(旧)【指数競馬】重賞予想

独自指数で重賞の芝レースを予想します

2020新潟大賞典G3 全馬指数・追い切り分析

最寄りの銭湯に「サウナは営業再開しましたか?」って電話したら、「そろそろ営業しても良いと思うんだけど、どう思います?」って逆に聞かれた。「そろそろサウナ入りたいです」と答えておいた。

 

さて、今週の対象レース(芝・古馬・重賞)の予想記事を書いていこう。

今週は新潟大賞典G3を予想する。

新潟外回り2000mで行われるハンデG3だ。

新潟外回り2000mは、2000mなのにワンターンであり、スタート後もゴール前も直線が長い。

トップハンデが、エアウィンザー、ギベオン、ダイワキャグニーの3頭で57.5kgを背負う。

最軽量ハンデはドゥオーモで53kgだ。(サラスも53kgだが牝馬なので牡馬換算で55kg)

 

指数一覧

特別登録馬の近4走最大指数を順に並べていく。

優勝想定ラインは75とする。これは重賞としては低レベル。クリア馬はエアウィンザー、サラスの2頭だ。エアウィンザーが指数80と抜けているが、現状そこまで力は無いと見積もっている。

他の指数上位馬にも死角は多く、能力的に抜けているメンバーはいない。さらにハンデ戦ということで、展開が合えば指数下位にもチャンスはある。

また、これまで差し遅れで低指数だった馬にとって、直線が長い新潟は歓迎である。指数下位であっても差し遅れ要因で低値になっているのか、能力が足りずに低値なのかは見極める必要がある。3着内推定ラインは73程度とする。追い切り評価はABCの3段階だ。

 

新潟大賞典 近4走最大指数

1位 エアウィンザー    80  C

2位 サラス        76  B

3位 ギベオン       74  B

4位 レッドガラン     74  A

4位 ドゥオーモ      74  C

6位 ダイワキャグニー   73  B

6位 インビジブルレイズ  73  A

8位 カツジ        72  B

8位 ブラックスピネル   72  C

10位 ブラヴァス       71  B

11位 トーセンスーリヤ    70  B

11位 メートルダール     70  C

11位 プレシャスブルー    70  B

11位 アトミックフォース   70  B

15位 ケイデンスコール    69  B

16位 シャイニープリンス   66  B

 

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今回の出走馬には前走金鯱賞組が3頭、福島民報杯組が2頭いる。回顧を貼っておくので参考にすると良い。

www.keibashisuu.com

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馬場予想

新潟大賞典は1回新潟開催の2日目に開催される。

開幕週で参考にできるレースが無い。近年は高速馬場での開催が多いので、現時点では高速馬場前提で予想する。土日の馬場を見て、馬場が想定と異なるようなら最終予想にて反映させる。

 

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展開予想

新潟2000mは1コーナーまでの距離が約950mと長いため先行争いは激化しにくい。また、直線も660mと長いため、オーバーペースでは脚が持たない。したがって、コース的にはペースが上がりにくい。

近3年の前半600m–後半600見ていくと、下記のようにいずれも後傾ラップで、平均でも2.83秒の後傾だ。

2019年 36.2-33.7  2.5秒後傾

2018年 36.9-33.1  3.8秒後傾

2017年 35.7-34.5  2.2秒後傾

 

メンバーを見ると逃げそうなのはブラックスピネルとダイワキャグニーぐらいか。

ブラックスピネルは昨年の新潟記念(同コース)で逃げているがドスローを刻んでいるし、今年の中山記念でもスローペースだった。スローの単騎逃げで力を発揮してきた馬なのでペースを上げるのは考えにくい。

ダイワキャグニーは前走の金鯱賞で37.8-33.8と4秒後傾ラップを刻んでいるように、基本はドスローに落としたい馬だ。

 

したがって、今年の新潟大賞典もスローの瞬発力勝負になると考えて良い。また、直線が長いので差しも届くが、スローの瞬発力勝負では当然前有利である。先行できる方が望ましい。

