(旧)【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

3.追い下げ投資法馬券戦略

競馬で億越えの資産を築くという夢がある。そのためには、予想の精度を上げることと馬券の買い方を工夫することが必要だ。今回は馬券の買い方についてこれまで学んだ知見を残していこうと思う。

ここで言う馬券の買い方は、単勝とか三連単とかの券種の話ではない。各レースにいくらずつ賭けるかと言った基本的な資金配分の話だ。投資競馬の資金配分には追い上げ、均等買い、追い下げの3種類がある。結論から言うと、競馬で少ない元手から億越えなどの大金を目指すには追い下げ投資法しかない。その理由を説明していく。

 

均等買い

まずは一番わかりやすい均等買いについて書いていく。まず均等買いで資産を数桁増やすのは普通に考えたら無理だとわかるだろう。1億を目指すとしたとき、回収率120%で1レース10000円ずつ賭けたところで50000レース必要だ。年間で中央競馬が3400レースなので途方もない。時間がかかる要因としては複利運用ができないからだ。つまるところ、均等買いは投資競馬とは言えない。

 

追い上げ

続いて追い上げに関して。追い上げとは負けたら賭け金を増やし、次のレースで負けた額以上を回収する方法だ。例えば、2倍の馬を1000円買い外したとする。次のレースで2倍の馬を2000円買えば4000円が的中し、3000円→4000円と資金を133%に増やすことができる。均等買いであれば、回収率が100%となるところ、追い上げにより回収率を上げることができる。しかし、実際のところ追い上げ投資法は機能しない。負け続けたら資金がパンクするし、仮に勝っても増加分は僅かだ。確かに均等買いより回収率が高くなる手法ではあるのだが、パンクしたら回収率はゼロだ。したがって追い上げ投資法は競馬に限らず全てのギャンブルにおいて悪手だ。最近では、ねずみ講の買い文句なんかにも使われているそうだ。流石にこれに騙されるのは情弱すぎて救いようが無い。少しは疑ってかかって欲しい。

 

追い下げ

追い上げは外れたら賭け金をあげるが、追い下げは外れたら賭け金を下げる。逆に的中したら賭け金を上げる。具体的に言うと10000円(任意)のプールがあったとして、プールの10%(任意)を1レースの賭け金とする。つまり最初は1000円賭けることになる。3倍的中し、プールが12000円になったら次のレースの賭け金は1200円になる。逆に負けてプールが9000円になったら次のレースの賭け金は900円になる。このようにプールに応じて賭け金を変えるのが追い下げだ。この手法では負け続けても最初に設定したプール以上に負けることはなく、勝ち続けることで、複利効果で資金を増やせる。実際に数十億の払い戻しを受けて馬券裁判になった人はこの手法を使っているのだ。

この手法は少ない資金から始められるリスクの小さい投資であるが、実施できる人は限られる。なぜなら、追い下げは均等買いした場合と比較して回収率が落ちるからである。追い上げで均等買いより回収率が上がることの逆である。追い下げ勝つパターンでは資金が上下しながら増えていくことになるが、プールが増えたときに負けることもあるし、負けてプールが減った時に勝つこともあるため、結果的に回収率が落ちてしまうのだ。

実際のところ均等買いで130%ぐらいの回収率を叩き出せない人にはこの手法は難しい。(回収率だけでなく、収束性のためにはある程度的中率も必要)。馬券裁判の人も最終的な回収率は105%程度とのことだったが、均等買いではもっと回収できる予想で実施しているのだ。気になる人はエクセルかなんかで回収率と的中率を与えてシミュレーションをしてみるといい。本当に落ちるから。

 

転がし

追い下げは聞いたことがなくても、転がしなら聞いたことがあるだろう。転がしで2億を達成した

「ヒシミラクルおじさん」を例に話す。

ヒシミラクルおじさんは50万をダービーで2.6倍のネオユニヴァースに賭け130万、それを全額安田記念の4番人気アグネスデジタル9.4倍に賭け、1222万、それを宝塚記念でヒシミラクル16.3倍に賭け約2億になったのだ。このようにただの単勝転がしなのだが、私の認識からすれば転がし=追い下げである。追い下げは初期プールとベット率を最初に任意で設定するのだが、ヒシミラクルおじさんはプール50万、ベット率100%ということだ。


結局のところ馬券裁判の人とヒシミラクルおじさんの違いはベット率であり、リスクを抑えて安定的な運用をしたか、リスクを取って短期で逃げ切り勝ちができたかの違いだ。基本的な馬券戦略としては、異なるようで似ているのだ。このように2パターンの例を挙げたが、いずれにしても追い下げが有効と言うことを示す結果である。


私はヒシミラクルおじさんのようにリスクは取れないので、安定的に高回収率を出すメソッドを試行錯誤中であり、現在均等買いで150%達成を目指しているところである。

近3年の回収率は112%、113%、159%(1/11に画像をツイートさせて頂いた(@K16005))と徐々に回収率が向上している。しかし、昨年は1年を通して本格的な予想が出来なかったのでまだまだ均等買いによるテストを継続している。近年は馬券購入者のレベルも上がってきており150%は難易度が高いのだが頑張ろうと思う。