(旧)【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2021金鯱賞G2 全馬指数

今週は金鯱賞を予想する。

中京2000mで行われる別定G2だ。

 

指数一覧

  • 出走馬10頭の指数を算出した。
  • 近4走最大指数1位はデアリングタクトで81。
  • 優勝想定ラインは79に設定する。G1馬4頭が出走していることもありG2としてはやや高いレベル。クリア馬はデアリングタクトとグローリーヴェイズ。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 デアリングタクト  81

2位 グローリーヴェイズ 80

3位 ペルシアンナイト  78

3位 キセキ       78

5位 サンレイポケット  77

6位 ブラヴァス     76

7位 ジナンボー     75

8位 サトノフラッグ   74

9位 ポタジェ      73

10位 ギベオン       69

 

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デアリングタクト81

近4走指数ベストは前走のJCで81。

近4走指数は76→75→76→81。

4走前の桜花賞では指数76とベストを大幅更新。

3走前のオークスでは指数75とほぼ変わらず。

2走前の秋華賞でも指数76とほぼ変わらずだった。指数を見る限り牝馬三冠レースでパフォーマンスは向上しておらず、指数76→75→76も例年と比べて平凡であり世代レベルは低い。

ただ、三冠目の秋華賞は休み明けで完調手前での出走であり、それで指数76は上出来である。

前走のJCでは斤量53kgと秋華賞を叩いた上積みで指数81とベスト大幅更新。

さて今回だが、休み明けで仕上がり途上で秋華賞並みの出来。JCほどの仕上げではないこと、斤量は55kgに戻ることもあり、成長分はあるとは言えベスト更新は難しい。秋華賞からやや上昇傾向と見て、指数78程度を想定し3番手評価とする。安定感はあるが人気妙味はない。

 

グローリーヴェイズ80

近4走指数ベストは前走のJCで80。

近4走指数は海外(推定84)→37→79→80だ。

生涯ベストは6走前の天皇賞・春。斤量58kgを背負いながら84と破格の指数。フィエールマンとの叩き合いには敗れたが超G1級の指数だ。このレースの好走からも綺麗な良馬場での瞬発力勝負を好む馬ということがわかる。

4走前の海外G1香港ヴァースではラッキーライラック、ディアドラらG1級の馬に勝っているし2着には0.6秒差の完勝、指数としてもベストの84ほどは出ているだろう。

3走前の宝塚記念は指数37の低値だが、ドロドロの特殊馬場だったので度外視で良い。

2走前の京都大賞典ではやや荒れた馬場ではあったが指数79とそこそこ好走した。

前走のJCでは状態抜群で指数80と上げた。ただ直線は伸びない内に寄れてしまったこともあり、馬場の良い外側を通ることができていたら3強の一角を崩すことができていただろう。

さて今回だが、前哨戦仕上げで完調手前。そして冬の中京開催で馬場も荒れているし、土曜日現在でも不良馬場である。宝塚記念の凡走から考えてもグローリーヴェイズが能力を発揮できる舞台とは思えない。今回は最大でも指数77程度と想定し4番手評価とする。消しに近い評価だ。

 

ペルシアンナイト78

近4走指数ベストは4走前の札幌記念で77。

近4走指数は78→73→77→77。

4走前の札幌記念では指数78と好走。

3走前の富士Sは前哨戦仕上げで指数73の低値だ。

2走前のマイルCS、前走の有馬記念では仕上がり良好で指数77と好走した。

さて、2018年にマイルCSを制したときは指数81だったので、全盛期から比べれば当然衰えはあるのだが、仕上がりさえすればまだ78程度の指数が出せることがわかる

適性はマイルからタフな馬場の中距離にシフトしてきているようだし、不良馬場(土曜日時点)も歓迎だろう。今回は乗り込み量も豊富でいきなり好走可能と判断し、指数は最大で78程度を想定する。土曜日時点で8番人気と配当妙味もあるし、指数上位勢は前哨戦仕上げで死角ありのため本命とする。

 

キセキ78

近4走指数ベストは4走前の京都大賞典で78。

近4走指数は78→75→72→68だ。

生涯ベストは2018年JCで指数84。超高速スケートリンク馬場の成績であり当時は確実に高速マイラーだった。一方で、年齢を重ねるごとに時計のかかるタフな馬場もこなすようになってきており、今回のような不良馬場は特に問題はないだろう。

4走前の京都大賞典では指数78と好走した。

3走前の天皇賞・秋では指数75と落とした。ただ京都大賞典の反動か、完調手前だったので度外視で良い。

2走前のJCでは大逃げで自爆し指数は72の低値。ここも度外視でいい。

前走の有馬記念は指数68と低値。捲ったクロノジェネシスについて行って脚が無くなってしまった。クロノジェネシスは最後まで持っているので度外視は不可でここは力負け。

さて今回だが、年齢的にも下降線に入っているし、折り合い不安もあり、指数は最大で75程度と想定し消しとする。

 

