2020中山牝馬ステークス G3 回顧
日向坂46の「青春の馬」いい歌だなあと思った。
最近、通勤中に必ず聞いている。だいたい会社に着く直前に。
さて、今週は中山牝馬ステークスと金鯱賞を予想した。
金鯱賞の回顧も書いたので貼っておく。
それでは、中山牝馬ステークスの回顧を始めよう。
初めに、事前予想を振り返る。
そして、事前予想の指数と追い切り評価は以下である。
1位 コントラチェック 79 A
2位 エスポワール 76 B
2位 デンコウアンジュ 76 B
4位 レッドランディーニ 75 B
5位 カリビアンゴールド 74 B
5位 フィリアプーラ 74 B
5位 レイホーロマンス 74 B
8位 ウラヌスチャーム 73 A
8位 メイショウグロッケ 73 A
10位 フェアリーポルカ 72 A
11位 ウインシャトレーヌ 70 B
11位 ゴージャスランチ 70 C
11位 モルフェオルフェ 70 B
14位 ロフティフレーズ 68 B
15位 レッドアネモス 66 B
16位 リュヌルージュ 65 B
続いて、最終予想と買い目を振り返る。
◎フェアリーポルカ
△フィリアプーラ
△メイショウグロッケ
△デンコウアンジュ
△エスポワール
△レイホーロマンス
三連複 ◎ー5頭ー5頭 各100円
馬連 ◎ー4頭(エスポワールを除く)各100円
馬単 ◎→エスポワール 100円
本命のフェアリーポルカから三連複、馬連を流した。
フェアリーポルカとエスポワールに関しては馬連のオッズが15倍を切っていたので馬単とした。(トリガミ馬券は買う意味が無いため)
予想の意図を書いていこう。
まずは馬場だが、雪まで降ってきてかなり時計のかかる不良馬場となっていたので、タフな馬場適性だけで決まるレースになると予想して、スタミナ適性のある馬を中心に選択していった。
本命はフェアリーポルカ。
指数は72で10位だった。しかし、追い切りから成長分が感じられたこと。近走指数が上昇中であること。タフな馬場を前走こなせたこと。軽斤量であること。
以上を加味して優勝推定ラインの78まで6ポイント上昇させることが可能と判断した。
続いて、抑えた5頭はいずれも3着内ラインに設定した75をクリアできると予想した馬である。
フィリアプーラは前走74で成長中ということでクリアできると判断した。本命まで考えたが骨折明けとのことを知ったので、抑えまでとした。
メイショウグロッケはベストの73から斤量減とタフな馬場適性と好追い切りで75まで上昇可能と判断した。
デンコウアンジュとエスポワールは前走76でクリアしている。今回の馬場も問題ないため抑えに入る。
レイホーロマンスはベスト74だが、ベスト時から1kg減とタフな馬場適性で75をクリアできると判断した。ハンデ戦で絞りきれずに6頭にも印を打ってしまった。ちょっと印をつけすぎた。
逆に、75を超えていて消した馬は、コントラチェックとレッドランディーニ。
コントラチェックは指数1位で79もあるが、今回の馬場では絶対に無理なので消し。
レッドランディーニは4走前がベストで、近3走は低値なので消し。
結果は、
1着 フェアリーポルカ ◎
2着 リュヌルージュ 無
3着 エスポワール △
4着 デンコウアンジュ △
5着 レイホーロマンス △
と言うことで、2着に無印のリュヌルージュが来たためハズレだ。それでは、外した根拠も踏まえて、回顧を書いていこう。
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レース内容
まずは、レースを振り返る。
雪が降ってかなり時計のかかる不良馬場になった。
勝ち時計は1分50秒2。
ラップタイムは、12.7 - 12.0 - 12.3 - 12.0 - 11.8 - 11.6 - 12.2 - 12.3 - 13.3
前半800mー後半800mは49.0-49.4でほぼ平均ペース。
事前予想では、先行馬揃いのメンバー構成からハイペースになると書いたが、この馬場では当然そんなことにはしない。
そして、平均ペースであるが、ラストの1Fは13.3秒と大きく失速し、スタミナ比べのレースとなった。
位置取り的には、先行馬がベストポジションになった。ただ、スタミナ比べの地力勝負なので中段より前であれば、地力で勝負になるレースであった。
レースの質としては、この馬場では完全にスタミナ適性だけが問われたレースになった。
レースレベルとしては、勝ち馬の指数は77。軽斤量での指数ではあるが、牝馬限定G3としては高めだ。優勝推定ラインとしていた78には1ポイント届かなかったが、ほぼ推定通りだ。
それでは、各馬の回顧を行なっていこう。
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1着 フェアリーポルカ
