(旧)【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2021アルゼンチン共和国杯G2 全馬指数

今週はアルゼンチン共和国杯を予想する。

東京2500mで行われるハンデG2だ。

 

指数一覧

  • 出走馬15頭の指数を算出した。近4走指数1位はマイネルウィルトスで85。
  • 優勝想定ラインは77と設定する。ハンデG2としては平均レベル。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 マイネルウィルトス   85

2位 オーソリティ      80

3位 サトノソルタス     75

4位 ディアマンミノル    74

4位 トーセンカンビーナ   74

4位 ロードマイウェイ    74

7位 アイスバブル      73

7位 ボスジラ        73

7位 アドマイヤアルバ    73

7位 フライライクバード   73

11位 レクセランス       72

12位 アイアンバローズ     71

12位 ゴースト         71

14位 アンティシペイト     70

14位 オウケンムーン      70

 

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マイネルウィルトス85

近4走指数ベストは3走前の福島民報杯で85。

近4走指数は71→85→72→74。

4走前の壇之浦Sを指数71で勝利しOP入り。

3走前の福島民報杯では指数85とベストを大幅更新し、OP特別勝利となった。ただし斤量54kgだったし、極端に時計のかかる不良馬場で道悪巧者を発揮したための好走である。良馬場での再現性は薄い。

2走前の函館記念では指数72と平凡。良馬場ではベスト更新だ。

前走の札幌記念でも指数74と良馬場ではベスト更新だ。

さて今回だが、今週の東京競馬場は晴れで良馬場濃厚。福島民報杯ほどの指数は難しいか。また、現状東京は高速馬場であり近2走よりも上がり時計は速いのもマイナスか。斤量は1kg減を考慮しても前走並の指数74程度までを想定して抑え評価とする。

 

オーソリティ80

近4走指数ベストは2走前のダイヤモンドSで80。

近4走指数は78→63→80→62。

4走前のアルゼンチン共和国杯では指数78とベストを大幅更新。3歳の夏を休んで成長分があったということだ。ただ、3番手追走で展開的にも恵まれたし、斤量も54kgだった。

3走前の有馬記念では前につけて展開的にも厳しく、スタミナも問われて指数63と落とした

アルゼンチン共和国杯のような綺麗な馬場の方が良いので度外視で良い。

2走前のダイヤモンドSでは指数80とベスト更新だ。斤量56kgを背負って能力を示した。距離は3400mだが、スローペースで上がりもそこそこ出ておりそれほどスタミナが問われたレースではない。

前走の天皇賞春は斤量58kgと極端にスタミナの問われた阪神3200mも厳しく指数62と落とした。

さて今回だが、高速東京で時計が速くなるのは歓迎である。また、斤量57.5kgとトップハンデを背負うが、能力的に抜けているしここはあまり気にならない。あとは状態面だが休み明けでまだ完調手前。ここを一度使った方が良いと思うしおそらく単勝2倍前後?の1番人気になりそうで妙味はない。指数76程度を想定し対抗評価までとする。

 

サトノソルタス75

近4走指数ベストは3走前の新潟大賞典で75。

近4走指数は70→75→69→74。

4走前の日経新春杯では指数70と平凡。

3走前の新潟大賞典では状態抜群で、指数75とベストタイ。過去のベストは7走前の金鯱賞で完全に展開が向いての75で価値は無いが、今回は終始外を回してかつ折り合いにも苦労しながら、ハイペースを前で粘っての指数75であり価値は高い。このレースの好走からも前傾ラップのスタミナ比べが向いていると言えるだろう。

2走前の鳴尾記念は間隔が詰まり指数69と落とした。間隔を空けながら使った方が良いタイプであり、度外視で良い。

前走のオールカマーは4ヶ月弱の休み明けで指数74と好走した。

さて今回だが、中6週と間隔が詰まっており、好走は難しい。指数70以下を想定し消しとする。

 

ディアマンミノル74

近4走指数ベストは3走前の函館記念と前走の京都大賞典で74。

近4走指数は61→74→67→74。

4走前の目黒記念は状態抜群だったが指数61の低値に終わった。ドスローの瞬発力勝負でのトップスピード戦に対応できなかったためであり度外視で良い。

3走前の函館記念では指数74と好走した。斤量は54kgだった。

2走前の札幌記念は斤量3kg増の57kgを背負い指数67と落とした。

前走の京都大賞典では指数74とベストタイ。休み明けで完調手前だし最後も脚を余している。斤量56kgを考えても実質ベストと言ってよく、近走で成長しているとも言える。

さて今回だが、斤量2kg減の54kgとなる。ずぶいタイプの馬であり東京で馬場が軽いのはマイナスだが、そこそこ流れてレース上がりが35秒くらいかかってくれれば勝機はあるか。完調手前の前走から上積みもあるし、指数77程度まで伸ばすと想定して本命とする。そこまで人気もしなそうで妙味もある。ただし、当日の馬場を見てあまりに高速馬場だったら再考が必要。

 

トーセンカンビーナ74

近4走指数ベストは5走前の天皇賞・春で74。

近4走指数は74→61→53→59→66。

生涯ベストは6走前の阪神大賞典で指数76。出遅れて後方からになったが、後方待機が展開的に向いて漁夫の利的な好走だった。

5走前の天皇賞・春では斤量58kgで指数は74。阪神大賞典から3kg増で2ポイント減に留めているあたり、能力的には上昇していると言えるだろう。

4走前の宝塚記念では指数61と落としたが、ドロドロの特殊馬場であり度外視で良いだろう。

ただ、3走前のオクトーバーSでは指数53、2走前のアルゼンチン共和国杯では指数59、前走のオクトーバーSでは指数66と低値であり、能力はピークを過ぎたと言って良いか。

