(旧)【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2020天皇賞(秋)G1 全馬指数

今週は天皇賞(秋)を予想する。

東京芝2000mで行われるG1で、12頭が出走する。

取り急ぎ、指数のみ投稿する。

 

指数一覧

近4走最大指数1位はクロノジェネシスで90、2位のアーモンドアイも88と破格の指数。この2頭は完全に別格である。3位がフィエールマンで83とここまでがG1級。上位3頭はハイレベルであるが、指数4位以下は平凡でありG1で足りるレベルにはない。優勝想定ラインは85に設定する。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 クロノジェネシス  90

2位 アーモンドアイ   88

3位 フィエールマン   83

4位 ダノンキングリー  81

5位 キセキ       80

5位 ダノンプレミアム  80

7位 カデナ       79

7位 スカーレットカラー 79

9位 ブラストワンピース 78

10位 ダイワキャグニー   76

10位 ウインブライト    76

12位 ジナンボー      75

 

f:id:keibashisuu:20201031011755p:plain

 

クロノジェネシス90

近4走指数ベストは前走の宝塚記念で90。

近5走指数は76→76→82→81→90だ。

5走前の秋華賞では自己ベスト更新の76でG1勝利。

4走前のエリザベス女王杯でも76と自己ベストタイで好走したが、古馬の壁に跳ね返された。レース間隔を空けたほうが良いタイプでもあるので、中4週で指数を伸ばせなかったのもあるし、苦手な瞬発力勝負たったのもあるだろう。

3走前の京都記念では自己ベストを更新し82の高指数だ。

このレースは時計のかかる重馬場であり、血統要因から振り返ると、バゴ×クロフネは重い馬場では抜群に良いはずである。秋華賞も稍重馬場で好走しているし、重馬場に適性があるのは間違いない。したがって、成長分と馬場適性で指数を大幅に伸ばしたと言える。

2走前の大阪杯では指数81と好走。斤量1kg増を考えたら、実質ベスト更新と考えて良い。ただ、大阪杯は高速馬場の瞬発力勝負であり、血統背景を考えたら苦手条件である。この条件でも、80オーバーの指数で走れるあたり、成長分が非常に大きい。

そして、圧巻だったのが前走の宝塚記念であり、指数は90と破格。ちなみに2019年の最高指数は有馬記念のリスグラシューで89であるので、クロノジェネシスは近年でも最高クラスの評価を打ちたい。

宝塚記念で好走したのは、得意条件のスタミナ比べだったことと、追い切り抜群で成長分があったことが要因だろう。この得意条件で指数90を出せたことで、やはり大阪杯の81は苦手なりの結果だったということで納得がいく。以上のように、得意条件はスタミナ比べ、苦手条件は瞬発力勝負との認識でいい。(苦手条件でG1級の指数を出してしまうような現役最強クラスの馬ではあるけどね。)まあ、個人的には確実にスタミナ比べに凱旋門賞に出て欲しかったのはあるがそれは一旦置いておこう。

さて今回だが、まずは馬場状態を見るに宝塚記念のようなスタミナ比べにはならないだろう。おそらく高速馬場の苦手条件なので、宝塚記念の再現性はない

また、懸念事項もあり、一つは古馬になってから初めての輸送となる点。もう一つは、輸送を懸念してか大阪杯、宝塚記念のような抜群の追い切りが出来なかった点である。さらに、使い詰めがマイナスの馬でもあるので、秋初戦から完調まで仕上げている様子もない

それでもアーモンドアイは既に完成された馬なので、流石にクロノジェネシスの方が上積みはあるのは間違いないが、高速馬場でどこまで対抗できるかが鍵となる。

指数は大阪杯の81から、成長分を考慮して83程度と想定する。高速馬場ならアーモンドアイに勝てないが、アーモンドアイにも死角がない訳でもないし、馬場もそこまで高速でない可能性もある。人気を加味した上でクロノジェネシスを本命候補としたい。