「状態が良かったしタフな馬場も得意だ。和田騎手の騎乗も完璧で完勝だった。」
これまでの指数ベストは72だが、今回は77。ベストを5ポイント上昇させてきた。上昇要因は複数あるので以下に記そう。
①ベスト時から1kg減。
②好追い切り。(追い切り評価A)
③和田騎手の完璧な騎乗。
この3点だ。また、前走でタフな馬場でも走れることを示していたので馬場面でも不安はなかった。
レースを振り返ろう。
好スタートを切って中段のインでじっと脚を溜めていた。そして、直線だけ外に出す競馬で全く無駄のない好騎乗であった。そして、外に出してからは楽々抜け出して完勝だった。和田騎手も昨年は重賞未勝利だったので、久しぶりの重賞勝利となって良かった。
前走の回顧では「良馬場ならもっと良い。重たい馬場は向かないなりに能力で好走した。」と書いたが、今回の不良馬場でここまでの強さを見せたことを考えると、この考えを改めた方が良い。良馬場の方が良いけど能力で重たい馬場を走ったのではなく、重たい馬場に適性があるのだと判断を変えようと思う。
今後は斤量増との戦いもあるし、高速馬場でも現状どこまでやれるかは未知である。ただし、まだまだ指数上昇中でもあるので、楽しみな1頭だ。現状ではG1を戦えるほどの能力はないが、将来的には戦えるようになる可能性は大いにあるだろう。
2着 リュヌルージュ
「軽斤量とタフな馬場適性を活かして14番人気2着と頑張った。」
指数ベストは65でメンバー最下位だった。それを10ポイントの大幅上昇で指数75を出しての2着だ。
上昇要因は、ベスト時から4kg減であること。タフな馬場が得意であること。この2点だ。
レースを振り返ると、2番手追走で平均ペースだったので、ほぼベストポジションだったと言える。最後はちょっと苦しくなって3,4着馬にも迫られたが、タフな馬場に適性があるのでなんとか2着に粘ることができた。鞍上の団野騎手も去年ルーキーで26勝、今年3月中旬にして13勝を上げている期待の若手で、徐々に頭角を示してきた。重賞初勝利も近いだろう。
馬券的には、この馬を無印にしたために外した形になった。
タフな馬場に適性があるのは分かっていたし、4kg減ではきてもおかしくはないのだが、3着推定ラインに設定した75まで上昇させることは想像外であった。というか、斤量大幅減で指数大幅上昇は可能性としては十分あるのだが、何kg減で指数を何ポイントあげるというような明確な基準は無い。(斤量敏感傾向とか鈍感傾向とかは馬によって異なる。)
私の予想は1組1500円に絞ることで、的中時の払い戻しを最大化することを狙っている。馬券も絞っているので、上昇余地が不確実な馬には印は打たない。そういう意味で印を打たなかった。だが、正直舐めていた部分もあり、印こそ打たなくても好走の可能性は否定できない以上は、本命フェアリーポルカの単複にするとか、やりようはいくらでもあった。検討が甘かったと言わざるを得ない。申し訳ない。
今後はというと、今回は軽斤量での好走なので斤量増との戦いにはなるであろう。定量戦ではまだまだ能力的には足りない馬だ。
3着 エスポワール
「ほぼ能力通り走った。」
今回指数が75。ベストが前走の76だったのでほぼ能力通り走ったと言える。
前走は高速馬場での好走だったが、オルフェーブル×シンボリクリスエスという血統ではタフな馬場が悪いわけはない。過去にもタフな馬場をこなしているので、今回の馬場でも普通に走っての好走と言える。この2走を見る限り馬場不問タイプという認識で良いだろう。
強いて言えば1ポイント落としているのは、前走はインをロスなく回ったのに対し、今回は外を回している点だろう。大きな問題では無い。
今回で指数が安定したので、一度上昇はストップだ。斤量も増える今後、重賞勝利を狙ってくいくにはもう一歩進化が必要となりそうだ。ただし、叩き良化感もあるのでまだ期待を持って見ていこうと思う。
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4着 デンコウアンジュ
「タフな馬場は得意なので好走できた。」
前走もタフな馬場で勝ち切っているように、不良馬場となった今回も得意条件だ。
トップハンデだが前走と据え置きなので56kgも問題なかった。
指数は前走は76で今回は75。タフな馬場では安定して高指数を出せると言える。
1ポイント下げは、前走はイン突きで今回は外を回したことが原因だろう。メンバーレベルは前走より高かったので、この差が3,4着を分けた形になった。
ハナ差4着と惜しくも馬券内は逃したが、7歳でトップハンデでよく頑張っている。今後も牝馬限定重賞でタフになれば十分勝ち負けを狙っていけるだろう。このまま休みことなく福島牝馬ステークスに向かうのかな。それとも一度休養を入れるのかな。昨年勝っている舞台でもあるから使いそうな気もするな。なかなかタフな馬だ。