サンレイポケット77

近4走指数ベストは4走前の毎日王冠で77。

近4走指数は77→75→73→73。

4走前の毎日王冠では指数77とベストを更新。当時は状態抜群かつ綺麗な良馬場という得意条件だった。

3走前のアルゼンチン共和国杯では全く伸びない最内を通ってしまったが、それでも指数75と好走した。外に出せていたら指数77程度まではあっただろう。

2走前の日経新春杯と前走の白富士Sでは指数73と低値だ。近2走はベスト時の状態ではなく指数を落としている。

さて今回だが、追い切りは良好で近走よりは上積みはありそう。ただ、冬の開催で荒れた馬場は合わないだろう。不良馬場も過去にジューンSでこなしてはいるが、やはり綺麗な良馬場の方がパフォーマンスは高い。今回は馬場面で評価を落とし指数は74程度と想定し消しとする。

 

ブラヴァス76

近4走指数ベストは2走前の新潟記念と前走のチャレンジCで76。

近4走指数は74→75→76→76。

4走前の新潟大賞典では指数74とベスト更新。斤量は55kgだった。

3走前の七夕賞は、斤量据え置きで再度ベスト更新の75。かなりタフな馬場だったが、それでも力を出せることを示した。

2走前の新潟記念では斤量1kg増の56kgで指数76とベストを更新した。

前走のチャレンジCでは指数据え置きの76だった。ただ、スローペースを後方から差し遅れており、もっと前で競馬できていたら指数77〜78程度はあっただろう。

さて今回だが、近走に引き続き状態は良好で上積みもありだ。タフな馬場もこなした経験があるし、指数78程度まで伸ばすと想定して対抗評価とする。

 

ジナンボー 75

近4走指数ベストは3走前の新潟記念で75。

近4走指数は68→75→71→73。

生涯ベストは8走前の新潟記念で78。ただし54kgの軽斤量だった。

4走前の七夕賞は出遅れて大外をぶん回して力尽きるというレーン騎手の騎乗ミスで大敗し、指数は68の低値。騎乗ミスなので度外視で良い。

3走前の新潟記念は斤量56kgで指数75と好走した。

2走前の天皇賞・秋は斤量58kgで指数71と落とした。

前走の京都記念では斤量56kgで指数73と平凡。

ここまでを振り返ると明らかに斤量敏感傾向である。今回は斤量56kgであり3走前の新潟記念や前走の京都記念と同斤量。指数74程度を想定し消しとする。

 

サトノフラッグ74

近4走指数ベストは2走前の菊花賞で74。

近4走指数は66→71→74→61。

4走前のダービーで66と低値。

秋になると状態は上向き始め、3走前のセントライト記念で71、2走前の菊花賞で74と2走続けて指数ベストを更新している。

前走のAJCCでは指数61と落としたが、不良馬場ということもあり度外視とする。

今回が試金石となるが、残念ながら今回も馬場は悪い。過去には弥生賞で良馬場もこなしているが、どちらかと言えば良馬場の方が良いタイプだし今回の馬場では割引としたい。指数は最大で74程度を想定し消しとする。

 

ポタジェ73

近4走指数ベストは前走の白富士Sで73。

近4走指数は62→68→73→73。

1勝クラスからOP特別まで4連勝中の上がり馬。

3走前の岸和田Sでは指数73と3勝クラスにしては破格。

前走の白富士Sでは指数73と据え置きだった。

さて今回だが、斤量も近2走から1kg増えるし馬場悪化もマイナス。上積みがあってもベスト更新まではない。近2走並みの指数73を想定し消しとする。

 

ギベオン69

近4走指数ベストは前走の白富士Sで69。

近4走指数は64→54→68→69。

生涯ベストは2018年中日新聞杯で指数は77。

4走前の新潟大賞典では斤量57.5kgを背負って指数を落とし64の低値だ。

3走前のエプソムカップは不良馬場を苦にし指数54と低値。度外視で良い。

2走前の中日新聞杯では指数68と力負け。

前走の白富士Sは斤量59kgを背負い指数は69の低値。

さて、今回だが前走から3kg減56kgであり、斤量分の上昇は可能。ただ馬場悪化はマイナスだし、斤量減を考慮しても指数は73程度までと想定し消しとする。

 

まとめ

◎ペルシアンナイト  想定指数78

○ブラヴァス     想定指数78

▲デアリングタクト  想定指数78

△グローリーヴェイズ 想定指数77