 

アーモンドアイ88

近4走指数ベストは2走前のヴィクトリアマイルで88。

近7走指数は86→海外→81→86→70→88→81だ。

7走前のジャパンカップでは53kgの軽斤量もあったが、それでも86は破格の指数。

6走前のドバイターフは、海外なので指数はない。

5走前の安田記念では81と指数を落としてしまった。ただし、大きな不利を受けており、後方から差し遅れて、脚を余してしまっている。逆にこの不利の中81も出せれば十分だ。

4走前の天皇賞秋では普通に走って能力を発揮して86の好指数。3歳秋のジャパンカップと同指数を今度は56kgを背負って出したということで、成長分ありだ。

3走前の有馬記念はタフな馬場が厳しく、70と指数を落とした。

このように、高速馬場では安定して高指数である一方、タフな馬場では指数を落とす馬である。完全に高速馬場適性に偏った馬なので、有馬記念の敗戦は度外視で良い。

2走前のヴィクトリアマイルでは更に指数を上昇させ、自己ベスト更新の88だ。G1で2着に0.7秒差も付けているし、ノーステッキだし、最後は流しているしで、指数以上に強さを示している。

前走の安田記念は中3週で前走の反動残っており、指数81と平凡な結果に終わった。間隔を空けてこそ力を発揮できる馬との認識で良い。

さて今回だが、まずレース間隔をきっちり空けて、追い切りもしっかりやってきているので能力自体は発揮できるだろう。

ただ、追い切りの動き自体はヴィクトリアマイルの時の方が良く、おそらく馬としてのピークはヴィクトリアマイルである。あとは、その時の能力をどこまで維持できるかという話であるが、ヴィクトリアマイルを100とすると今回は95と言ったところか。

また、馬場状態がどうなるかは分からないが、今回の東京開催は割と悪条件で行われることが多く、そこまで高速馬場にならない可能性もある。JRAのアシストでかなりの高速馬場に仕上がる可能性もあるので、当日の馬場を見ないとなんとも言えないが、多少時計がかかる馬場になった時に、死角は生じるだろう。

指数は完全なる高速馬場で86程度、若干時計がかかった場合で83程度を想定する。今年はクロノジェネシスもいて、単勝1倍台の人気をするほど圧倒的な強さでもないので、期待値込みで対抗程度までとしておきたい。

 

フィエールマン83

近4走指数ベストは前走の天皇賞春で83。

近7走指数は78→78→84→79→海外→77→83だ。

7走前の菊花賞はデビュー4戦目で78という破格の指数を出し、当時の自己ベストだ。高速馬場の瞬発力勝負が合っていたと言える。

6走前のAJCCでは指数維持の78。

5走前の天皇賞春では指数自己ベスト更新の84だ。このレースは3200mではあるが、高速馬場の瞬発力勝負となっており、スタミナがめちゃくちゃ問われたわけではない。菊花賞でも高速馬場の瞬発力勝負を制しているように、得意条件は瞬発力勝負である。

4走前の札幌記念はタフな洋芝は得意条件ではないし、大外をぶん回したこともあり79と落とした。凱旋門賞の前哨戦でもあるし、脚を余して79が出たので十分である。

3走前の凱旋門賞は流石に欧州の重たい芝には対応できずに惨敗。

2走前の有馬記念も中山2500mというそもそもタフなコースで適性が合わず77の低値だ。(2500mの有馬記念と3200mの天皇賞春で、距離は天皇賞の方が長いが、スタミナが問われたのは明らかに有馬記念である。)とは言え、舞台の合わないレースとしては十分な指数である。

前走の天皇賞春は、前年ほどの指数とはいかなかったが、それでも瞬発力勝負で指数83と好走した。

以上を振り返ると、指数80を超えたのはいずれも3200mの天皇賞春である。2000mがどうかが鍵となる。ただ、札幌記念や有馬記念は苦手条件で77〜79を出せたことを考えると、今回の高速馬場でそれより下回ることはないだろう。