したがって、先行できること、瞬発力勝負に適性のある馬を中心に選択していく。

それでは全馬分析を始める。追い切り評価はABCの3段階。各馬の過去との比較で評価をつける。抜群の追い切りでもいつも抜群なら追い切り評価はBになるし、最低の追い切りでもいつも通りならBになる。あくまで各馬の縦の比較で、追い切りによる上積みがあるかを評価する。

 

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エアウィンザー80

能力分析

指数ベストは4走前のチャレンジカップで80。

近4走指数は80→79→76→59。

4走前のチャレンジカップ(2018)は生涯ベストの80。このレースは2018年にまで遡る。当時は4歳だったが、4連勝での重賞勝利で指数も80と高値。非常に将来を期待させたレースだった。しかし、そこがピークでそれ以上の成長はなかったようだ。

3走前の金鯱賞では79とベストに匹敵する指数で好走と言える。

2走前の大阪杯では1kg増もあり指数を76と落とした。

そして、そこから約半年を空けて前走の京都大賞典では指数大幅下降の59だった。当時、追い切りでは十分負荷をかけれていたので、仕上がり途上ということではなく単純な力負けである。このように、当時から既にピーク時の能力は無く、下降線に入っていたと考えられる。そこからさらに半年経った今、ピーク時の指数が出せるとは考えにくい。

したがって、指数1位であるが以下の3点の理由で評価を下げる。

①能力が下降線であること。

②トップハンデの57.5kgを背負うこと。

③使って良くなる馬であるので、休み明けはマイナスであること。

以上より、今回70以下の低値に終わると思うので能力面から消しで良い。人気を吸ってくれればありがたい。

追い切り分析

約7ヶ月ぶり。栗東坂路で10本。CWで2本の追い切りを実施。

過去の状態が良い時は、全体時計は出さずに終い重点という追い切りパターンだった。

今回は、1週前追い切りのCWでは、6F82.6秒と全体時計は平凡で、ラスト1Fは12.1秒とこれも平凡。併せ馬にも遅れており、終いの伸びは物足りない。

最終追い切りの栗東坂路では、4F52.8秒、1F12.5秒。強めに追って上々の伸びを見せたが、併せ馬には遅れている。これで2週続けて併せ馬遅れで、やはりピーク時の状態にはなさそう。仕上がりとしても、CWでも負荷が少なく、休み明け仕上げという印象。追い切り評価C。

 

サラス76

能力分析

指数ベストは前走のマーメイドステークスで76。

近4走指数は58→65→69→76。

4走前の日経新春杯(2019)ではタフな馬場で先行し、脚を使い果たし58の低値。

3走前の松籟ステークスではシンプルに力負けで65の低値。

2走前のパールステークスでは能力を一段上げ、指数69とベスト更新。

前走のマーメイドステークスでは、51kgの軽斤量かつ差し有利馬場の恩恵を受け、指数ベスト大幅更新の76。

今回は、早い上がりを使えると言う点で、瞬発力勝負に利はあるのだが、約1年ぶりのレースで現状どの程度能力があるのかが不明。

仮に現状の能力は前走並みとすると、前走は展開に恵まれていたことと、今回は前走から2kg増と言うことで、今回は73ぐらいと見積もる。1年経っているので、状態がどうなっているかは追い切りで判断するしかないが、能力面からは抑え程度までか。追い切り次第で、重い印も消しもある。

追い切り分析

約11ヶ月ぶり。栗東坂路で6本、CWで2本の追い切りを実施。

1週前の栗東坂路では一杯に追って、4F52.3秒、1F12.5秒とそれなりの好時計。最終追い切りでも、栗東坂路で一杯に追って、4F53.8秒。ラップ構成が15.6-13.7-12.3-12.2と加速ラップで、ラスト2F24.5秒が秀逸。併せ馬にも先着できているし、休み明けだが力を出せる仕上がりと言える。追い切り評価B。

 

