(旧)【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2021函館スプリントステークスG3 全馬指数

今週は函館スプリントステークスを予想する。

札幌1200mで行われる別定G3だ。(今年は函館では無く札幌なので注意)

 

指数一覧

  • 出走馬16頭の指数を算出した。
  • 近4走最大指数1位はカツジで78。
  • 優勝想定ラインは77に設定する。クリア馬はカツジとミッキーブリランテの2頭。

 

JRA芝近4走最大指数

1位 カツジ        78

2位 ミッキーブリランテ  77

3位 カレンモエ      76

3位 コントラチェック   76

5位 センショウユウト   75

6位 ジョーアラビカ    74

6位 ビアンフェ      74

8位 ケープコッド     73

8位 アルピニズム     73

10位 タイセイアベニール   72

10位 ロードアクア      72

12位 アスタールビー     71

13位 マイネルアルケミー   70

14位 リンゴアメ       69

15位 シゲルピンクルビー   68

指数無し ジャスティン 近走ダート

 

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カツジ78

近4走指数ベストは4走前のスワンSで78。

近4走指数は78→59→69→70。

生涯ベストは14走前のマイルCS(2018、3歳時)で79の高指数をマークしていた。

ただし、その後の9戦での指数は最大で72だった。この間の敗因としては、基本的に出遅れることや、かなりズブい馬なので後方から物理的に届かないレースがほとんどだったことである。

そんな中、4走前のスワンSではスタートを決めて奇襲の逃げを打ち指数78と好走した。脚質転換が功を奏した結果となった。

ただ、3走前のマイルCSは指数59、2走前の阪急杯は指数69、前走の高松宮記念では指数70と低値続き。

さて今回だが、1200mでは4走前のような単騎での楽逃げは難しいし指数78の再現性は薄い。近3走並みの70以下を想定して消しとする。

 

ミッキーブリランテ77

近4走指数ベストは2走前の阪急杯で77。

近4走指数は74→77→74→75。

4走前のニューイヤーSでベスト更新の指数74と好走した。

3走前の阪急杯でも指数77と再度ベスト更新。

2走前の高松宮記念では指数74と若干落とした。重馬場かつ出遅れと差し遅れもあり度外視で良い。

前走の京王杯SCでは指数75と好走。

このように近4走は指数74〜77と高値安定傾向。

さて今回、まずは1200mという距離がどうかがポイント。1400mの阪急杯では勝ち時計1分19秒5の高速レースで好走しているようにスピードは十分であり、1200mへの対応も可能だろう。前走並みの指数75程度を想定して3番手評価とする。あとは、初めての北海道遠征&洋芝への対応もポイントとなるだろうが、初めてなので走ってみないことにはなんとも言えない。

 

カレンモエ76

近4走指数ベストは前走のオーシャンSで76。

近4走指数は69→72→74→76。

近4走はいずれもベスト更新と成長中の4歳馬。

前走のオーシャンSでは指数76と高値であるが、先行馬で決まったレースで恵まれてはいる。

今回は大外枠からで、すぐ内に逃げたいビアンフェ、アルピニズムらもいるし、さらに内にはコントラチェックらもいる。前走のようにスムーズにはいかない可能性もある。

ただ、状態は引き続き良好だし、能力上位であるので、前走並みの指数76程度を想定して対抗とする。とは言え、能力が圧倒的に抜けているわけではないし、おそらく1番人気となるだろうし妙味は無い。開幕週の大外枠も嫌だし他に狙いたい馬がいないことによる消去法的な対抗である。

 