今回も追い切りの動きからも好走余地は見えず指数70以下を想定して消しとする。

 

ロードマイウェイ74

近4走指数ベストは前走の京都大賞典で74。

近4走指数は48→60→68→74。

生涯ベストは2019年のチャレンジCで指数75。

それ以来指数は低値続きで、4走前〜2走前は指数70以下。ただ前走の京都大賞典で指数74とそこそこ好走した。まだ衰えたわけではないようで、今回も前走並の指数74程度を想定し抑え評価とする。

 

アイスバブル73

近4走指数ベストは3走前の函館記念で73。

近4走指数は68→73→69→70。

生涯ベストは10走前の目黒記念で75。

近4走は指数73以下の低値続きで、能力のピークは過ぎている。

3走前は指数73と好走したが、インコースを捌いた好騎乗もあったので、再現性は薄い。

今回は、最大で指数72程度を想定して消しとする。

 

ボスジラ73

近4走指数ベストは前走の丹頂Sで73。

近4走指数は70→60→65→73。

生涯ベストは5走前の丹頂Sで75。

4走前のステイヤーズSでは斤量56kgで指数70と落とした。

3走前のダイヤモンドSでは指数60、2走前の札幌日経OPでは指数65と落とした。

前走の丹頂Sでは指数73と好走した。

さて今回だが、前走並の指数73程度を想定し消しとする。能力もピークからは緩やかに下降傾向を描いているし上積みはない。

 

アドマイヤアルバ73

近4走指数ベストは2走前の目黒記念で73。

近4走指数は64→73→59→72。

3走前の目黒記念では指数73と好走したが、ドスローの展開と53kgの斤量に恵まれての指数で再現性は薄い。

2走前の宝塚記念は斤量58kgで指数59の低値だ。

前走のオールカマーでは斤量56kgで指数72。斤量を考えたら能力的には自己ベストか。とは言え内有利レースで経済コースをロス無く回った結果でもある。

さて今回だが、前走からは斤量3kg減と、追い切りの動きが良いこともあり、指数74程度まで伸ばすと想定し抑え評価とする。

 

フライライクバード73

近4走指数ベストは4走前の長良川特別と前走のムーンライトHCで73。

近4走指数は73→55→68→73。

4走前の長良川特別では指数73で勝利。2勝クラスにして破格の指数で既にOP特別レベルたった。

3走前の松籟Sは指数55と落としたが距離3200mが長かったためで度外視で良い。

2走前の高山Sは指数68と平凡だが、前走のムーンライトHCでは指数73とベストタイ。前走は最後流して圧勝であり最後まで追っていれば指数はもっと出ただろう。

さて今回だが、前走から1kg減の55kgとなる。追い切りの動きも良く本格化気配あり。指数76程度まで伸ばすと想定し対抗評価とする。鞍上が重賞勝ったことがないのが少々懸念。

 

レクセランス72

近4走指数ベストは2走前の大阪ハンブルクCで72。

近4走指数は43→50→72→70。

最大で指数72とOP特別レベルで重賞では足りない。斤量もベスト時と同斤量であるし、追い切りの動き的にも上積みはない。今回も指数72程度を想定して消しとする。

 

アイアンバローズ71

近4走指数ベストは3走前の白鷺特別で71。

近4走指数は65→71→70→65。

3走前の2勝クラス白鷺Sで指数71とベスト更新。3勝クラス並みの指数である。

2走前の3勝クラス緑風Sを指数70で勝利しOP入りを決めた。

前走の京都大賞典ではタフなレースで指数65と落とした。馬場は軽い方が良いタイプである。

さて今回だが、前走よりは馬場は軽くなるし、斤量54kgも魅力だが、持ち指数も乏しく今回で通用するかは試金石。前走を叩いた上積みはありそうで指数74程度までを想定し抑え評価とする。

 

ゴースト71

近4走指数ベストは前走の丹頂Sで71。 

近4走指数は中止→54→67→71。

指数ベストの前走で3勝クラスレベルだし、今回同斤量かつ上積みなしで上昇は見込めない。今回も指数71程度を想定して消しとする。

 

アンティシペイト70

近4走指数ベストは4走前の湾岸Sと前走のオホーツクSで70。

近4走指数は70→68→69→70。

近4走指数は68〜70と安定傾向。今回は前走から2kg減なので斤量分の上昇は可能である。また追い切りの動きは良かったので成長分もありそう。指数74程度まで伸ばすと想定し抑え評価とする。

 

オウケンムーン70

近4走指数ベストは前走の丹頂Sで70。

近4走指数は69→64→66→70。

前走の丹頂Sで指数70とベスト更新。今回はそこから同斤量であり成長分もない。前走並の指数70程度を想定して消しとする。

 

まとめ

◎ディアマンミノル 想定指数77

○フライライクバード 想定指数76

オーソリティ    想定指数76

マイネルウィルトス 想定指数74

△ロードマイウェイ  想定指数74

△アドマイヤアルバ  想定指数74

△アイアンバローズ  想定指数74

△アンティシペイト  想定指数74

 

ディアマンミノルは、馬場が軽くなるのはマイナスだが、叩いた上積みありで斤量2kg減の恩恵も受けられる。想定以上に馬場が軽ければ評価を下げざるを得ないが、現時点では妙味ありと判断し本命とする。

フライライクバートは、状態面、斤量面共に上積みありで順当に指数を伸ばせるかと言ったところ。

能力最上位のオーソリティは完調手前であり人気的にも妙味はないため3番手までとした。

あとは、当日の馬場、オッズ、馬体重などを見て結論を出す。