ギベオン74

能力分析

指数ベストは4走前の毎日王冠で74。

近4走指数は74→69→69→74。

4走前の毎日王冠では斤量56kgで、ベスト指数の74を出した。

3走前のチャレンジカップでは直線でかなり詰まってしまい69と指数を落とした。敗因が明確なので度外視可能。

2走前の中山金杯では57.5kgを背負って伸びを欠き、69の低値。

前走の金鯱賞では56kgに戻り、指数もベストタイの74。スローの瞬発力勝負も合っていた。

さて、近走を見る限り斤量56kgでの指数74がベストだ。今回はトップハンデの57.5kgを背負うのでベスト指数は出ない。良くて72程度、悪ければ2走前まで落とす可能性もあり、指数面からは最大で抑えまで。

追い切り分析

中8週。CWで3本、栗東坂路で2本の追い切りを実施。

1週前のCWではゆったり入って終い重点。6F85.5秒で、1F11.9秒だ。

最終追い切りでもCWで5F69.5秒とゆったり入って、1F12.3秒と終い重点だ。

終いの伸びは悪くないのだが、これまでは長めの距離をしっかり追って負荷をかけてくるというパターンで好走していた。今回は中8週なので、せめて1本は全体時計を出して負荷をかけて欲しかったところ。追い切り評価B。

 

レッドガラン74

能力分析

指数ベストは前走の大阪城ステークスで74。

近4走指数は66→70→72→74と上昇傾向。

4走前のムーンライトハンデキャップでは5ヶ月の休み明けで66と平凡。

3走前の逆瀬川ステークスでは指数ベスト更新の70でオープン入り。

2走前の白富士ステークスでは56kgで72とベスト更新。

前走の大阪城ステークスでは55kgで74とベスト更新。

一応、前走はベスト更新ながら1kg減で伸ばしたとも考えられる。仮に上昇分がなければ、今回は56kgなので指数は72程度。上昇分がなければ抑え程度だが、追い切りで成長が感じられたら本命まである。

追い切り分析

中9週。栗東坂路で6本。CWで1本の追い切りを実施。

1週前のCWでは6F77.3秒の超爆時計。ラスト1Fも11.5秒と最後まで加速している。この全体時計は自己ベストを3.8秒更新であり、馬のギアが2段ぐらい上がっている。

最終追い切りの栗東坂路でも、4F53.1秒で、ラップ構成が14.9-13.7-12.6-11.9と綺麗な加速ラップ。どの区間でも0.7秒以上詰める加速ラップで、余力十分。

1週前のCWでの負荷、最終での伸びともに完璧。状態は上向きで追い切り評価A。(S評価があったらつけるレベル。)

 

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ドゥオーモ74

能力分析

指数ベストは前走の小倉大賞典で74。

近4走指数は53→66→68→74。

3走前から3戦続けて冬の小倉開催を使った。

3走前は2勝クラスで57kgを背負って66。

2走前は2勝クラスを55kgで勝ち上がり、指数は68。

そして、3勝クラスを飛ばし、得意の小倉で重賞挑戦。軽斤量、連闘での究極仕上げ、低レベルハンデG3など全てが良い方に働き、2着と好走した。

さて、今回はまずは斤量は53kgと1kg増。まず、能力を出し切ってもベストまでは無く、72程度までと見積もる。ただし、使って上向くタイプなので、休み明けでいきなり走るとは思えないこと、タフな小倉が得意な馬であり、新潟とは適性が真逆な点から能力を発揮できることはないと思う。これら2点で指数を落とすと判断し、指数面からは消し。

追い切り分析

中11週。栗東坂路で7本、CWで1本追い切りを実施。

1週前の前までは全て栗東坂路で馬也の軽め調整。

1週前のCWでは馬也で6F84.3秒、1F13.2秒といずれも目立たず。

最終の栗東坂路では一杯に追ってきたが、4F53.5秒、1F13.0秒とこれも目立たず。

追い切りはもともと動かないタイプではあるが、負荷をかけた追い切りも少ないし評価は低め。追い切り評価C。

 

ダイワキャグニー73

能力分析

指数ベストは4走前のオクトーバーステークスと3走前のジャパンカップで73。

近4走指数は73→73→67→72と2走前を除き安定傾向だ。

4走前と3走前は57kgを背負って73。

2走前の白富士ステークスでは58kgの斤量を背負って67kgと指数を落とした。

そして、前走の金鯱賞は56kgを背負って72だった。これが、案外なレースだった。4秒後傾となるドスローを刻めたにも関わらず、72では物足りない。もう、下降線に入っていると判断したい。