コントラチェック76

近4走指数ベストは前走のオーシャンSで76。

近4走指数は68→69→71→76。

生涯ベストは8走前のターコイズSで79。高速馬場のマイル戦を単騎楽逃げで能力を発揮できた。

ただ、8走前で極めて高いパフォーマンスを出して以降は低値続き。適性より長い距離のレースを使ったり折り合いを欠いたりと能力を発揮できないことが続いていた。

そんな中、前走のオーシャンSではスムーズに先行でき、先行有利レースの恩恵もあって指数76と好走した。ただ展開利もあったし再現性は薄いだろう。

今回、この馬より外枠に先行馬も多く、馬群に揉まれて終了となる可能性の方が高い。指数70以下に落とすと想定し消しとする。

 

センショウユウト75

近4走指数ベストは前走のアクアマリンSで75。

近4走指数は69→69→64→75。

4走前〜2走前は指数70以下で低値続き。

前走のアクアマリンSで指数75とベスト更新。ただし、不良馬場で勝ち時計が1分12秒7もかかる特殊レースであり再現性は薄い。

良馬場想定の今回は指数70以下を想定して消しとする。

 

ジョーアラビカ74

近4走指数ベストは3走前の京阪杯で74。

近4走指数は70→74→73→64。

3走前の京阪杯で指数74と好走。

2走前のタンザナイトSでも指数73と好走した。

前走の淀短距離Sでは指数64と落とし、そこから5ヶ月の休養となった。

今回は休み明けだが、追い切りを見る限り仕上がりは悪く無い。ただ、京阪杯、タンザナイトSの好走は阪神芝を(2,2,2,3)と得意にしているからであり、札幌で同じパフォーマンスが出せるかは疑問。指数72程度を想定して消しとする。

 

ビアンフェ74

近4走指数ベストは3走前のセントウルSと前走のオーシャンSで74。

近4走指数は70→74→61→74。

3走前のセントウルSでは斤量54kgの軽斤量で指数74とベストを更新した。

2走前のスプリンターズSでは指数61と落としたが超ハイペースのためであり度外視しで良い。

前走のオーシャンSでは成長分と展開利で斤量2kg増に対応して指数74とベストタイ。

さて今回だが、状態は近走並み。レースは流石に前走のように楽な展開にもならないだろう。指数73程度を想定して消しとする。

 

ケープコッド73

近4走指数ベストは4走前のオパールSで74。

近4走指数は73→72→71→68。

4走前のオパールSは指数73とベストだが、斤量は51kgだった。

その後は斤量増で指数ベストを更新できていない。

今回は斤量54kgでありベスト更新は難しい。指数70程度を想定して消しとする。

 

アルピニズム73

近4走指数ベストは3走前のサンライズSで73。

近4走指数は68→73→70→56。

3走前のサンライズSで指数73とベスト更新。OP入りを決めた。

2走前のオーシャンSでは先行有利レースで出遅れて終了。指数70と落としたが度外視で良い。

前走の春雷Sでは高速馬場に対応できず指数56と落とした。ここも度外視で良い。

これまで1200mの持ち時計は1分9秒と遅く、時計はかかる方が良い馬である。

さて今回だが、良馬場の開幕週で1分9秒以上かかるような時計にはならない。スピードに対応できないので好走は難しいだろう。最大で指数70程度を想定し消しとする。

 

タイセイアベニール72

近4走指数ベストは2走前の春雷Sで72。

近4走指数は67→71→72→71。

生涯ベストは6走前のセントウルSで指数76と好走。

その後は低値続きで、近3走は指数71〜72と安定傾向。この指数で重賞では足りないか。

今回も近走並みの指数72程度までを想定して消しとする。

 

ロードアクア72

近4走指数ベストは4走前の京阪杯と2走前の阪急杯で72。

近4走指数は72→70→72→57。

4走前の京阪杯では指数72とベストを更新した。

3走前の淀短距離Sは指数70と若干落としたが、2走前の阪急杯で指数72でベストタイ。

前走の鞍馬Sは指数57と落としたが、先行馬総崩れのレースを先行して失速したためであり、度外視で良い。

前走を除けば近走は指数70〜72と安定傾向であり、今回も最大で指数72程度を想定し消しとする。

 