5着 レイホーロマンス
「タフな馬場は合ったが能力的に足りなかった。」
重馬場となった愛知杯で74と好走している。前走も今回も再びタフな馬場で、馬場面では恵まれたレースが続いているのだが、前走は71、今回は70と2走続けて指数が出なかった。前走は馬体が減りすぎと結論付けたが、馬体を戻してきた今回も続けて平凡な指数となったので、いよいよピークを過ぎたかもしれない。お釣りがないとかでは無い気がしてきた。
レースを振り返ると、後方待機となったが、ロスのないイン突き好騎乗で5着まで迫っており、レース内容には問題はなかった。今後はというと、ピークを過ぎているのであれば重賞戦線では厳しいだろう。
6着 レッドアネモス
「休みを経て大いに成長したが、現状まだ足りない。」
3走前に高速馬場で好走した後、タフな馬場の2戦は大きく指数を落とした。今回で3戦連続タフな馬場となったが、今回は近2走のように大敗とはならなかったあたり、休みを経て成長していると感じる。レースはイン突きでロスのない好騎乗であった。
今回は、指数ベストを4ポイント更新しているが、良馬場ではもっと走れる可能性もあるので、良馬場で一度見て見たい。
7着 ウインシャトレーヌ
「差し遅れこそあったが、能力が足りていない。」
ほぼ最後方からのレースとなり、位置取り的に厳しかったが、最後は脚色が他馬と一緒になってしまっており、能力が足りていないということになる。
指数もベストが70、今回が68。差し遅れたことを考慮してもほぼ能力通りでは走っている。70では3勝クラスレベルなので、OP以上となると厳しいな。
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8着同着 モルフェオルフェ
「最後まで走れた。精神面で復活した。」
近2走は14着、16着と大敗だ。特に前走は全然止まるペースでもなかったので、精神的に走らなくなったからと思ったが、今回しっかり最後まで走りきることができた。精神面での復活があった。ただ、最後まで走ることができても能力的には足りないのでこの着順が現状の能力だ。逃げてタフな馬場できつくなったのだが、よく8着まで粘れているので、距離は2000mぐらいまでならやれそう。能力は足りないが逃げ馬なので展開さえはまればいつかは一発があるのでペースメーカーとして注目していきたい。
8着同着 ウラヌスチャーム
「重たい馬場を苦にした。」
高速馬場を得意とする馬であるので、今回のような馬場はきつかった。ただ、近走は最後方から絶対に届かないレースをして終わる馬なので、出脚が良く、中段の位置が取れたのは次に繋がる。内枠ならもっと良い位置で競馬ができただろう。
今回は、追い切りも良かったので勿体無かった。ただ、高速馬場で差しが決まるレースと条件を選ぶ馬であるので仕方ないか。この条件であれば狙ってみたい一頭だ。
10着 フィリアプーラ
「超絶脚を余した。」
後方に位置取り、コーナーでも大外をぶん回す雑な競馬だった。だって直線残り200mポツンをやってるんだもん。横山典弘でもこれはやらんよ。これではレースになるはずがない。
最後はしっかり伸びているだけに勿体なかった。だた、骨折明けなので回ってくるだけの予定だったかもしれないし、元々脚を余しがちな差し馬なので、ヒューイットソン騎手だけのせいではないけどな。
今後も条件を選ぶ馬ではあるので、条件が揃ったら狙っていく。現状重賞で戦える能力はあると思うので今後も追っていきたい。
11着 ロフティフレーズ
「タフな馬場がきつかった。」
ベスト時から5kgこそあるが、タフな馬場は苦手なので指数を落とした。
今回は苦手な重たい馬場なので度外視可能だ。指数ベストの前走は68だが、70ほどあれば3勝クラスでは勝ち負けできるのでまずは自己条件からか。
12着 レッドランディーニ
「能力的に足りなかった。」
これで5走前のマーメイドステークスを75の高指数で好走してから4走続けて70以下の低値だ。もうピークを過ぎていると判断して良い。
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13着 ゴージャスランチ
「能力が足りなかった。」
ベスト時から3kg減ではあったが、タフな馬場がきつく指数を落とした。そもそも能力も足りてもいない。今後は、3勝クラスを勝っているのでOP特別以上で戦うしかないが、能力的に厳しいだろう。
14着 メイショウグロッケ
「距離が持たなかった。」
前走は1400mの重馬場、2走前は1600mの高速馬場での好走である。今回は1800mの不良馬場ということで、いくらタフな馬場が得意と言えど距離が持たなかった。