今回は57.5kgなので前走よりは落とすと思うし、70は切ってくると想定する。指数面からは消しで良い。

追い切り分析

中8週。南Wで3本の追い切りを実施。

1週前は5F68.5秒、1F12.2秒と終い重点。

最終追い切りでも5F69.8秒、1F12.7秒と終い重点気味。

過去には全体時計65秒台を挟むことが多かったが、今回は一切全体時計を出してこなかった。中8週では1本は強めに負荷をかけて欲しかったところ。追い切り評価B。

 

インビジブルレイズ73

能力分析

指数ベストは前走の白富士ステークスで73。

近4走指数は68→66→69→73だ。

2走前のサンタクロースSでの69はこの馬のベスト更新。

前走の白富士ステークスでもベスト更新の73だ。

6歳馬だが、近2走でベスト更新と晩成傾向にありそう。

斤量は据え置きなので、前走と同値でも73で馬券圏内だし、上昇分があるなら重い印まである。ただ、前走はマーフィー騎手で今回が吉田隼人騎手と鞍上弱化なので、騎手面で評価しにくいため、抑え程度に落ち着きそうか。

追い切り分析

中14週。栗東坂路で6本、CWで2本の追い切りを実施。

1週前のCWでは6F81.9秒、4F50.6秒、1F11.7秒の好時計。特に4Fからの伸びが秀逸だった。

最終の栗東坂路では4F53.5秒、ラップ構成は14.7-14.4-12.5-11.9の加速ラップで鋭く伸びた。1週前で負荷もかかっているし、最終での伸びも秀逸で、やはりここへきて成長していると言える。状態も良さそうで、追い切り評価A。

 

カツジ72

能力分析

指数ベストは前走のダービー卿チャレンジトロフィーで72。

近4走指数は69→67→68→72と安定傾向だ。

7走前のマイルCS(2018、3歳時)では79の高指数をマークしていたが、早熟でピークが短かったようで、近走は低値続きだ。

また、近4走で全て出遅れているし、かなりズブい馬なので、高速馬場で能力を発揮できる可能性は低い。直線が長くなるのは良いが、スローの瞬発力勝負で後方からでは、物理的に届かない可能性が高い。指数面から消しで良い。

追い切り分析

中5週。栗東坂路で3本、CWで2本の追い切りを実施。

1週前のCWでは一杯に追って、6F80.7秒の好時計。負荷はかかった。

最終追い切りでは、CWで6F84.1と緩めに入って、ラスト1F11.3秒の終い重点追い切り。終いの伸びから状態は良さそう。

もともと追い切りでは動くタイプで大きな上積みはないが、新潟で展開が合えばといったところ。追い切り評価B。

 

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ブラックスピネル72

能力分析

指数ベストは3走前の新潟記念で72。

近4走指数は54→72→71→60。

4走前の七夕賞はタフな馬場で脚が溜まらず54の低値。

3走前の新潟記念はドスローを刻んで、展開的に恵まれて72。

2走前のチャレンジカップは71とベストに近い指数。

前走の中山金杯ではタフな馬場で指数を落として60の低値だ。

今回はスローペース濃厚なので、馬場が軽ければ、ベストに近い走りができるのではないか。ただ、前走から4ヶ月ぶりの7歳馬で、能力は下降線を緩やかに下っていることもあり、ベストは出ないのではないか。70程度と想定し、指数面からは消しで良い。

追い切り分析

約4ヶ月ぶり。栗東坂路で7本の追い切りを実施。

1週前では強めに追って4F51.7秒と上々。最終追い切りでは一杯に追って、4F53.0秒と平凡。

時計面は過去水準ほど出ているが、負荷をかけた追い切りがこの2本だけで、休み明けで仕上がり途上といった感じ。過去にも休み明けで好走したことがない馬だし、まだベスト状態ではないとの判断で良い。追い切り評価C。