今回、オールカマーを回避しての直行ではあるが、追い切りの動きは良さそうだし、数82程度を想定して、3番手程度の評価を打ちたい。懸念はスタートが良くないので、後方からレースに参加できないリスクがあるということぐらいか。

 

ダノンキングリー81

近4走指数ベストは3走前の中山記念で81。

近6走指数は76→82→77→81→79→77。

6走前のダービーでの76は、3歳春にしては十分高指数だ。

5走前の毎日王冠では54kgという軽斤量だったが、出遅れた上に、前が止まらないレースを異次元の脚で強引に差してきて、指数82とかなり強いレースだった。

4走前のマイルチャンピオンシップは指数77と落としたが、伸びないインコースを通っての敗戦で度外視可能。むしろあのコースを通って指数77も出せたことを評価したい。

休み明けとなった3走前の中山記念は、距離適性を測るためということもあり、抜群の追い切りで仕上げてきた。指数は81だが、56kgを背負っており、斤量を考えると実質ベストと考えて良い。

2走前の大阪杯では57kgを背負って79と指数を落とした。逃げてスローの瞬発力勝負に持ち込んで展開的には恵まれたが、上位2頭には力負けだった。2000mは長かったと言えるし、斤量増に対応できなかったとして、この馬の評価を下げた一戦だ。

前走の安田記念では斤量58kgに対応できずに、指数を77と落とした。

以上のように、この馬は斤量敏感傾向であり、57kg以上を背負うとパフォーマンスを落とす。やはり指数上位3頭と比べると2枚ほど劣ってしまうように思う。

また、大阪杯は2000mで終いが甘くなっていることや、指数1位2位が1800mであることを考えると、2000mは長い。斤量58kgで2000mなら、指数は前走並みかそれ以下だし、76程度を想定して消しとしたい。

 

キセキ80

近4走指数ベストは前走の宝塚記念で80。

近5走指数は77→72→73→80→78だ。

この馬は、2018年ジャパンカップの超高速スケートリンク馬場で指数84の自己ベストを出している。これほど破格の指数を出せると言うことで、適性は確実に高速マイラーだ。

5走前の有馬記念ではタフなレースとなり、指数は77と平凡だ。ただし、不得意条件でこれほど出せれば十分だ。

4走前の阪神大賞典では、大出遅れからの暴走で、スタミナを使い果たして自爆で指数72の低値だ。

3走前の天皇賞・春では道中折り合い難を見せ、指数も73の低値だ。この2戦の凡走は度外視で良い。

2走前の宝塚記念はタフな馬場状態となったが、指数80と頑張っている。

ベスト条件は高速マイルだが、重たい馬場でもそれなりに走れる馬という認識で良い。

前走の京都大賞典でも指数78とそれなりに好走した。

さて今回だが、高速2000mということで、馬場が軽くなる分パフォーマンスを上げる可能性はあるので、最大で指数82程度までは想定したい。

ただし、スタートが出るか分からないし、折り合いを欠く可能性もある。特に叩き2戦目でエキサイトしてしまうことも大いにある。また、追い切りを見る限り前走の反動が残ってそうな感じにも見えた。能力的には4番手評価としたいが、それを発揮できない可能性も高いし、最大で抑えまでとしたい。

 

ダノンプレミアム80

近4走指数ベストは4走前の天皇賞秋で80。

近7走指数は82→77→62→80→79→海外→65だ。

7走前の金鯱賞はダービー以来9カ月半ぶりのレースで、大幅ベスト更新の82だ。

6走前のマイラーズカップは相手弱化で指数も77と落としただけなので、問題ない。

5走前の安田記念だが、大きな不利を受けてしまったことと、連戦で消耗していたこともあり大きく指数を落とした。使い詰めるより間隔を空けながら使った方が良い馬だろう。指数は62の低値だが度外視でいい。

