(旧)【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2020ジャパンカップG1 全馬指数

今週はジャパンカップと京阪杯を予想する。

京阪杯の予想はこちらから。

www.keibashisuu.com

 

それではジャパンカップを予想していく。

東京芝2400mで行われるG1で15頭が出走する。

 

指数一覧

  • 近4走最大指数1位はアーモンドアイで88。単純にベスト時での比較では2位に7ポイント差と圧倒的だ。ただし、アーモンドアイは状態落ち確実かつ馬場も合わないし、レース間隔が短いのもマイナス。指数差ほどの力差は感じていない。
  • 指数2位がカレンブーケドールとワールドプレミアで81。ここから2ポイント差に6頭が入っている。この8頭は平均的なG1争いレベルであり、上位は混戦か。
  • 三冠馬コントレイルは80、デアリングタクトは76だ。世代最強でも古馬混合G1を制するには、さらなる成長分が必須だ。
  • 優勝想定ラインは83に設定する。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 アーモンドアイ     88

2位 カレンブーケドール   81

2位 ワールドプレミア    81

4位 コントレイル      80

4位 キセキ         80

6位 ユーキャンスマイル   79

6位 グローリーヴェイズ   79

8位 ミッキースワロー    78

9位 クレシェンドラヴ    77

10位 デアリングタクト     76

10位 マカヒキ         76

12位 パフォーマプロミス    75

13位 トーラスジェミニ     70

指数無し ウェイトゥパリス 近4走海外のため

指数無し ヨシオ      近4走ダートのため

 

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アーモンドアイ88

近4走指数ベストは3走前のヴィクトリアマイルで88。

近8走指数は86→海外→81→86→70→88→81→84だ。

8走前のジャパンカップでは53kgの軽斤量だったが、それでも86は破格の指数。

7走前のドバイターフは、海外なので指数はない。

6走前の安田記念では81と指数を落としてしまった。ただし、スタート直後に大きな不利を受けており、後方から差し遅れて脚を余してしまっている。この不利の中で81も出せれば十分だ。

5走前の天皇賞秋では普通に走って能力を発揮して86の好指数。3歳秋のジャパンカップと同指数を今度は56kgを背負って出したということで、成長分があったということだ。

4走前の有馬記念はタフな馬場が厳しく、70と指数を落とした。

このように、高速馬場では安定して高指数である一方、タフな馬場では指数を落とす馬である。完全に高速馬場適性に偏った馬なので、有馬記念の敗戦は度外視で良い。

3走前のヴィクトリアマイルでは更に指数を上昇させ、自己ベスト更新の88だ。G1で2着に0.7秒差も付けているし、ノーステッキで最後は流しているしで、指数以上に強さを示している。ヴィクトリアマイルがアーモンドアイのピークとの認識で良い。

2走前の安田記念は中3週で前走の反動残っており、指数81と平凡な結果に終わった。最近のノーザンファーム生産馬にありがちな、間隔を空けてこそ力を発揮できる馬との認識で良い。

前走の天皇賞・秋ではレース間隔を5ヶ月空けて、十分な仕上がりで挑んだ。ただ、ピークを過ぎていることもあり指数は84。アーモンドアイにしては平凡な指数だった。

さて今回だが、この馬を買うことはほぼないだろう。ベスト指数は圧倒的だが、指数を落とすと考えられる材料が豊富にあるためだ。一つ一つ書いていく。

まずはレース間隔だ。今回は前走の天皇賞から中4週であるが、前走は相手も強く最後はギリギリの激走だった。当然反動が残っているし、中4週では確実に不十分だ。ヴィクトリアマイル→安田記念で7ポイント指数を落としているので、まずは間隔分だけでこれほど落とす可能性を想定する。ちなみに追い切りを見る限り反動は見えないが、安田記念の時も追い切りで反動は見せずにレースでパフォーマンスを落としている。追い切りの動きは関係ない。

続いては距離。2400mはアーモンドアイには本質的には長い。アーモンドアイが過去最高指数の88を出したのは1600mだし、指数86を出したのも高速馬場での2000mである。2400mでも高速馬場ならそこまで落とさないだろうが、ベストパフォーマンスを出せる舞台ではない。

また、追い切りを見ても、負荷が軽くメイチに仕上げてきている感はない。単純に仕上がり面で前走からの上積みは無い。追い切りの軽さは間隔が短いからだろうが、それでもここへの本気度は感じられない。有馬記念に出ても絶対に無理なので、消去法でジャパンカップに出ている感が否めない。ジャパンカップが目標なら最初から天皇賞・秋は出ていないだろうな。