抜群の追い切りだったし、ゆったり行ければ距離が持つかもしれないとして一応抑えたのだが、希望的観測過ぎたな。馬券を絞るとか言ってリュヌルージュ消したのに、希望的観測でこの馬を抑えるあたり、検討が甘すぎる。
15着 カリビアンゴールド
「距離延長かつ馬場悪化できつかった。」
過去にはタフな馬場で指数を落としている馬である。今回も距離延長かつタフな馬場では厳しかった。敗因が明確なので今回は度外視可能だ。前走を見ても平均的な馬場のOP特別では十分戦える馬だし、人気を落とすようなら狙っていきたい。
16着 コントラチェック
「この馬場では無理。適性外。」
今回の馬場では好走できるはずはない。
前走の好走は1600mの高速馬場であり、今回は1800mの不良馬場。求められる適性が180度違う。前走はスピード適性で今回はスタミナ適性だ。人間に例えるなら100m走とフルマラソンぐらいの違いだ。
ということで適性外の舞台で2番人気で2.9倍も着くなんて明らかに過剰人気だった。ただ、人気馬が飛んでくれても馬券が的中できなければ意味ないけどな。
さて、馬場適性の話は過去に詳しくまとめているので以下を見るといい。
一応レースも振り返ると、高速馬場のマイペース逃げが持ち味だが流石に今回の馬場でそれをやったらそれこそ自滅なので、流石にルメール騎手が自重したようだった。ただ、馬は行きたがっていて若干かかり気味だった。気性面からもマイル以下の短い距離の方がいい。もしかしたら1200mでもいいかもしれないな。
今後は、今回の敗戦を度外視できるので、高速馬場なら普通に自信を持って買いたい。また、今回は追い切りが抜群に良かったので馬場要因の敗戦に隠れて、成長している可能性も大いにあるだろう。
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総括
まず、関係ない話だがこのレースは指数が付けずらかった。上がり補正を各馬の200mの実測タイムを使ってやっているのだが、雪で馬の識別が難しくタイムの測定に非常に苦労した。
さて、本題に戻ろう。
まず、1着フェアリーポルカだが、指数10位ながら好追い切り、軽斤量、馬場も熟せるとの判断で本命を打つことができた。3番人気なのでそんなに難しい話ではないけどな。
本命は1着と好走し、3,4,5着も印を打った馬だったのだが、2着に無印リュヌルージュに割り込まれてしまった。軽斤量で好走は可能性としては否定できなかったので、来ても当たるようにフェアリーポルカの単複のみなどがベストだったかもしれない。大きく狙い過ぎた。しかも、メイショウグロッケなどが距離が持つとの過程で買っているなら、リュヌルージュも軽斤量で指数を上げるとの過程で買ってもおかしくはない。ちょっと予想に一貫性がなかったな。
今回の敗因を糧にするため以下のルールを決めようと思う。
「印を絞るためにも好走可能性があるが確信を持てない馬は消す。その代わり不明な馬が好走しても当たるような馬券を買う。好走可能性がある馬を全馬網羅できるようなら全馬に印を打っても良い。」このようにしていこうと思う。
今回の敗戦を野球で例えたい。
9回裏2死2、3塁で3点負け、同点スリーランホームランを狙いにいって大振りしすぎて凡退したパターン。しかも次の打席は前田智徳なのでシングルヒットでも四球でもよかったのに的なパターン。状況が読めていなかったということ。
各馬の話に戻ると、2着リュヌルージュは軽斤量かつベストポジション、タフな馬場が得意ということを合わせての好走。2着が抜け落ちてしまったが、3着エスポワール、4着デンコウアンジュ、5着レイホーロマンスはタフな馬場適性を適切に評価してやることができた。
ハンデ戦で難易度の高いレースだったが、的中の目はあったと思う。
今後
今回は、レースレベルとしては高いのだが上位馬はいずれも軽斤量だ。現状、定量戦の重賞では足りないだろう。ただ、1着フェアリーポルカは指数上昇中で今後も期待が持てる。2着リュヌルージュは定量戦では大きく足りない。3着エスポワールも叩き良化型感はあるのでまだ上昇は可能だ。重賞でも勝ちを狙える馬になるだろう。あとは、4着デンコウアンジュも7歳でトップハンデにしてはよくやれており、まだまだ重賞で期待が持てる1頭だ。
あとは、レッドアネモスは良馬場で見てみたい。また、フィリアプーラやウラヌスチャームは条件が整えば戦える。カリビアンゴールドも今回は度外視可能で次走普通に狙える。
そして、今回の出走馬で将来的に期待が一番持てるのは最下位となったコントラチェックだ。今回の敗戦は完全に想定通りすぎるし、完全に度外視可能だ。前走で79という高指数を出した実績もあるし、高速馬場ならG1級だ。今回のレースで人気を落としてもらって次走狙いたい。
これにて、中山牝馬ステークスの回顧を終了する。
来週は、阪神大賞典を予想する。メンバーを見る限りユーキャンスマイルが人気を集めそうだな。