう。指数70以下を想定して消しで良い。

 

ヤマカツマーメイド68

近4走指数ベストは3走前のキーンランドCで68。

近4走指数は60→68→58→62。

最大指数68では3勝クラスでも厳しいだろう。指数70以下を想定して消しで良い。

 

まとめ

出走全16頭の能力分析を行った。事前段階での予想は以下である。

◎インディチャンプ

○ダノンファンタジー

▲サウンドキアラ

△ステルヴィオ、フィアーノロマーノ、クリノガウディー(順不同)

 

本命はインディチャンプ。仕上げたレースは全て指数80以上と安定感抜群である。今回もG1級の仕上がりであり不安は無し。指数は80程度を想定する。

対抗はダノンファンタジー。指数は上昇傾向でまだ能力の底を見せていない。1400mへの距離短縮も歓迎だし仕上がりも良好。指数ベスト更新の78程度と想定する。

3番手評価はサウンドキアラ。指数ベストは今年の春で79。近2走は低値であるが、位置取りや折り合いなどで凡走の説明が可能。今回仕上がり良好で、折り合い面から距離短縮も良い。指数77程度を想定する。

4番手評価群にステルヴィオ、フィアーノロマーノ、クリノガウディー。いずれも指数76程度までの想定で、G2で勝ち負けするには一枚足りない存在だ。指数上位がこけた時の3着争いといったところだろう。一応印は打ったが、ここまでは馬券を買わない可能性が高い。

 

 

馬券としては現時点では以下のように考えている。

単勝◎

馬連◎ー○

 

ワイド◎ー○

三連複◎ー○ー▲

三連単◎→○→▲

 

あとは当日の馬場と馬体重も見てから結論を出す。

最終予想(印と買い目1500円分)は、Twitter@K16005で公開する。

 

これまで(12/20時点)の馬券成績はこちらから。

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