以上をまとめると、天皇賞・秋の反動で、前走から最低でも4ポイントは落とすだろう。その時点で想定指数は80と平凡だ。ここからさらに、距離が長いことと、状態がメイチでは無いことで、パフォーマンスを落とすだろう。指数は78程度を想定したい。

この想定指数では、ルメールが完璧に乗ってギリギリ馬券内までと言った感じだろうな。の想定パフォーマンスで、単勝2倍前後の馬を買う旨味は全くない人気も加味して消し濃厚である。最大でも抑え評価としたい。

 

カレンブーケドール81

近4走指数ベストは3走前のジャパンカップで81。

近5走指数は67→73→81→78→77。

5走前の紫苑ステークスは休み明けの叩き台ということで67の低値。

4走前の秋華賞は叩いた上積みで73と上昇した。

3走前のジャパンカップでは斤量53kgの恩恵と、インベタで恵まれたこともあり81とベストを更新した。

2走前の京都記念は休み明けで8割仕上げだったこともあり、78と指数を落とした。

本来はここからドバイに進むはずで、実際に入国までしたが中止となってしまった。

そのまま半年間休んで、前走のオールカマーが秋の始動戦となった。

前走は指数77と低値だった。ただし、仕上げは8割程度だったのでそれで77は上々である。

さて今回だが、前走以上には仕上がっており、叩いた上積みはありそうだ。指数は80程度を想定する。昨年のジャパンカップとの斤量差を考えたら、指数80程度で実質ベストパフォーマンスだろう。

ただ、今回のメンバー相手に指数80では、勝ち負けまでは足りない。ただ、最内枠で昨年のように上手く乗れば、馬券内程度までは好走できそうであるので、最大で抑え評価までは考えておきたい。

 

ワールドプレミア81

近4走指数ベストは前走の有馬記念で81。

近4走指数は67→74→74→81。

4走前の若葉Sは67。3歳春という時期を考えたら上々だ。

3走前の神戸新聞杯では74とベスト更新。

2走前の菊花賞も74と指数は据え置き。菊花賞で74は低く、この年の菊花賞は極めてレベルが低かった。

前走の有馬記念では武豊騎手の好騎乗もあり指数81とベストを更新した。3歳秋以降に明らかに強くなっている。

その後は天皇賞・春へ進む予定だったが、体調不良を理由に回避し、ジャパンカップが2020年始動戦になった。

さて今回だが、現状の能力は不明である。有馬記念で指数ベストを更新してから、レースに出てないので、その間の成長分がブラックボックスである。仮に成長していたらここで勝負になる可能性は高い。

ただ、追い切りを見る限り仕上がりは不十分で、一度使ってからのように見える。ここを叩いて有馬記念が目標なのではないか。

以上より、能力自体は上昇している可能性もあるが、まだ仕上がりが足りないので指数80程度までを想定して最大で抑え評価

 

コントレイル80

近4走指数ベストは前走の菊花賞で80。

近6走指数は78→73→78→78→76→80。

6走前の東スポ杯2歳Sで78の高指数。2歳時点で既にほぼ完成形を迎えていた。

5走前のホープフルSでは指数73でG1勝利。時期を考えたら73で十分高いのだが、東スポ杯から5ポイント落としたあたり、時計のかかるスタミナ比べはそこまで得意ではないのだろう。

4走前の皐月賞は指数78とベストタイ。大外ぶん回しの横綱競馬で強さを見せた。

3走前のダービーでも指数78とベストタイだ。

2走前の神戸新聞杯では指数76。前哨戦仕上げだったことと、最後は流したことで指数を落としただけであり、指数76で十分だ。

前走の菊花賞では指数80とベスト更新。アリストテレスとともに後続を千切っており非常に強い内容だった。また、3000m戦はこの馬には長いため、向かない条件の中で80という高指数を出せた点を評価したい。

さて今回だが、菊花賞から中5週である。皐月賞→ダービーは中6週で指数を落とさなかったので問題はないとは思うが、今回は秋3戦目であるので、少なくとも上積みは考えにくいだろう。ただ、斤量が前走から2kg減るので、斤量分は上昇が可能である。指数83程度を想定して本命としたい。

 

キセキ80

近4走指数ベストは2走前の宝塚記念で80。

近6走指数は77→72→73→80→78→75だ。

この馬は、2018年ジャパンカップの超高速スケートリンク馬場で指数84の自己ベストを出している。これほど破格の指数を出せると言うことで、適性は確実に高速マイラーだ。