 

ブラヴァス71

能力分析

指数ベストは前走の但馬ステークスで71。

近4走指数は62→64→65→71と上昇傾向だ。

3走前の近江特別では54kgで指数64とベスト更新。

2走前の再度山特別では55kgで指数65とベスト更新。

そして、前走では57kgと2kg増でありながら指数71とベストを大幅更新と成長中だ。

また、前走の指数71は3勝クラスとしては高めの指数で、レースレベルも高い1戦だった。前走、2着、4着馬がその後の3勝クラスを制しオープン入りしていることからも、レベルが高かったことが分かる。

さて、今回は前走から2kg減の55kgだ。成長分と斤量減で指数を伸ばしてくるだろう。能力だけで言えば、最大75ぐらいまで伸ばすこともあり得るのではないか。武騎手から柴山騎手への乗り替わりが不安要素ではあるが、馬自体は評価したい。他馬との力関係次第では本命まであり得るか。

追い切り分析

中9週。CWで4本、栗東坂路で1本の追い切りを実施。

2週前、1週前ともにCWで一杯に追って負荷をかけてきた。1週前は6F80.9秒と全体時計も優秀。最終はCWで軽めの追い切りで、6F85.5秒と全く負荷はかかっていないが、前走の最終追い切りもポリトラックなので、最終は軽めで問題ない。

1週前までで負荷はかかっており、上積みはありそう。追い切り評価はBだが、成長分は考慮したい。

 

トーセンスーリヤ70

能力分析

指数ベストは前走の美浦ステークスで70。

近4走指数は65→69→68→70。

4走前は当時の自己ベスト更新の65で、2勝クラスを突破。

そして、3勝クラスへの挑戦となったが、近3走は68〜70と安定傾向。前走は3勝クラスの平均的な指数で勝利し、オープン入りを果たした。

ここのところ指数は安定しているようだが、今回は前走から3kg減なので、斤量分で指数を伸ばす可能性もある。斤量減で伸ばすか伸ばさないかは、不確実なので過剰に評価はできないが、抑える必要はあるだろう。

追い切り分析

中4週。南Wで3本の追い切りを実施。

1週前は5F65.4秒、1F12.2秒と全体時計、ラストの伸びともに優秀。

最終では6F68.7秒と全体時計は抑えめだが、ラスト1F12.0秒と終いの伸びは優秀。

いずれも、一杯に追って負荷をかけており、中4週だが上昇は見込めそう。もともと追い切りで動くタイプということもあり、追い切り評価はBまでとするが、成長分は見込みたい。

 

メートルダール70

能力分析

指数ベストは4走前の新潟大賞典(2019)と前走の福島記念で70。

近4走指数は70→64→67→70だ。

4走前と前走で普通に走って70まで。

3走前の函館記念では先行有利馬場で後方から差し遅れて、指数64と低値。

2走前の京都大賞典は中段から3コーナー付近で早めに位置を上げていったのが厳しく、最後は失速した。

3走前と2走前は度外視可能として、現状のベストは70程度だろう。

ただ、前走から約半年ぶりのレースとなり、7歳馬で能力も下降線であるため、今回はベスト指数が出ないと想定している。ベスト指数が出ても足りないので、指数面から消しで良い。

追い切り分析

約6ヶ月ぶり。ポリトラックで3本、ダートコースで2本、南Wで2本。

追い切りパターンが特殊だが、過去に新潟で好走していた時は、ウッドコースのみで全体時計を出して負荷をかけることがメインだった。

ウッドメインで追い切りできず、ポリトラック、ダートコースと負荷が軽くなっている点からも、状態が下降線ということが伺える。

最終のダートコースでも6F84.1秒と平凡で、上昇要因はなし。追い切り評価C。

 

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プレシャスブルー70

能力分析

指数ベストは4走前の常総ステークスと2走前の初富士ステークスで70だ。

近4走指数は70→67→70→62と前走を除き安定傾向だ。

重馬場を苦にして指数を落としているが、敗因が明確なので度外視可能。

現状の能力は70程度で、この指数では足りないが、ベスト指数の2走前から斤量2kg減である。能力的には足りないが、軽斤量で72程度まで上昇させる可能性を考慮したい。基本的には足りないが、相手関係次第では抑える可能性もある。 

