(旧)【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2020富士ステークスG2 全馬指数

今週は富士ステークスを予想する。

東京芝1600mで行われるG2だ。

 

指数一覧

近4走最大指数1位はサトノアーサー、ケイアイノーテック、ペルシアンナイトで78。さらに、近走上昇中の3歳馬スマイルカナ、ラウダシオンが続き上位は大混戦。優勝想定ラインは78に設定する。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 サトノアーサー   78

1位 ケイアイノーテック 78

1位 ペルシアンナイト  78

4位 スマイルカナ    76

5位 ラウダシオン    75

6位 ヴァンドギャルド  74

7位 レイエンダ     73

8位 タイセイビジョン  72

8位 シーズンズギフト  72

10位 ワーケア      69

10位 モズダディー    69

指数無し ブラックバゴ(近走地方競馬のため)

 

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サトノアーサー78

指数ベストは前走の関屋記念で78。

近4走指数は75→73→73→78とかなりの安定傾向。

この馬は器用な馬でどんな条件でも、ある程度の力を出すことはできる。

ただし、ベスト条件は高速馬場の瞬発力勝負である。指数ベストの78を出した前走が高速馬場だった。さらに、前走は外差し馬場が向いたことも高指数の要因だ。

前走は条件が整って指数78と高指数だったが、フラット馬場なら現状の能力は76程度だろう。安定感は抜群であるので、きっちりと能力通り76前後で走れる可能性が高い。そこそこ重めの印を打ちたい。

 

ケイアイノーテック78

指数ベストは2走前の安田記念で78。

近4走指数は73→74→78→74とだ。

4走前のダービー卿チャレンジトロフィーも4コーナーでは大外をぶん回して追い込んできたが、内伸び先行有利馬場では4着までが精一杯であった。指数は73の低値。

3走前の京王杯も後方から差し遅れて74の低値だ。

2走前の安田記念でも、大外ぶん回しという大味な競馬だったが、脚を余す事なく使うことができ、指数も78とベスト更新だ。

前走の中京記念では後方から脚を余してしまい指数74の低値である。

近4走を振り返ると、4走中3走で後方から差し遅れて凡走となっている。2走前のように脚を使い果たせば非常に強い能力を持っているのだが、その能力が発揮できない可能性の方が大きい。能力自体は評価しているので印は打ちたいが、好走確率が低いので抑え程度にしておく。

 

ペルシアンナイト78

指数ベストは前走の札幌記念で78。

近4走指数は75→74→62→78

4走前の中山記念は休み明けの前哨戦仕上げで75の低値だ。

3走前の安田記念も約3ヶ月の休み明けで、能力を発揮できず74と落とした。

2走前の宝塚記念は仕上がり良好ながらタフな阪神2200という舞台が合わずに指数62と落とした。

前走の札幌記念では、状態面も近走に比べ良好で、指数78と好走することができた。

全盛期から比べれば当然衰えはあるが、仕上がりさえすればまだ重賞勝利級の指数が出せる馬である。今回も前走並には仕上がっていそうなので指数75〜78程度を想定してそこそこ重めの評価をしたい。

 

スマイルカナ76

近4走指数ベストは前走の京成杯AHで76。

近4走指数は70→61→75→76。

4走前の桜花賞では指数70と当時のベストを更新。

3走前のオークスでは距離が長く指数を61と落とした。適性範囲外なので度外視で良い。

2走前の米子ステークスがベスト更新の75だ。ただ、斤量50kgと軽斤量ではあった。

前走の京成杯AHでは斤量2kg増だったが、成長分があり指数76とベストを更新した。近走は上昇中であるし、今回は指数据え置きであるので、優勝想定ラインである指数78程度まで伸ばす可能性は高い。当日の馬場次第ではあるが、前が残りそうなら本命としたい。差し優勢馬場でもそこそこ重めの印は打ちたい。

 

ラウダシオン75

近4走指数ベストは前走のNHKマイルで75。

近4走指数は60→63→71→75と上昇傾向。

NHKマイルからの休み明けとなり、その間の成長分がブラックボックスである。順調に成長していると仮定すれば優勝想定ラインの78程度で走れる可能性は高い。

ただし、指数ベストのNHKマイルでは先行有利レースで展開的に恵まれていたという事実も存在する。展開が合わない場合に地力で好走できるかはまだ未知数である。純粋にスマイルカナの方が持ち指数が上だし、ラウダシオンは抑え程度までとしておきたい。