6走前の有馬記念ではタフなレースとなり、指数は77と平凡だ。ただし、不得意条件でこれほど出せれば十分だ。

5走前の阪神大賞典では、大出遅れからの暴走で、スタミナを使い果たして自爆で指数72の低値だ。

4走前の天皇賞・春では道中折り合いがつかず、指数も73の低値だ。この2戦の凡走は度外視で良い。

3走前の宝塚記念はタフな馬場状態となったが、指数80と頑張っている。

ベスト条件は高速マイルだが、重たい馬場でもそれなりに走れる馬という認識で良い。

2走前の京都大賞典でも指数78とそれなりに好走した。

前走の天皇賞・秋では指数75の低値。下げた要因は京都大賞典の反動だろう。

さて今回だが、年齢的にも下降線に入っているし現状の能力を出し切って最大で80程度までだろう。また、スタートが出るか分からないし、折り合いを欠く可能性もある。能力的にも足りないし、その能力も発揮できない可能性も高い。消し濃厚で、最大で抑え評価までとする。

 

ユーキャンスマイル79

近4走指数ベストは3走前の阪神大賞典で79。

近8走指数は80→74→78→81→75→79→77→75だ。

8走前のダイヤモンドステークスは当時自己ベストの80。ただし、54kgの軽斤量だった。

さらに、ドスローの瞬発力勝負でスタミナ適性は全く問われていない。

7走前の天皇賞春では74と落とした。要因は58kgを背負ったことと、ペースが流れたことだろう。ペースが流れたと言っても、ダイヤモンドステークス比で流れたというだけであり、基本は高速馬場の瞬発力勝負であった。高速馬場の中距離を最も得意とするこの馬にとって厳しい流れだった。

6走前の新潟記念では2000mの中距離戦で78の高指数。57kgを背負っており実質自己ベスト更新と言っていい。

5走前の天皇賞秋でも58kgを背負って指数ベストを更新の81だ。

このように、長距離でも活躍しているがパフォーマンスとレースの質を見る限り、適性は高速馬場2000m前後の中距離である。

4走前のジャパンカップでは不良馬場で距離を問われたことで指数を75と落とした。

3走前の阪神大賞典ではロンスパでスタミナが問われるレースになった。56kgの軽斤量ではあったが、適性外と仕上がり途上だったこともあり、ベスト指数は出なかった。ただ、合わない中で79と力は示せている。中距離の高速馬場なら80は確実に超えているだろう。

2走前の天皇賞春は昨年よりスタミナが問われる流れを苦にして指数は77。ただし、昨年の74から3ポイント増で能力はつけている。

前走のアルゼンチン共和国杯は指数75と落とした。ただ、直線で伸びない最内を通らされただけであり度外視で良い。

さてこの馬の戦歴を見ていくと、2000m前後の中距離高速馬場向きで間違い無いのだが、なぜか長距離路線ばかり走らされている。ノーザンの使い分けか、厩舎が適性を理解していないかだろうか。

さて今回はというと、東京2400mで馬場も軽そうなので、舞台適性はあっている。ただ、追い切りが軽く完調とは言えない。また、おそらく今年の春がピークで、既にピークを過ぎて下降線に入っている可能性もある。指数80オーバーで走れるポテンシャルは持っているので、最大で抑えまでは考えたいが過度に期待はできない。

 

グローリーヴェイズ79

近4走指数ベストは前走の京都大賞典で79。

近7走指数は75→77→84→69→海外→37→79だ。

7走前の菊花賞では75と当時の自己ベストを更新。

6走前の日経新春杯でも77と指数ベストを更新したが、デムーロ騎手の好騎乗もあったし斤量も55kgと軽かったことから、実質ここでは成長していない。ただし勝ってはいるので、これ以上指数を出す必要がなかったとも言える。

5走前の天皇賞・春では斤量58kgを背負いながら84と破格の指数。フィエールマンとの叩き合いには敗れたが、超G1級の指数だ。

4走前の京都大賞典は指数69と大幅ダウン。ただし、終始折り合いを欠いており度外視可能である。

3走前の海外G1香港ヴァースではラッキーライラック、ディアドラらG1級の馬に勝っているし2着には0.6秒差の完勝、指数としてもベストの84ほどは出ているだろう。

2走前の宝塚記念は指数37の低値だが、ドロドロの特殊馬場だったので度外視で良い。基本的には綺麗な馬場状態を好む馬である。

前走の京都大賞典では指数79とそこそこ好走した。

この馬の評価だが、まず持ち指数の84はG1としても破格である。2019年に84を超える指数を出したのはフィエールマン(84、天皇賞・春)、グローリーヴェイズ(84、天皇賞・春)、アーモンドアイ(86、天皇賞・秋)、リスグラシュー(89、有馬記念)の4頭だけであり、いずれも超G1級の馬ばかり。まずこの馬が能力を出し切れれば、今回のメンバーでは上位だろう。

