(旧)【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2020福島記念G3 全馬指数

今週は福島記念とエリザベス女王杯を予想する。

エリザベス女王杯の予想はこちらから。

www.keibashisuu.com

 

それでは福島記念を予想していく。

福島芝2000mで行われるハンデG3で、16頭が出走する。

 

指数一覧

近4走最大指数1位はデンコウアンジュで76。デンコウアンジュ以下4ポイント差以内に10頭と大混戦。ローカルハンデG3としては平均程度のメンバーレベルで、優勝想定ラインは75と設定する。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 デンコウアンジュ   76

2位 レッドアネモス    75

2位 アドマイヤジャスタ  75

4位 トーラスジェミニ   74

4位 マイネルサーパス   74

4位 ヴァンケドミンゴ   74

4位 テリトーリアル    74

8位 バイオスパーク    73

9位 レッドローゼス    72

9位 ウインイクシード   72

9位 ドゥオーモ      72

12位 ロードクエスト     71

12位 マイネルファンロン   71

14位 ワセダインブルー    70

14位 ソロフレーズ      70

16位 マイネルハニー     64

 

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デンコウアンジュ76

近4走指数ベストは3走前の愛知杯で76。

近4走指数は74→76→75→60だ。

大きく落とした前走を除き、基本的には高値安定傾向だ。

4走前のターコイズSでは後方から差し遅れたが、末脚鋭く指数74の高値。

3走前の愛知杯は重馬場で柴田善臣騎手が完璧に乗って76の高指数だ。

2走前の中山牝馬Sでもも不良馬場で75と安定して好走している。

このように、近走ではタフな馬場での好走が目立つ。ただ、2019年のの福島牝馬ステークスでは高速馬場で勝利している。馬場は問わないタイプとの認識で良い。

前走の福島牝馬Sだが、後方から差し遅れてレースに参加できず、指数は60の低値だ。度外視で良いだろう。

近4走を見る限り、この馬の特徴は後方待機で末脚に賭けるような乗り方をすることだ。差しが決まるレースとなれば好走するが、展開が合わなければ前走のようにあっさり惨敗の可能性もあるということだ。

また、デビューからこれまでで、2ヶ月以上レース間隔を空けたレースでは、8戦して全て馬券外となっている。7歳と高齢馬なので叩きが必要にもなってくるし、今回も半年ぶりでいきなり好走するのは難しいのではないか。指数は最大で73程度までを想定して、抑え評価までとしたい。

 

レッドアネモス75

近4走指数ベストは前走のクイーンステークスで75。

近4走指数は70→68→67→75だ。

4走前の中山牝馬ステークスもタフな不良馬場になったが、指数ベスト更新の70だ。タフな馬場でも熟せるようになった点では成長しているが、本質的には高速馬場向きの馬だ。

3走前の福島牝馬ステークスでは、物理的に不可能な位置から追い込んだが、差し遅れてしまった。指数は68の低値だが度外視可能だ。

2走前のマーメイドステークスはタフな稍重馬場で力を発揮できずに67だ。

この3走はいずれもタフな馬場状態であり、得意条件で走れていない。

前走のクイーンSでは、高速馬場で好走し指数75と跳ね上げた。綺麗な良馬場ならこの程度までは出せるということだ。

さて今回だが、開催最終日の福島ということで、馬場はタフな状態だろう。距離延長も良くないし、前走ほどの指数で走るのは難しいだろう。指数は最大で73程度を想定し、抑え評価までどしたい。

 

アドマイヤジャスタ75

指数ベストは2走前の函館記念で75。

近4走指数は63→65→75→66だ。

過去に遡ると11走前の2歳G1ホープフルステークスで68の高指数を出している。

その後9レース続けて2歳時の指数を更新することはできなかったが、ついに2走前の函館記念で75と能力を示した。ただ、指数75は重賞としては低いし、相手に恵まれた感は否めない。斤量も54kgだったし、それほど評価は出来ない。

結局、古馬になって好走したのは、この洋芝での一戦だけだし洋芝巧者感もあり、再現性は薄い。斤量はベスト時から2kg増の56kgを背負うし、指数は72程度までを想定し、最大で抑えまでとする。

 

トーラスジェミニ74

近4走指数ベストは4走前の巴賞で74。

近5走指数は73→74→70→68→70だ。

5走前のエプソムカップでは、内有利馬場の恩恵を受け、指数73とベスト更新。

4走前の巴賞では、楽なペースで逃げることができ、指数74とベストを更新。

ここ2走は安定してオープン特別レベルの指数を出せているが、どちらも恵まれたと言えば恵まれたようなレースだった。

3走前の函館記念では先行馬が揃っていたこともありハイペースとなり、最後は失速し指数は70と落とした。ただ、惨敗してもおかしくないペースだったのでよく粘り込めたと思う。