4走前の天皇賞秋では80、3走前のマイルCSでは79といずれも高指数だ。

そして、2走前のクイーンエリザベスSは指数は出していないが3着と好走している。

ここまでは、能力を出し切れれば80程度は出せる状態だった。

前走の安田記念でこそ能力を出せずに、65の低値に終わったが、おそらくは持ち時計が足りずに極端な高速馬場に対応できなかったためであるので、度外視でいい。

したがって、順調なら80は出せるだろう。ただし、追い切りを見る限りピーク時からは若干衰えもあるように思う。そもそも指数80でも足りない上に、下降線に入っていることを考えて、今回は消しとしたい。

 

カデナ79

近4走指数ベストは4走前の大阪杯で79。

近5走指数は78→79→57→73→75。

5走前の小倉大賞典ではベスト指数更新の78で重賞3勝目。

好走要因は重賞初勝利となった鮫島克駿騎手の好騎乗だろう。まず、4コーナーまでインで溜めて、外を回すことなく馬群を捌いて直線だけ外に出していった。完璧な騎乗でベスト更新ということで、一発展開がはまっただけだと思っていた。

ただ、4走前の大阪杯では指数79とベスト指数を再度更新。イン突きがうまく行ったのもあるが、2走続けて78→79と高指数を続けておりこれはフロックではない。ここへきて本格化しているということだ。

3走前の宝塚記念は指数57と落とした。ただ、稍重とは名ばかりの極悪馬場の特殊レースであるため、完全に度外視可能で良い。

2走前の新潟記念は、指数73と好走時と比べて低水準。ただし、休み明けで微妙な仕上がりだったこと、58kgを背負ったこと、後方から差し遅れたこと、大外ラチ沿いで若干詰まったこと、などが凡走要因だ。

前走の毎日王冠では56kgに戻り、叩き2戦目でパフォーマンスを上げて指数75だ。

さてここまでの指数の流れを見るに、能力のピークは今年の春である。近走は下降線に突入しているし、今回も斤量58kgで高パフォーマンスは出せないだろう。

さらに、後方からの展開待ちであり脚を余す可能性も高い。さらに乗り慣れた鮫島騎手ではないのもマイナスだろう。したがって、能力も足りないし、その能力が発揮できない可能性も高いので、今回は消しでいい。

 

スカーレットカラー79

指数ベストは3走前の阪神牝馬ステークスで79。

近6走指数は81→74→36→79→64→75だ。

6走前の府中牝馬ステークスでは、前が止まらないレースを強引に差し切っての81で、ここで完全に本格化したと言える。また、差し馬なので直線の長い東京競馬場も向いている。ただし斤量は54kgだった。

5走前のエリザベス女王杯では、仕上がり途上で74の低値。中4週で2本しか追い切りを行わず、しかも最終はCW4Fとかなり軽めだ。それでいて馬体重は14kg増で出てきた。この状態で走れるはずもなく、凡走も当然であり、度外視でいい。

4走前の有馬記念は15着と惨敗し、指数は36。敗因はタフな馬場で距離も問われて適性外だったことだ。府中牝馬やクイーンステークスは高速馬場の瞬発力勝負だったように、適性は高速馬場での瞬発力勝負だ。ここも度外視で良い。

3走前の阪神牝馬ステークスでは、高速馬場になり能力を発揮できての79だ。指数ベストとはいかないまでも、前哨戦仕上げで79が出れば十分だろう。

2走前のヴィクトリアマイルでは、超高速馬場のスピードレースで脚を溜められず、伸びを欠いて指数64と惨敗した。持ち時計が足りなかったということだ。

前走のクイーンステークスでは指数75と平凡。輸送が苦手な馬出し、斤量56kgを背負ってはこの程度で妥当だろう。

さて今回だが、東京2000mで末脚を発揮できる展開になれば、指数80程度で走れる可能性はある。追い切りを見ても状態は抜群に良いし、4番手評価としたい

 