ただ、指数84を出したのは1年半前なので、現状の能力を測る必要はある。前走の京都大賞典はそこそこ仕上げて指数79と好走したのでここが基準になるだろう。

さて今回だが、追い切りは抜群で状態は絶好調であり、前走からの上積みは十分である。斤量も前走から1kg減るし、斤量と状態面の上積みで指数82程度を想定して対抗としたい。コントレイルとはほとんど力差は無いので、当日のオッズ次第では逆転本命まで考えている。

 

ミッキースワロー78

近4走指数ベストは3走前の日経賞で78。

近4走指数は73→78→77→72だ。

4走前のAJCCでは外に膨れさせられる不利を受けて73であり、相当大きな不利だったので実質77程度だったと判断している。

3走前の日経賞は78。他の馬とは能力差があったし、外伸び馬場をぶん回す王道競馬でしっかり能力を発揮して勝利。

2走前の天皇賞春だが、距離も長いし58kgも背負ったが、指数77とよく頑張ったと言える。

前走のオールカマーは約4ヶ月ぶりのレースで指数72と落とした。若干仕上がり途上感もあったが、ピークを過ぎて劣化が始まっている可能性も高い。

さて、この馬の指数を見る限り、ベストを出して78までである。この指数でG1では勝負にならない。前走から上積みもないし、劣化の可能性もある。能力不足で消しとする。

 

クレッシェンドラヴ77

近4走指数ベストは4走前の福島記念と2走前の七夕賞で77。

近4走指数は77→72→77→74。

4走前の福島記念では55kgでスタミナ比べを制し77と好走。

3走前の中山金杯は先行有利レースを物理的に不可能な位置から差し遅れて72と低値。

2走前の七夕賞は、斤量57kgで指数77と好走した。状態が抜群だったのと内田騎手の完璧なコーナーワークが好走要因と言っていい。また、荒れ馬場を得意とするこの馬にとって舞台もあっていた。

前走のオールカマーはタフな馬場で得意条件ではあったが、指数は74と平凡。

この馬の戦歴を見る限り、指数77の高値は福島競馬場だけである。

また、今回は得意のスタミナ比べにはならないし、斤量も前走から1kg増える。ベストの77でも足りない上に、今回は条件面でベスト指数はでないだろう。能力不足で消しで良い。

 

デアリングタクト76

近4走指数ベストは3走前の桜花賞と前走の秋華賞で76。

近4走指数は69→76→75→76。

4走前のエルフィンSは指数69。時期を考えたら高値だ。

3走前の桜花賞では指数76とベストを大幅更新。

2走前のオークスでは指数75とほぼ変わらす。

前走の秋華賞でも指数76とほぼ変わらずだった。この3走を見る限り春から成長はしていない

また、牝馬3冠の指数76→75→76は、例年と比べても特段高い訳でもなく、歴史的名馬感はない。世代レベルが低いために3冠を取れたという評価だ。したがって、能力だけで言えば完全に消したいところである。

ただし、3歳牝馬は53kgで出走が可能であり、これは反則的な斤量である。実際、昨年のカレンブーケドールも秋華賞73→ジャパンカップ81と8ポイント上げており、ジャパンカップは斤量面で3歳牝馬に圧倒的に有利なレースである。

デアリングタクトも斤量分で5ポイントほどの増加を見込みたい。秋華賞から間隔も空けており状態も良さそうだし、指数81程度を想定して3番手評価とする。

 

マカヒキ76

近4走指数ベストは2走前のジャパンカップで76。

近4走指数は65→72→76→68だ。

4走前の宝塚記念は先行有利なレースで最後方からの競馬で、物理的に届かず65の低値。

3走前の天皇賞秋でも先行有利馬場で後方からの競馬で、物理的に届かず72の低値。

2走前のジャパンカップでは末脚勝負に決め打った武豊騎手の好判断で、能力を出し切って76だ。

前走の大阪杯では後方から差し遅れたこともあるが、能力的にも足りず指数68と力負け。

さてこの馬の戦歴を見ると、ダービーで80とベスト更新。ただ、そこをピークに下降線を辿り、近4走最大指数は76である。今回も最大で76程度だろうし、能力的に足りないので消しで良い。