2走前の札幌記念は距離が長く、最後にはスタミナが切れてしまい指数68と低値だ。

前走の毎日王冠では、単独でハイペースを刻み最後は力尽きて失速。指数も70の低値だ。

このように近3走は、適切なペースで走れておらず、低値続きだ。

今回も飛ばして逃げるようなら厳しい展開になるだろうが、ペースを落とせるならばベスト時の74程度で走れる可能性はある。ただ、前走を見る限りペースを落とすことは出来なそうだし、追い切りでも失速ラップを刻んでいることから、飛ばして自滅という展開が濃厚だろう。指数は最大で74程度を想定するが、自滅する確率の方が高いので、最大で抑えまでとする。

 

マイネルサーパス74

近4走指数ベストは3走前の福島民報杯で74だ。

近4走指数は68→74→66→65だ。

近4走では福島民報杯だけが指数74と高値だ。

福島民報杯は、追い切り抜群で絶好調だったことと、タフな馬場でのスタミナ比べが向いていたことが好走要因だ。

他の3走では70以下の低値であるが、一応敗戦の理由はある。4走前の大阪城Sは後方から差し遅れて脚を余しただけだし、2走前の七夕賞と前走のオクトーバーSは休み明けである。基本的に叩き良化型なので度外視で良い。

以上のように敗戦時は敗因が明確である。今回、叩き2戦目で得意の福島だし、追い切りの動きも良かった。斤量56.5kgでこそあるが、ベスト時の指数で走れるのではないか。指数74〜75を想定して本命評価とする。後述するヴァンケドミンゴもほぼ同等の評価だが、人気の差を加味してこちらを本命にした。

 

ヴァンケドミンゴ74

近4走指数ベストは2走前の七夕賞で74。

近4走指数は61→71→74→71である。

3走前のエールSでは指数71で当時のベストを更新。

2走前の七夕賞でも指数74とベスト更新だ。

この2走の好走要因は福島巧者であるためだろう。

福島では5戦4勝と圧倒的である。この馬は未勝利、1勝クラス、2勝クラス、3勝クラスと全て福島で勝ち上がっているのだ。負けた1戦も七夕賞の3着なので十分である。まず福島なら力は出せるだろう。

今回、追い切りを見ても状態は良さそうで上積みもあるし、斤量55kgならば七夕賞以上の走りを期待できそうだ。指数74〜75程度を想定して対抗評価としたい。

 

テリトーリアル74

近4走指数ベストは3走前の中山金杯で73。

近5走指数は73→66→69→59→74だ。

5走前の中山金杯は指数73と好走。

4走前〜2走前はシンプルに力負けで指数70以下の低値。

ここで一度休みを挟んで立て直し、前走のオクトーバーSは状態が非常に良かった。相手が弱かったので着差ほど指数は高くないが、それでも指数74と好走の部類だ。

今回も引き続き好状態で参戦できそうで、指数は前走並みの74程度走れると想定し、3番手評価とする。

 

バイオスパーク73

近4走指数ベストは3走前の都大路ステークスと前走の京都大賞典で73。

近4走指数は69→73→72→73とかなり安定傾向。

最高値の73を出した3走前の都大路ステークスは、インコースの前目でじっと脚をため、直線で抜け出す完璧な内容の競馬。後方から差してきた馬が差し遅れるようなレースであり、展開的にもはまった一戦と言える。

前走の京都大賞典でもインベタでロスの無い競馬で指数は73である。現状は能力を出し切って73程度だろう。指数73なら十分馬券圏内を狙えるので、抑え程度の評価を打ちたい。

ただ、最終追い切りが無い(軽すぎて追い切りになっていない)のが気になるところ。

 

レッドローゼス72

近4走指数ベストは4走前の福島民報杯で72。

近6走指数は73→65→72→67→70→68だ。

直近高値は6走前の福島記念と4走前の福島民報杯であり、福島巧者ではある。

福島であれば、自己ベストの近4走ベストの72程度が出せる可能性はあるが、指数72では展開が向いて3着があるか無いかと言ったレベルである。

また、年齢的にも下降線であるし休み明けで一気に劣化している可能性もある。指数は72までを想定し、最大で抑えとする。

 

ウインイクシード72

近4走指数ベストは4走前の福島民報杯で72だ。

近4走指数は62→72→70→65だ。

4走前の日経賞で大幅に指数を落としたのは、2500mと明らかに距離が長かったから。また、ロンスパ戦になり前目の位置が厳しかったのもある。

3走前の福島民報杯、2走前の七夕賞では守備範囲内の2000m戦で、指数は72→70だ。現状の能力はこの程度だろう。

前走の札幌日経OPでは指数65の低値だが、これも距離2600mが長かったためであり、度外視で良い。

さて今回だが、距離は2000mと言うことで現状の能力は出し切れるだろう。ただ、それでも指数は72まででは上位には届かない。展開が向いて3着まであるかどうかなので、最大で抑え評価とする。

 

ドゥオーモ72

近4走指数ベストは2走前の函館記念で72。

近5走指数は74→65→61→72→61。

5走前の小倉大賞典では、得意の小倉競馬場、斤量52kgの軽斤量、連闘での究極仕上げ、低レベルハンデG3戦など全てが良い方に働き、2着と好走した。指数も74とベスト更新だ。