追い切り分析

中3週。南Wで2本の追い切りを実施。

1週目は馬也で軽めの追い切り。

最終では5F66.4秒とそれなりの時計が出ており、状態面は近走同様といった感じ。追い切り評価B。

 

アトミックフォース70

能力分析

指数ベストは前走のアメジストステークスで70。

近4走指数は61→65→65→70と上昇傾向。

3走前の精進湖特別では当時ベスト更新の65。

2走前のウェルカムステークスでは指数維持だったが、前走のアメジストステークスで70と再度ベスト更新。

上昇中の明け4歳馬で、斤量も2kg減の54kgである。74程度まで上昇を見積もりたい。また、前走高速馬場の東京競馬場で好走している点からも、舞台は合いそうだし、先行できる点でスローペースの恩恵も受けれそう。指数面からは本命候補の1頭。武藤騎手の初重賞勝利のチャンスでもありそう。

追い切り分析

中11週。南Wで3本、美浦坂路で2本の追い切りを実施。

1週前追い切りでは5F66.3秒、1F12.5秒と全体、終いの伸びともに、過去水準程度。

時計面からは現状維持といった感じで追い切り評価B。

ただ。厩舎が「ここ目標で万全」と言っているように、自信があるようだ。

 

ケイデンスコール69

能力分析

指数ベストは2走前の東京新聞杯と前走の金鯱賞で69。

近4走指数は63→55→69→69と低値続きた。

5走前のNHKマイルで72を出してから全く成長していない。成長性も無く能力も足りないので、指数面から消しで良い。

追い切り分析

中8週。栗東坂路で6本、ポリトラックで1本の追い切りを実施。

最終の栗東坂路では4F51.8秒の好時計。ラップ構成も14.0-13.3-12.2-12.3で、ラスト2F24.5秒は秀逸。とは言え、もともと動くタイプなので、この時計は過去と同水準。現状維持といった感じで、追い切り評価B。

 

シャイニープリンス66

能力分析

指数ベストは2走前の中山金杯で66。

近4走指数は22→56→66→47。

指数ベストの2走前で2勝クラスレベル。シンプルに能力的に足りないので消しで良い。

追い切り分析

中3週。南Wで2本、美浦坂路で1本の追い切りを実施。

最終の南Wでは5F69.2秒と緩め。ラスト1Fは12.6秒とそれなりに伸びているが、あくまで現状維持といった感じ。特に上積みはなく、追い切り評価B。

 

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まとめ

出走全16頭の能力分析を行った。

レベルの低いメンバー構成であり、指数低値からもチャンスがありそうな一戦。

レッドガラン、ブラヴァス、アトミックフォースらを中心に狙いたい。いずれも現状の指数は大したことはないが、指数上昇中という点を評価したい。ブラヴァス、アトミックフォースは3勝クラスを突破したばかりの馬だが、レースレベルが低いため足りると判断した。

指数面からは3頭の名を挙げたが、能力的には混戦でありどの馬にもチャンスはある。追い切りで浮上する馬を見極めたい。また、展開と馬場の恩恵を受ければ指数下位からも好走できるだろうから、土日のレースで開幕週の馬場を見極めたい。

 

出走全16頭の追い切り分析を行った。

追い切り最高評価はレッドガラン、馬のギアが2段ほど上昇している。時点でインビジブルレイズも6歳にして充実期を迎えており、上昇分を見込みたい。ここまでが追い切りA評価。

B評価からは、ブラヴァス、トーセンスーリヤ、アトミックフォースを上げたい。これらは、3勝クラス突破してここへ来た上がり馬だが、オープン入りの勢いそのままに引き続き状態は良さそうだ。

 

以上で事前予想を終了する。新潟では雨が降るみたいなので、馬場は見極める必要がある。

印と買い目(1500円)は当日の馬場と馬体重を見て、twitter@K16005で投稿する。