 

パフォーマプロミス75

近4走指数ベストは4走前の京都記念と2走前の鳴尾記念で75。

近4走指数は75→74→75→74。

この馬の生涯ベストは6走前のアルゼンチン共和国杯で78。

ただ、近4走指数は74〜75と安定傾向であり、ピーク時からは若干パフォーマンスは落としている。年齢を考えたらよく頑張っている方だとは思うが、それでも今回のメンバー相手に通用はしない。上積みは無いし、指数75程度を想定して消しで良い。

 

トーラスジェミニ70

近4走指数ベストは4走前の函館記念と2走前の毎日王冠と前走の福島記念で70。

近5走指数は74→70→68→70→70だ。

5走前の巴賞では、楽なペースで逃げることができ指数74とベストを更新。ただ恵まれたレースだった。

4走前の函館記念では先行馬が揃っていたこともありハイペースとなり、最後は失速し指数は70と落とした。ただ、惨敗してもおかしくないペースだったのでよく粘り込めたと思う。

3走前の札幌記念は距離が長く、最後にはスタミナが切れてしまい指数68と低値だ。

2走前の毎日王冠では、単独でハイペースを刻み最後は力尽きて失速。指数も70の低値だ。

前走の福島記念でも若干前傾ラップで飛ばして最後は脚がなくなった。指数は70の低値だ。

このように近4走は、適切なペースで走れておらず低値続きだ。

さて今回だが、楽なペースで逃げて脚を持たせたところで指数は5走前の74程度。そもそもの能力が足りないので消しで良い。

また、この馬が飛ばして逃げたところで、他馬はこの馬を無視するだろうから、レース展開に影響はない。

 

ウェイトゥパリス 

近4走海外のため指数無し

ウェイトゥパリスは欧州で活躍してきた馬で、G1も一つ勝っている。

さて今回だが、まず日本の高速馬場に対応できない可能性が高い。欧州の良馬場は日本の不良馬場ぐらいのタフさであり、馬場が完全に異なる。これまで多くの海外馬がジャパンカップで凡走しているように、この馬も例外ではない。

指数は算出していないが、好走確率は限りなく低いので消しで良い。

 

ヨシオ

近4走ダートのため指数無し

ずっとダートのオープンクラス程度を走ってきた馬が、芝のG1で通用する根拠がない。指数はないが、好走確率は限りなく低いだろうから消しで良い。見せ場が作れれば良いがそうもいかないだろうな。

 

まとめ

出走全15頭の能力分析を行った。事前段階での予想は以下である。

◎コントレイル

○グローリーヴェイズ

▲デアリングタクト

☆カレンブーケドール

△ワールドプレミア、キセキ、ユーキャンスマイル、アーモンドアイ(順不同)

 

本命はコントレイル 。ベスト指数80を出した菊花賞が非常に強い内容だった。そこから状態面での上積みは無いが、斤量が2kg減る分で指数83程度までの上昇を見込みたい

対抗はグローリーヴェイズ。前走79と決して強いパフォーマンスでは無いが、そこからの上積みは十分で、状態は絶好調である。もともと指数84を出したこともある超G1級の馬だし、能力を発揮できれば3強とも戦える指数82程度を想定する。

3番手評価はデアリングタクト。牝馬3冠の指数は76→75→76と決して強いわけでは無い。それでも、ジャパンカップが3歳牝馬に有利なレースということを考えると無視はできない。斤量分だけで指数81程度まで伸ばせると判断した。

4番手評価はカレンブーケドール。前走78と決して強いパフォーマンスでは無いが、上積みがあり指数80程度まで伸ばせると判断した。内枠でロスなく乗れば3着に食い下がる可能性は十分にある。

以下、5番手評価群にワールドプレミア、キセキ、ユーキャンスマイル、アーモンドアイを置いた。いずれも指数78〜80程度までを想定している。

 

馬券としては現時点では以下のように考えている。上位人気から入っているため4番手のカレンブーケドールを入れるかが微妙なところである。

馬連◎ー○

ワイド◎ー○

三連複◎ー○ー▲

三連単◎○→◎○→▲

 

あとは当日の馬場と馬体重も見てから結論を出す。

最終予想(印と買い目1500円分)は、Twitter@K16005で公開する。