アスタールビー71

近4走指数ベストは4走前のキーンランドCで71。

近4走指数は71→62→67→65。

4走前のキーンランドCで指数71とベスト更新。

ただ、その後の3戦は指数70以下と落としている。単純に重賞では能力が足りていない。

さて今回だが、最大で4走前並みの指数71を想定し消しとする。

 

マイネルアルケミー70

近4走指数ベストは前走のバーデンBCで70。

近4走指数は64→60→65→70。

前走のバーデンBCで指数70とベストを更新。OP入りを決めた。

さて今回だが、特に上積みは無し。斤量減だけ上昇を考慮して指数72程度を想定して消しとする。

 

リンゴアメ69

近4走指数ベストは2走前のマーガレットSで69。

近4走指数は62→53→69→67。

指数はいずれも70以下の低値続きで能力的には足りないし、近走は特に成長分も見られない。

あとは斤量50kgの恩恵でどれだけ伸ばすかだが、狙う理由として斤量だけというのは微妙。し指数は伸ばすだろうがそれでも最大74程度までと想定し消しとする。

 

シゲルピンクルビー68

近4走指数ベストは2走前のFレビューで68。

近4走指数は43→56→68→50。

4走前は新馬戦で勝利。

3走前は阪神JFで指数56とベスト更新も指数は低値。

2走前のFレビューで指数68とさらにベスト更新だ。

前走の桜花賞では距離が長かったか指数50と落とした。

Fレビューで高速時計で勝利していることからも適性は1400mまでの可能性が高い。

さて今回だが、前走度外視したら指数は上昇傾向であるし、追い切りから状態も良さそうで、単純に上積みが見込める。さらに斤量50kgの恩恵もあるし、指数75程度まで伸ばすと想定し4番手評価とする。

 

ジャスティン 近走ダートのため指数無し

近走ダートのため指数はないが、ダートの重賞3勝と能力は今回のメンバーで最上位。特に3走前のカペラSが圧巻で、斤量58kgを背負い、その後海外G1で2着のレッドルゼルを降している。能力だけで言えばG1級(指数80オーバー)と言って良い。

したがって、能力は十分なのであとは芝レースに対応できれば好走は可能だ。そのスピードに関しても、カペラSの1分9秒8は良馬場にしては好タイムである。芝での絶対的なスピードはわからないが、相対的なスピードは十分である。

また、net競馬想定8人気と能力の割に人気は薄く、芝適性がわからない点はオッズに織り込み済み。したがって、芝適性の話は期待値的には気にする必要はない。それに多少適性で指数を落としても、元々の能力が高いので落としても足りると判断する。指数77程度を想定して本命とする。希望的観測なところもあるが、上位人気馬に確実性はないし、8番人気ならば十分狙う利はある。

 

まとめ

◎ジャスティン 想定指数77

○カレンモエ 想定指数76

▲ミッキーブリランテ 想定指数75

△シゲルピンクルビー 想定指数75

 

人気上位馬にオーシャンS上位3頭が入りそうだが、いずれも先行有利の展開に恵まれて1・2・3した馬であり過剰な期待はNG。カレンモエ、ビアンフェは外枠に入ったし今回は先行馬が揃っていることもマイナスである。コントラチェックはスムーズさが必須なので外側に速い馬がいることもマイナスだ。それでいて人気していて妙味がない。

続いて人気しそうなシゲルピンクルビーだが、これも斤量次第というところでありながら、人気していて妙味はない。

そもそも札幌の滞在競馬でいつもと違うパターンになるし、過剰に評価されている感じのある上位人気から素直に印を打つのは馬券的に面白くないと思い、ジャスティンに本命を打つことにした。

ジャスティン はダートではG1級の馬で、そもそもダート界のレベルが高いことを考えたら、芝G3では圧倒的に能力最上位である。芝に対応できるかが不明でも人気的に狙う利は十分にあると判断した。折り合いさえつけば好走可能だ。