ブラストワンピース78

近4走指数ベストは4走前の札幌記念で80。

近8走指数は82→75→68→80→海外→78→73→45だ。

また、この馬の好走条件はタフな馬場でのスタミナ比べなのでそれを頭に入れて指数の流れを見て欲しい。

8走前の有馬記念では3歳の12月にして82の高指数でこれが自己ベスト。雨が降って稍重馬場になったこともこの馬に向いていた。この時期に82という高指数を出すのはかなり早熟と言える。結果的に、ここがピークなので後はベストをどこまで維持できるかという話になる。

7走前の大阪杯は雨でタフな馬場になってのは良かった。ただ、最後は良い脚で差してくるも、物理的に厳しい位置取りからでは厳しく敗戦で、75と指数を落とした。

6走前の目黒記念は高速馬場が向かなかったことと59kgの重量がきつく68の低値。

5走前の札幌記念ではタフな馬場とイン突きの好騎乗もあり80の好指数だ。

4走前の凱旋門賞では重たい馬場は合っていたが、初めての海外競馬ということで、他に敗因があるだろう。59.5kgを背負ったのも厳しかった。

3走前のAJCCではタフな馬場が合っており、78と好指数だ。前哨戦仕上げなら十分と言える。

2走前の大阪杯では高速馬場は走らないので順当に敗戦し、指数も73の低値だ。

前走の宝塚記念は得意のスタミナ比べだったが、度を超えてのスタミナ比べに対応できずに凡走。状態が落ちていることも敗因だ。

さて、好走できた有馬記念→札幌記念→AJCCを見ると、指数は82→80→78と緩やかに下降傾向を描いている。流石に3歳冬からのピークが今まで続くことは考えにくいし、純粋な劣化との認識でいい。したがって、今回は現状の能力で走れたとして78程度までだろう。その上、東京2000mの高速馬場は合わないのでさらに指数を落とす。指数75以下を想定して消しでいい。

 

ダイワキャグニー76

近4走指数ベストは前走の毎日王冠で76。

近4走指数は72→62→75→76だ。

4走前の金鯱賞は56kgを背負って72だった。このレースでは逃げて4秒後傾となるドスローを刻めたにも関わらず、72では物足りない。

3走前の新潟大賞典は57.5kgを背負って、62と指数を落とした。

2走前のエプソムカップで指数を75と跳ね上げベスト更新。重賞初勝利で、6歳にして充実期を迎えているようだ。

その後、せん馬になって迎えた秋初戦、前走の毎日王冠では指数76とベスト更新。ここへ来てさらに力を増している。せん馬のほとんどは去勢空け2戦目で進化を発揮するので、ダイワキャグニーも前走より指数を伸ばす可能性は大いにある

ただし、斤量は前走から2kg増の58kgを背負うし、そんな中で古馬G1級相手に通用するとは思えない。上昇分で斤量2kg増に対応して指数据え置きの76でも足りないので消しでいい。

 

ウインブライト76

近4走指数ベストは2走前の天皇賞秋(2019)で76。

近4走指数61→76→海外→72だ。

生涯ベストは6走前の中山記念(2019)で79だ。海外レースは指数を出していないが、G1勝利もある馬なので、実際もう少し能力はあるだろう。ピークで81程度の能力はあったと仮定する。

ただし、近4走は低値に終わっている。

4走前のオールカマーは休み明けで息が続かず失速してしまい61の低値だ。

3走前の天皇賞秋では叩き2戦目で能力を発揮し76だ。ただしベスト時ほどのパフォーマンスは出せていない。

2走前の香港カップでは叩き3戦目で海外G1を勝利した。相手もそんなに強くなかったのでおそらく指数80程度だろう。

前走の中山記念では休み明けで力を発揮できず72の低値。

さて今回だが、基本的には叩き良化型の馬であるので、休み明けで力を発揮できないだろう。基本的に能力も足りないし消しでいい。

 