 

ヴァンドギャルド74

指数ベストは3走前の東京新聞杯と2走前のマイラーズカップと前走の安田記念で74。

近4走指数は71→74→74→74と非常に安定傾向。

3走前の東京新聞杯では、能力的に足りず重賞の壁に跳ね返された。ただし、6着でありながら指数は74とベストは更新した。

2走前のマイラーズカップでは、出遅れてしまい、最後方追走から大外ぶん回しの競馬となった。レース自体も超スローペースになってしまい届くはずはなく、指数据え置きで74の低値だ。このレース自体は度外視可能で良いので、実際は74以上に能力はあるだろう。

前走の安田記念は斤量58kgを背負い、シンプルに力負けで74と据え置きだ。

さて今回だが、斤量56kgであれば、マイラーズカップの74以上の能力は出せるだろう。現状の能力として76程度を見積もりたいが、出遅れリスク等があり、能力を発揮できない可能性も大いにある。好走確率は低いが能力自体は評価できるので抑え程度の印は打っておきたい。

 

レイエンダ73

指数ベストは3走前のダービー卿CTで73。

近4走指数は70→73→58→62だ。

昨年の富士ステークスでは指数77と好走している。

ただし、近4走は最大73と低値続きだ。

4走前の東京新聞杯では先行策に出たが、ペースが流れて脚が溜まらず70の低値だ。追い切りからも状態が悪そうだった。

3走前のダービー卿チャレンジトロフィーでは、追い切りから復調気配も感じられ状態は良さそうだった。ただし、ペースも平均以上で流れ脚を溜めることができずに、指数は73と平凡だ。
2走前のエプソムカップは不良馬場も苦手だし、位置取り的にもレースに参加できていなかった。指数は58の低値だが度外視可能だ。

前走の函館記念ではタフな馬場で能力が発揮できず指数62の低値だ。

さて近走は能力を発揮できないことが続いているが、得意条件の高速馬場の瞬発力勝負でレースができていない。今回そのような条件になれば昨年並みのパフォーマンスを発揮できる可能性は大いにある。人気薄で期待値は高いので抑え程度の印は打っておきたい。

 

タイセイビジョン72

近4走指数ベストは2走前のアーリントンカップと前走のNHKマイルで72。

近4走指数は65→66→72→72だ。

近2走は安定傾向だが、NHKマイルからは5ヶ月空いておりその間の成長がブラックボックスだ。斤量も3kg減だし、馬券内に好走する可能性はあるので抑え以上の評価はしておきたい。

 

シーズンズギフト72

近4走指数ベストは前走の紫苑ステークスで72。

近4走指数は62→64→70→72と上昇傾向。

前走の紫苑ステークス並みでは当然足りないが、近走上昇中であることと前走から2kg減の52kgを背負うことで指数を上げるのは必然である。馬券圏内まで上昇する可能性もあるので抑え程度の印は打っておきたい。

 

ワーケア69

近4走指数ベストは2走前の日本ダービーで69。

近4走指数は68→65→69→68だ。

このように成長期にも関わらず指数は安定してしまっている。ハーツクライ産駒なので晩生の可能性はあるが、近走を見る限り今回のレースで成長分がある可能性は低い。指数面から消しで良い。

 

モズダディー69

近4走指数ベストは3走前の谷川岳ステークスで69。

近4走指数は64→69→65→68だ。

近走は指数安定傾向であり上昇は見込めない。能力不足で消しで良い。

 

ブラックバゴ 近走地方競馬のため指数無し

近走指数は無いが、地方競馬のレベルで中央G2で好走するのは難しい。能力的に足りないので消しで良い。

 

まとめ

出走全12頭の能力分析を行った。

能力上位のサトノアーサー、ケイアイノーテック、ペルシアンナイト、スマイルカナを上位評価としたい。この中で現時点では成長分もあり安定感もあるスマイルカナを本命候補としたい。

あとは、ラウダシオン、ヴァンドギャルド、レイエンダ、タイセイビジョン、シーズンズギフトなどを抑え候補としたい。馬券としてはここまで広げられないので当日の馬場と馬体重を見てさらに絞り込みたいところだ。

 

以上で事前予想を終了する。あとは当日の馬場と馬体重も見てから結論を出す。

最終予想(印と買い目1500円分)は、Twitter@K16005で公開する。