2走前の函館記念でも指数72とそこそこ頑張っているが、この時も53kgの軽斤量だった。

今回も斤量は据え置きの53kgであるので、指数72程度を想定する。能力的には足りないが、展開次第ではギリギリ3着まではありそうである。最大で抑え評価までとしたい。

 

ロードクエスト71

近4指数ベストは4走前のマイラーズカップと3走前の安土城ステークスで71。

近4走指数は71→71→68→67。

生涯ベストは2018年のスワンSで78だったが、流石に年齢を重ねて能力は下降線である。近4走高値の71では足りないし、何故かトップハンデを背負わされたし、好走は難しいだろう。指数70程度を想定して消しとする。

 

マイネルファンロン71

近4走指数ベストは2走前の福島民報杯で71。

近7走指数は76→57→62→66→71→54→66だ。

7走前の函館記念では54kgの軽斤量と先行有利馬場の恩恵を受けて76の高指数だ。

ただし、近6戦では71以下の低値であり、7走前の再現性は薄い。

3走前の福島民報杯では、休み明け2戦目で復調気配もあり71と頑張ってはいるが、それでも重賞では足りない。馬場がタフになってスタミナ比べになるのはこの馬に向くだろうが、能力も下降線だし、現状の力では足りない指数70以下を想定して消しとする。

 

ワセダインブルー70

近4走指数ベストは2走前の五稜郭ステークスと前走のオホーツクステークスで70。

近4走指数は66→54→70→70だ。

近2走は指数70で安定傾向だったが、斤量は57kgを背負っていた。今回はハンデ戦で斤量54kgと3kg減なので、斤量分だけ指数を伸ばす可能性は十分ある状態も良さそうだし、指数は最大で74程度までを想定して、抑え程度の評価は打ちたい。

 

ソロフレーズ70

近4走指数ベストは2走前の日本海ステークスで70。近4走指数は59→65→70→44だ。高値は2走前だけだが、ハイペースで差し優勢レースの恩恵を受けての好走だった。他3走は低値だし、地力で好走できるレベルには無い。

斤量こそベスト時から4kg減の53kgだが、3走前などは斤量53kgでも凡走しており、斤量で大きく伸ばすタイプとは考えにくい。

3走前のように展開が向けば好走する可能性はあるので、指数72までを想定して、最大で抑えまでとしたい。

 

マイネルハニー64

近4走指数ベストは4走前の白富士ステークスで64。

近4走指数は64→48→45→57。

過去に2016年のチャレンジカップで重賞勝利したときは、75でこれが生涯ベストなのだが年齢を重ねて下降線を辿っている。直近高値の64では足りないので消しとする。

 

まとめ

出走全16頭の能力分析を行った。

事前段階での予想は以下である。事前予想では当日買う可能性のある馬全てに印を打つ。(必然的に印は多くなる。)そして、当日はその中から買い目を組み立てて、Twitter@K16005で投稿することにする。

◎マイネルサーパス

○ヴァンケドミンゴ

▲テリトーリアル

☆ワセダインブルー

△デンコウアンジュ

△レッドアネモス

△バイオスパーク

△トーラスジェミニ

△アドマイヤジャスタ

△レッドローゼス

△ウインイクシード

△ソロフレーズ

△ドゥオーモ

 

まずは、印が多すぎることについてコメントする。今回、特に強い馬がいないし、低レベルで大混戦のハンデG3ということで明確に消せる馬が3頭しかいなかった。よって13頭に印を打つことになってしまった。

ただ、こんなに印を打っても馬券を組み立てられないので、当日の最終予想ではかなり絞る予定である。まず、△の9頭は高確率で買わないだろう。ハンデ戦だからと言って広げ過ぎずに、的中した時の期待値を高めるためにあえて絞ろうと思う。

 

本命はマイネルサーパス。近4走で3度凡走しているが、いずれも敗因は明確であり度外視可能な敗戦である。今回は叩き2戦目で状態も良いし、得意の福島競馬場ということで能力を発揮できると予想している。また、近走の敗戦で人気を落としているため、期待値も高い指数74〜75程度を想定している。

対抗はヴァンケドミンゴ。福島5戦4勝の福島巧者だし、今回は状態が良さそうである。指数74〜75程度を想定している。

3番手評価はテリトーリアル。この馬も近走好調で今回も状態は良い指数74程度で走れると想定している。

基本的に状態が良さそうで、福島のタフな馬場で好走できそうな馬を上位評価とした。

4番手評価はワセダインブルー。能力的には足りないが、斤量3kg減で上昇を見込み、指数74程度まで伸ばせる可能性があると判断した。ただ、上位3頭に比べたら不確定要素が強いので、印は抑えまでとした。当日は馬券を絞るためにここまでは買わない可能性もある。

 

 

馬券としては現時点では以下のように考えている。

馬連BOX ◎○▲(本線)

ワイドBOX ◎○▲

三連複◎ー○ー▲

 

本命対抗の馬連が13.8倍と割としょぼいので、馬券はもう少し考える必要がありそうだ。

 

以上で事前予想を終了する。あとは当日の馬場と馬体重も見てから結論を出す。

最終予想(印と買い目1500円分)は、Twitter@K16005で公開する。