ジナンボー 75

近4走指数ベストは前走の新潟記念で75。

近6走の指数は78→50→73→74→68→75だ。

6走前には初の重賞挑戦となったが、78の高指数で2着と好走している。ただし54kgの軽斤量だった。

5走前のジャパンカップは、57kgだったし流れたペースもキツかったのか大敗。

4走前の小倉大賞典は、先行して先行有利馬場の恩恵を受けて、脚を余すことなく使い切っての3着。斤量55kgで指数は73と物足りないが、仕上がり途上ではあった。

3走前の大阪杯は仕上がり十分で挑み、指数は74。脚も余すことなく使えての74であり、57kgを背負ってはこの程度が限界か。

2走前の七夕賞は出遅れて大外をぶん回して力尽きるというレーン騎手の騎乗ミスで大敗し、指数は68の低値。騎乗ミスなので度外視で良い。

前走の新潟記念はベスト時から1kg減の斤量56kgで、斤量分だけ指数を上げて75と好走した。

さて今回だが、前走並みの指数では足りないし、斤量も前走から2kg増の58kgである。そもそのも能力が足りない上に、斤量増で指数を落とすだろうから消しでいい。

 

まとめ

出走全12頭の能力分析を行った。

指数を見る限りはクロノジェネシス、アーモンドアイの2強である。ただし、過去の実績で高速馬場に限るならば、明らかにアーモンドアイ>クロノジェネシスだ。

アーモンドアイの上積みは無いので、クロノジェネシスの上積みで逆転があるかどうかがポイントとなる。ただ、残念ながらクロノジェネシスも追い切り抜群とは言い難く、追い切りの時計は割と抑えめであった。これで大阪杯、宝塚記念並みの追い切り時計だったら迷わず本命にしたのだが、追い切り微妙で判断が難しい。

ただし、追い切りで見せない場合の成長分もあるし、宝塚記念のパフォーマンスや近走の上昇傾向を見ると更なる上昇も期待してしまう。

アーモンドアイはおそらく指数83〜86程度で想像はつくが、クロノジェネシスは上昇分が未知である。その条件で、ーモンドアイが単勝1.5倍、クロノジェネシスが5.0倍ならクロノジェネシス成長分に賭けるだけの価値は十分にあると判断する。少なくとも現役最強指数を出したクロノジェネシスという強敵がいるにも関わらず、単勝1.5倍では期待値が低すぎてギャンブルにならない。以上より基本的にはクロノジェネシスを本命候補としたい。

基本的にはと書いたが、例外として昨年並みの超高速馬場(勝ち時計が1分56秒前半)だったら、アーモンドアイが本命で仕方ないだろう。JRAによるG1、8勝目のアシストが入って完全なる高速馬場になるなんてこともありそうなので当日の馬場は注視したい。

 

3番手評価は指数82程度を想定してフィエールマンとする。高速馬場ならば長距離ではなくても力を発揮できるとの判断だ。

4番手評価はキセキとスカーレットカラー。キセキは最大指数82程度を想定するがスタートや折り合いなどの不安要素が大きいので若干割り引いた。スカーレットカラーは最大指数80程度を想定し、フィエールマンやキセキが取り零した場合に、3着に繰り込む可能性が高い。

 

以上より前日予想としては、印は以下の5頭のみ。

◎クロノジェネシス

○アーモンドアイ

▲フィエールマン

△キセキ

△スカーレットカラー

 

馬券としては3連単ならば以下を想定している。

◎→○→3頭(本線)

◎→▲→3頭

 

以上で事前予想を終了する。あとは当日の馬場と馬体重も見てから結論を出す。

最終予想(印と買い目1500円分)は、Twitter@K16005で公開する。